この記事の結論
調査では、日本の子育てスタイルで最も多いのが「消極的子育て」(41.7%)でした。寄り添い高め・要求やルール少なめのスタイルです。
消極的な子育ては、優しさのつもりでも、結果として不登校が長引く要因になるケースが多いことが分かってきました。
本記事では「子育て4スタイル」の整理と、スダチが1,900名以上の支援で見えてきた「民主的子育て」への切り替え方を解説します。スダチに相談に来られる親御さんの9割が消極的スタイルだったというデータも紹介します。
「お子さんの気持ちを尊重しましょう」
「無理させないであげましょう」
子育てに関する本やSNSで、こうしたメッセージをたくさん目にした経験はありませんか。寄り添いを大切にする日本の現代子育ては、優しさに満ちている一方で、実は不登校が長引く要因にもなり得ることが、最近の調査で見えてきました。
「自分の子育てを見直したい」という気持ちでこのページにたどり着いてくださったあなたに、心から感謝します。
本記事では「子育て4スタイル」の整理と、1,900名以上の支援で見えてきた「民主的子育て」への切り替え方を解説します。
この記事を読んでわかること
- 日本で最多の「消極的子育て」(41.7%)の中身と落とし穴
- アメリカで50年以上研究されてきた「子育て4スタイル」の整理
- ゲームの時間制限が「揉める原因」になりやすい仕組み
- スダチに相談に来られる親御さんの9割が消極的スタイルだった事実
- 途中からでもスタイルを切り替えられる「ルール発表」のタイミング
目次
日本で最多の「消極的子育てスタイル」が4割超
ゲームとの付き合い方をテーマにした調査から、現代の子育てスタイルが見えてきました。
調査結果|ゲームにルールを設けない家庭が4割超
子供がゲームをする時にルールを設けている家庭は56.4%、ルールがない家庭は約4割。さらに、ご褒美もペナルティもないという家庭が41.7%と最多になっています。
「消極的子育て」とは何か
消極的子育てとは、お子さんへの寄り添いは高いものの、要求やルールが少ない子育てスタイルを指します。お子さんの意見を尊重し、需要・見守りを重視するアプローチです。
優しい子育てに見えるが、落とし穴も
一見、お子さんに寄り添う優しい子育てに見えます。
しかしルールがないとお子さんが好きなことを好きなだけやり続ける状況が続きます。結果としてゲーム・スマホ依存や生活リズムの乱れにつながりやすいのがリスクです。
参照:株式会社すららネット 子どもの発達支援室「不登校の子どものゲームとのつき合い方と子育てに関する実態調査」(2023年9月実施・不登校のお子さんを持つ保護者161名対象) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000462.000003287.html
スダチご利用者の声
「お子さんの気持ちを尊重しましょう」というアドバイスを信じて、息子のやりたいことを優先させてきました。結果としてゲーム漬けの毎日になり、不登校が長引いてしまいました。スダチで「民主的子育て」という考え方を知り、ルールを軸にした関わりに切り替えてから、家庭の空気が変わりました。
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子育て4スタイル|寄り添いと要求の2軸で整理
アメリカで50年以上研究されてきた子育て論では、子育てを2つの軸で4つに分類します。
2軸:寄り添い(受容性)×要求(期待・ルール)
縦軸が「寄り添い」、横軸が「要求・ルール」です。それぞれが高いか低いかで、子育てスタイルは4つに分かれます。
①民主的スタイル|寄り添い高×要求高
民主的スタイルは、お子さんへの寄り添いと適切な要求・ルールの両方が高いスタイルです。
お子さんの気持ちを聞きつつ、家庭ルールも明確に設けて守ります。研究で最も自立を育てるとされている方式です。
②独裁的スタイル|寄り添い低×要求高
独裁的スタイルは、ルールが厳しく寄り添いが少ないスタイルです。
お子さんの意見が出にくく、長期的にはお子さんの自己決定力が育ちにくいデメリットがあります。
③消極的スタイル|寄り添い高×要求低
最も日本で多いのが消極的スタイルです。
寄り添いはたくさんあるけれど、ルールや要求が少ない。優しさの一方で、お子さんの自立が遅れる傾向があります。
④無関心スタイル|寄り添い低×要求低
無関心スタイルは、寄り添いも要求もどちらも少ないスタイル。これは明らかにお子さんに悪影響を及ぼします。
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「ゲームの時間制限」が揉める原因になる仕組み
子育てスタイルの違いは、日常の小さな場面で表れます。
「1日2時間まで」がかえって喧嘩を生む
ゲームの時間制限を「1日2時間まで」と決めている家庭は約22%。一見、明確なルールに見えますが、実際には「あと1分」「いや超えてる」と毎日のように喧嘩の種になります。
参照:株式会社すららネット 子どもの発達支援室「不登校の子どものゲームとのつき合い方と子育てに関する実態調査」(2023年9月実施・不登校のお子さんを持つ保護者161名対象) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000462.000003287.html
1時間ぴったりでやめるのは大人でも難しい
ゲームを1時間ぴったりでやめるのは、大人でも難しい行動です。
「あと少しでクリアできる」「キリのいいところまで」と続けたくなるのは自然な心理です。
スダチは「ゼロにしてから再構築」を提案
スダチでは、不登校のお子さんの場合、ゲーム・スマホを一旦ゼロにする方針を取っています。
曖昧な制限よりも、ゼロから始めて再登校後に少しずつ戻していく方が、お子さんの依存からの離脱に効果的だからです。
スダチご利用者の声
「叱るのは可哀想」「子どもの自由を奪うのは良くない」と思い込んでいた時期がありました。スダチで「子育てに必要な要求もあっていい」と学び、家庭ルールを設けてから、息子が自分から動けるようになりました。寄り添うだけでは届かない部分があると知りました。
中学2年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
スダチに相談に来られる親御さんの9割が「消極的スタイル」
スダチが1,900名以上のお子さんを支援する中で見えてきた事実があります。
9割が消極的子育てスタイル
スダチに相談に来られる親御さんの約9割が消極的子育てスタイルでした。
これは「悪い親御さん」だからではなく、現代日本の子育て情報がそちらに偏っているからこその結果です。
「自分が厳しくされたから優しくしたい」気持ち
ご自身が昭和の時代に厳しく育てられた経験から、「自分は子どもに優しくしたい」と願う親御さんも多くいらっしゃいます。
その願いは尊いものですが、優しさだけでは届かない領域があることも事実です。
子育て本やインフルエンサーの影響
書籍やSNSの情報も、寄り添い重視の方向に偏っている傾向があります。
「お子さんの話を聞きましょう」などというメッセージが繰り返されることで、ご家庭でもそのスタイルが自然と取り入れられています。
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「民主的子育て」への切り替え|ルール発表が転機になる
過去の関わりを否定する必要はありません。
多くの親御さんが「今日から」の発想で、子育てスタイルを少しずつ切り替えてきました。
「親が変わる」と宣言する場を作る
スタイルを途中から変えるには、お子さんに対する「ルール発表」のタイミングが鍵になります。
「今までこうだったけれど、今日からこういうふうに変えていくね」と、親子で向き合って伝える場を作ります。
親御さんのプライドを少し下ろす勇気
「今まで間違っていた」と認めるのは勇気がいることです。
それでも、親御さんが反省を伝える姿勢を見せることで、お子さんは変化を受け入れやすくなります。
新しいルールを家族みんなで守る
新しいルールは「お子さんだけの決まり」ではなく、「家族みんなのルール」にするのがおすすめです。
寝る時間・スマホの使い方など、ご家族全員が守る形にすることで、お子さんも納得して動けます。
共感はしても、納得はしない
民主的スタイルの核は、「共感はしても納得はしない」関わりです。お子さんの気持ちには寄り添いつつ、「行かなくていいよね」と納得まで進まないバランス感覚が大切です。
スダチご利用者の声
ゲーム時間を「1日2時間まで」と決めていましたが、毎日喧嘩になっていました。スダチで「制限よりルールの仕組み化」と教わり、ルール表を作って家族で共有してからは穏やかに動けるようになりました。声かけだけで管理する関わりから卒業できた感覚があります。
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よくある質問
子育てスタイルと不登校について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
これまで消極的スタイルだったのですが、今からでも変えられますか?
はい、変えられます。重要なのは「変える」という宣言をお子さんに丁寧に伝えることです。
スダチでは「ルール発表」のタイミングで、親御さんと一緒にこの切り替えを丁寧に進めていきます。
厳しすぎる独裁的スタイルにならないか心配です
民主的スタイルは独裁的とは違います。
スダチが提案するのは、気持ちに寄り添い・尊重しつつ、家庭のルールも明確にする「バランスの取れた」スタイルです。スダチでは具体的な声かけ・ルールの作り方を、専門家が毎日のメールサポートでお伝えしています。
夫婦で子育てスタイルが違うとどうなりますか?
夫婦の足並みが揃わないと、お子さんは混乱してしまいます。
スダチではご夫婦双方への助言を行い、家族全体で同じ方向を向く取り組みをサポートしています。
まとめ|「寄り添い」と「ルール」を両立する子育てへ
消極的子育てが4割超という調査結果は、現代日本の子育てが「寄り添い偏重」になっている現状を浮き彫りにしました。優しさは尊いものですが、それだけでは届かない場面もあります。
寄り添いと適切なルールの両立など「民主的子育てスタイルへの切り替え」が、不登校のお子さんが自立に向かう力を育てます。
子育てスタイルを切り替える瞬間こそ、第三者のサポートが力になります。
スダチでは1,900名のご家族と、「今日からの関わり方」を共に整えてきました。あなたもスダチとともに、子育てを磨き上げていきませんか?



