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保育園・幼稚園の不登校ブログ

「保育園に行きたくない」と登園拒否をする原因と解決に向けた対応方法|保育園を嫌がる理由を年齢別に紹介

2024.07.31

「保育園に行きたくないと登園拒否をする。」
「なぜ行きたがらないのかわからない。解決に向けて何をすればいいのだろう。」

 

保育園の生活は、自由なご家庭での生活と異なります。親御さんと離れることに不安を感じたり、自分で考えて行動しなくてはいけなかったり、お子さんにとって刺激が多いです。

 

楽しそうに過ごしている様子でも、少しずつ疲れやストレスを感じていることもあるでしょう。

そして疲れやストレスが限界に達したとき、「行きたくない」と行きしぶることがあります。

 

この記事では、お子さんが保育園を登園拒否するときの原因や、解決方法を解説します。

 

平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

・「保育園に行きたくない」という登園拒否は、実はよくある
・「保育園に行きたくない」と登園拒否する子どもによく見られる朝の様子
・「保育園に行きたくない」と子どもが登園拒否をする理由
・年齢別の「保育園へ行きたくない」と感じることが多い理由
・「保育園へ行きたくない」と訴えるときの対応方法
・「保育園へ行きたくない」と登園拒否するときにNGな行動

 

現状を解決していきたいときの参考になりましたら幸いです。

 

スダチでは、お子さんの行きしぶりや不登校、ひきこもりを平均3週間で根本解決しています。

根本原因にアプローチしているため、スダチが支援したお子さん方は、みなさん主体的に行きしぶりや不登校を乗り越えて再登校を果たしています。もちろん、未就学児のお子さんを保育園や幼稚園へ登園できるようにした実績も数多くあります。

親御さんと離れることへの不安が強く行きしぶりが続いていたり、朝になると泣いて暴れて登園できなかったり、みなさん状況はさまざまでしたが、根本解決して今では保育園、幼稚園で楽しく過ごしています。

小学校から高校生のお子さんも含め、スダチでは2024年6月時点で1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきました。

一度無料相談で、お子さんのことをスダチへ相談してみませんか?登園拒否を解決するために、お子さんにどんな接し方・声かけをすればいいのかをアドバイスさせていただきます。

 

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目次

1. 「保育園に行きたくない」という登園拒否はよくある

 

お子さんが「保育園へ行きたくない」と訴える時、「周囲の子どもは楽しそうに通えているのに…大丈夫なのだろうか」と心配になってしまうものです。

ただ、実はお子さんが「保育園へ行きたくない」と訴える登園拒否は、多くの親御さんが経験しています。

実際に日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」が1,549名の親御さんを対象に実施した「お子さんが登園(登校)しぶりをした経験がありますか?」というアンケート調査では、7割以上が登園しぶりを経験していることがわかりました。

 

「お子さんが登園(登校)しぶりをした経験がありますか?」に対しての回答

ある 71.2%
ない 19.2%
どちらともいえない 9.6%

参照元:ママスタ「7割強が「ある」と回答。子どもの登園・登校しぶりを経験したことはありますか?<ママのリアル調査>

 

保育園は、お子さんが初めて親御さんと離れて社会生活を送る場所です。親御さんと離れる不安や自分一人で初めての経験をしていくことから大きな疲れを感じます。そして疲れが限界に達したときに「行きたくない」という感情が生まれるものです。

多くの親御さんが経験していることのため、特別な不安を感じる必要はありません。お子さんが楽しく通えるよう、これから対策をしていきましょう。

登園前、泣くお子さんは実際多いことは、次の記事でも解説しています。

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2. 「保育園に行きたくない」と登園拒否する子どもによく見られる朝の様子

 

「保育園へ行きたくない!」と訴えるお子さんの行きしぶりには、特定の傾向が見られる場合があります。

多くのお子さんに見られる傾向をご紹介します。

 

2-1. 父親の送迎は登園拒否しないのに母親のときだけ泣く

 

例えば、「父親が送迎するときには泣かないのに、母親のときは泣く」や、その逆だったり、朝送迎する人によって泣いたり泣かなかったりする場合があります。

だんだんと知恵がついてきたお子さんは、父親、母親によって異なる態度をとることもあります。

 

また、お母さんっ子の場合を例にあげると、母親が送迎のときには離れるときに寂しさを感じ泣いてしまうことがあるでしょう。反対に父親が送迎のときには、母親がいない不安から泣いてしまうかもしれません。

このように、お子さんの成長や心境から、特定の人の送迎のときに、「保育園へ行きたくない」と登園拒否をするケースがあります。

 

2-2. 親御さんの姿が見えなくなると泣き止む

 

親御さんと離れるときには「保育園へ行きたくない!」と大泣きして登園拒否するのに、親御さんの姿が見えなくなるとすぐに泣き止むお子さんもいます。

離れるときには悲しくなるものの、すぐに気持ちを切り替えられるのもお子さんらしい特徴です。

激しく行きしぶる姿を見ると、心配になってしまうものですが、親御さんと離れてからはすぐに気持ちを切り替えて楽しそうに過ごしているお子さんも多いです。

 

2-3. 突然登園拒否をするようになる

 

今まで楽しく通えていたのに、突然行きしぶりをするケースもあります。その際、理由もわからない場合が多いです。

 

これは、「再接近期」によるものです。「再接近期」とは、マーガレットマーラーという精神分析家によりつくられた理論です。

マーラーは、イヤイヤ期が始まる前の「15-24ヶ月頃」の時期を再接近期と呼んでいます。

この時期のお子さんは、親御さんから離れて自立に進みますが、離れることで「見捨てられるのではないか」という不安も感じて、親御さんと離れたくないと訴えるケースがあるようです。

 

15〜24ヶ月くらいのころ、理由もなく突然「保育園へ行きたくない」と行きしぶるときには、再接近期の可能性が高いでしょう。

 

3. 「保育園に行きたくない」と子どもが登園拒否をする理由

 

お子さんが「保育園へ行きたくない」と訴えるときに、お子さんが抱えている心境を解説します。

 

3-1. 親御さんと離れたくない

 

「パパ、ママと離れたくない」という気持ちから登園拒否するケースは多いです。

お子さんは、今まで四六時中親御さんと一緒に過ごしていました。保育園へ行くと、親御さんと離れてさまざまなお子さんや先生と接しながら過ごします。

家では、お子さんが困らないよう、先回りして親御さんがやってあげていたことも、保育園ではお子さんが自ら先生に助けを求めたり、自分で考えて行動したりしなくてはなりません。

家庭と保育園の生活には大きなギャップがあるため、どうしても疲れやストレスを感じてしまいます。

疲れ、ストレスが限界に達すると、「安心できる存在の親御さんと一緒にいたい。」と、離れたくないという気持ちが生まれます。

 

これは、お子さんにとって、親御さんが誰よりも安心できて信頼できる存在である証拠です。

信頼できる親御さんが適切なサポートをしていくことで、自ら楽しんで保育園生活を送れるようになるでしょう。

適切なサポート方法に悩むときには、ぜひスダチの支援や無料相談をご活用ください。

 

3-2. 保育園生活に嫌なことがある

 

保育園で嫌なことがあったり、不安を抱えていたりするときにも、「保育園に行きたくない」という気持ちが生まれてしまいます。例えば次のような問題を抱えるときに登園拒否が見られます。

  • 怖いと感じている先生がいる
  • お友だちとトラブルがあった
  • 保育の内容がお子さんの発達と合っていない

保育園での問題を解決できず、抱え込んでいることも考えられます。

また、まだ自分の気持ちを言葉にすることが難しい年齢です。嫌だと感じることをうまく伝えられず、泣いて登園拒否をすることで訴えているケースもあるでしょう。

 

3-3. 体調が悪い

 

熱など、目に見えた体調不良ではなくても、「体調の悪さ」を感じていて、行きしぶることもあります。

特に小さなお子さんは、体調が急変するものです。朝元気があっても、保育園で発熱する可能性もあります。

  • 昨日まで元気に通っていたのに、突然行きたくないと言い出した
  • 行きたくないといって元気がない

上記の場合は体調が悪い可能性があるため、一度休ませて様子を見てあげても良いかもしれません。

 

3-4. 環境の変化があった

 

次などの環境の変化も、お子さんが抱える「行きたくない」のきっかけとなることがあります。

  • 担任の先生が変わった
  • クラス替えがあった

など

 

保育園生活はただでさえはじめてのことばかりでストレスの多い環境です。さらに慣れないことが増え負担を感じて、「行きたくない」と感じる場合があります。

他にも園での環境の変化ではなく以下の家庭での環境変化も「行きたくない」のきっかけとなることがあります。

  • 親御さんの転職や転勤
  • 弟や妹が生まれた
  • 親御さんの離婚などの環境変化があった

 

親御さんの転職や転勤に伴い、生活習慣がまだ整っていないことで登園拒否につながることもあります。

朝時間がなくバタバタしながら登園していると、お子さんは自分のペースで準備ができないことに不満を感じているかもしれません。

余裕を持って園へ登園できるよう、生活習慣を整えていきましょう。

 

また、きょうだいが生まれたことや、親御さんの離婚などをきっかけに登園拒否をすることがあります。

  • 「弟や妹は家でママと過ごしているのに。」
  • 「ママとパパは、自分のことが大切じゃないのかな。迎えに来てくれるかな。」

という不安が「保育園へ行きたくない」という気持ちにつながっていきます。

 

親御さんはどんなときでもお子さんのことを第一に考え大切に思い、誰にも負けない大きな愛情を持っておられることと存じます。

その愛情がお子さんへ伝わるよう、今まで以上にお子さんと過ごす時間を大切にしていきましょう。

 

また、発達障害の特性が見られるお子さんは、環境の変化に大きな不安を感じることがあります。こちらの記事で解説いたしました。

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4. 年齢別の「保育園へ行きたくない」と感じることが多い理由

 

お子さんが「保育園へ行きたくない」と感じるきっかけは、年齢別に異なる場合もあります。

各年齢でよく見られる傾向を解説します。

 

4-1. 1歳半〜2歳:イヤイヤ期

 

1歳半〜2歳くらいのお子さんは、イヤイヤ期です。イヤイヤ期が関係して、「保育園へ行きたくない」と行きしぶる場合もあります。

 

イヤイヤ期はだいたい1歳半ごろまでに始まり、2歳がピークとなります。3歳をすぎると落ち着くお子さんが多いです。

 

イヤイヤ期は、お子さんの自我が芽生え、自己主張が高まります。自我が芽生えるものの、感情の制御や判断力を司る脳の前頭前野は、まだ未発達です。

それにより「こうしたい」「これはやりたくない」という感情を我慢できず、激しく駄々をこねたりします。

 

保育園は、自宅で自由に過ごす日と比較すると、どうしてもお子さんが我慢をする機会があるものです。

そのため「今日は行きたくない」「もっと自由にこれをしたい」という主張があるとき、イヤイヤ期で激しく行きしぶる場合があります。

 

2歳のお子さんが保育園を嫌がるときの理由と対処法は、以下の記事で解説しました。

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4-2. 3歳(年少):集団行動に慣れない

 

3歳のお子さんは、言葉が発達し自分の思いがうまく伝えられるようになり、友だちとの関わりも増えていきます。

ただ、まだ以下のような集団生活のルールをうまく守れない場合も多いです。

  • おもちゃの貸し借りのルール
  • 順番待ち
  • 仲間に入れてあげること

順番を抜かされてしまったり、「入れて」といってもいつも入れてもらえなかったりなど、何かトラブルを抱えていることもあります。

集団行動にうまくなじめているかを先生に確認してみましょう。

3歳のお子さんの行きしぶりは、次の記事でより詳しく解説しました。

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4-3. 4歳(年中):友だち関係のトラブル

 

4歳になると言葉が大幅に増えます。それだけでなく大脳が大きく成長するため、理解力や知能の向上も見られます。

ただ、まだまだ感情をコントロールするのは難しい時期です。

 

さまざまな言葉を使えるようになるからこそ、お友だちとケンカをしたときなどに嫌な言葉をかけあったりすることがあるかもしれません。

お友だちとのトラブルが原因となり、「行きたくないな」という気持ちが生まれることもあります。

 

園でお友だちとの関わりについて先生に聞いてみると良いかもしれません。

 

4歳のお子さんが保育園を嫌がるようになった場合の心境と対処方法は、以下にてより詳しく解説しました。

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4-4. 5歳(年長):周囲を見渡せるからこその悩み

 

5歳になると、自分のことだけでなく、周囲を見渡せる力がついていきます。周りを見て行動するようになり、周囲の人にうまく振る舞えるようになるのが特徴です。

 

ただその分、我慢するような場面が増えたり、他の子どもと自分を比較してしまったりするお子さんもいます。

  • 本当はこれをしたいのに、友だちはこっちをしたいというから、毎日我慢しなくちゃいけなくて嫌だな
  • みんなはこれをうまくできるのに、自分はうまくできない

 

上記のような気持ちが生まれて徐々に「保育園へ行きたくない」と感じる場合があります。

年中、年長のお子さんが行き渋る理由は、次の記事でも詳しく解説しています。

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5. 「保育園へ行きたくない」と訴えるときの対応方法

 

お子さんが「保育園へ行きたくない」と訴えるとき、どんな対応をしていけば良いのかと悩んでしまうものです。

ここでは、お子さんが抱えている「行きたくない」という気持ちの解決につながる、親御さんの対応方法をお話しいたします。

 

5-1. 「保育園が嫌」と感じる気持ちを受け入れる

 

お子さんの感じている「保育園が嫌だ」という気持ちをまずは受け入れてあげることが大切です。

  • こういうところが嫌だったんだね
  • 行きたくなくても毎日頑張っていたんだね

とお子さんの気持ちを言葉にして、共感してあげましょう。

 

自分の気持ちをわかってくれて、そしてその気持ちを認め受け入れてくれる親がいるとわかるとお子さんは安心します。

安心すると冷静になって気持ちを整理することができるため、「行きたくない」という気持ちの解決に向けて、前へ進むための土台となるでしょう。

 

5-2. 楽しいことや先の見通しがわかる声かけをする

 

保育園での楽しみや、先の見通しが立つような言葉をかけてあげることも大切です。

 

以下のような言葉をかけてあげましょう。

  • 今日は保育園でを⚫︎⚫︎する日だよ、楽しみだね
  • ママはお外が暗くなったら迎えにくるからね

保育園で今日はどのようなことがあるのか、また、親御さんが迎えにきてくれるのかなど、先のことがわかると、保育園に対する不安が軽減していきます。

 

5-3. 生活習慣を整える

 

生活習慣を整えることも徹底しましょう。

十分な睡眠時間を取れておらず、眠い状態だと「行きたくない」と感じる原因となります。

また、朝時間がないとついお子さんのことを急かしてしまう場面もあるかもしれません。

お子さんのペースで朝の時間を過ごし、穏やかな気持ちで登園できるよう、生活習慣を整えてあげましょう。

 

5-4. 保育園の先生と連携をする

 

保育園の先生にはお子さんが行きしぶりしている現状を共有しておきましょう。

お子さんが楽しく通えるよう、配慮をしてくれる可能性があります。

また、園での様子もしっかり共有してくれるでしょう。

園でお子さんがどのように過ごしているのか詳細がわかってくると、お子さんが嫌だと感じているきっかけや、今のお子さんの心境を探ることができるかもしれません。

 

5-5. 正しい親子関係を築き子どもの自己肯定感が育つ声かけをする

 

お子さんが園生活や、今後の学生生活を楽しんで送れるようにするためには、正しい親子関係の構築が欠かせません。

正しい親子関係は次のような関係となります。

  • 親子の立場が逆転していない
  • 子どもが親の顔色をうかがっていない
  • 親のことを信頼していてなんでも話してくれる
  • 過保護や過干渉ではない

そのためには、次のことを意識しましょう。

  • いつもお子さんの行動に目を向けて、頑張っていることを褒める
  • 正しいことはたくさん褒めて、ダメなことはダメだと毅然とした態度で教えてあげる

良いこと、ダメなことをしっかりと教えてくれて、そしていつも行動を見ていて褒めてくれる親御さんのことを、お子さんは信頼していきます。

そして信頼できる親御さんから褒められていくことで、お子さんの自己肯定感が育ちます。

 

自己肯定感は、自分でさまざまなことを主体的に考えて取り組む際の糧となります。そして何かうまくいかないときにも、「自分はダメだ」と思うのではなく「どうすればうまくいくかな」と前向きに捉えることができます。

この姿勢は、これからお子さんが社会の中で楽しんで生きていくうえで欠かせないものです。

 

5-6. スダチなどの支援機関へ相談をする

 

「子どもの行きしぶりが激しくどんな行動をすればいいのかわからない」

「子どもの性格に合わせた関わり方をして子どもの自己肯定感を育てていきたい」

 

その場合は、親御さん一人で問題を抱えこまずスダチへ相談いただけたら幸いです。

 

スダチは、お子さんの登園拒否や不登校を根本的に解決している専門家です。スダチが支援したお子さんは、自己肯定感が育ち主体的に保育園や幼稚園へ行けるようになっています。

支援は、親御さんから毎日お子さんの様子をお伺いし、その時々のお子さんに合わせた具体的な声かけや接し方をフィードバックする方法です。これにより、今よりもっと適切な親子関係になり、そして毎日長時間にわたってお子さんへ支援を提供できます。

そのため、スダチの支援を受けたお子さんは、平均3週間で「行きたくない」という気持ちを根本解決しています。

 

「仕事も忙しいうえに激しく行きしぶりするから落ち着いて対応できず困っている」
「子どもにどんな言葉をかけてどう接していけばいいかわからない」

 

ぜひ無料相談で現状の悩みやお子さんの様子をお聞かせください。登園拒否の根本解決に向けてこれからやらなくてはならないことを具体的にお話しさせていただきます。

 

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6. 「保育園へ行きたくない」と登園拒否するときにNGな行動

 

お子さんが登園拒否をしているときにやってはいけないNG行動を解説します。

 

6-1. 無理矢理保育園へ連れて行こうとする

 

お子さんが嫌がっている時に「行かないなんてダメ!行くよ!」と無理矢理連れていくこともあるかもしれません。

親御さんもこれからお仕事で時間のないなか対応されているため、休ませてあげるのは難しい場合がほとんどのことと存じます。

 

ただ、お子さんのつらい気持ちを受け入れず、無理矢理行かせてしまうとお子さんは「自分の気持ちをわかってくれない」とさらに不安が強くなることもあります。

「行きたくないと思っているんだよね」「嫌だなと思うことがあるんだよね」と気持ちを受け入れる言葉をかけたうえで、登園を促すようにしましょう。

 

6-2. 周りの子どもと比較をする

 

「お友だちは楽しく通えているのに」といった周囲のお子さんと比較するような言葉をかけるのはやめましょう。

お子さんの自己肯定感が下がってしまうことにつながります。

行きしぶりは多くのお子さんが経験していることであり、お子さんによって行きしぶる時期や期間もそれぞれです。周囲のお子さんと比較することなく、対応しましょう。

 

6-3. 登園拒否する子どもをずっと休ませる

 

お子さんが登園拒否をするとき、「様子をみましょう」「見守ってあげましょう」というアドバイスを受けて、休ませ続ける選択をすることがあるかもしれません。

実際は、休ませ続けていても解決にはつながりません。家での自由な生活に慣れてしまうと、保育園へ再び復帰する際に大きなギャップを感じます。再度登園にチャレンジするときに、行きしぶりがより激しくなってしまうこともあるでしょう。

 

そのため、「今は行かなくていいよ」と休むことを肯定し、休ませ続けることは避けましょう。

お子さんの気持ちを受け入れて一度は休ませるときにも、「行きたくない気持ちはよくわかっているよ。今は一度だけ休むけど、楽しく通えるようにママと一緒にがんばろうね」と解決に向けて進んでいけるような声をかけましょう。

 

7. 「保育園へ行きたくない」と登園拒否するときによくある質問

 

7-1. 保育園を休ませる基準は?

 

熱や何か症状があるわけではないのに、機嫌が悪かったり、いつもと様子が違ったりすると休ませるべきか迷ってしまいますよね。小さなお子さんは、体調が急変することも多いため、以下の場合は休ませてあげても良いかもしれません。

  • 食欲がない
  • 元気がない

風邪のひきはじめの症状や、お腹がゆるいなどの症状が見られるときにもできれば休ませてあげましょう。

 

行きしぶりで休ませるべきか迷う時には、次の記事も参考にしてください。

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7-2. 保育園になかなか慣れない子どもの特徴は?

 

集団行動が苦手なお子さんのとき、保育園になれるまで時間がかかる場合もあります。

  • 順番やルールを守れない
  • 友だちを叩いたりしてしまう
  • 行事など集団での取り組みに参加するのが苦手
  • 友だちの輪に入れず一人で行動することが多い

など

 

行事の練習をどうしても嫌がり、みんなと一緒に行動できない状況のとき、発達障害の特性によるものの場合もあります。

発達障害の特性が見られるお子さんの行きしぶりについては、次の記事で解説しました。

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7-3. 保育園は元気なのに休ませてもいいですか?

 

保育園は、義務教育ではないため、元気なのに休んでも問題ありません。親御さんのお仕事がない日は、平日であっても家庭での保育を推奨する園もあります。

 

また、次の記事のようにさまざまな理由から、保育園や幼稚園へ行かない選択をしているご家庭もあります。

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ただ、お子さんの行きしぶりが原因で、休ませるか迷う際、長期間休ませたり、行ったり行かなかったりを繰り返すことはおすすめできません。

支援機関などの力を借りて、行きたくない気持ちを解決していきましょう。

 

7-4. 保育園へ行きたくない、先生が怖いという。誰に相談をすべきですか?

 

苦手な先生がいることから、「園へいきたくない」と訴えるお子さんもいます。

その場合は、その先生へ直接相談するのではなく、他の信頼できる先生へ相談してみるとよいかもしれません。

先生と、どのような関わりがあったのか教えてもらえるでしょう。

 

また、お子さんが注意を促されたり、他のお子さんを注意している姿を見て「あの先生は怖い」とお子さんが感じる場合もあります。

その際は、「なぜ先生が注意をしているのか」という理由をしっかりと教えてあげることも大切です。

お子さんや周りの子が嫌いだから注意をしているのではなく、お子さんや他のお子さんが困らないよう注意してくれていることを教えてあげましょう。

 

8. まとめ

 

親御さんと離れる不安などから、お子さんが保育園へ行きしぶることはよくあります。

お子さんの「行きたくない」という気持ちは、一度は受け入れてあげることが大切です。ただ、休ませ続けても行きしぶりは解決しないケースがほとんどのため、適切な対応が求められます。

 

スダチでは、お子さんの行きしぶりや不登校、ひきこもりを平均3週間で根本解決する支援を提供しています。激しい行きしぶりが続いていたり、不登園だった未就学児のお子さんを、保育園、幼稚園へ通えるようにした実績も数多くあります。

支援させていただいたお子さん方は自ら主体的に登園を果たしただけでなく、今では毎日新しいことに挑戦しながら楽しんで園生活を送っています。

支援のなかで、正しい親子関係が構築され、お子さんの自己肯定感が育っていくため、幼稚園やこの先の学校で何か問題を抱えたときにも、親子で協力しながら問題を乗り越えられるようになります。

一度無料相談で、お子さんのことをスダチへ相談してみませんか?現状の確認をさせていただいたうえで、根本解決に向けて必要なアプローチをお話しさせていただきます。

 

\1対1で顔出し不要の無料オンライン相談を申し込む/

 

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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