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保育園・幼稚園の不登校ブログ

発達障害児が保育園で抱える悩みとは|行きしぶりの原因や先生から障害を指摘されることはある?

この記事を読むのに必要な時間は約 22 分です。

「発達障害でも保育園へ通えるの?よく抱える悩み事はなんだろう」
「発達障害の子どもが保育園へ行きしぶるようになってきた」

 

発達障害の特性が見られるお子さんが、保育園の利用を検討されているときには、楽しんで通えるのだろうかと一度は不安になるものです。

またすでに保育園で行きしぶりが見られているときにも、「毎日通わせるのが大変」「どうすれば楽しく通えるようになるの?」とさまざまな思いを抱えていらっしゃることでしょう。

この記事では、発達障害のお子さんが保育園へ行きしぶる原因や、よく抱える困りごと、楽しんで園へ通うための解決方法を紹介します。

 

平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

・発達障害の子どもが保育園へ行きしぶる原因とは?
・保育園側の発達障害の子どもへの対応
・発達障害の子どもが保育園へ通うために親御さんができること

現状を解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。

 

スダチでは、お子さんの行き渋りや不登校、ひきこもりを平均3週間で根本解決しています。

根本原因にアプローチしているため、スダチが支援したお子さん方は、みなさん主体的に行き渋りや不登校を乗り越えて再登校を果たしています。もちろん、未就学児のお子さんを保育園や幼稚園へ登園できるようにした実績も数多くあります。

 

親御さんと離れることへの不安が強く行き渋りが続いていたり、朝になると泣いて暴れて登園できなかったり、みなさん状況はさまざまでしたが、根本解決して今では保育園、幼稚園で楽しく過ごしています。

 

例えば、自閉スペクトラム症の特性がある場合には、お子さんのペースに合わせスモールステップで支援をしたり、それぞれのお子さんの特性に合わせながら、再登校を目指した適切な支援を提供できます。

 

小学校から高校生のお子さんも含め、スダチでは2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきました。

一度無料相談で、お子さんのことをスダチへ相談してみませんか?登園拒否を解決するために、お子さんにどんな接し方・声かけをすればいいのかをアドバイスさせていただきます。

 

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1. 発達障害の子どもが保育園へ行きしぶる原因とは?

 

発達障害の特性が見られるお子さんは、保育園という親御さんと離れて集団生活を送る場を嫌がるケースがあります。これにはお子さんの特性がきっかけとなって「嫌だ」と感じている場合もあります。

お子さんの心境をより詳しく理解するために、行きしぶりのきっかけをまとめました。

 

1-1. 環境に慣れることができず不安を感じる

 

発達障害のお子さんは、環境に慣れるまでに時間がかかるケースがあります。これには、次の特性が関係しています。

  • 初めての場所や人を知るまでに時間がかかる
  • ルーティーンが壊れることや予定変更に不安を感じる

お子さんは、不安を解消するために周囲の情報(人・人の行動・場所など)を収集し、理解しようとします。しかし特性によって、これらの情報を収集するのにどうしても時間がかかってしまい、新しい環境に対し大きな不安を感じるのです。

 

また、ルーティーンが崩れたり、急な予定変更があったりすると、強い不安を覚えパニックになるのも発達障害の特性です。

以下のようにお子さんのペースや特性に合わせて保育園に慣れるよう対応してあげましょう。

  • 慣らし保育の期間を多く設けてもらう(慣れるまで短時間の保育にする)
  • 予定変更がある際は絵や文字などを取り入れて視覚的に伝える

特に発達障害のお子さんは、言葉で説明されるよりも、絵や文字などで説明をした方が理解しやすいケースもあります。お子さんに伝わりやすい伝え方で、保育園の環境に慣れてもらうようにしましょう。

 

1-2. 母子分離に慣れていない

 

発達障害の特性により、母子分離に強い不安を感じる傾向もあります。

  • もともと不安を強く感じやすい
  • 他人の視点に立って物事を考えるのが難しい

発達障害の特性が見られるお子さんは、他人の視点に立つことがどうしても難しい場合があります。それにより、親御さんがいつもお子さんのことを見ていることや、必ず迎えに来るということもうまく把握できないことが多いです。

この特性から、親御さんが迎えに来てくれないのではと思い、母子分離に強い不安を抱くことがあります。

 

親御さんの気持ちをしっかり言葉に出したり、迎えにくる時間を伝えたりすることで不安が軽減されるでしょう。

  • お母さんは●●のことをいつも見ているからね
  • 時計の針がここになったら、迎えにくるからね

具体的に言葉をかけてあげることがポイントです。

 

1-3. 発達障害の特性がきっかけで困りごとを抱えている

 

発達障害のお子さんは、その特性により集団行動にうまく適応していけないこともあります。周囲のお子さんのようにうまく行動できず周囲と自分を比較してしまったりすることもあるでしょう。

 

これは、自己肯定感の低下につながるため、注意が必要です。

自己肯定感は、社会のなかで主体的に行動する際に糧となります。自己肯定感が低い状態だと、保育園で自分の振る舞いに自信を持てず、困りごとを抱えた時も解決に向けて行動できません。

それにより、困りごとを抱え続けて行きしぶりにつながるケースも多いです。

ここでは、自閉スペクトラム症、ADHD、発達性運動協調障害を例として取り上げて、お子さんがよく抱える困りごとを解説します。

 

1-3-1. 自閉スペクトラム症の子どもが保育園で抱える困りごと

 

自閉スペクトラム症のお子さんは次の困りごとを抱えることがあります。

友だちとうまく関われない
  • 相手の気持ちを汲み取るのが苦手なため会話が難しい場合がある
  • コミュニケーションが苦手で一人遊びが好きな傾向がある
行事や集団行動に参加できない
  • こだわりが強いためうまくできないときにパニックになることがある
  • 興味がないことは取り組めない場合がある
電気が明るい、騒がしいなど感じている
  • 感覚過敏があるため常に環境を不快に感じていることがある

 

1-3-2. ADHDの子どもが保育園で抱える困りごと

 

ADHDのお子さんは、保育園で以下の困りごとを抱えることがあります。

友だちとうまく関われない
  • 衝動的に行動する傾向がある
  • 順番を待てない
  • 友だちに手をあげてしまう
行事や製作などの参加が難しい
  • 集中し続けることが苦手で注意力散漫になる

 

1-3-3. 発達性運動協調障害

 

発達性運動協調障害のお子さんは、保育園で次の困りごとを抱えることがあります。

行事や製作などの参加が難しい
  • 手先や身体をうまく動かすことができない

 

2. 保育園側による発達障害児への対応

 

「診断は受けていないが、発達障害の傾向が見られる」

その場合、保育園に入る前に、「園ではどのような対応をしてもらえるのか」と不安に思われるかもしれません。

ここでは、発達障害の傾向が見られるお子さんがいるときの、一般的な園側の対応を紹介します。

 

2-1. 発達障害について学んでいるうえで子どもをよく観察する

 

保育園の先生は発達障害の専門家ではありません。ただ、これまで多くのお子さんの保育を経験しています。

そのため、他のお子さんと明らかに行動や言動が異なるときに「もしかしたら発達障害の傾向があるのかもしれない」と感じる場合があります。

 

また、小学生〜高校生を対象に実施した調査ではありますが、10人に1人程度の割合で発達障害のお子さんがいると言われています。

参照・参考:文部科学省「通級による指導実施状況調査

 

保育園の先生も、発達障害のお子さんを保育した経験が少なからずあるはずです。その経験を活かして発達障害を疑う場合もあるでしょう。

また、一人の先生が判断をするのではなく、複数の先生がよく観察をして判断をしたり、療育センターから専門知識のある人材を派遣してもらったりして総合的に見て判断するケースが多いです。

 

2-2. 保護者へ子どもの様子を伝え発達障害の疑いについて指摘する

 

療育など、適切な支援へつなげるために、親御さんとの面談時に発達障害の疑いについてお話しするケースが多いです。

もちろんこの面談は、「保育園をやめてほしい」という内容のものではありません。また、想定していなかった親御さんは、驚いたり時にショックを受けてしまう場合もあります。

 

そのため決して親御さんとお子さんを責めるような内容ではありません。主に次のような流れでお話しするケースが多いようです。

  1. 家庭で困っていることはないかをヒアリングする
  2. 保育園での様子を話す
  3. 家庭での困りごとや集団生活での様子から判断して発達障害の疑いについて話す
  4. 近隣の療育施設についての情報を提供する

 

療育はお子さんの特性に合わせた方法で、集団生活、社会でのルールを教えてくれる場所です。療育を利用することで保育園でもうまく適応できるようになり、小学校は問題なく過ごせるようになるケースも多いです。

「保育園ではお子さんを見れないから利用してほしい」という意味合いではなく、お子さんがこの先学校生活、社会生活を楽しんでおくるために必要な支援を教えてくれています。

 

2-3. 補助の教員がつく

 

集団生活を一人で送ることが難しいと判断されるお子さんには、お子さん1人に対し先生が1人つく加配を実施するケースもあります。

ただ現状加配が実施される割合は少なく、数字にしてみると以下のとおりです。

保護者から申請があったケース 4割
保育園が独自に判断して実施する 2割

 

必ず加配の対応ができない理由は、人員を増やすと、それだけどうしても人件費がかかってしまうためです。補助金制度もありますが、園の経営状況によっては加配が難しいケースもあります。

お子さんへ適切な保育を提供できないと判断した場合には、専門的な知見のある人材がいたり、人手の潤沢な公立の園などに転園を勧められるケースもなかにはあるようです。

 

3. 発達障害の子どもが保育園へ通うために親御さんができること

 

お子さんに発達障害の傾向が見られる時、「園で楽しく過ごせるようになってほしい」「行きしぶりが見られるときにはどう対応したら良いのだろう」といった思い、不安を抱えるかもしれません。

 

お子さんが楽しんで保育園へ通えるようになるために、親御さんができることをまとめました。

 

3-1. スダチなどの支援機関へ相談をする

 

  • 子どもへどのように関わればいいか分からず困っている
  • だんだん行きしぶりが見られる日が多くなってきた

 

その場合は、行きしぶりを根本解決しているスダチなどの専門機関へ相談してみることが大切です。

 

スダチでは、発達障害の特性がきっかけとなり、保育園や学校へ行けなくなったお子さんを再登園・再登校に導いています。

 

お子さんに知られることなく、親御さんを介した支援となるのがスダチの魅力です。毎日お子さんの様子をヒアリングさせていただき、その時々のお子さんに合った接し方・声かけを具体的な内容でフィードバックしています。

もちろん発達障害の特性、お子さんのペースに合わせたステップで支援することが可能です。

 

お子さんと長い時間を共に過ごし、そしてお子さんにとって最も信頼できる親御さんから、毎日長時間に渡り支援が提供されることで、日々お子さんの考え方や行動が変化し、平均3週間での再登園・再登校を実現しています。

無料相談では、お子さんの特性や現状を詳しくヒアリングさせていただいたうえで、これから解決に向けて何に取り組めばいいのかをお話ししています。無料相談を受けていただいたからといって、必ずしもその後の有料サービスに移行しないといけないというわけではありません。

無料相談のアドバイスで、親御さんの悩みを少しでも解消できたら幸いです。そしてアドバイスを実践いただき解決に向けた一歩を踏み出してみましょう。

 

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3-2. 療育も同時に利用する

 

お子さんの特性に合わせた方法で、集団生活のルールを教えてくれる療育も利用を検討しましょう。

 

療育を利用することで、

  • 集団の中ではこうやって動いた方がいいんだ
  • 友達にはこういう時こうやって声をかければいいんだ

と具体的な方法を学び理解することができます。これにより、園にスムーズに馴染んでいくことができ、園生活で抱える不安が軽減していくでしょう。

 

3-3. 正しい親子関係を構築し子どもの自己肯定感を育てる

 

正しい親子関係の構築と、お子さんの自己肯定感を育てることも大切です。そのためには、次のことを実施してみましょう。

  • いつも子どもに目を向けてあげて行動の過程を褒める
  • 頭ごなしにしからず、ダメなことはダメだと毅然とした態度で教える
  • なんでもやってあげるのではなく考えて行動する機会を作る

良いことをたくさん褒めてくれて、ダメなことはダメだとしっかり教えてくれる親御さんのことをお子さんは信頼していくようになります。

そして、自分で考えて行動し、その過程を褒められることでお子さんの自己肯定感もどんどん育ちます。

 

ただ、注意点としては、なんでもかんでも褒めればいいというわけではありません。正しいポイントで正しい褒め方をする必要もあります。

正しい褒め方、そして今のお子さんへの適切な声かけ、接し方は、ぜひ一度スダチの無料相談にてお問い合わせください。現状の様子をヒアリングさせていただいたうえで、お子さんに合わせた対応方法をアドバイスさせていただきます。

 

4. 発達障害の子どもが保育園へ通うときによくある質問

 

4-1. 保育園は発達障害でも受け入れてもらえますか?

 

受け入れてくれる可能性がありますが、園によっては難しい場合もあります。保育園の経営状況によっては、人員の確保が難しいケースがあるためです。

入園前にさまざまな園を見学して、発達障害児の受け入れについて確認しましょう。

 

4-2. 保育園で見られる発達障害の子どもの特徴は?

 

以下の行動が見られる時に、発達障害を疑うケースがあります。

  • 集団行動が苦手で一人で過ごしている
  • 行事の練習や日々の日課の活動に参加するのが難しい
  • 一人遊びが好きで周囲の友人と関わりを持たない
  • 突然怒ったり、友だちに攻撃したりする
  • 気持ちのコントロールが難しい

家庭では手のかからないお子さんでも、保育園という環境のなかで上記の特性が見られる場合もあります。

 

4-3. 保育園へ行きながら療育も利用できますか?

 

もちろん利用可能です。

療育は、保育園のように1日を過ごす場所ではなく、週に1〜数回、短時間の利用となります。習い事のようなイメージでしょう。

そのため、保育園へ通いながら利用できます。

 

5. まとめ

 

発達障害は決して病気ではありません。お子さんの大切な個性でもあります。ただその個性がきっかけとなり、保育園生活にうまく適応できないこともあるのが現状です。

 

「この先集団生活は難しいのでは?」と感じられることもあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

お子さんの特性に合わせた方法で、社会生活のルールを教えてあげたり、お子さんの自己肯定感を育ててあげたりすることで、お子さんは自ら社会の中に飛び込んでいくようになります。

 

そして、お子さんらしい姿で日々を楽しく過ごせるようになるでしょう。

 

「保育園への行きしぶりが見られるようになってきた」
「癇癪を起こすから子どもの言いなりのような状況になって、接し方に悩んでいる」

 

そのような状況でしたら一度スダチへ相談してみませんか?

 

スダチは、不登園や不登校を解決したり、適切な親子関係を構築するための支援を提供している専門家です。

支援したお子さんの9割が主体的に再登園を果たしており、みなさん平均3週間で保育園へ行けるようになりました。もちろん、発達障害の特性がきっかけだったお子さんや、未就学児のお子さんを支援してきた実績は豊富にあります。

 

無料相談では、蓄積された知見とノウハウを元に、今のお子さんに必要なアプローチをお話しさせていただきます。

 

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スダチでは、『不登校診断テスト』の提供をはじめました!現在のご家庭の環境とお子さんの状態を診断いたします。

ただの簡易テストではなく、しっかり現状をヒアリングさせていただくので、各ご家庭ごとに具体的なフィードバックをご提供できます。

オンラインで質問に答えるだけで、解決に向けて取り組むべきことがわかるため、お気軽にご活用ください。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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