【中学生】友達関係で不登校になった子へ親が意識するべき3つのこと

この記事の結論
友達関係のトラブルがきっかけで不登校になった中学生には、原因を問い詰めるのではなく、まず家庭を安心できる場所にすることが大切です。友人関係の問題が解消しても学校に戻れない場合は、別の要因が隠れていることもあります。親御さんが関わり方を整えることで再登校に近づきます。スダチでは、親御さんの関わり方を変えるサポートにより平均22.6日での再登校を実現しています。
本記事では、友達関係が原因で不登校になった中学生に対して、親が意識すべき3つのことを、平均22.6日での再登校実績をもつスダチのコンサルタントが監修のもと解説します。
この記事を読んでわかること
- 友達関係からいじめに発展するきっかけ
- 親として意識すべき3つのこと
- 保護者が自分のために知っておくべき3つのこと
- 友人関係が解消しても戻れないときの考え方
友人関係が原因で子供が不登校になったと悩む保護者の方が年々増えています。
悩みの種として例えば、
「友達との関係に親が踏み込んでいいの?」
「どう寄り添ってあげたら解決できるのか」
「不登校でも高校へ進学できるか心配」
など、心配事は尽きませんよね。
この記事を書いている私は元・不登校者です。
私自身が不登校の経験をして思ったことは
『不登校でも、自分の親だけはいつも見方でいてほしい』ということ。
不登校を解決するには親がどう行動するかがとても重要になります。
これをふまえて、以下の順で解説していきます。
・友達関係で不登校になった子との接し方
・保護者が知っておくべき不登校のとらえ方
・不登校の解決方法
不登校になった子は先が見えない状況に不安しかないという気持ちでいっぱいです。
お子さんの笑顔がまた見られるように、少しでもこの記事が参考になればと思います。
目次
1. 「友達関係からいじめに」きっかけは?
「自分はクラスのいじめられっ子やいじめっ子になったことがないからよく分からない…」
という保護者の方もいるかと思います。
そもそも友達だったのにいじめの対象になるきっかけはどんなものなのか。
主な3つを解説していきます。
1-1. 「かわいい」などの嫉妬から
まずは、容姿などの外見の部分です。
良い点も悪い点もいじめの対象のきっかけになってしまいます。
・容姿が「整っている」「整っていない」
・背が「高い」「低い」
・顔のパーツなどが「大きい」「小さい」
・体型が「太っている」「痩せている」
私の場合、アトピー性皮膚炎の症状があり
夏になると腕などの関節がよく真っ赤になっていたので、
それをからかわれることがありました。
このような些細なことがいじめの原因に繋がることもあります。
1-2. 気が弱いなど性格面
次は性格面が原因でいじめに繋がるパターン。
・「気が弱い」、「口下手」
・人より「のんびり」「せっかち」
・会話のときに「大人しい」「騒がしい」
その性格から友達との輪に上手く入っていけず、
それが原因で「あの子、無視しよう」などとターゲットにされてしまうことも。
1-3. 他の人とは違う行動
最後はみんなとは違う行動をとって注目されるパターン。
・勉強が苦手で授業中に当てられても答えられない
・足が遅くてリレーなどでいつも最下位
・体が弱く学校を休みがち
・他校から転校してきた
転校や身体的なことなど自分ではどうしようもない部分が
いじめのきっかけになってしまいます。
以上、この3つのパターンを見てもらうと分かるように、
いじめは「どんな場所でも、どんな人でも対象になってしまう」ということ。
本人から不登校の原因を詳しく聞けていないという保護者の方は、
こういったことがいじめのきっかけになるということを知っておくことも重要です。
以下では、中学生から不登校になった体験者のその後をお話ししております。合わせてご覧ください。
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2. 親として意識すべき3つのこと
友達との関係が悪化して不登校になってしまっている場合でも、
親は踏み込みすぎず『見守る』が基本姿勢です。
不登校になった子供側の気持ちを含めて解説していきます。
2-1. 子供に意見を言いすぎない
友達との不仲が原因で不登校になった子に対して、
大人として「そんな時はこうしなさい」とついつい助言したくなしますよね。
でも、それは逆効果。
以下の3つを意識することが大切です。
・友達と起こったトラブルについてしつこく聞かない
・子供から話してくれるまでただ寄り添う
・話してくれた時は「聴き役」に徹する
大事なのは、『この問題をどうしたらいいか自分でゆっくり考えさせてあげること』。
せっかく話してくれたところで、
あなたがそんなことするからケンカになるのよ!
なんてことを言ってしまうと、「私の見方はどこにもいない…」と
お子さんは逃げ場が無くなり誰にも相談できなくなってしまいます。
話してくれた時は何も言わず、ただただ聞いてあげましょう。
また、「合わない人とは無理に付き合う必要はない」「友達がいない、少ないことは決して悪いことではない」と教えてあげると、
お子さんの気持ちが楽になります。
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2-2. 相手の親に直接意見するのはNG
自分の大事な子がいじめられていると聞けば、
分かっていても誰でも冷静ではいられなくなるでしょう。
でも怒りに任せて学校に乗り込んだり、
いじめている子の親に直接意見しに行ったりするのは絶対NGです。
思春期の子供たちの心は異質な出来ごとにとても敏感。
親の行動が原因でいじめがさらにエスカレートすることもあるので、
『この子は自分で解決できる子だ』と信じてまずは見守ってあげましょう。
そのほか親御さんがお子さんを守るためにできることについては、
次の記事でもお話ししています。
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【中学の不登校は1クラスに1人】きっかけ・心理・できることを解説
2-3. ボランティア活動などに参加を提案
不登校が続くと社会との関わりが一切なくなったことで、
自分は生きてる意味があるんだろうか…
という、ネガティブな思考にどんどん陥ってしまいます。
そういった場合に『外の人と関わることができる場所』を
提案だけしてあげるのも良いでしょう。
・学生も参加できるボランティア
・高齢者と触れ合うようなサークル
・低学年の子に何かを教えてあげるようなイベント
私が不登校だった頃は、同じ学年くらいの人と関わることがとても苦痛でした。
気を遣ったり、自分とその人達を比べたりして落ち込んでしまうからです。
でも高齢者の方とは安心して素の自分で話すことができたので
上記のようなイベントがあれば軽く提案してみて、あとは本人の意思に任せましょう。
3. 保護者が自分のために知っておくべき3つのこと
子供が不登校になると保護者の方も、心配からストレスがどんどん溜まりますよね。
一人で抱え込まないためにも是非知って頂きたい3つのことを話していきます。
3-1. 学校に行くことが全てではない
昔は不登校になると「学校に来なさい」と国や学校側から強制されていましたが、
現在はその考え方を大きく改めました。
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。
要するに「リスクもあるけど休むことにも意味がある、
学校行くことだけが全てじゃない」ということ。
子供をどうやったら学校に行かせられるかではなく、
「どうやったらまた笑顔で一緒に生活できるか」というように
色んな選択肢を増やして改善することに意識を変えましょう。
3-2. 不登校でも進学できる
不登校の子でも高校へは問題なく進学できます。
割合としては8割もの不登校者が進学を選択しています。
通信制や定時制の高校を卒業すれば、全日制の高校を出たことと何ら変わりありません。
「不登校になったら人生が終わる…」なんてことは一切ないので安心してください。
では、不登校の子はその後の人生をどのように歩んでいるのか。
気になる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい。

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3-3. 第三者に相談
不登校が長引けば、保護者の方も長い時間この問題に向き合うことになります。
もちろんお子さんが一番辛い思いをするでしょうが、
それを一番近くで支えてあげなければいけない保護者も大変です。
でもこの重い問題をなかなか身近な人には話しにくいのが現状。
そういう時は以下のようなところに相談しましょう。
・学校の担任や校長
・スクールカウンセラー
・フリースクール
・不登校専門の外部機関
自分自身が疲れ切ってしまう前に、
そして早期解決のためにできるだけ早く専門家に頼ることをおすすめします。
不登校の専門であるスダチ(旧逸高等学院)では、無料カウンセリングも行っていますので
一人で抱え込まずぜひ一度ご相談ください。
4. まとめ
ポイント
・友達関係からの「いじめ」は誰にでも起こりえる
・保護者はまず「見守る」が基本姿勢
・学校ではない別の居場所を探してあげるなど視野を広げて考える
・早期解決のためと保護者自身のためにも早めに専門家に相談する
不登校になっているお子さんは、友達に嫌な思いをさせられて心を固く閉ざしてしまっているかもしれません。
そんな時こそ保護者のみなさんが「何があってもそばにいる」という愛情をたくさん与えてあげることが大切。
それは専門家にも真似できない、親がだけができる唯一の特権です。
この記事が不登校で悩んでいる方へ、少しでもお役に立てればと思っています。
この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)
不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長
「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,900名以上のお子さんを再登校に導いてきた。
「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。
ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。
そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。
【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルール(PHP研究所)
【メディア露出実績】
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