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「不登校かも」悩むすべての親御さんの「なぜ?どうする?」を解決!

2021年4月30日

読了予測時間 : 約 16 分 36 秒

お悩みポイント

  • 子どもが学校をイヤがる
  • 「不登校かも」と思うけれど、色々わからない
  • 不登校について、ひと通り知っておきたい

 

子どもが学校を行き渋ると心配ですよね。
この記事は「うちの子、もしかして不登校?」と感じている方に向けて、元不登校経験者がお話しします。

 

【平均3週間で不登校解決プログラム】を展開する小川涼太郎さん監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

  • 不登校の定義
  • 学校がイヤになるワケ
  • 不登校のはじまりから終わり
  • 適切な対応・コミュニケーション

 

この記事1つで、不登校の疑問から解決方法までわかります。
あなたの抱える「わからない」が、少しでも軽くなれば幸いです。

 

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目次

 

1. 不登校とは「学校に通っていない」

 

不登校とは「学校に通っていない状態・状況」です

「学校に通っていない」と言っても事情は子どもにより様々で、経済的・病気が理由の子どももいます。

そのなかでも私たちは主に、経済的・病気ではなく、「これまで通っていたけれど通えなくなったもの」を不登校と呼んでいます。

 

経済的・病気以外を理由にした不登校は、文部科学省が定義しています。

 

1-1. 文部科学省による不登校の定義「何かしらによる年間欠席日数が30日以上」

 

文部科学省による不登校の定義は次のとおりです。

  • 何かしらにより、登校しない・登校したくてもできない(経済的・病気除く)
  • 年間欠席日数が30日以上

 

定義上では、欠席日数が30日と定められています。

しかし、「出席しているが不登校の傾向にある生徒の存在」が判明している時点で、不登校は「学校に行きたくないな…」と、無理をしている時点で始まっているものです。

 

1-1-1. 「不登校の傾向あり」は不登校の子どもより多い

 

日本財団による「不登校傾向にある子どもの実態調査」で「『学校がツライ』と感じながらも、学校生活を送っている生徒が多数いる」ことが明らかとなりました。

潜在不登校の多さは、文部科学省も指摘しています。

(前略)実は、校内にはたくさんの不登校予備軍と言ったらおかしいが、そういう可能性を持っている子たちがたくさんいる。

出典:文部科学省 不登校に関する調査研究協力者会議フリースクール等に関する検討会議合同会議(第20回)議事要旨
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1417949.htm

 

なぜ「学校に行きたくない」と思うのか、要因も見てみましょう。

 

2. 不登校の最多要因は「無気力・不安」小中高ごとに詳細を解説

 

文部科学省による調査の結果では、無気力・不安は小中高すべてにおいて、不登校の要因のトップ。
学校・家庭によるストレスが溜まった結果、極度の無気力・不安になったと考えられます。

【小中高】不登校の要因グラフ

不登校の要因は大きく分けて4つ、うち3つはさらに分けられます。
簡単にまとめると次のとおり。

  • 学校に係る要因(いじめ・友人関係・学業不振など)
  • 家庭に係る要因(家庭環境の変化・親子関係など)
  • 本人に係る要因(生活リズム・情緒)
  • 該当なし

 

ここからは不登校の要因を、小学生中学生高校生ごとに見てみましょう。

  1. 【小学生】無気力・不安を招く「親子の関わり方」
  2. 【中学生】無気力・不安のワケは「友人関係と思春期の不安定さ」
  3. 【高校生】無気力・不安は「学校生活のストレスによる生活リズムの乱れ」から

 

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2-1. 【小学生】無気力・不安を招く「親子の関わり方」

小学生の不登校の要因トップは、本人に係る要因の無気力・不安。
次点は家庭係る要因の、親子の関わり方です。

 

【小学生】不登校の要因のグラフ

 

親子の関わり方は、友人・教職員との関係と比較しても目立ちます。

【小学生】不登校の要因:友人関係・教職員・親子の関わり方の比較

 

小学生は学校の人間関係よりも、親子関係から影響を受けやすい

と言えます。

 

2-2. 【中学生】無気力・不安のワケは「友人関係と思春期の不安定さ」

中学生も不登校の要因のトップは、本人に係る要因の無気力・不安。
次が学校に係る要因の、友人関係です。

【中学生】不登校の要因グラフ

 

中学生は小中高のうち、もっとも友人関係に悩んでいます。

【小中高】不登校の要因:友人関係の比較

 

あなたも、中学時代に1度は友人関係に悩んだ経験があるはず。
中学時代、思春期において人間関係で悩みやすいのは、友人関係が次の3つを担うためです。

  1. 対人関係の学習
    タテ(親と子・先生と生徒)ではなく、ヨコ(友人)のつながり
  2. 情緒安定化
    相談・慰めによるサポート
  3. 自己形成のためのモデル
    比較・友人のモデル化をもとに、自分をつくる

 

中学生の時期は、みんなが思春期の真っ只中。
友人やクラスメイトとの関わりが、いつもスムーズとは限りません。

中学生の不登校には、思春期特有の揺らぎと友人関係が複雑に絡んでいるのです。

 

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2-3. 【高校生】無気力・不安は「学校生活のストレスによる生活リズムの乱れ」から

 

高校生の不登校の要因は本人に係る要因の無気力・不安に続き、生活リズムの乱れが目立つ結果に。

 

【高校生】不登校の要因のグラフ

 

  • 友人関係
  • 小中とは異なる環境
  • 学業の不振
  • 進路の不安

など学校生活すべてがストレスとなり、生活リズム・情緒にも強く影響していると言えます。

 

また、小中学生に比べて該当なしの割合が多いのも特徴。

【小中高】不登校の要因:該当なしの比較グラフ

該当なし増加には、思春期の特徴が絡んでいると推測できます。

  • 自分のことを語りたくない
  • 感情・事情を表現できる的確な言葉を持たない
  • 「大人にはわからない」と思っている
  • 「言わなくても、わかってほしい」と思っている

 

お子さんが高校生なら「どうして話してくれないの?」の前に、「話せない・話したくない」と感じている背景を考える必要もあります。

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3. 不登校4つの時期「前兆期・進行期・停滞期・回復期」

 

不登校の定義は次のとおりでした。

ポイント

  • 何かしらにより、登校しない・登校したくてもできない(経済的・病気除く)
  • 年間欠席日数が30日以上

 

不登校の要因は次のとおり。

ポイント

  • 学校に係る要因(友人・教師・成績・クラブや部活・校則・進学進級など)
  • 家庭に係る要因(家庭環境・親子関係など)
  • 本人に係る要因(生活リズム・情緒など)
  • 該当なし

 

不登校の定義・要因の次は、不登校の始まりから終わりを解説します。
主に不登校は、次の4つの時期を進みます。

  1. 前兆期(行き渋り・欠席の増加)
  2. 進行期(欠席が続く)
  3. 停滞期(進展なし)
  4. 回復期(不登校からの脱却へ)

順に見てみましょう。

 

3-1. 【前兆期】行き渋りは「子どもからのSOS」

 

前兆期は、不登校の入り口。
親御さんから見ても、行き渋り・欠席が増えていることがわかるでしょう。

 

前兆期において「行きたくない」を言い出せない子は、行動でアピールします。

  • 登校準備に時間をかける
  • 体の不調を訴える(頭痛・腹痛・吐き気・だるさなど)
  • 登校させようとすると、反発する・泣く

アピールの裏にはSOSが隠れており、精神的にはギリギリです。

「『学校に行きたくない』ことに早く気づいて!」

 

 

前兆期の行き渋り・欠席の段階で、次の2つができると深刻化を防げます。

  • SOSに気づく
  • 「学校に行きたくない」を受け入れる

 

やりがちですが、学校に行きたくない理由を問うのはNG。
「何がイヤなの⁉︎」と聞くほど、後々こじれます。

 


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登校前に体調不良を訴えるケースの不登校は次の記事に詳しくまとめています。

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3-2. 【進行期】親は不登校を実感・子どもは現実逃避

 

進行期は欠席が続き、親御さんが「これが不登校…」と実感する時期です。

お子さんは次のように現実逃避します。

  • 好き・興味のあることには没頭
  • 学校の話題は避ける

 

さらに、心が擦り切れたギリギリの自分を守るため、学校にまつわる物事・人物などを徹底的に排除します。

  • 学校というイヤな場所・起きた出来事
  • 不登校であることへの負い目

 

進行期に見られる昼夜逆転やゲーム漬けも、一種の自己防衛です。

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3-3. 【停滞期】不登校からの抜け出し方が「わからない」

 

停滞期は親子ともども打開策を見つけられず、混乱する時期です。

お子さんは、次のように場当たりな言動が増加傾向に。

  • 勉強・進路に対し、不安もしくは投げやりになる
  • 落ち着いているように見えるが、学校の話題は渋る・避ける
  • 「明日は学校、行こうかな」と言い出すが、行動しない

 

停滞期の子どもは暇を持て余しているため、「何かしなければ」とは思います。
しかし「何をどうすればいいのかは、わからない」のです。

 

 

あなたはきっと、お子さんの姿を心苦しく思うでしょう。
しかし、闇雲に手を出しても空回りします。

少し立ち止まって、子ども・不登校との向き合い方を改めましょう。
落ち着いて行動するための、ゆとりが生まれます。

 


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3-4. 【回復期】不登校からの脱却へ

 

回復期は充電期間を経たことで、気持ちも行動も前向きになる時期

お子さんは情緒の安定から余裕も生まれ、積極性が増します。

  • 勉強・学校の提出物にも手をつけられる
  • 家族や先生と学校のこと・今後について話せる
  • 物事に対し、自分から取り組む

「学校に行ってみようかな」の意思表示も出るころ。
必ず学校や支援機関と連携し、登校の練習から検討してみましょう。

 

4. 不登校の子どものためにできること「サポーターとして動機づけをする」

 

不登校の子どもが、自力で不登校を解決するのは難しいです。
このため、あなたがサポーターとして動機づけをする必要があります。

 

不登校の子どもの心情は「何もしたくない」「何もかもイヤだ」と、とにかくネガティブ。
頑張る気力など一切ないため、見守るだけでは何も進展しません。

 


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だからこそ、あなたがサポーターになってお子さんを支える必要があります。

 

ただ、急に「サポーターになりましょう」と言われても戸惑いますよね。
ここからは「サポーターはどういった心持ちで、より具体的に何をすればいいのか?」を解説します。

  1. サポーターとしての「心構え」
  2. 動機づけをスムーズに!「子どもを取り巻く環境を整える」
  3. 環境を整えるにも役立つ「今日からできる4つのこと」
  4. 【小中高ごと】知っておきたい対応とコミュニケーション

 

心構えだけでも知っておくと、精神的にラクになりますよ。

 

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4-1. サポーターとしての「心構え」

 

「心構え」ができると不登校の捉え方が変わり、ゆとりを持ちやすくなります

  1. 「子どもが不登校であること」を受け入れる
  2. 不登校を子どもの「人生」から俯瞰する

サポーターの心構えを見てみましょう。

 

4-1-1. サポーターの心構え①「子どもが不登校であること」を受け入れる

 

まずは、あなたが、「子どもが不登校であることを受け入れる」必要があります。
不登校である事実を受け入れられないと、視野が狭くなり、目の前の状況しか見えません。

 

不登校を受け入れるカギは「学校に行ってほしい」という気持ちを、ストップできるかです。

  • 「なんで?どうして?」
  • 「学校に行ってよ!」

 

親の感情を優先するのではなく、子どもの事情・気持ちをイメージしてみましょう。
「それまでは学校に行けたのに、行き渋ったり行けなくなるのは、それなりの出来事・理由があるのかも…?」と。

 

  • 子どもには、学校に行けない「事情」がある
  • この子は、「学校に行けない・行きたくないんだ」

あなたの中で、感情がストンと落ちた瞬間こそ、あなたが現状を受けれた証と言えるでしょう。

 

\ 同じ悩みを抱える人とつながることも、不登校を受け入れることにつながります /

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4-1-2. サポーターの心構え②不登校を子どもの「人生」から俯瞰する

 

不登校は「今」の視点から見ると頭を悩ませるものですが、「未来・人生」の長期的な視点から見ると捉え方が変わります。

思い切って、人生の下積み・のびしろを大きくしていると考えてみましょう。

  • 不登校は、成長・発達するためにある
  • 不登校は「さなぎ」の時期

不登校は短期的に見れば「学校に行けない」ですが、長期的に見れば「大人になるための過程」です。

 

考え方のアップデートで心もラクに!

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サポーターとしての心構えをまとめます。

ポイント

  • 子どもが不登校であることを受け入れる
  • 不登校を子どもの「人生」から俯瞰する

 

心構えの次は、動機づけを確実で効果的なものにするためのヒントです。

 

4-2. 動機づけをスムーズに!「子どもを取り巻く環境を整える」

 

あなたからお子さんへの動機づけを効果的なものにするには、「子どもを取り巻く環境」を整える必要があります。

 

子どもを取り巻く環境とは、次の要素を含みます。

  • あなたと子どもの関係
  • 家庭全体の様子
  • 子どもの生活リズム

 

環境が整っている・整っていない場合を比べてみましょう。

子どもを取り巻く環境が「整っている」

  • 動機づけができる:コミュニケーションがとれる&信頼関係がある
  • 思考・メンタルが前向き:不登校の負い目が小さい
  • 多少の元気がある:生活リズムが整っているため、体調不良を起こしにくい

 

子どもを取り巻く環境が環境が「整っていない」

  • 動機づけができない:コミュニケーションがとれない&信頼関係がない
  • 思考:メンタルが後ろ向き:常にプレッシャーを受ける
  • 元気がない・うつ傾向:生活リズムの乱れにより、体調不良を起こしやすい

子どもを取り巻く環境1つでお子さんへの動機づけは、「意味と効果がある」・「無意味」に分かれるのです。

 

次は、環境を整える際にも使える「できること」です。

 

4-3. 環境を整えるにも役立つ「今日からできる4つのこと」

 

あなたが今日から取り組めることは、次の4つです。

  1. 子どもの話を聴く
  2. 生活サイクルは乱さない・正す
  3. 「自信を持って」よりも「やればできるよ」
  4. 子どもの「居場所」をつくる

1つだけ取り組むよりも、すべてを少しずつ行う方が相乗効果を狙えます。

 

4-3-1. 子どもの話を聴く

 

聴くとは、コミュニケーションにおいて大切なこと。
子どもの話に耳を傾けることは、あなたとお子さんにそれぞれメリットがあります。

 

あなた(親御さん)のメリット

  • 不登校の引き金・乗り越える課題が見えてくる
  • 子どもの感情・考えのヒントが掴め、サポートの方向性が定まる

 

お子さんのメリット

  • 「聴いてもらえた」実感により、情緒が安定する

 

 

このとき、いきなり「何があったの? 何がイヤなの?」と聞いても、お子さんは口を開きません。
意外と、何気ない会話のなかで、さりげなく聞く方が話してくれます。

 

子どもが話し始めたら、次の2つを意識してください。

  • とにかく聴き役
  • 気持ちをあらわす言葉に注目

 

お子さんの望みは、あなたに自分の感情・考えを受け入れてもらうこと。

お子さんが「○○がイヤだった」と言ってきたら、次のように返します。

  • 「○○がイヤだったんだね」
  • 「そうだったんだね」

感情を確認するひと言があると「共感してもらえた」と感じるため、話をしてくれるようになります。

 

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4-3-2. 生活サイクルは乱さない・正す

 

生活サイクルが狂うと体と心が不調になるため、なるべく乱さないようにさせましょう。

昼夜逆転は不登校あるあるなので「放っておいても大丈夫」と思いがちです。
しかし、1度狂った生活リズムを戻すには、それなりの時間・気力が必要になります。

 

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4-3-3. 「自信を持って」よりも「やればできるよ」

 

あなたにはお子さんに対して「自信を持って」より、「やればできるよ」を伝えてほしいと思っています。

  • 「やればできる」は魔法の言葉
  • お子さんの挑戦を後押しして、成長を促す

 

「自信を持って」は、不登校の子どもにはハードルの高い言葉。

不登校の子どもは、自分で自分を信じられないのです。

  • 「自分はダメなヤツだ」
  • 「どうせ何もできない」

ネガティブな言葉が出るのは、「『学校に行く』みんな当たり前にしていることが、自分はできない」事実を痛感しているため。

 

 

お子さんには「できることがあるよ。やればできるよ」を、たくさん伝えてください。
「やればできる」を実感できれば、自力で前進する
ようになります。

 

4-3-4. 子どもの「居場所」をつくる

 

不登校の子どもは心を閉ざして引きこもる傾向があるため、早い段階で居場所をつくることが必要です。

居場所は、次のように子どもが安心できることが重要。

  • 素のままで居られる
  • 心をさらけ出せる

 

 

居場所は、次の2つに分けられます。

  1. 家(家族)
  2. 社会(外の世界)

家(家族)はとくに重要です。

 

4-3-4-1. 子どもの居場所①家(家族):「安心して不登校でいられる」が信頼の証

 

家(家族)はお子さんの不登校に対し、負い目を感じさせない環境が求められます。

ポイントは子どもが「不登校でも大丈夫なんだ」と思えるか。
あなたや家族が次をしていないかをチェックする必要があります。

「不登校」を理由にした判断・評価

 

「『不登校』を責められない」とわかると、子どもは安堵します。
安心感を得られたことで次の要素へとつながり、家(家族)が居場所として機能するのです。

  • 信頼関係の強化
  • コミュニケーションの発生・増加

家(家族)が居場所として機能しているか

 

反対に、家(家族)が居場所ではない場合、次のトラブルが生じます。

  • 不信感による引きこもり・孤立
  • コミュニケーションの拒否

これでは、社会(外の世界)に居場所をつくるどころの話ではなくなります。

 

\ すでに引きこもりでも大丈夫です! /

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4-3-4-2. 子どもの居場所②社会(外の世界):他者からの受け入れと安心感が重要

 

社会(外の世界)にも居場所をつくると、次の効果が見込めます。

  • 家族のほかにも、自分を受け入れてくれる人がいるとわかる
  • 家族以外との関係を築ける
  • 外出のきっかけになる

 

居場所の候補は次のとおり。

  • 教育支援センター(適応指導教室)
  • フリースクール
  • 不登校の子ども・親御さん向けの集会
  • 趣味・好きなことのコミュニティ

 

居場所は、子どもが「行きたい」「居たい」「ここなら大丈夫」と思える場所が最適です。

 

子どものためにできることをまとめると、次のようになります。

ポイント

  • 子どもの話を聴く
  • 生活サイクルは乱さない・正す
  • 「自信を持って」よりも「やればできるよ」
  • 子どもの「居場所」をつくる

 

この次はお子さんに対して、効果のある対応とコミュニケーションについてです。
接し方のポイントを抑えておくと、普段の会話にも活かせます。

 

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4-4. 【小中高ごと】知っておきたい対応とコミュニケーション

小中高の発達に合わせた対応、コミュニケーションのコツのまとめです。
小学生中学生高校生ごとに分かれているので、お子さんに合わせて活用してみましょう。

 

4-4-1. 【小学生】視野を広げる・甘えには成長に合わせた接し方を

小学生への対応とコミュニケーションは次の通り。

 

小学生への対応

  1. 未体験の物事にふれさせる、体験させる
  2. お手伝いなど、係を与えて取り組んでもらう

小学生とのコミュニケーション

  • 低学年:甘えてきたときは、スキンシップも活用する
  • 高学年:スキンシップは必須ではなく、付かず離れずを意識

対応から順番に見てみましょう。

 

4-4-1-1. 【小学生への対応①】未体験の物事にふれさせる、体験させる

お子さんが小学生なら、視野を広げてあげるのがおすすめです。
気になる対象が1つでも見つかると、

知る
わかる
できるまでする

を自分から行うように。

 

「何を勧めてもイマイチ…」でも、あまり気にすることはありません。

  • 興味・関心の対象が今まで見聞きしたものにはない
  • 今は興味・関心がない

また「子どもが興味を持ちそうなもの」から視点を変えてみましょう。

  • あなたは、興味・関心のない物事
  • あなたが嫌いな物事

が意外と、子どものアンテナに引っかかるかもしれませんよ。

4-4-1-2. 【小学生への対応②】お手伝いなど、係を与えて取り組んでもらう

「洗濯係」「茶碗洗い係」など役割を与えて取り組んでもらうと、次のメリット・デメリットがあります。

役割の自覚・責任意識の芽生え
生活するうえで必要なスキルが身につく
家事をしてくれる人への、ありがたみがわかる

  • やりたがらない
  • 慣れていないため時間がかかる

 

デメリットを最小限に抑えるには、小さいことに1つずつ取り組んでもらうのがコツ。

洗濯係:自分の服だけ畳む
茶碗洗い係:自分の食器を流しに運ぶ

また、曜日ごとに係を変えると飽きにくくなります。

4-4-2-1. 【小学生とのコミュニケーション】甘えには成長に合わせて接し方を工夫する

 

小学1年生と6年生では同じ甘えでも次の違いがあります。

  • 素直に甘えてくる1年生
  • 甘えたいけど、素直に表現できない6年生
4-4-2-1-1. 【小学生とのコミュニケーション】低学年は気持ちをハグで受け入れる

 

低学年のうちは、ハグなどのスキンシップが効果的です。
まだ自分の感情を言葉としてあらわすのは難しいため、スキンシップなど物理的な行動をとる方が早く安定します。

「甘えるクセがつきそう」と心配になるかもしれませんが、問題ありません。
「甘え」は、心がバランスを崩した際にあらわれる、自然な反応です。

「もう小学生でしょ?」と拒絶する方が、子どもを傷つけます。

 

1度ぎゅっと抱きしめてあげるだけで、お子さんは安心しますよ。

4-4-2-1-2. 【小学生とのコミュニケーション】高学年は付かず離れずで気持ちを受け止める

 

高学年は自立心が芽生えるため、スキンシップは必須ではありません。

次のように、パーソナルスペースを意識した接し方を心がけましょう。

リビングなど家族の共有スペースで、子どもとあなたが各々違うことをする
子どもから話しかけてきたら、作業の手を止めて応じる

くっつきすぎず、離れすぎずを意識し、お子さんの方から近づいてきたら受け入れてあげてください。

 

小学生の甘えについて解説

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4-4-2. 【中学生】自己探求させる・適度な距離を保つ

 

中学生への対応とコミュニケーションは次のとおり。

中学生への対応

  • 興味や関心・他者との交流から、自分の在り方を模索させる

中学生とのコミュニケーション

  • 付かず離れずの距離を保つ

順にチェックしていきましょう。

 

4-4-2-1.【中学生への対応】興味や関心・他者との交流から、自分の在り方を模索させる

 

中学生は自立への意識が強まり、自分の在り方に対する手探りが始まります。
次のような葛藤に直面しながら、今後についても考え始めます。

  • 内面世界が、親や友だちとは違う
  • 理想と現実のギャップ

 

ただし、不登校の子どもは「不登校」がネックとなり、自分の将来から目を背けがちです。
今に集中する・生き方のモデルを探すことが糸口になります。

したいこと・好きなことをさせる
不登校経験者、理解がある人と話をする
不登校を乗り越えようとしている・乗り越えた人のブログを読む

物事・他者との交流や追体験を通すと、次のように自分について考えるヒントを得られます。

「受け入れてくれる人」の存在を理解する
「不登校だから」と悲観しなくていいと気づける
乗り越える課題が見えてくる

思春期かつ不登校で自分を掘り下げるのは大変ですが、ゆくゆくは自身への糧となるのです。

 

4-4-2-2. 【中学生とのコミュニケーション】付かず離れずの距離を保つ

 

中学生のお子さんとの距離は、付かず離れずがベストです。

思春期により「親から自立したい」意思が強まるため、過干渉はNGです。

「不登校だから・思春期だから」と意識しすぎないよう、あえて少しだけ距離をとるくらいがちょうどいいでしょう。

 

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4-4-3. 【高校生】将来の選択肢を多く示す・自分で考えて決めさせる

 

高校生への対応とコミュニケーションは次のとおり。

高校生への対応

  • 将来の選択肢を考えるためのヒントを示す

高校生とのコミュニケーション

  • 自分で考えさせる・決めさせることを意識する

将来のことも含め、自分のことは自分で考えてもらうのがポイントです。

4-4-3-1. 【高校生への対応】将来の選択肢を考えるためのヒントを示す

 

高校生のお子さんには、将来について考えるきっかけを出してあげましょう。

高校生は思春期の後半で、自立して社会に足を踏み入れる準備期間です。
一般的にも自分の将来に心配・不安を抱きますが、お子さんはさらに「不登校」がネックになっている可能性も。

まずは、次の2つを伝えてあげてください。

  • 不登校は人生の通過点にすぎない
  • 人生は不登校だけで決まるものではない

その後に、行動のヒントを伝えてあげてほしいと思います。

ぼんやりでも「したいこと」があるなら、学ぶ方法を探す
興味がある・なりたいものに関わる活動(勉強・アルバイト・ボランティア)を始める
したいことがない・わからないなら、したことがないことを片っ端から試す
幼少期から今まで「大きくなったら何になりたいと思っていたか」を書き出す

行動をベースに自分で試すと、自分への理解が深まり、少しずつ未来が拓けます。

好き嫌いや関心の方向性
自分がどういった物事・思いを大切にしてきたか

あなたは、あくまでサポーターです。
答えを出すよりも、子どもが自分で考えられる「きっかけ」を出すことを心がけましょう。

 

4-4-3-2. 【高校生とのコミュニケーション】自分で考えさせる・決めさせることを意識する

 

高校生の年代なら、自分に関わることはあるていど本人に考えさせて決めさせること。
サポーターのあなたが一定の距離を保つことで自立を促せます。

また会話の際には、問いかけが効果的です。

どう感じている?
どんなふうに捉えている?
どのように考えている?

自身の感情・考えをもう一度考えるため、思考が深くなります。
ちょっとした会話をきっかけに将来の展望が見え、不登校解決の糸口につながる可能性もありますよ。

どのような対応が不登校につながるのかわかる

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5. まとめ「学校に通っていない」はサポーターの動機づけ次第で変わる

不登校とは、次の状態・状況を指します。

広義の意味で、学校に通っていない
文部科学省の定義では、何かしらの理由で年間30日以上の欠席(経済・病気を除く)
出席している子どもの多くに「不登校の傾向」が見られる

不登校の要因は大きく4つに区分され、うち3つはさらに分けられます。

学校に係る要因(いじめ・友人関係・入学や進級・学業不振など)
家庭に係る要因(家庭環境の変化・親子関係など)
自分に係る要因(情緒・生活リズム)
該当なし

不登校は、次の4つの時期を進みます。

  1. 前兆期:不登校の入り口
  2. 進行期:親は不登校を実感・子どもは現実逃避
  3. 停滞期:不登校から抜け出せない
  4. 回復期:不登校からの脱却へ

 

不登校の子どものためにできることは

サポーターになって動機づけをする

そのためには、

「心構え」について知る
「子どもを取り巻く環境を整える」

が重要なポイント。

「今日からできる4つのこと」
対応とコミュニケーション

にも日々取り組むと動機づけも進み、不登校解決へとつながります。

 

6. 追伸:「子どもの不登校に不安を感じている」今がチャンス

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
不登校の定義から解決への道のりまで、ひと通り知っていただけたかと思います。

ただ、あなたの中には疑問が残っているはず。

  • うちの子の不登校も本当に解決できるの?
  • 学校復帰できても、また不登校になったりしない?

「大丈夫です。不登校は解決できます」と言っても、信じきれないですよね。

 

参考に【平均3週間で不登校解決プログラム】を受けて、不登校を乗り越えた子どもの、その後をチェックしてみてください

 


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わたしたちは、不登校で悩む親御さんからの【無料:LINE相談】を受け付けたり、【無料:不登校解決オンラインセミナー】を開いています。

不登校は、情報を調べるだけでは解決しません。
あなたが行動を起こすことで、解決への1歩となります。

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<<参考文献一覧>>

無藤隆・岡本裕子・大坪治彦編『よくわかる発達心理学[第2版]—やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ』ミネルヴァ出版(2009).

麻生武・浜田寿美男編『よくわかる臨床発達心理学[第3版]—やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ』ミネルヴァ出版(2008).

キャロル・S・ドゥエック『マインドセット「やればできる!」の研究』(今西康子訳)草思社(2020)

文部科学省:子どもの徳育に関する懇談会(第5回)配付資料.参考資料2 各発達段階における子どもの成育をめぐる課題等について(参考メモ)[改訂]
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/shiryo/attach/1285897.htm(参照2021-04-26)

文部科学省:子どもの徳育の充実に向けた在り方について (報告).3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/053/gaiyou/attach/1286156.htm(参照2021-04-26)

内閣府:ひきこもり支援者読本 PDF版目次.第1章 ひきこもりの心理状態への理解と対応
https://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/handbook/ua_mkj_pdf.html(参照2021-04-26)

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

スダチ(旧逸高等学院) 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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