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「子どもが学校つまらない、楽しくないと言い出して困っている」
「行き渋りも増えてきてこのまま不登校になっていくのではと不安」
1日の3分の1という長い時間を過ごす学校を「つまらない、楽しくない」とお子さんが訴えるとき、お子さんを大切に思うからこそ心配な気持ちで胸がいっぱいになってしまうかもしれません。
学校がつまらないと訴えるお子さんが、行き渋り気味であっても、根本原因にアプローチしていくことで解決できるため、どうかご安心なさってください。
この記事では、お子さんが学校をつまらないと感じるきっかけや、根本原因を解決していくために親御さんができることを解説しております。
平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
・子どもが学校を楽しくないと感じる理由
・学校へ行かないといけない理由
・学校を楽しむために子どもができること
・学校を楽しめるようにするために親が子どもにできること
「学校がつまらない」と感じる根本的な原因を解決し、お子さんが主体的に楽しんで学校生活を送るきっかけとなりましたら幸いです。
スダチでは授業がつまらないという理由で1年ほど不登校が続いていたお子さんを、たった10日で再登校に導いた実績があります。
もちろんこれは一例に過ぎません。同じような状態のお子さんを再登校に導くことができたケースは数多くあり、みなさん平均3週間で再登校を果たしています。
スダチの支援は、お子さんへ直接提供せず、親御さんを介して提供しています。
毎日のお子さんの様子をヒアリングさせていただき、その時々のお子さんの状況に合わせた接し方と具体的な声かけ内容をフィードバックしております。
お子さんにとって最も身近な存在である親御さんからの接し方が変化することで、お子さんの考え方や言動、行動が日々変わっていくことが特徴です。
「今この現状を解決していき、子どもには主体的に学校生活を楽しんでほしい」そのような気持ちがあるときには、一度スダチへ相談してみませんか?
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1.学校が楽しくない、つまらないと感じる理由・きっかけ
お子さんが「学校がつまらない」と感じる根本的な原因として、お子さんの自己肯定感が下がり切っていることが考えられます。
自己肯定感が下がり切っているとき、これからご紹介するようなきっかけがあると「学校って楽しくない、行きたくない」と感じてしまうこともあります。
現状のお子さんの気持ちを探るためにも、学校がつまらないと感じることが多いケースを知っておきましょう。
1-1.勉強や部活に対するプレッシャーが大きい
親御さんや周りの期待に応えようとして、勉強や部活で良い結果を残そうと一生懸命になっているお子さんは少なくありません。
「周囲に認められる結果を残さないと」「最低でもここまでは結果を残さないと」そのような気持ちで、大きなプレッシャーを抱えているかもしれません。
特に進学校や部活の強豪校に進学した高校生は、目的意識がある分だけその傾向が強いです。
良い結果を目指すことはとても素晴らしいことです。ただ、思うように行かなかったとき、気持ちの整理が難しくなってしまうお子さんもいらっしゃいます。
「結果を残せなかった自分には価値がない」と感じて燃え尽きたように無気力になり、学校が嫌なところ、つまらないところに感じてしまうのです。
お子さんの結果を見て褒めず、今まで頑張ってきた過程が素晴らしいと、たくさん褒めてあげてください。
1-2.授業のレベルが自分に合っていない
授業の難易度がお子さんに適していないと、つまらなく感じてしまうことがあります。
授業のレベルが高すぎると理解できませんし、逆に低すぎる場合には簡単すぎて向き合う意欲が湧かないのかもしれません。
お子さんにとって苦痛・退屈な時間に感じてしまうのです。
難しいと感じている場合には、わかるところから勉強をやり直せるようサポートしてあげることも大切です。また、周囲の勉強ができるお子さんと自分を比較していることもあります。
以下のように現状を多角面から捉えて前向きに勉強と向き合えるような言葉をかけてあげましょう。
- 誰にでも得意不得意がある。勉強が不得意だからといってその人の価値は決まらない。
- 苦手なことでも一生懸命取り組んでいることが素晴らしい。結果にこだわらなくて大丈夫。
また、勉強ができて授業がつまらないと感じるときには、学校は勉強だけを学ぶところではないことを教えてあげましょう。
決まった時間に決まった場所で複数の生徒と一緒に過ごしているのは社会性を身につけるためでもあります。
社会に出ると「つまらない、退屈だ」と思う物事にも取り組んで行く必要があります。コツコツ取り組むことで、その物事の楽しさの本質に気付けたり、大きく飛躍できたりします。
お子さんがさまざまな角度から物事を捉えられるように、考え方を教えてあげましょう。
1-3.気の合う友達が周りにいない
気の合う友だちがいなくて、クラスに馴染めなかったり、表面上の付き合いしかできなかったりすると、学校で過ごす時間がつまらないと感じてしまいます。
- 私が静かで関わり方が下手だからダメなんだ
- 周りからも関わりにくい人だと思われているんだろうな
そのような気持ちも生まれて、クラスにいることが苦痛に感じてしまうこともあるのです。
苦手な環境の中でも、お子さんがお子さんらしい姿で堂々としていられるよう、自己肯定感を育てていくことが大切です。
お子さんが友達がうまく作れないと悩んでいる様子の時には、次の記事も参考にしていただけると幸いです。
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1-4.納得できないルールがある
校則や上下関係における暗黙の了解など、納得できないルールが学校にある場合、気持ちの面で疲れてしまい、つまらないと感じることもあります。
次のような考え方を教えてあげることが大切です。
- 社会性を学んでいくためにルールがある
- 社会の中の無意味なルールは、自分の行動で変えていくこともできる
学校や会社は集団の組織となるため、どうしてもルールが設けられているものです。将来に向けて社会性を学ぶためにルールが設けられていることを教えてあげましょう。
また納得できないルールのときには、決して我慢するだけが解決策ではありません。時に意見を言ってみたり、行動を起こすことで変えていくこともできます。
自分が行動することで、他人へ変化をもたらせる可能性があることも教えてあげましょう。
1-5.学校での目標や楽しみなことがない
学校でやりたいことや楽しみなこと、目標がないと学校に行く意味がわからなくなることもあります。
周囲に将来の夢や進学先の目標があったりすると、焦りから自分を責めてしまうこともあるでしょう。
目標は、自分が「これをしているとき熱中できる、ワクワクする」と感じることを一生懸命に取り組むことで生まれてくるものです。
そのため、無理矢理目標を見つける必要はなく、目の前のことをコツコツ取り組んだり、興味のあることにチャレンジしてみたりすることが大切だと教えてあげましょう。
どんな時でも意欲を持って主体的に行動できるように導いてあげてください。
1-6.苦手な先生がいて顔を合わせたくない
先生に苦手意識があるケースも見受けられます。
小学校の場合には担任の先生が全ての授業を担当するため、苦手意識があると学校に行くのがつらくなることが多いです。
中学校や高校でもお子さん方が思春期だからこそ、生徒を正しい方向へ導いていけるようにと、日頃から厳しい姿勢の先生もいらっしゃいます。
- 気に入られる必要は全くなく苦手だと感じる先生とは距離を取っても大丈夫
- 世の中には気の合わない人か誰にでもいるので程よい距離感で付き合えば大丈夫
- おかしいと感じるときには意見を言ったり抱え込まず親に相談したりしてほしい
このような対処の仕方を教えてあげましょう。みんながみんな気の合う良い人ばかりではありません。人はそれぞれに性格が異なるため、誰にでも苦手だと感じる人がいるものです。
そのような人とも適切な距離感を保つ力を身につけられると、お子さんが社会に出てから悩む機会も減っていきます。
また、先生も同じ人間のため、時に共感できないような発言や考え方をする場合もあります。無理に同意する必要はなく意見を言いたいときには言ってもいいことを教えてあげましょう。
また、何かあったら抱え込まずいつでも親に相談して欲しいと伝えてあげることも大切です。
おかしいときには、自分のために毅然とした態度で堂々と学校に立ち向かってくれる親がいるとわかると、お子さんも安心して社会の中に飛び込むことができます。
1-7.学校生活が全てになってしまっている
学校は、お子さんにとって生活の半分ほどの時間を過ごす大切な場所です。
学校がつまらないと感じると、人生そのものがつまらないと感じてしまうお子さんも少なくありません。
もしもお子さん自身がやりたがっていたり、前向きだったりするのであれば、習い事などを始めてみるのもひとつの選択肢です。
- 興味のある物事をコツコツ取り組んだことで上達した
- 周囲の人とうまく関われるような場所を得られた
このような経験から、お子さんの自己肯定感が育つきっかけとなる場合もあります。
「学校だけがすべてではない。自分には居場所がある。」「コツコツ取り組めば自分でもできるんだ。」と考え方が前向きになり、学校生活も主体的な気持ちで楽しんでいけるようになるかもしれません。
ただ「ここに居場所があるからもう学校へは行かなくていい」という気持ちにならないよう注意が必要です。
1-8. 他人の期待から進学校の高校へ入学した
進学校の高校に入れたのを機に、どんどん無気力になり「学校生活がつまらない、楽しくない」と感じるお子さんもいらっしゃいます。
次の2つのケースなどに多いかもしれません。
- 本人の希望ではなく親の期待に応えるために進学校を目指していた
- 本当は進みたい別の道や他に入りたい高校があった
お子さん自身に「こうしたい」という希望がなく、親御さんが進路を積極的に導き決めていたときや、本来お子さんが行きたいと感じる高校があったものの親御さんが進学校を勧めて入学した場合に、高校で無気力になってしまうことがあります。
「親がこうして欲しそうだったからこうした」という考え方は他責思考につながりやすいです。
「こんなくだらないことを楽しむ周りの奴らと合わない」「親が行けと言うから行ったらつまらなかった、親のせいだ」と現状の問題を自分の責任ではなく周りのせいにしてしまいます。
「学校が楽しい」「社会の中で生きるのが楽しい」と感じるようにするためには、物事を自分事として捉えて自分で考えて行動していく力が欠かせません。
お子さんの自己肯定感を育てながら、お子さんが「これから自分はどうしたいのか」とたくさん考えて自分で行動できるようサポートしてあげましょう。
2.学校がつまらない、楽しくないと感じても行かないといけない理由
「学校がそんなにつまらないのならば無理に行かせる必要はないのかな」
毎日つらそうな姿のお子さんを見ると、お子さんが大切だからこそ、学校へ行かない選択肢も検討されるかもしれません。
もちろん、学校へ行くことだけが必ずしも正解ではありません。
ただ学校生活には、お子さんが主体的に社会の中で生きていくために必要な学びがたくさんあります。学校へいく理由は、お子さんの将来の幸せのためでもあるのです。
お子さん自身「なぜこんなにつまらない学校へ行かないといけないのか」と感じていらっしゃるかもしれません。
お子さんの将来につながる次の3つの観点から「学校へ行ったほうがいい理由」をお話しいたします。
- 進学のため
- 就職のため
- 目標を見つけるため
2-1.進学のため
学校へ通うと、進学の選択肢が広がります。
例えば、高校受験の場合、全日制の公立高校は中学校の出席日数が合否の際に加味されます。
不登校気味で、学校へ行っていないと、全日制の公立高校は目指すことが難しい場合が多いです。
また学校へ行かずに、授業についていけていない状況だと、目指せる学校も減ってしまいます。
「夢が見つかったからこの学校へ進みたい」
と、何かやりたいことが見つかったとき、お子さんが希望する学校へ入れなくなってしまうこともあるでしょう。
そのため、今は何も夢がなかったとしても進学先の選択肢を増やしておくことはお子さんの将来につながるため大切です。
2-2.就職のため
進学の選択肢が広がることで、お子さんが将来就ける仕事の幅も広がります。現状の日本はどうしても学歴社会のため、学歴が重視される傾向にあります。
決して学歴がないからといってその人の価値が決まったり、その人が悪いと判断されるわけではありません。ただ高卒、大卒、専門学校卒の方が中卒よりも就ける仕事が多いのは事実です。
お子さんがこれから先に何をしたいか決まっていないのなら尚更、高卒、大卒、専門卒を目指し将来の選択肢を確保しておいた方が良いと判断できます。
お子さんには次のことを伝えてあげましょう。
- 学校へ行かないことで、将来夢が見つかったときその夢をあきらめなくてはならないこともある
- 親としては子どもが夢を諦めないといけない場面に遭遇してほしくないと思っている
- でもあなたの意見を尊重していきたいから最終的にはどうしたいか自分で決めてほしい
これらを伝えてあげて、お子さんが冷静に将来について考えながら、学校へ行くべきかを考えていけるようにしましょう。
2-3.目標を見つけるため
今、お子さんが進学や就職に興味がなく、特に目標がない時には、やりたいことや目標を見つけるために学校に通っていると考えてもらうのが良いでしょう。
社会に出てからはやらなければいけないこと、誰かのためにしなければいけないことがたくさんあります。自分のことを考える時間はなかなかないものです。
今は学校に通いながらいろんなものに触れて、人と会うことで、自分が何に興味があるのかを知るための時間なのだと教えてあげてください。
嫌だと思うものについても、さらに考えてみてどういうところが嫌なのかを言語化できれば、お子さんは自分の好きなものが何かを少し理解できるようになります。
そのように、お子さんの中にある「嫌だ」という気持ちが少しでも前に向くようにサポートしてあげることが大切です。
3.学校がつまらない、楽しくないを解決する!小中学校、高校生活を楽しむ方法
お子さん自身が取り組める学校がつまらないときの対処法をお伝えします。
お子さんにアドバイスするときの参考になりましたら幸いです。
3-1.自分の気持ちを書き出してどうしたいか考える
まずは自分の気持ちを書き出してみるのがおすすめです。頭の中だけで考えていると、なんとなくでしか感情を捉えられないからです。
誰かと話していて自分の気持ちに気づいてハッとするということもあるでしょう。
それと同じで、書き出してみることで自分一人でも気づきを得られると教えてあげてください。
- 学校の何が嫌なのか
- 本当はどうしたいと思っているのか
- 何が好きなのか
こういったことを思いつく限り書き出してみて、それぞれ「なぜ?」と問いかけて、自分の感情の根本を辿っていきます。
根本にある気持ちに気づければ、あとはその気持ちに従って行動していくだけです。
次にどうしたらいいのかが明確になることで、行動した時に前進した実感が得られ、それがお子さんの小さな成功体験になっていきます。
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3-2.話したことのない人に話しかけてみる
もしお子さんが気の合う友達がいない状態の時は、今まで話したことのない人に話しかけてみるのがおすすめです。
知らない人に声をかけるのは勇気がいるかもしれませんが、本当に気の合う仲間に出会えることもあります。
- 違うクラスの人
- 違う部活の人
- 違う学年の人
など、同じクラスにとどまらず気になる人に声をかけると良いでしょう。
話しかけたからといって相手が嫌な気持ちになることはありません。また、自分が思っている以上に相手は自分のことを何とも思っておらず、自然と受け入れてくれるものです。
勇気を出して、前向きに行動してみましょう。
3-3.小さな楽しみを見つけてみる
学校の全てがつまらないと感じているお子さんは少なく、一部では楽しいこともあるケースがほとんどです。
- 座学はつまらないけど体育や美術の授業は好き
- 勉強はつまらないけど部活は楽しい
- 勉強も部活も楽しくないけど友達と話している時間は楽しい
このようにどんなに些細なことでも良いので、楽しいと感じることを探してみましょう。
見つけられたら、それをさらに楽しむことを考えていきます。
そうして楽しみを少しずつ大きくしていくと、学校生活そのものも楽しんでいけるようになっていきます。
3-4.学校以外のコミュニティに参加してみる
学校以外にも目を向けてみると、視野が広がるかもしれません。
- 地域のコミュニティ
- 習い事
- ボランティア活動
- 親戚の集まり
こういった学校とは異なるコミュニティで楽しめるようになると、学校が苦痛でも生活全体の楽しみが増えるため前向きになることがあります。
- 学校は社会性を学ぶ大切な場所だけど学校だけが全てではない
- 学校はつまらなくても社会に出ると楽しめる場所がたくさんある
- 楽しめる道へ進むためにも学校へ通っておきたい
そのような気持ちにシフトするきっかけとなるかもしれません。
4.学校がつまらない、楽しくないと感じる子どもに対して親ができること
4-1.なるべく具体的に話を聞いて共感を示してあげる
お子さんの話を聞いて、どんなところがつまらないと思っているのかをできるだけ具体的に引き出してみてください。
その上で親御さんが「私も子どもの頃はそう思っていたな」と共感しながら、話してあげるとお子さんも安心します。
学校を楽しめないことを悪いことだと思って、自分を責めてしまうお子さんもいます。
親御さんが、お子さんの気持ちを受け入れて認めてあげていると、お子さんは自分を責めたり否定したりすることもなくなっていきます。
親御さんがお子さんの気持ちをいつも受け入れてあげていると、「解決するために何をしていけばいいかな」と前へ進む気持ちの土台ができあがります。
4-2.正しい親子関係を築き正しいポイントで子どもを褒めて自己肯定感を育てる
お子さんが学校をつまらないと感じてしまうきっかけはたくさんあります。
しかし、スダチが支援してきたお子さんを見ていると、自己肯定感を育ててあげると主体的に学校生活を楽しめるようになったケースが多いのも事実です。
あくまで傾向ではありますが、自己肯定感が低いお子さんは勉強でも部活動でも「自分にはできない」という気持ちが強いです。
そして「できない自分はダメなんだ」と考えて落ち込んでしまうため、何をしていても楽しめなくなってしまいます。
本来、できるかどうかは、楽しいかどうかとは別問題です。
自己肯定感が高いお子さんは、
- 「勉強はできないけど、あの先生の授業は面白いから好き!」
- 「もっと頑張ってわかるようになりたいな」
など、できるできないや得意不得意に関わらず物事を楽しめます。
そのため、お子さんを正しいポイントで正しく褒めてあげて自己肯定感を育ててあげることが大切です。
そのためには、正しい親子関係を築いていく必要もあります。信頼できて尊敬できる親御さんからさらに褒めてもらうことで、自己肯定感がどんどんと育っていくでしょう。
正しい親子関係の築き方や、お子さんを正しいポイントで褒める方法は親御さん自身が知見をつけていく必要もあります。
もしも何かわからないことや、方向性に迷うことがあればスダチの無料相談をご活用ください。
現状のお子さんの様子をヒアリングさせていただいたうえで、お子さんとの関わり方やお子さんに必要な声かけをアドバイスさせていただきます。
4-3.楽しむためには主体的に行動することが大切だと教えてあげる
学校生活に限らず、何かを楽しむためには自分から行動することが大切だと教えてあげましょう。
受け身の状態だと、楽しませてくれる人や何かがなければ楽しむことができませんが、自分から楽しもうとすればどんなことも楽しむことができるはずです。
例えば、学校の授業が簡単すぎてつまらないのであれば、授業で使っているワークを授業中にどのくらい進められるかチャレンジしてみると良いでしょう。
仲の良い友達がいなくてつまらないなら、1日で話したことのない人とどのくらい仲良くなれるか挑戦してみるなど、自分で挑戦していけば楽しめることはたくさんあります。
そして、その力は社会に出てからもどんな時でもお子さんを支えてくれます。
お子さんだけではどうすれば楽しめるのか思いつかないこともあるので、親御さんがヒントを出してあげることも大切です。
4-4.「楽しいこと=したいこと」だけでなく「すべきこと」も大切だと教えてあげる
楽しめないから学校に行きたがらず頑張る意欲がないお子さんは、「したいことだけをしていたい」という気持ちが強いのかもしれません。
もちろん楽しいことを全力で楽しむこと、したいことをしようとする行動力は素晴らしいですが、社会で生きていくにはやりたくなくてもすべきことにも向き合う必要があります。
やりたくなくてもすべきことに気持ちを向けられるようになれば、お子さんはどんな環境でも力を発揮できるでしょう。
「やりたいことだけをしながら生きていくのは難しい」と説明してあげると納得してもらえることもあります。
例えば、サッカーやバレーボールなど、好きな競技のスポーツ選手を目指していたとしましょう。
- チームメイトとうまく付き合うには、嫌いな人とも会話しなければいけない
- 海外でプレーする場合には英語など外国語の勉強も必要
お子さんが興味を持っていることを例にして話してあげると、話を聞いてもらいやすくなります。
5.学校がつまらない、楽しくないと感じていた子ども不登校を解決した実体験談
「授業がつまらない」という理由で12ヶ月間、不登校になっていたお子さんが10日で再登校に成功した事例を紹介します。
当時小学3年生だったお子さんは、授業がつまらないと感じており、行き渋りが長く続いていました。
親御さんが抱き抱えないと起きることもできず、なんとか学校に通わせていたものの、それでも登校できない日が続くようになってしまっていました。
現状をお聞きしたところ、
- あまり話を聞かないまま、つい子どもに意見を押し付けてしまうこと
- 子どもを褒めることがあまりできていないこと
- 子どもの自己肯定感が低いこと
これらを課題と感じていたり、悩んでいたりすることをお話ししてくださいました。
そのため、お子さんの話を聞く方法や褒め方のレパートリーをお伝えして支援しました。
親御さんも私たちのフィードバックに基づいて積極的に行動してくださいました。
親御さんの声かけ内容や接し方が日々変化したことで、お子さんも日に日に考え方や言動が変化していきました。
結果として、好きな授業だけ受けられるようになったり、友達とたくさん遊ぶようになったりなどお子さんが良い方向に変化したのです。
最終的に実質10日ほどで再登校に成功しています。
- 興味がない授業についても最後まで受けられるようになった
- 自分から朝起きられるようになった
こういった変化も見られました。
今では親子一緒にこれからどうするかを話し合って考えながら、お子さんは学校生活を楽しんでいらっしゃいます。
スダチの支援では、いつも親御さん方がお子さんのために積極的に行動してくださっており、そして自己肯定感が育ったお子さんも勇気を出して自発的に行動してくれているため、再登校を果たしています。
再登校を果たしただけでなく、学校生活を主体的に楽しむようになったり、何か目標を見つけ積極的に行動したり、お子さん自身が大きく成長しています。
「学校がつまらない」と感じたり、不登校になったりすることは、決して悪いことや恥ずかしいことではなく、お子さんにとって大切な一つの成長の通過点です。
お子さんがまた一つ飛躍する大切な機会を適切にサポートしていけるよう、何か悩むことがありましたらいつでもスダチへご相談いただけたら幸いです。
2024年1月時点で800名以上のお子さんを再登校に導いたノウハウに基づきアドバイスさせていただきます。
6.学校がつまらないについてよくある質問
6-1.学校が楽しくない原因は?
学校が楽しくない原因は以下が挙げられます。
- 勉強や部活に対するプレッシャーが大きい
- 授業のレベルが自分に合っていない
- 気の合う友達が周りにいない
- 納得できないルールがある
- 学校での目標や楽しみなことがない
- 苦手な先生がいて顔を合わせたくない
- 学校生活が全てになってしまっている
ただこれらはきっかけにすぎず、根本の原因にはお子さんの自己肯定感の低さがあるケースが多いです。
自己肯定感が高いお子さんは学校がつまらないと感じても、主体的に楽しみを見つけようと進んでいけます。
正しい親子関係を築いたうえで、お子さんを正しいポイントで正しく褒める方法を親御さんご自身も学んでいくことが大切です。
6-2.学校を楽しくするにはどうしたらいい?
お子さんが取り組める学校生活を楽しむ方法として、以下が挙げられます。
- 自分の気持ちを書き出してどうしたいか考える
- 話したことのない人に話しかけてみる
- 小さな楽しみを見つけてみる
- 学校以外のコミュニティに参加してみる
- 自己肯定感を高めていく
根本原因である自己肯定感にアプローチするのがおすすめです。
お子さん自身で自己肯定感を高めていく時には、まずは生活リズムを整えることに取り組んでみましょう。
一番取り組みやすく、生活リズムが整うと体調がよくなり気持ちも安定しやすくなるからです。
「今日は朝一人で起きられた」「ゲームを我慢して早く眠れた」といった、小さな成功体験がお子さんの自信に変わっていきます。
6-3.高校が楽しくない人、楽しい人の割合は?
西東京市の調査で次のようなデータが出ています。
小学生 | 中学生 | 高校生 | |
楽しい | 91.3% | 89.0% | 95.9% |
楽しくない | 8.2% | 9.8% | 4.1% |
参考:西東京市
7.まとめ
学校がつまらないと感じているお子さんは、常日頃からストレスを抱えています。
ストレス状態が長く続くと、学校に行きたがらなくなったり、不登校になったりすることも考えられます。
もし今お子さんが学校に通えている時でも、早めの対処が大切です。
スダチが支援してきた事例を見ていると、親子関係を通じて自己肯定感を育ててあげると、お子さんが主体的に学校生活を楽しめるようになりました。
もしも今
- 「子どもへの接し方に悩む機会が増えてきた」
- 「学校がつまらないと訴えてきたときにどう反応してあげればいいのかわからない」
と悩みを抱えていらっしゃったらスダチの無料相談をご活用いただけたら幸いです。
現状の親御さんが抱えるお悩みや、お子さんの様子をしっかりヒアリングさせていただいたうえで、解決に向けたアプローチ方法をお話しさせていただきます。
無料相談は1対1で顔出し不要のため、お気軽にご利用いただけたら幸いです。
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