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「子どもが保育園の登園時に泣いて困っている」
「子どもが保育園で泣いてしまうときの適切な対応方法は?」
お子さんが登園時にいつも泣いているとき「どんな対応をすれば楽しく通えるのだろう?」と親御さんは悩むものです。
また、泣く状況が長引いていると、お子さんを大切に思うからこそ、「なんで泣くの?」「いつになったら楽しく通えるの?」と心配してしまうかもしれません。
この記事では、保育園の登園時にお子さんが泣く理由から、対処法、いつまで続くのかを解説します。
平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
- 保育園の登園時に子どもが泣くのは当然のこと!いつまで泣くのが続く?
- 保育園の登園時に子どもが泣く理由とは
- 保育園の登園時に子どもが泣くときに適した対応法
- 保育園の登園前に子どもが泣くときのNG対応
現状を解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。
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親御さんと離れることへの不安が強く行きしぶりが続いていたり、朝になると泣いて暴れて登園できなかったり、みなさん状況はさまざまでしたが、根本解決して今では保育園、幼稚園で楽しく過ごしています。
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1. 保育園の登園時に子どもが泣くのは当然のこと!泣くのはいつまで続く?
保育園の登園時にお子さんが泣くのはいつまで続くのかを解説します。
1-1. 保育園の登園時に泣く子どもは多い
保育園での登園時に、お子さんが泣くのは自然なことであり、実際に泣いているお子さんが多いです。
新しい環境や、初めての集団のなかに入るのは、大人でも大きな不安を感じるものです。
特にお子さんは、保育園で初めて親御さんと離れて集団生活を送ります。親御さんが想像している以上に大きな不安や寂しさを感じていて、その感情を泣いて表しています。
また、この「泣く」行為は、決して悪いことではなく、子どもが環境に適応するためのプロセスの一部で、ほとんどのお子さんが経験します。
お子さんが環境に慣れるプロセスは、以下のとおりです。
①親との別れに対する不安 |
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②新しい環境、ルーティーンへの不安解消 |
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③先生や友だちとの関係構築 |
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④安心できる場だと認識し楽しさを発見 |
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⑤自立心、社会性が芽生えていく |
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また現状、登園時に泣くお子さんの割合は、明確な統計データがありません。
ただ、一般的には2歳前後のお子さんが泣くケースが多いです。この年齢のお子さんは、親御さんとの絆が強い時期であり、離れることへの不安が特に強くなります。
また、保育園によるものの、最初の数週間や数か月の間は、登園時に泣くお子さんが半数以上いるようです。
ただし、紹介したプロセスのとおり、保育園に慣れるにつれて、多くのお子さんは泣かなくなり、保育園生活を楽しむようになります。
1-2. 保育園の登園時に泣くのはいつまで続く?
保育園の登園時にお子さんが泣く期間は、その子それぞれです。多くの場合は、数週間から数か月で登園に慣れ、泣かなくなるでしょう。
ただ、お子さんの性格や環境などにより、期間は異なります。目安として捉えてください。
2. 保育園の登園時に子どもが泣く理由とは
保育園の登園時にお子さんが泣く理由をまとめました。
2-1. 親御さんへのコミュニケーション
お子さんは、自分の気持ちをうまく言葉にできる年齢ではないかもしれません。
そのため、「泣く」ことで、自分の不安な気持ちや、親御さんと離れたくないという気持ちを表している場合があります。これは、自分の気持ちを伝えたいという、親御さんへのコミュニケーションです。
また、お子さんにとって親御さんとご家庭が安心できて信頼できる存在、場所である証拠です。
保育園に不安を感じるからこそ、安心できるご家庭で過ごしたいと感じます。そして、信頼できて受け入れてくれる親御さんだからこそ、不安な気持ちをお子さんは訴えてくれます。
これからお子さんが、楽しく安心して保育園へ通えるよう、サポートしていきましょう。
2-2. お子さんの個性、性質による場合も
1年、2年経っても泣き続ける時は、お子さんの個性や性質によって慣れるまでに時間がかかっているのかもしれません。
例えば以下の個性があるとき、不安が強く慣れるまで時間がかかることがあります。
心配性や慎重なお子さん |
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HSC気質のあるお子さん |
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発達障害の傾向が見られるお子さん | 以下のような特性が見られるため、慣れるまで時間がかかることも
|
2-3. 突然泣き出したときには保育園で困りごとを抱えた場合も
今まで楽しく通えていたのに、突然泣き出したときには、保育園で困りごとを抱えて、それを解決できずに困っている場合もあります。
例えば、以下のような困りごとです。
- 嫌なことをしてくるお友だちがいる
- 苦手な先生がいる
- 苦手な活動がある
また、お子さんの成長に伴い、突然行きしぶりするケースもあります。
2歳をすぎると、自我が芽生え「これをしたい」という欲求が生まれるようになります。まだ家でやりたい遊びがあったのに、保育園に行かなくてはならないという時、激しく泣いて嫌がることもあるでしょう。
以下の記事では、各年齢ごとに、突然泣くようになったときの理由や対処法をまとめています。
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3. 保育園の登園時に子どもが泣くときに適した対応法
保育園の登園時にお子さんが泣いているときの対処方法を紹介します。
3-1. 子どもの気持ちを受け入れる言葉をかける
お子さんが登園時に泣く場合は、お子さんの感じている不安や行きたくないという気持ちを言葉にしてあげましょう。
- 泣きたい気持ちなんだよね
- 本当はママと一緒にいたいんだよね
- 行きたくないと感じているんだよね
- 毎日頑張って通っているんだよね
親御さんが自分の気持ちをわかってくれていて、不安な気持ちも受け入れてくれているとわかると、お子さんは安心できます。
3-2. 保育園がワクワクするような言葉をかけてみる
お子さんの気持ちを受け入れてあげたうえで、保育園へ行くのが楽しみになるような言葉をかけることも大切です。
- 帰ってきたら何をしたかママにたくさん聞かせてね!
- 〇〇ちゃんと〇〇先生が〇〇と遊びたいって言ってたよ!
- 今日は保育園で〜をするみたいだよ!たのしみだね!
「楽しそうだな」と感じることがあると、「行きたくない」という気持ちが、やわらいでいくかもしれません。
3-3. 朝のルーティンをつくる
毎朝のルーティンを確立すると、お子さんが保育園へ行くことに慣れやすくなるかもしれません。
朝バタバタとしながら家を出てしまうと、お子さんも親御さんと離れる準備ができません。そのため、以下のような毎朝のルーティンを確立してみましょう。
- 〜時までには起きる
- 〜時までにご飯を食べる
- 〜時には着替える
- 〜時に家を出る
- 保育園についたらぎゅっと抱きしめてお別れをする
毎日同じ時間に同じことをするルーティーンが確立すると、お子さんもその環境、生活に慣れていきます。親御さんと離れることへの不安が軽減するでしょう。
3-4. 保育園の先生と連携を図る
保育園の先生とはしっかり連携を図りましょう。離れる時に泣いてしまうことやご家庭での様子を共有しましょう。
お子さんの状況を把握してくれて、今のお子さんの心境に合わせた対応をしてくれます。
また、園での様子も詳細に教えてくれるようになるでしょう。親御さんと離れてからは意外と切り替えて楽しんでいることもあり、安心できるきっかけとなります。
3-5. リラックスして前向きに対応する
登園時はお仕事前のため、時間に追われながらお子さんの対応をされていらっしゃることと存じます。余裕のないなかで対応されているため、上記で紹介したような対応をするのは、なかなか難しいケースも多いでしょう。
また、「仕事もちゃんとやらなきゃ」「子育てもしっかりやらなきゃ」という気持ちがあるなかで、お子さんの登園しぶりが降り注ぎ、余裕を持ちたくても持てない状況かもしれません。
お子さんが登園前に泣くのは、当たり前のことであり、どのお子さんも経験します。親御さんと離れる状況をきちんと認識しています。これは成長している証拠でしょう。
また、お子さんが離れるときに泣くのは、親御さんがこれまで愛情を注いでいたからこそです。お子さんにとって親御さんが安心できる存在だからこそ、離れたくないと感じます。
しっかり愛情を注ぎながら育児され、そしてお子さんは成長されているため、「ちゃんとしなきゃ」と思わず、気を楽にして、手を抜いていただいて大丈夫なのです。
そのように考え、リラックスしながら、ポジティブな気持ちで対応していくと、親御さんの穏やかな気持ちが伝わり、お子さんの不安も軽減されます。
また、「何をどのように対応したらいいのかわからない」「保育園に慣れるために何をしてあげればいいのかわからない」というときには、スダチの無料相談もご検討ください。
スダチは、子育て支援や、不登園・不登校を解決する専門家です。未就学児のお子さんを支援した実績も多く、泣いて暴れて園へ通えなかったお子さんも平均3週間で主体的に登園を果たしています。
現状のお子さんの様子をヒアリングさせていただいたうえで、楽しく通うためにやるべきことをお話しします。悩みは誰かに話すだけでも気持ちが軽くなるものです。ぜひこの機会にご活用ください。
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4. 保育園の登園前に子どもが泣くときのNG対応
4-1. 泣き止ませようとする
お子さんは、不安な気持ちを泣いて訴えています。そのため「泣いちゃダメ」と泣き止ませようとすると、「ママが自分の気持ちをわかってくれない」とお子さんがどんどん不安になります。
お子さんが登園前に泣くのは当たり前のことであり、先生も迷惑だとは思っていません。無理に泣き止ませようとせず、お子さんの気持ちを受け入れてあげましょう。
4-2. どうして嫌なのかを問い詰める
解決したい気持ちから、「何がいやなの?」「どうして行きたくないの?」とお子さんを問いつめてしまうかもしれません。ただ、これも避けた方が良いでしょう。
お子さん自身、どうして行きたくないのか、何に不安を感じているのかよくわからず混乱していることが多いです。
問いつめられることで、親御さんから責められていると感じてしまうお子さんもいます。
4-3. 泣き止むまでそばにいる
泣き止むまでお子さんの側にいることもおすすめできません。
お子さんは、「泣いていれば親がいなくならない」と感じてしまいます。その結果、泣き止まないことがあるでしょう。
また、親御さんも離れるタイミングを見失ってしまいます。
しっかり離れるルーティーンを確立するためにも、「お子さんとバイバイをしたら離れる」などの決まりをつくりましょう。
4-4. お子さんに何も言わずこっそりいなくなる
お子さんに声をかけずにいなくなることも避けましょう。
いつのまにか親御さんがいなくなってしまうと、お子さんの心の準備ができておらず、園でも不安が大きくなってしまうことがあります。
お子さんが泣いていても、笑顔でバイバイをして、離れるようにしましょう。
5. 保育園の登園時、子どもが泣くときによくある質問
5-1. 保育園で泣く子は愛情不足ですか?
決して愛情不足ではありません。今まで愛情を注いで育児されてきたため、お子さんにとって親御さんとご家庭が安心できる場所という証拠です。
これからお子さんが保育園での生活になれていけるよう、これからも、愛情を注ぎながらサポートしてあげましょう。
5-2. 保育園で泣く子と泣かない子の違いは何ですか?
保育園で登園時に、泣く子と泣かない子の違いは、主に個々の性格や環境への適応力などが異なる場合があります。
例えば次のような項目です。
泣く子ども | 泣かない子ども |
母子分離に強い不安を感じている性格 | 母子分離に不安をあまり感じない性格 |
HSCの気質がある | 社交的で周囲と関わるのが好きな性格 |
保育園へ通うのが初めて | 託児所や一時保育を利用してきた経験がある |
今まで寝る時間が遅く保育園の生活リズムに慣れていない | 早寝早起きのリズムが整っている |
6. まとめ
保育園の登園時にお子さんが泣くのはよくあることで、多くの親御さんが経験しています。そして、お子さんが保育園に慣れるまでに必要なプロセスでもあるため、心配しすぎなくて大丈夫です。
しかし、お子さんを大切に思っているからこそ、「どんな声をかければ、早く楽しく通えるようになるのかな」「本当に慣れてくれるのかな、大丈夫かな」と不安や疑問が生まれるかもしれません。
その場合は、ぜひ一度スダチへご相談ください。
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