この記事の結論
インフルエンザをきっかけに「学校が怖い」と言って動けなくなった小学2年生の女の子が、約3ヶ月の不登校を経て24日で再登校に至ったご両親の体験談です。
HSC傾向(繊細な気質)への接し方、デジタル機器との距離、ご両親が変わったことでお子さんが動き出した過程をお伝えします。
「学校が怖い」というお子さんを前に立ち止まっている親御さんへ、ご家庭で動かせる具体的な視点を確認しませんか?
「学校が怖い」──。
低学年のお子さんが、こんな言葉と一緒に動けなくなる場面に立ち会ったことのある親御さんも、少なくないはずです。
原因がはっきり見えないからこそ、どう支えればいいのか分からなくなる。今回ご紹介するのは、そんな状況から24日で再登校に辿り着いた、小学2年生の女の子のご両親の体験談です。
スダチには、毎日のように親御さんから「うちの子も同じです」という声が届きます。
本記事では、ご両親が辿った3ヶ月の道のりと、家庭で動かせる選択肢をお伝えします。
この記事を読んでわかること
- インフル感染と日直恐怖から始まった3ヶ月の不登校の経緯
- 「HSCかもしれない」と気づいたご両親の悩みと向き合い方
- スクールカウンセラーの『様子を見ましょう』ではなく『今日どう動くか』を求めて
- デジタルゼロのルール発表とご家族の変化
- 「校門まで」「玄関まで」段階的な挑戦と24日の再登校
目次
インフル感染と日直恐怖から始まった3ヶ月の不登校
最初に、お子さんが学校に行けなくなった経緯を整理します。
1年生は元気に通っていた
娘さんは小学1年生の頃は毎日元気に通学していました。
2年生のクラス替えで新しい先生・新しい環境になり、初めから少し馴染みづらかったそうです。
インフルエンザ感染とGW明けの「行きたくない」
4月にインフルエンザにかかって1週間休んだ頃から、「学校に行きたくない」と訴え始めました。
GW明けにも一度休み、なんとか連れて行ったものの、徐々に登校が難しくなっていきます。
「日直の日」がきっかけで完全に不登校に
6月末、再び体調を崩した後、「日直の日が怖い」と訴えて完全に行けなくなりました。
人前で発表することが苦手だった娘さんにとって、日直は大きなプレッシャーだったのです。
友達関係に問題はなかった
意外なことに、友達関係に問題はありませんでした。仲のいい友達もいて、1年生の頃は普通に通えていた。
「原因がはっきり見えない不登校」という、多くのご家族が直面する状況でした。
スダチご利用者の声
息子は繊細なタイプで、「学校が怖い」と言って毎朝動けなくなる時期がありました。最初は「無理させない方がいい」と思って見守るだけでしたが、状況は何も変わりませんでした。スダチで関わり方を変えていったことで、息子の表情がゆっくり戻ってきました。
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「HSCかもしれない」と気づいたご両親の悩み
ご両親はインターネットで情報を調べる中で、ある言葉に出会います。
HSC(繊細な気質)の特徴に「うちの子そのまま」
娘さんは小さい頃から敏感で気にしいなところがあったそうです。
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)という言葉を知り、特徴を読むと当てはまる部分が多くありました。
「HSCだから」と決めつけることへの抵抗
ただ、ご両親は「HSCだから仕方ない」と決めつけたくなかったそうです。
診断があるわけでもなく学校に伝えると、色眼鏡で見られてしまうかもしれない。そんな葛藤を抱えていました。
学校に相談しづらく、専門家にも頼れない
スクールカウンセラーには相談したものの、返ってきた答えは「様子を見ましょう、休む期間と考えてください」というものでした。
具体的なアドバイスがなく、明日からどう動けばいいのか分からない時間が続きます。
親御さんはインターネットやYouTubeを活用して、藁にもすがる思いで、さまざまな方法を調べました。
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スダチYouTubeで「自分たちが変われば」と気づいた
そんな中、スダチのYouTube動画と出会います。
「ここまでに再登校できた子がいる」という具体性
スダチのホームページに書かれていた「平均22.6日での再登校」という具体的な期間に、ご両親は希望を感じたそうです。
子ども時代の1日1日は取り戻せない時間だからこそ、スピード感のある支援に救われる思いがあったと話されました。
セミナー動画を夜中に夫婦で視聴
LINE登録後に届いたセミナー動画を、お子さんが寝た後にご夫婦で視聴。
「うちってこういう感じだよね」と当てはまる部分が多く、納得感が深まっていきました。
「やりたいようにやらせてきた」関わりへの気づき
動画の中で「甘やかしと愛情の違い」が語られていました。
「動画もゲームも、命の危険がない範囲でやりたいようにやらせる」というご両親の方針が、もしかしたらお子さんの状況に影響しているかもしれない。
新しい気づきの瞬間でした。
「自分たちが変わることで、状況が変わるかもしれない」
「トンカチで頭を殴られたぐらいの衝撃」とお父さまは振り返ります。
これまでの育児を否定するのではなく、知識をアップデートすれば変えていけると感じたそうです。
スダチご利用者の声
娘は「日直の日」が怖くて行けなくなりました。学校で何が起きているわけでもないのに、想像が膨らんで身動きが取れなくなっていたのです。スダチで「怖い気持ちを一緒に分解する」関わり方を学び、娘も自分の気持ちと向き合えるようになっていきました。
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デジタルゼロのルール発表とご家族の変化
スダチのサポート開始後、ご家庭は大きく動き出します。
ルール発表は「すんなり」と「強い反発」が同居
サポーターの助言を受けて、お子さんに家庭ルールを発表しました。
娘さんは意外とすんなり受け入れ、一方で学校に通えていた弟さんの方が強く反発したそうです。
感謝(癇癪)への対応を変えた
それまで、娘さんが感謝を起こすたびに「どうしたの?」と手を差し伸べてきたご両親。
スダチのアドバイスを受けて、「動揺を見せず、一旦離れて様子を見る」関わりに変えました。
すると感謝の回数が減り、収まるまでの時間も短くなっていきました。
「褒めるポイント」を毎日意識
これまで「結果を褒める」ことしかしてこなかったご両親が、「過程・チャレンジ・小さな変化」を褒める関わりにシフトしていきます。
家庭の会話が増え、コミュニケーションの質が変わっていきました。
暇な時間がお子さんに考える余白を生む
デジタル機器がなくなって「やることがない」状態になった娘さんは余白を弄んでいました。
最初は親が手を出しがちでしたが、サポーターの助言で「暇な時間こそ考える時間」と捉え直します。
スダチご利用者の声
娘が「学校に行きたくない」と言い始めた頃、私はスクールカウンセラーに何度も相談に行きました。返ってくる答えはいつも「様子を見ましょう」。本当に必要だったのは『今日からどう動くか』の具体的な指針でした。
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「校門まで」「玄関まで」段階的な挑戦
気持ちが前向きになっても、最初の一歩は重いものでした。
体が動かない瞬間と、一緒に乗り越える
「行ける」と気持ちでは思っていても、体が動かない状態が続きました。
「今日は階段まで」「明日は玄関まで」と、毎日小さなチャレンジを積み重ねていきます。
仲のいい友達が毎朝迎えに来てくれていた
娘さんを支えてくれたのが、仲のいい友達が毎朝迎えに来てくれていたことです。
「すごい子ですね」と、スダチサポーター側も感謝の気持ちでいっぱいになるエピソードでした。
「怖い気持ち」を分解して一緒に考える
「学校で何を言われるか怖い」「久しぶりだから怖い」
娘さんの怖さを一つひとつ分解して、「それは本当に怖いことかな?」と一緒に考える時間を持ちました。
「妖怪あツール」で好転反応を外在化
体が動かない現象に「妖怪あツール」と名前をつけました。
「これは妖怪のしわざ」と外在化することで、娘さんも客観的に向き合えるようになっていきます。
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午後の授業から始まった再登校
挑戦の積み重ねが、ついに実を結びます。
「校門まで行く」と本人が決めた日
サポーターのアドバイスを受けながら、娘さんは「校門まで行く」と自分で決めました。
先生も「そのまま教室まで行って大丈夫」と迎えてくれる体制を整えてくれていました。
初めての再登校は午後の授業から
朝のチャレンジで行けなかった日、午後の授業から登校することができました。
たまたま玄関でクラスメイトが「あ、来たね」と教室まで連れて行ってくれたそうです。
翌日から朝から放課まで継続登校
翌日からは朝からの登校が続き、その後も休まずに通えるようになります。
サポート開始から24日での再登校でした。
運動会にもばっちり参加
不登校期間中もダンスの練習を続けていた娘さんは、運動会にもしっかり参加できました。
「子ども時代の1日は取り戻せない時間」だからこそ、運動会に間に合ったことはお子さんにとっても親御さんにとっても大きな喜びとなります。
再登校後の変化|「別人のように」積極的に
ご両親が一番驚いたのは、再登校後のお子さんの変化でした。
「不登校前」ではなく「別人」になった
娘さんは元の状態に戻ったのではなく、「変わった」とご両親は表現します。
外に出る・友達と遊ぶ・宿題を自分から
これまで「1人で何かやるのが怖い」と消極的だった娘さんが、友達と公園に積極的に出かけ、宿題も自分から取り組むようになったそうです。
家でゲームばかりしていた頃とは別人のような姿でした。
日直も手を上げて発表できるように
さらに不登校のきっかけとなった「日直」も、頑張れば乗り越えられると自分で理解できるようになります。
授業中に手を上げて発表することも増えました。
HSC的な決めつけからご両親も解放された
「HSCだからこうしなければ」という枠から、ご両親も自由になりました。
「気質は変わらなくても、結果は変わる」
スダチが大切にしている考え方が、ご家族の中で実感されていきました。
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よくある質問
「学校が怖い」とお子さんが訴える状況について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
原因がはっきり分からない不登校でも改善できますか?
はい、できます。
むしろ原因がはっきり見えない不登校は、家庭での関わり方を整えることで状況が動きやすいケースが多くあります。
低学年のお子さんへの関わり方で特に大切なことは何ですか?
怖い気持ちを一緒に分解する関わりと、デジタル機器との距離を整えることです。
低学年だからこそ、ご家庭の影響を受けやすく、変化も起きやすい時期です。
HSC傾向と診断されたわけではない場合、どう判断すればいいですか?
HSCはそもそも診断ではなく気質を指す概念です。
「HSCかどうか」を判断するより、お子さんへの関わり方を整える方が建設的です。
まとめ|「自分たちが変わる」がお子さんを動かす
「学校が怖い」と動けなくなったお子さんを前に、立ち止まっている親御さんは少なくありません。今回のご両親は、「自分たちが変わることで状況が変わる」と気づき、24日でお子さんの再登校に至りました。
スダチでは、これまで1,900名以上の親御さんと毎日LINEで伴走してきました。お子さんへの接し方を、一緒に考えていきましょう。



