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子どもが行き渋り・不登校で夏休みを迎えると、夏休みの過ごし方や学校復帰に不安を感じますよね。
また「夏休み明けは不登校が増える」という声に、心配になる方もいるでしょう。
この記事は、次の悩みを抱える親御さんに向けて書いています。
- 今は行き渋りだけど、夏休み明けから不登校にならない?
- 不登校のまま夏休みに入ったけど、大丈夫?
- 休み明けから学校に戻るには、夏休みをどう過ごせばいい?
【平均3週間で不登校解決プログラム】を展開する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおり。
この記事でわかること
- 不登校で夏休み入り・休み明けに不登校になる子どもの特徴
- 夏休みを再登校のチャンスにする気持ちの持ち方
- 夏休み中に取り組んでほしい行動
行き渋りや不登校で夏休みを迎えても、取り組み次第で学校に戻れます。
休み明けにお子さんから「行ってきます!」の声を聞くためにも、まずは夏休み期間中こそ学校復帰へのチャンスと考えましょう!
スダチでは、不登校になったお子さんを平均3週間で再登校に導いています。
夏休み明けから学校復帰を成功させた実績もありますので、夏休みという期間を有効に使いたい!と考えている親御さんは、ぜひ一度ご相談ください!
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1. 小学生が不登校、夏休み明けは再登校のチャンス!
行き渋り・不登校の状態で、夏休みを迎えても大丈夫です。
あなたとお子さんの夏休みの過ごし方次第で、夏休み明けからの学校復帰につなげられるでしょう。
とくに、夏休みは次のポイントがあるため、不登校の克服には最適な時期といえます。
- みんな休みなので不登校に対する罪悪感が減り、心に余裕を持てる
- 学校がある時期に比べ、親子関係で過ごす時間をとりやすい
不登校は、あなたとお子さんが向き合うことで乗り越えるもの。
時間のある夏休みこそ、不登校を叶えるチャンスなのです!
2. 夏休み明けは小学生が不登校になりやすい時期でもある!その理由とは
子どもが不登校のとき、夏休み明けは再登校のチャンスです。
しかし、反対にこれまで登校していた子どもが不登校になりやすい時期でもあります。
なぜ、夏休み明けは小学生の不登校が増えてしまうのでしょうか。
その理由について詳しく解説していきます。
2-1. 息切れしていてがんばるための元気が溜まっていない
学校がある期間は、学校を休まないようにと子どもが無理をして学校に通っている状態です。
また、学校で良い成績をとって褒められるために頑張っていたかもしれません。
体力的にも精神的にも疲弊しながらも頑張ってきていたお子さん。
それが夏休みになって気が抜けてしまって、そのまま不登校になってしまうのです。
不登校になってしまう子どもは、肉体的にも精神的にも疲れ切っていて、学校に通うことが大きな負担になっていることが多いです。
また、良い成績を取ることを重視していたときにも、「いい成績が取れない私には価値がない」という心境に陥り自己肯定感が低い状態にあります。
夏休みという期間でお子さんの状態が回復していないと、夏休み明けにもう一度立ち上がることができなくなって、不登校になってしまいます。
結果を見て褒めずに、お子さんが日々学校生活を頑張って取り組む様子を見て褒めてお子さんの自己肯定感を育てることが大切です。
2-2. 夏休み中に学校の大変さを自覚してしまう
必死になって学校に通っている間は、自分がストレスを感じていることや、学校が負担になっていることに気づかないことがほとんどです。
夏休みで学校に行かなくなったときに、学校の大変さを自覚してしまうと「学校に戻りたくない」と考えるようになって、不登校になってしまうケースもあります。
2-3. 生活リズムを戻せない
夏休みは生活リズムが乱れやすいというのは、小学生・中学生共通のことでしょう。
学校でストレスを感じることがあり本当に疲れ切っている場合、ついつい起きる時間が遅くなってしまったり、寝る時間が遅くなってしまったりします。
元気な時は学校に行く数日前から生活リズムを整えればよいです。しかし、不登校になってしまうお子さんは「学校へいきたくない」「学校というストレスを避けたい」という気持ちが働き、生活リズムを戻すことができない場合があります。
また、親のことをうまく信用できていない場合も、親御さんが「早く寝て早く起きよう」と促しても素直に聞き入れてくれません。
そのまま生活リズムを戻せないと、
「朝起きられなくて学校に行けない」
「夜眠れないから、朝起きるときに頭痛がする」
などといった身体的なダメージが出てきてしまい、不登校につながりやすいのです。
長期休みに不登校になる子どもが増えてしまう理由について、こちらの記事で詳しく解説しています。
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3. 「夏休み明けから不登校」「不登校で夏休みを迎える」どちらの小学生にも共通する心境の特徴
まずは行き渋り・不登校で夏休み入り、もしくは夏休み明けから学校に行けなくなる子どもの特徴・状態をチェックしておきましょう。
どちらの子どもにも、夏休みの前半・後半で次の共通点があります。
- 夏休み前半:開放感はあるが疲れている
- 夏休み後半:不安やプレッシャーに追われる
3-1. 夏休み前半:開放感はあるが疲れている
行き渋り・不登校で夏休みを迎えた子も、夏休みに入るまで頑張って登校した子どもも、一時的に学校から解放されたことで「ほっと」しています。
しかし、子どもの心身は疲れ切っている状態です。
子どもが感じる「疲れ」は夏休み前の子どもの状態により、次の2パターンがあります。
夏休み前半に感じる「疲れ」
- 行き渋り・不登校で夏休み入り:今まで学校に行っていない罪悪感から休みになっても、疲れは抜けない
- 夏休みまで登校できていた:今まで自覚がなかった・無理をしていた分、どっと疲れが襲う
行き渋り・不登校、頑張って学校に行ってきた子どもは、夏休みを楽しみたい気持ちよりも、学校からの解放によって気がゆるみ、疲れに飲み込まれてしまうのです。
3-2. 夏休み後半:不安やプレッシャーに追われる
夏休みも8月のお盆を過ぎると、少しずつ学校再開へのプレッシャーを覚えはじめます。
とくに、次の2つは不安を感じやすい傾向があります。
夏休み後半に感じること
- クラスの人間関係
- 夏休み明けの行事・勉強
とくに、クラスの人間関係に関する不安は大きいもので、次のような不安はぬぐえません。
「友だち関係がリセットされていたら…」
「自分が知らない間に、仲良しグループの関係が変わっていたら…」
夏休みは、友だちと会う機会が減ります。
いくらSNSでやりとりがあったとしても、「自分の知らないところで人間関係が変わっているかもしれない」という不安がつきまとうのです。
また、夏休み明けの行事・勉強も子どもの負担になることも。
学校行事は強制参加のため、集団での活動が苦手な子には気が重いのです。
勉強は夏休み前と比べて、授業のスピードや難易度があがります。
学年によっては、進路を意識しはじめる時期になるため、気持ちも不安定になりやすくなります。
夏休み後半は、夏休み明けの友だち関係や学校行事・勉強への不安がつきまといます。
いきすぎた不安は、「怖い」の感情へと変化。
「怖いけど行かなきゃ…」とプレッシャーを抱え、休みなのに気が休まらなくなります。
4. 夏休み中・夏休み明けに見られる小学生が不登校になるサイン
ここでは、小学生が不登校になるサインを紹介します。
夏休み中・夏休み明けに見られる特徴をまとめていますので、もしお子さんが紹介したようなサインを見せていたら、夏休み明けに不登校になってしまうかもしれません。
4-1. 子どもが不登校になるサイン:夏休み中
夏休み中に子どもが見せる、不登校になるサインは以下の3つです。
- ゲームなどに没頭して外出を嫌がる
- 生活リズムが大きく乱れている
- 宿題をギリギリになってもやりたがらない
外出を嫌がったり、人に会うことを嫌がるというのは、不登校の子どもによくみられるサインです。
自分がアクティブに行動する気力がない状態で、かろうじて自分が好きなゲームだけすることができるという状態かもしれません。ゲームをして現実の嫌なことから目をそむけ逃避している場合もあります。
ゲームなどに没頭して生活リズムが乱れてしまい、不登校につながることもあります。
また、宿題をギリギリまでやらないのは勉強したくないというよりも「学校の拒絶」の可能性がありますので、お子さんの様子をしっかりと見極めてあげましょう。
4-2. 子どもが不登校になるサイン:夏休み明け
夏休み明けに子どもが出す、不登校になるサインは以下の3つです。
- 体の不調
- 生活リズムが戻らない
- 家族に話をしなくなる、関わろうとしなくなる
学校が近づくにつれて、子どもたちの体調が悪くなることがあります。
これは、学校に行かなければいけないというストレスによって引き起こるもので、腹痛や頭痛などが主な症状になっています。食欲がなくなったり、疲れていたり、お子さんの体調が目に見えて悪くなっていたら要注意です。
また、生活リズムが戻らないのも「学校に行きたくない」と抵抗しているからかもしれません。
小学生の子どもは、自分がなぜ学校に行けないのか・行きたくないのかを言語化することが得意ではありません。
だからこそ、「学校が嫌だ」という感情が先行してしまって、生活リズムが乱れたり、人と話すことを嫌がってしまう傾向にあるのです。
体調不良を訴え不登校になるときのお子さんの心境や、不登校の解決方法は以下の記事でお話ししています。
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5. 夏休み明けに小学生の不登校を解決する!親ができる行動方法
気持ちの持ち方の次は、行動や取り組みについてです。
次の4つのうち、できるところからトライしてみましょう。
- 親子関係(家庭環境)を見直す
- 生活リズムを正しくする
- 夏休みを利用して自然とふれあう
- 不登校を第三者に相談しておく
5-1. 親子関係(家庭環境)を見直す
親子関係(家庭環境)は、不登校を解決するために1番大切です。
親子関係(家庭環境)がいびつだと、親と子どもの間に信頼関係がないため、不登校を解決できません。
加えて、あなたとお子さんだけでなく、一緒に過ごしている家族との関係もポイント。
例えば、学校に行けないことを「悪いこと」「恥ずかしいこと」と見る人がいると、子どもは罪悪感でいっぱいになります。
まずは親子関係(家庭環境)を整えることが、不登校解決への最短ルートです。
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5-2. 生活リズムを正しくする
夏休みでも生活リズムは、学校があるときと同じにしておきましょう。
「休みだから…」と思っていると、あっという間に生活リズムは乱れます。
生活リズムは1度でも乱れると、戻すのは大変です。
夏休みはゲームやスマホの利用時間が増えるため、昼夜逆転も起こりやすくなります。
あらかじめルールを決めておくのもいいでしょう。
ゲームやスマホのルール
- 使っていい時間や条件:午前中の勉強が終わったご褒美など
- 使用する場所:リビングや居間、ベッドや布団には持ち込まない
ルールを決めるときもコツがあります。
ルールを決めるときのポイント
- 子どもと話し合って決める
- 大人もルールを守ることに取り組む
親が勝手にルールを決めて強要してしまうと、必ず反発されます。
子どもも納得できるかたちにして、家族全員で取り組むのがポイントです。
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5-3. 夏休みを利用して自然とふれあう
せっかくの夏休みは、親子で山・海など、自然とふれあう時間を増やしましょう。
自然とのふれあいは視覚や聴覚、嗅覚などの五感を通して、リラックス効果を得られます。
無理をして遠出する必要はなく、近所の木のある公園や海辺、川沿いを一緒に散歩するくらいでも充分。
はじめ、お子さんは行き渋るかもしれません。
しかし、回数を重ねるうちに、普段は聞けなかった子どもの気持ち・考えを聞ける可能性が出てきます。
5-4. スダチなどの不登校支援団体へ相談しておく
夏休みこそ、行き渋りや不登校を第三者に相談しておきましょう。
親御さんは自分の力だけで、不登校をどうにかしようとしますが簡単にはいきません。
親御さんだけでの不登校解決が難しいワケ
- 原因や理由が特定しにくい
- 自分の子どもであるため、視野が狭くなる
- 親御さんの焦り・不安で悪循環になりやすい
ところで、不登校は時間が解決すると思っていませんか?
残念ながら、見守っていても解決しません。
スダチでは、不登校になったお子さんを平均3週間で再登校に導いています。
夏休みは時間が取れるご家庭が多いので、正しい親子関係の築き方を学び、お子さまが学校復帰できるお手伝いをします。
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スダチ以外の相談先は、以下の3つがあります。
不登校の相談先
- 学校(担任や養護教論、スクールカウンセラー)
- 公共の相談機関(教育支援センター・子育て相談室)
- 不登校の相談を受け付けているところ
学校や公共の相談機関の場合、できれば夏休み前に1度、連絡しておきましょう。
場所によっては夏休み期間中は相談員の人数が減るため、希望日に相談できないことも。
私たちは【無料:不登校解決オンライン相談】において、夏休みでも不登校の相談やお悩みを受け付けています。
不登校は少しでも早い相談をすることが、解決のカギです。
最悪を防ぎ、夏休み明けにいいスタートを切るためにも、不登校の相談はしておきましょう。
6. 夏休みを不登校解決のチャンスに!親御さんが夏休み中に意識すること
ここからは、行き渋りや不登校で迎えた夏休みを、再登校のチャンスにする方法をご紹介します。
まずは、気持ちの持ち方から。
次の3つがポイントです。
- 行き渋りや不登校の原因・理由は追求しない
- 絶対に再登校させようと焦らない
- 親も自分の夏を楽しむ
気持ちの持ち方をチェックしておくと、あとでお話しする行動や取り組みがスムーズに進みます。
6-1. 行き渋りや不登校の原因・理由は追及しない
私たち大人は、不登校という「問題」を解決するために原因や理由を探りがちです。
しかし、不登校の原因は追及しなくて大丈夫です。
なぜなら、不登校の原因はさまざまな要素が絡んでいるためです。
「コレだ!」と、原因を特定するのは難しいのです。
加えて、子ども自身も不登校のハッキリした原因はわからないことが多く、追及するほど子どもを追い詰めるでしょう。
原因や理由探しに時間を使うより、これからどうするのか?を考える方が建設的です。
6-2. 絶対に再登校させようと焦らない
行き渋りや不登校で夏休みを迎えたケースでは、親の方が「夏休み明けからは行かせなきゃ」と思いがち。
あなたの焦りは、次のような悪循環を引き起こします。
- 焦りからせっかちになり、子どもへの当たり方がキツくなる
- あなたからのプレッシャーにより、子どもが心を閉ざす
もちろん、あなたが焦る気持ちもわかります。
しかし、あなたが思い描く学校復帰への理想スピードと、実際に子どもが学校に戻れるまでのスピードは違うことを覚えておきましょう。
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6-3. 親も自分の夏を楽しむ
夏休みは、子どもと家で過ごす時間が増える方も多いでしょう。
夏休み以前よりも、子どものことで頭がいっぱいになるかもしれません。
ですが、「親だから」といって、子どものことばかりを考える必要はありません。
こんなときだからこそ、あなたにもリフレッシュが必要です。
子どもは、自分が学校に行けないことに負い目を感じるもの。
あなたまで不登校であることを理由にネガティブになると、子どもはさらに落ち込みます。
だからこそ、あなたが少しでも楽しそうにしていると、子どもは気がラクになるのです。
また「大変なときこそ、楽しみを見つけてみよう」という姿も見せられます。
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7. 不登校の小学生と親御さんが夏休みに感じていたこと
行き渋り・不登校の子ども、不登校の子どもを持つ親御さんごとに、夏休みに感じていたことをまとめています。
親子の共通点は「後ろめたさが減るものの、知っている人に会うのはちょっと…」という点です。
7-1. 不登校の子どもが夏休みに感じていたこと
先に、行き渋り・不登校で夏休みを迎えた子どもの声です。
夏休みのよかった点
- みんな休みになるため、後ろめたさが減った
- 特別、何も感じなかった
夏休みのツラかった点
- 同じ学校の人が外にいると思うと、出かけられない
- 最初はよかったけど、お盆過ぎはプレッシャー
子ども自身、自分が不登校であることに罪悪感を抱いていること、学校に戻らなきゃいけないと感じていることがわかります。
7-2. 不登校の子どもを持つ親御さんが夏休みに感じていたこと
次は、あなたと同じで不登校の子どもを持つ親御さんの声です。
夏休みのよかった点
- 子どもが元気になるため、気持ちが明るくなり気がラク
- 起こさなくていい安心感があった
夏休みのツラかった点
- 子どもが、いじめてきた人に会わないか?を気にしていて胸が痛かった
- 公的な相談機関も休みになるため、相談できず不安だった
親御さんも、自分の子どもが不登校であることに引け目を感じていることがわかります。
相談できる機関が休みになるため「私がしっかりしないと!」と、気負いすぎる人も。
お子さんと同じく、親御さんも夏休みには学校からの解放・学校明けの不安を抱えるものなのです。
8. 夏休み明けの不登校に関するよくある質問
ここでは、夏休み明けの不登校に関して、よくある質問に回答します。
8-1. 不登校は甘えですか?
お子さんがサボっているとか、お子さんが怠けていると感じているのであれば、それは間違いです。
不登校は怠惰や気のゆるみなどの「甘え」ではありません。
お子さん自身、ストレスを感じたきっかけと必死に向き合ってきたからこそ不登校になりました。
不登校になった今も、「学校へ行かなくちゃいけないのにどうしても行けない…」と日々葛藤しています。
不登校は、甘えや人生の問題点ではなく、これからお子さんが社会に出て活躍するための通過点に過ぎません。
決して甘えているとは捉えず、お子さんが一つの通過点を乗り越えこれからも前進できるようサポートしましょう。
8-2. 中学生・高校生の子どもが夏休み明けに学校に行きたくないと言っています。休み明けが怖いと感じる理由はなに?
中学生・高校生のお子さんも、本記事で紹介した小学生のお子さんと同様の理由で夏休み明けに学校に行きたくなくなってしまうことがあります。
生活リズムの乱れや宿題ができていない・勉強についていけるかどうか不安などの理由があります。
「夏休み中・夏休み明けに見られる不登校のサイン」を参考に不登校のサインに注意しましょう。
8-3. 夏休み明けの不登校対策は?
お子さんの様子をよく見るようにしましょう。
本記事で紹介した「夏休み中・夏休み明けに見られる不登校のサイン」が見られたら、一度スダチやその他不登校対策を行ってくれる機関に相談しましょう。
また、お子さんとよく話しをすることも大切です。
お子さんが今負担に思っていること、ストレスに思っていること、学校に行きたくない理由などを話してもらえるように、耳を傾けましょう。
8-4. 夏休み明け不登校の生徒はどのくらいいるの?文部科学省のデータを知りたい
夏休み以降の出席状況は、小学校では、「全く学校に行っていない(15%)」と「ほとんど学校に行っていない(20%)」を合わせて4割弱がほとんど登校していない。
こちらのデータでは、700人の小学生を対象とした調査なので280人程度の生徒が、夏休み明けに不登校になっていることがわかります。
8-5. 中学生の子どもが学校に行きたくないと言う。どうするべき?
お子さんが学校に行きたくないと言ったとき、親御さんは不安に思うでしょう。
頭ごなしに「学校へ行きなさい!」と言うことは逆効果なので、まずは「なぜ学校に行きたくない」と思ったのか、お子さんの気持ちを受け入れて認めてあげましょう。
原因を追究したり、尋問するのではなく、受け入れることを意識しましょう。
そのうえで、一緒に解決していこうと、お子さんと同じ視点にたち子どもを支えてあげることが大切です。
9. まとめ:不登校で夏休み入りしても取り組み次第で学校に戻れる
行き渋りや不登校で夏休みを迎えても、大丈夫。
夏休みの取り組み次第で、学校復帰は可能です。
まずは、子どもの特徴や状態を知り、気持ちに寄り添って負担を軽くしてあげてください。
子どもの状態
- 夏休み前半:学校から解放されるも疲れている
- 夏休み後半:友人関係や今後の行事、勉強への不安を感じる
次は、不登校を再登校のチャンスにする気持ちの持ち方を再確認しましょう。
- 行き渋りや不登校の原因・理由は追求しない
- 絶対に再登校させようと焦らない
- 親も自分の夏を楽しむ
最後は行動です。
- 親子関係(家庭環境)を見直す
- 生活リズムは正しくする
- 夏休みを利用して自然とふれあう
- 不登校を第三者に相談しておく
夏休みは再登校を叶えるチャンスです。
できることを少しずつ取り組むうちに、学校復帰が現実的になっていきます。
10. 追伸:夏休み期間中でも【不登校の相談を無料で】受付中!
不登校の相談先を迷っているなら、まずは2~3か所へ相談してみましょう。
サポート側の支援方針・方法はさまざまなため、初めから1か所に絞るとお子さんに最適なサポートがわかりません。
複数検討することで、あなたとお子さんにぴったり合うところが見つかりますよ。
不登校の相談先の1つの候補として、私たちが開いている【無料:不登校解決オンライン相談】にも、お気軽にご参加ください。
無料セミナーにご参加いただいた方には、無料相談を実施しております。この機会にお子さんの不登校を解決するためのヒントを見つけていただけたら幸いです。
また、無料のオンラインセミナーへ参加したからといって、私たちの不登校支援を受ける必要はありませんので、ご安心ください。
なお、夏休み明けは不登校の子どもが増えるため、状況によっては不登校の支援開始が遅くなる場合があります。
今、すでにお子さんが行き渋り・不登校の場合は夏休み明け、朝から「行ってきます!」の声を聞くためにも、なるべく早い行動を起こすのがおすすめです。