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保育園・幼稚園の不登校ブログ

発達障害の子どもは保育園や幼稚園に入れない場合がある理由や通うための心得とは

2024.10.07

「発達障害の子どもは保育園や幼稚園に入りづらいの?」
「最適な保育園や幼稚園を探すにはどうしたらいいの?」

保育園や幼稚園によっては、発達障害のお子さんを受け入れる体制が整っていないため、入れないこともあります。

受け入れ体制のある園でも、経営状況から加配の先生を付けられず、お断りされてしまう場合もあります。そのため、「保育園や幼稚園へ入れない」と悩む親御さんは多いのが現状です。

この記事では、発達障害のお子さんが保育園や幼稚園へ入りづらい理由や、園の選び方、ご家庭で心得ておきたいことを解説します。

平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

 

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記事を読むとわかること

  • 発達障害の子どもは保育園、幼稚園に場合によっては入れない
  • 発達障害の子どもが保育園や幼稚園に入れないことがある理由
  • 発達障害の子どもの保育園・幼稚園を選ぶ前に事前に考えておくこと
  • 発達障害の子どもが保育園・幼稚園に入れないときの選ぶポイント
  • 発達障害の子どもが保育園幼稚園へ入園するまでの手順
  • 発達障害の子どもが保育園幼稚園でトラブルなく過ごせるようにする工夫

 

スダチでは、発達障害のお子さんとの関わり方や、登園拒否などに悩む親御さんへ支援を提供しています。

毎日お子さんの様子を親御さんからヒアリングして、その時々のお子さんに合わせた声かけ、接し方を具体的な内容でフィードバックします。毎日親御さんから適切な声かけが実施されることで、親子の信頼関係がより良いものへと変化していきます。

支援のなかで、親子の関わりの変化をとおして、発達障害の特性が和らいでいったケースも多いです。また、毎日泣いて暴れて登園拒否していたお子さんも、平均3週間で再登校に導いています。

現状のお子さんの様子をヒアリングさせていただいたうえで、今のお子さんに必要な声かけや接し方をお伝えしておりますので、この機会に無料相談をご活用ください。

 

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目次

1. 発達障害の子どもは保育園、幼稚園に場合によっては入れない

 

現状、発達障害ではないお子さんでも、保育園や幼稚園に入るのが難しい時代です。

2024年4月時点の日本全国の待機児童数は、2,680人いる状況です。また、首都圏では、約20%の子どもたちが一時選考で、希望する認可保育園に入れなかった時期もありました。

 

そのようななか、個別にサポートが必要な発達障害のお子さんは、園によっては適切な支援を提供できないため、入れない場合があります。

「いいな」と思う園があっても入れないことがあると認識しておきましょう。

 

参考参考:「やっぱり認可保育園に入るのは難しい」今春も0~2歳児の2割が入れず 大きな地域格差も 首都圏31市区に本紙アンケート

 

2. 発達障害の子どもが保育園や幼稚園に入れないことがある理由

 

発達障害のお子さんが保育園や、幼稚園へ入れないことがあるのはなぜでしょうか。要因となる事柄を解説します。

 

2-1. 加配の先生をつけられない

 

保育園や幼稚園の状況により加配の先生をつけられない場合があります。以下の状況が影響しています。

 

予算の都合 園の経営状況により、加配の先生を雇う予算がない。
補助金制度を用意している自治体もあるものの、条件が厳しかったり、医師や専門家の診断が必要だったり、用意する書類が煩雑であることから、避けたいと感じる園も多い。
人材不足 発達障害の子どもに対応するためには、特別な知識やスキルを持つ先生が必要。
ただ、人手不足によりこうした人材を確保できない。
施設の対応能力 保育園や幼稚園の設備や運営体制によっては、発達障害の子どもに対する支援体制が整っていない場合も。

 

これらの状況のとき、お子さんに加配の先生をつけて対応するのが難しいです。

 

2-2. 加配の先生はいるものの対応が難しい

 

多くの園では、加配の先生は、発達障害の子ども3人に対し1人となります。

 

ただお子さんの特性によっては、先生がつきっきりで対応しなくてはならないかもしれません。

この場合、他のお子さんを見れなくなってしまうため、対応が難しく受け入れできないことがあります。

 

2-3. 発達障害児保育の有名な園は空きがないことがほとんど

 

発達障害児保育が有名な園は、そもそも空きがないケースがほとんどです。

 

現状統計データはありませんが、発達障害のお子さんに特化した保育園や幼稚園は、全国的にまだ数が限られます。

そのため、有名になるほど評判のいい保育園や幼稚園は空きがありません。

 

また、発達障害の診断技術や理解が進んだことで、発達障害の診断を受けるお子さんが増えています。それに伴い、発達障害児保育で有名な園は、さらに需要が増え続けています。

これらを踏まえると、空きが出ること自体、珍しいかもしれません。

 

3. 発達障害の子どもの保育園・幼稚園を選ぶ前に事前に考えておくこと

 

発達障害のお子さんが通う園を選ぶ際に、事前にご家庭で考えておくべきことをまとめました。

 

3-1. 保育園・幼稚園で加配が必要な特性か

 

お子さんの特性は、加配の先生が必要か、また子ども3人に対し1人の加配で対応できる特性かを確認しましょう。

以下の点を確認しておくと良いかもしれません。

  • 身の回りのことは自分でできるか(支度や手洗い、食事など)
  • 癇癪、パニックの程度
  • 動き回ってしまう、固まってしまうなどの状況
  • 他害や自傷はあるか

また自宅と集団だと、お子さんの状況が異なる場合もあります。自宅ではおとなしく比較的手がかからないのに、集団生活では不安などから、特性が大きく表れるケースも多いです。

集団のなかでお子さんにどのような特性が見られるかを確認して、加配の先生が必要な状況か、または3人に1人でも対応できる特性かを確認しておきましょう。

 

3-2. 入園できなかったときにどうするかを決めておく

 

発達障害のお子さんを受け入れられる園は限られていて、需要と供給のバランスがあっておらず、どうしても入園が難しいときもあります。

「もしも入園できなかったときにどうするか」という方針もご家庭で話し合っておきましょう。

主に以下の点を話しておくと良いかもしれません。

 

3-2-1. 児童発達支援の利用も検討

 

保育園や幼稚園ではなく、「児童発達支援」の利用も視野に入れておくといいでしょう。

 

児童発達支援は、療育のことであり、発達障害のお子さんへ、個別の支援や集団活動を通じて発達を促進するためのサービスです。

主に未就学児(0歳から6歳まで)を対象にし、集団生活を送るうえで身につけなくてはならないスキルを、お子さんに合わせた方法で教えてくれます。児童発達支援センターや指定された施設でサービスが提供されます。

児童発達支援も、親御さんがずっとつきっきりではなく、分離した保育が実施されます。

 

預かる時間帯や頻度などは、以下の場合が多く、ご両親が働いていても利用できるでしょう。

通常の預かり 1日3~6時間
延長保育 就労している親御さんに向けた延長保育制度がある
短時間の利用 毎日決められた時間に行くのではなく、お子さんのペースに合わせ週に2回などの利用もできる
休日保育 施設によっては土日の預かりも対応している

 

ただし、一例であり、施設によって預かり時間や延長保育などの有無が異なります。

 

3-2-2. 仕事はどこまで融通が効くか確認する

 

保育園、幼稚園に入れなかったときに、仕事をどうするのかも、夫婦で話し合っておきましょう。

  • 育休の延長は可能か
  • リモートに切り替えができるか
  • 転職を視野に入れるか
  • 経済的に一時的に退職しても大丈夫か

 

入れなかったときにこれらのことを考えるのは大変なことです。

短期間で決断が迫られるため、夫婦どちらかに大きな負担がかかるような場合もあるでしょう。

 

そのため、事前にお互いで話し合って方針を固めておくことが大切です。

 

4. 発達障害の子どもが保育園・幼稚園に入れないときの選ぶポイント

 

発達障害のお子さんが入りやすい保育園、幼稚園を選ぶときのポイントをまとめました。参考にしてください。

 

4-1. 発達障害の子どもの受け入れの経験があるか

 

発達障害のお子さんを受け入れた経験があるかどうかを確認しましょう。

 

受け入れた経験がない園の場合、適切な支援を提供したり、加配の先生を増やしたりなどの対応が難しいケースが多いです。

そのため、お断りされてしまうこともあるでしょう。

 

毎年発達障害のお子さんの受け入れ枠があるか、また受け入れている経験が豊富かを確認しておきましょう。

 

4-2. 見学時の親子への接し方

 

保育園、幼稚園を見学したときの対応でも、選ぶべき園かを見極めることができます。

お子さんに特性が見られたときの先生の接し方や、お子さんへの対応方針がご家庭と合っているかをたしかめましょう。

 

他にも、受け入れ可能としていても、園によって特色はさまざまです。

のびのびとお子さんに自由なことをさせる園だったり、行事や知育に力を入れていて、やや厳しくお子さんを指導している園だったり、教育方針は園により異なります。

例えば、のびのびした園ではお子さんのしたいようにさせてくれるかもしれません。ただ、いざ小学校に上がったとき集団生活にうまく適応できず悩むケースが多いです。

反対に、指導が厳しい園のときは、厳しく注意を促されたりしたときに、お子さんが「園に行きたくない」と感じてしまうかもしれません。

 

どのような考えのもとお子さんと接してほしいか、また園でどんなことをお子さんに経験してもらいたいかを考えて選んでみましょう。

 

4-3. 加配できる状況なのか

 

前述のとおり、加配できる状況かどうかは園によってさまざまです。

経営状況的に加配が難しい場合には、お子さんを受け入れてもらえないかもしれません。

 

お子さんの特性から加配の先生が必要か判断をし、また園は加配できる状況なのか確認しましょう。

 

5. 発達障害の子どもの保育園幼稚園選びで親御さんが困るポイント

 

お子さんの保育園、幼稚園を探しているときに、親御さんがよく抱える困りごとや、大変だと感じることを解説します。

 

5-1. 入園拒否されてしまうことがある

 

願書を出しても、入園拒否されてしまい入園できないことが1番の困りごとかもしれません。

 

前述のとおり、以下の場合お子さんの入園が難しいことがあります。

  • 発達障害の子どもを支援した経験がない
  • 加配の先生をつける余裕がない
  • お子さんの特性的に加配の先生が対応できない

お子さんが悪いわけでは決してありませんし、園も対応できないのは仕方のないことです。ただ、「発達障害ではない子どもは入園できるのに…」とどうしても他の子と比較をしてしまい、つらい気持ちになってしまうかもしれません。

 

保育園や幼稚園を利用できなくても、義務教育である小学校は必ず入学できます。そのため、小学校までに集団生活に慣れるための支援を受けるのは、非常に大切です。

もしも入園拒否されてしまったときは、保育園や幼稚園だけでなく、今後の集団生活に向けて、児童発達支援の利用も検討してみるといいかもしれません。

 

5-2. 先生との連携は欠かせない

 

見学の段階で先生との連携は欠かせません。お子さんの特性をしっかり説明しておく必要があります。

また、いざ入園してからも、先生との連携は欠かせないでしょう。

時には以下のような協力を求められることもあります。

「〜〜をご家庭でも練習しておいてほしい」
「こういうときはどうやって対応すればいいか?」

 

また、時にお友だちを傷つけてしまったことや、園で困ったことなどを逐一報告してくれる場合もあります。

聞くたびに「やっぱり通うことで迷惑をかけてしまっている」と申し訳ない気持ちになってしまうかもしれません。

しかしこれは、園側がお子さんのことを大切に思い、常に目を配ってくれている証拠でもあるため、感謝の気持ちを伝えながら対応していきましょう。

 

5-3. 見学やその後の登園で子どもが行きたがらない

 

発達障害のお子さんは、保育園や幼稚園を行きしぶることが多いです。

 

苦手な活動があったり、他の子と比べてしまったりして、「行きたくない」という気持ちが生まれてしまいます。

発達障害のお子さんの保育園、幼稚園の行きしぶりは、次の記事で解説しているため、参考にしてください。

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6. 発達障害の子どもが保育園幼稚園へ入園するまでの手順

 

発達障害のお子さんが保育園や幼稚園を探し、入園するまでの手順をまとめました。

 

6-1. 保育園・幼稚園リストを入手し受け入れ可能か相談をする

 

地域の保育園幼稚園を把握するため一覧を手に入れましょう。

自治体のホームページや市役所などで入手できます。

 

そこから、次の点をチェックして、ご家庭と条件の合う園を絞り込みましょう。

  • 金銭:入園料・保育料・一時保育利用料・入学金など
  • 通園のしやすさ:場所・送迎バス
  • プレ保育の有無:プレ保育から通った方が入りやすい場合も
  • 延長保育の有無:利用料・時間帯・長期休暇
  • 給食の有無

 

6-2. 利用している児童発達支援施設にも相談してみる

 

すでに児童発達支援施設(療育)も利用されているかもしれません。スタッフの方達はお子さんの特性や性格などをよく理解してくれています。

そのため、候補の園がお子さんに合っているか、アドバイスをもらえるでしょう。

また、他にも発達障害の保育を得意としている園の情報も教えてくれるかもしれません。

一度相談してみましょう。

 

6-3. 見学

 

保育園、幼稚園へ問い合わせて見学の申し込みをします。

指定された日に園を見学しましょう。

 

見学では、子どもの状況や特性をしっかりと伝え、受け入れできる状況かどうかを確かめましょう。

 

6-4. 期日までに市町村へ申請or願書提出

 

決められた期日までに市町村へ申請、もしくは願書提出を行います。

このあと、保育園、幼稚園ごとに次の流れとなるでしょう。

保育園 ①市役所へ申請書を提出(第1希望〜第10希望の保育園を書いた書類・両親の就労証明書などを提出)
②入園できる園やもしくは落選した旨の連絡が市役所から入る
③指定された日に入園説明会
幼稚園 ①願書を提出
②決められた日に面接を受ける
③合否の通知が来る
④指定された日に入園説明会

 

7. 発達障害の子どもが保育園幼稚園でトラブルなく過ごせるようにする工夫

 

発達障害のお子さんが入園後にトラブルなく楽しく過ごせるようにする工夫をまとめました。

 

7-1. 子どもの抱えている気持ちを理解し受け入れてあげる

 

初めて親御さんと離れて集団生活を送る保育園、幼稚園での生活は、誰でも疲れやストレスを感じるものです。

 

特に発達障害のお子さんは、特性により周囲のお子さんと同じように活動できない場面もあるかもしれません。またこだわりが強かったり、じっとしているのが苦手だったりすることから、集団Z生活に大きなストレスを感じているかもしれません。

 

そんなお子さんの頑張りや、疲れ、大変だなと思う気持ちは、理解し、いつも受け入れてあげましょう。

 

言葉にしてみることで、お子さんは、親御さんが自分の気持ちを受け入れてくれていると実感できます。

 

7-2. 保育園や幼稚園でのルールを子どもがわかりやすい方法で教える

 

発達障害のお子さんは、集団生活の暗黙のルールをなかなか理解できないことがあります。

そのようなルールを、お子さんが理解しやすい方法で教えてあげることが大切です。

  • 先生がお話ししているときは、静かにして先生の顔を見て聞く
  • 滑り台や遊具は順番に使う

など

お子さんの特性によっては、言葉で伝えるよりも、絵などにして視覚的に伝えた方が理解しやすい場合もあります。

 

7-3. 先生と常に連携を図るようにする

 

先生とは常に連携を図っておくことが大切です。

お子さんが毎日どんな様子で過ごしているのかがわかり、お子さんの気持ちを探ることができます。

また、何か困り事を抱えたときにも、先生と連携しておけば適切に対処していけるかもしれません。

 

7-4. スダチなどの子育て支援機関の力を借りる

 

スダチなどの子育て支援機関の力を借りて、お子さんがこの先も集団生活や学校生活を楽しんで送れるようにしておくことも大切です。

 

スダチは、親子関係を通した子育て支援や不登園の解決などを行なっている子育ての専門機関です。

スダチでは毎日お子さんの様子を親御さんからヒアリングして、その時々のお子さんに合わせた声かけ、接し方を具体的な内容でフィードバックします。毎日親御さんから適切な声かけが実施されることで、親子の信頼関係がより良いものへと変化していきます。

 

そして、信頼できる親御さんから毎日適切な方法で褒められるため、お子さんの自己肯定感もどんどん育ちます。発達障害の特性をきっかけに園や学校へ行けなくなったお子さんを数多く支援してきましたが、みなさん平均3週間で主体的に再登校を果たしました。

ただ再登校しただけでなく、考え方が前向きになり、さまざまな問題を自分で乗り越えるようになっています。他にも支援のなかで発達障害の特性も和らいでいきました。

 

「癇癪やパニックが怖いので子どもの言いなりになっている」
「我が子はこの先保育園や幼稚園に入園できるのだろうか」
「小学校に適応できるのか不安を感じている。この子らしい姿で学校生活を楽しんでほしい」

 

その場合は、一度現状のお子さんの様子をスダチへ相談してみませんか?お子さんの状況をヒアリングしたうえで、より適切な親子関係を築き、この先お子さんが社会で生活するための力をつけるために、やらなくてはならないことをお話しいたします。

 

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8. 発達障害の子どもが保育園幼稚園に入れないときのよくある質問

 

8-1. 発達障害の子どもが保育園で退園を勧められることはありますか?

 

発達障害のお子さんが保育園で退園を勧められるケースは、残念ながら時々起こることがあります。しかし、お子さん自身に問題があるというより、施設の体制や支援の限界、経験不足など、さまざまな要因が関係して退園を勧められます。

 

8-2. 保育園の障害児枠は無職でも入れますか?

 

もちろんご夫婦のどちらかが就労していない場合でも、障害児枠へ申請できます。ただし就労していない場合、審査の際の加点が低くなってしまいます。両親ともに就労しているご家庭の方が審査する際の点数が高くなり、保育園へ入れる可能性が高いです。

 

8-3. 発達障害の子どもはクラスにどのくらいいますか?

 

発達障害のお子さんは、クラスに3人程度の割合でいるとされています。

参照参考:文部科学省「特別支援教育に関する調査の結果 」

 

8-4. 発達障害の療育は何歳まで対象ですか?

 

療育は18歳以下のお子さんを対象としています。小学生〜高校生は放課後デイサービスにて療育を受けられます。

 

8-5. 発達障害の子どもにはどんな特徴がありますか?

 

ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、LD(学習障害)によって以下のとおりです。

ASD
  • 暗黙の了解を理解したりするのが苦手でコミュニケーションが不得意
  • 独自のルーティーンやこだわりがある
  • 癇癪を起こしたりパニックになったりすることがある
ADHD
  • 衝動的に行動してしまったりするところがある
  • 落ち着きがなくソワソワしたり、常に体を動かしてしまったりする
  • 忘れ物や失くし物が多い

など

LD
  • 読み書きが苦手だったり、推測、計算など、特定の分野があきらかに苦手

 

9. まとめ

 

発達障害のお子さんを受け入れる体制が整っていないことから、保育園・幼稚園によっては、入れないことがあります。

ただ、小学校へ上がるまでに集団生活を経験したり、社会性を身につけたりできる場所は、保育園、幼稚園だけではありません。児童発達支援なども視野に入れながらお子さんに最適な環境を見つけましょう。

 

また、スダチでは、発達障害のお子さんとの関わり方や、登園拒否などに悩む親御さんへ支援を提供しています。

毎日お子さんの様子を親御さんからヒアリングして、その時々のお子さんに合わせた声かけ、接し方を具体的な内容でフィードバックします。毎日親御さんから適切な声かけが実施されることで、親子の信頼関係がより良いものへと変化していきます。

支援のなかで、発達障害の特性が和らいでいったケースも多いです。また、毎日泣いて暴れて登園拒否していたお子さんも、平均3週間で再登校に導いています。

現状のお子さんの様子をヒアリングさせていただいたうえで、今のお子さんに必要な声かけや接し方をお伝えしておりますので、この機会に無料相談をご活用ください。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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