このページに辿り着いたあなたへ
「再登校できなかったご家族はどんな状況だったのか」「自分たちもそうなってしまわないか」。明治学院大学のイベントでいただいたご質問への回答を通じて、再登校が叶わなかったケースの特徴と、ご家族が抱える不安への向き合い方をお届けします。
この記事の結論
動画当時に開催された明治学院大学でのイベントで、参加された親御さんから「再登校が叶わなかった10%に共通する特徴はありますか」というご質問をいただきました。スダチが定義する再登校は「2日連続・朝から放課後まで・元のクラスへ通えた状態」。この基準を満たせなかったケースの特徴を整理しつつ、既然とした態度を保つことの大切さや、サポートを受けた価値についてお伝えします(スダチの累計再登校支援は現在1,900名以上に到達)。
「自分たちは再登校できなかった10%に入ってしまうのではないか」。サポートを検討されている親御さんが、最も気にされる不安の一つです。
動画当時に明治学院大学で開催されたイベントでも、この質問が多く寄せられました。本記事では、再登校が叶わなかったご家庭の特徴・既然とした態度を保つことの大切さ・サポートを受けた価値について、岡田代表と増井サポーターの回答を整理してお届けします。
この記事を読んでわかること
- スダチが定義する再登校|2日連続・朝から放課後まで・元のクラス
- 再登校が叶わなかった10%に共通する3つの特徴
- 既然とした態度が崩れる時の落とし穴|ご家族が陥りやすいパターン
- 親御さんのうつ症状やコミュニケーション断絶があるケースの対応
- 再登校に至らなくてもサポートを受けた価値があると言われる理由
- 長期休み明けでも効果が続く理由|ルールに沿った準備
目次
スダチが定義する「再登校」とは|2日連続・朝から放課後まで・元のクラス
まず大前提として、スダチの再登校の定義から整理します。
「元のクラスへの登校」が基準
スダチが定義する再登校は元のクラスへ登校できた状態です。保健室登校、別室登校、図書室での自習などは再登校の達成数に含めていません。
「2日連続・朝から放課後まで」が条件
さらに「2日連続で朝から放課後まで」という条件が付きます。1日だけ登校できた、午後だけ登校できた、というケースは含まれません。ある程度厳しめの基準を設けています。
厳しめの基準を設けている理由
「だいたい登校できた」ではなく、安定して通い続けられる土台を作ることが目的だからです。基準が緩いと再登校後にすぐ崩れてしまうケースが増えてしまいます。
10%の中には「定義に当てはまらないだけ」のケースも含まれる
再登校できなかった10%の中には、保健室登校や午後からの登校など、定義に当てはまらないだけで前進しているご家庭も含まれます。完全に登校できなかったご家庭ばかりではありません。
スダチご利用者の声
小2の息子が学校に行きたがらなくなり、夏休みからずっと家にいる状態でした。スダチの支援を受けて、家庭での声かけや関わり方を見直した結果、約2週間で再登校できました。低学年だからこそ、親の関わりが直結することを実感しています。
小学2年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
再登校が叶わなかった10%に共通する3つの特徴
スダチの代表とサポーターが現場で見てきた、再登校が叶わなかったケースの共通点を3つに整理します。
特徴1|ご家庭でスダチのルールを徹底できなかった
最も多いのが、お伝えしたルールをご家庭で徹底できなかったケースです。ゲーム機の回収が漏れていた、デジタル制限の抜け道をお子さんが知っていた、声かけのトーンが一貫しなかったなど、徹底に課題があるパターンです。
特徴2|既然とした態度を保てなかった
スダチが繰り返しお伝えしているのが、親御さんが既然とした態度を保つこと。お子さんに過度に気を使ったり、応援する立場から外れてしまったりすると、メソッドが機能しにくくなります。
特徴3|気づきが遅れて時間切れになった
ゲームの隠し場所や抜け道に気づくのが遅れ、支援期間内に間に合わなかったケースもあります。たとえば3週間経った後に発覚すると、軌道修正に時間がかかってしまいます。
「やらせきれなかった我々の責任もある」と代表は語る
岡田代表は「ご家庭ができなかった責任は、私たちがやらせきれなかった責任でもある」と話されました。一方的にご家庭を責めない姿勢がスダチの基本です。
既然とした態度が崩れる時の落とし穴
実際の現場で、既然とした態度が崩れてしまう瞬間にはどんなパターンがあるのか整理します。
「お子さんに気を使い過ぎる」パターン
最も多いのが、親御さんがお子さんに気を使い過ぎるパターンです。「行けなくていつまでも」と気を遣ってしまうと、親子の上下関係が逆転し、応援する立場から外れてしまいます。
「強制できない」状況での距離の取り方
スダチでは、ご家庭の関わりを強制することはありません。だからこそ、親御さん自身が「応援する側に立つ」覚悟を持っていただくことが大切です。
夫婦間で態度がブレるとお子さんが混乱する
お父さん・お母さんで対応が割れると、お子さんが混乱します。夫婦で同じ方針を共有することが、既然とした態度を保つ前提になります。
こちらもCHECK
親御さんのうつ症状やコミュニケーション断絶のケース
10%の中には、ご家庭の状況自体が支援継続を難しくしているケースもあります。
親御さんのうつ症状で支援継続が難しい場合
親御さんがうつの症状を抱えていらっしゃると、途中で支援を続けられなくなることがあります。ご自身の心身の回復が最優先になる場面では、スダチもサポートを一時休止することがあります。
親子のコミュニケーションが極端に少ない場合
「親御さんが話しかけてもお子さんがずっと無視している」「ゲームをしていないのに会話が成立しない」など、コミュニケーション自体が断絶している場合は、メソッドの土台が機能しにくくなります。
シングルファーザーや在宅時間が短いご家庭の課題
シングルファーザーで高校生のお子さんがいて、これまで関わりがあまり持てていなかったケースなど、親子が一緒にいる時間が短いご家庭ではメソッドが入りにくいことがあります。スダチでは正直にお伝えしてからサポートを始めています。
「100%ではない」事実を正直に伝える
スダチは100%再登校を約束する支援ではありません。それでも「やらないよりやった方が良い」結果に繋がるケースの方が多いというのが、現場の実感です。
スダチご利用者の声
中1の娘が友人関係で休み始め、私自身が娘に対して気を使い過ぎていたことに気づきました。スダチに「お子さんに気を使わなくていい」と教えていただいて、既然とした態度を貫けるようになりました。娘も短期間で登校できるようになり、今も継続できています。
中学1年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「再登校に至らなくても」サポートを受けた価値があると言われる理由
再登校までは至らなかったご家庭でも、サポートを受けた価値があったと話される方が多くいらっしゃいます。
「考え方と声かけのやり方」は財産になる
再登校に至らなくても、考え方と声かけのやり方を知ったことは親御さんにとって財産になる、というのがサポーターの実感です。再登校以外の場面でもお子さんとの関わりに活かせます。
期間終了後に「後日再登校できた」連絡も多い
期間内には再登校できなかったご家庭でも、その後に「無事再登校できました」と連絡をいただくケースは少なくありません。種をまいた効果が、後から発芽する形です。
「サポートを受けない方が良かった」と言われたことはない
増井サポーターは「サポートを受けない方が良かったと言われたことはほぼない」と話されました。結果が出なくても、関わり方の指針を持てたこと自体に価値があるというフィードバックが多いそうです。
アンケートに残るご家族の声
スダチでは支援後にアンケートを取らせていただいています。学校には行けなかったご家庭からも「サポートを受けて本当に良かった」という声を多くいただいているのが現場の実感です。
こちらもCHECK
長期休み明けでも効果が続く理由
「長期休み明けでも効果は続きますか」という質問にもお答えします。
夏休みやお正月明けは確かにハードル
長期休み明けは、生活リズムが崩れやすく、登校再開のハードルが上がりやすい時期です。気を使う時期であることは間違いありません。
休み中のルールもお伝えしている
スダチでは支援中に、長期休み中の過ごし方や声かけのルールもしっかりお伝えしています。休みが空白期間にならない仕組みを作ります。
準備があれば休み明けも問題なく登校継続
ルール通りに過ごしていただければ、休み明けも問題なく登校を継続できるご家庭がほとんどです。ご家族のサポート体制があれば乗り越えられます。
サダレ登校から一気に再登校になるパターンもある
「不登校期間が長いと再登校までも長くなりますか」というご質問もよくいただきます。
不登校期間と再登校期間に明確な相関はない
データを取った上での話ではありませんが、不登校期間と再登校期間に明確な相関は感じていないというのが現場の実感です。1年不登校でもすぐに登校できるケースがあります。
サダレ登校の方が継続に課題が出やすい
むしろ、サダレ登校のお子さんの方が、また休んでしまうケースが見られます。ガッと休んでガッと登校できるパターンの方が、安定する場合もあります。
「期間が長いから」と諦める必要はない
不登校期間が長いことを理由に諦める必要はありません。期間に関係なく、すぐ登校できる可能性は十分にあります。
スダチご利用者の声
高1の息子が長期休み明けから不登校になりました。私たち夫婦の関わり方を一から学び直し、サポーターから教わった通りに対応した結果、再登校に至りました。困った時に「こうしてください」と具体的な指示をいただけたのが何より心強かったです。
高校1年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
本人の自己評価が低いケースの再登校事例
イベントでは「本人の学力はあるのに、本人ができていないと思い込んでいるケース」についても質問がありました。
マインドセットの捉え方を変えていく
このパターンはマインドセットの問題として、捉え方を変えていく支援を行います。事例も多く、スダチが得意とする領域です。
親御さんの声かけが核になる
お子さんの自己評価を変える最大の力は、親御さんの声かけです。スダチのサポートでは、具体的な言葉のかけ方をお伝えしています。
スクールカウンセラーとスダチの違い
「スクールカウンセラーが多い学校が増えました。メリットとデメリットを教えてください」というご質問もありました。
メリットは「相談できる人がいる」こと
スクールカウンセラーは不登校だけの専門家ではありませんが、学校で相談できる方がいること自体に価値があります。いじめ・友人関係などの相談先として機能します。
デメリットは「考え方が統一されていない」こと
一方で、スクールカウンセラーは考え方が統一されていないのが課題です。「エネルギー切れだから休ませましょう」というアドバイスから不登校が長期化したケースも見られます。
当たり外れがあり、根拠が見えにくい
「具体的にどのくらい再登校に繋がっているか」という根拠が見えにくいのも、現場で感じる課題です。人によって全く異なるアドバイスになることがあり、ご家族としては判断が難しくなります。
よくある質問
イベント内容について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
再登校できる確率はどのくらいですか?
スダチの支援を受けたご家庭の約90%以上が再登校に至っています。1年の長期不登校でも、複数の支援を試した末でも、可能性は十分にあります。
再登校に至らなかった場合、相談料は返ってきますか?
返金制度はありません。ただし、再登校に至らなくても考え方と声かけのやり方は財産として残ります。期間終了後に再登校できたという連絡をいただくケースも多くあります。
パンフレットなどの説明資料はありますか?
紙のパンフレットは現在ご用意していません。代わりにYouTubeチャンネルやホームページで、実際に再登校できたご家族のインタビューや支援内容を公開しています。ご家族と共有する際にご活用ください。
まとめ|「やらないよりやった方が良い」をご家族の希望に
明治学院大学のイベントでいただいたご質問への回答を通じて、再登校が叶わなかった10%の特徴と、サポートを受ける価値について整理しました。共通して見えてきたのは、「やらないよりやった方が良い」という現場の実感です。
スダチは累計1,900名以上のご家族と歩んできました。再登校に至るかどうかに関わらず、ご家族の関わり方の指針を一緒に作っていきます。お子さんに合った道筋を、まずは初回相談でお話を聞かせてください。
こちらもCHECK



