この記事の結論
不登校の小中学生は約34万人に達し(令和5年度文部科学省調査)、フリースクールは「第3の居場所」として注目されています。自分らしさを大切にする一方で、出席扱いと内申点は別物であり、進路の選択肢が狭まる可能性も理解しておく必要があります。スダチは累計1,900名以上のご家族と歩み、「やるべきこと」と「やりたいこと」を両立する道筋をお伝えしています。
「学校に行けない我が子の居場所を、どこに作ってあげたらいいのか」。この問いを抱えながら、フリースクールの情報を集めている親御さんは少なくありません。
動画当時(2024年に公開)に取り上げたニュースでは、不登校の小中学生が30万人を超え、フリースクールが「第3の居場所」として注目される現状が紹介されました。自分らしくいられる場所が成長につながる、という見方が広がる一方で、勉強や進路への不安も指摘されています。本記事では、スダチが現場で見てきた視点も交えながら整理します。
参照:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(2024年10月公表) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
この記事を読んでわかること
- 不登校30万人時代の「第3の居場所」としてのフリースクールの役割
- フリースクールで身につく「考える力」と社会で生きる力
- 「自分らしさ」を求める一方で残る勉強・進路の不安
- 出席扱いと内申点は別物|進路を狭めないために知っておくこと
- スダチの考え|「やるべきこと」と「やりたいこと」を両立する道筋
目次
不登校30万人時代の「第3の居場所」|フリースクールが果たす役割
不登校のお子さんが集う場として、フリースクールが「第3の居場所」と呼ばれる背景を整理します。
「小中学校でも家でもない」第3の居場所として
フリースクールは、小中学校でも家でもない第3の居場所として、社会の中に存在しています。学校に行きづらいお子さんが、自分のペースで過ごせる場所として広がってきました。
不登校の小中学生は約34万人(令和5年度)
文部科学省の調査によれば、令和5年度の不登校の小中学生は約34万人に達しました。中学校は216,266人で全体の6.8%、小学校は137,704人で全体の2.3%です。この規模感の中で、お子さんの居場所をどこに置くかが大きな論点になっています。
自由な校風と「やりたい掲示板」
動画で紹介されたフリースクールでは、決まった時間割がなく、壁に設置された「やりたい掲示板」に子どもたちが自分のやりたいことを書いて掲示します。海で魚を釣る、シュノーケリング、流しそうめんなど、テーマは様々です。
「自分の力で実現する」が授業の中身
提示されたやりたいことに対して、お子さんが自ら方法を考えて行動し、仲間と一緒に実現していく。やりたいことを自分の力で実現すること、それが授業なのだと、こちらのフリースクールは方針を示しています。
スダチご利用者の声
小4の息子がアメリカ帰国後、日本の学校に馴染めず不登校になりました。フリースクールも検討しましたが、スダチで家庭の関わり方を見直したところ、9日で再登校できました。学校生活の中で「ルールを守りながら自分の好きも見つける」両立が大切だと教わり、今では自分らしく毎日通えています。
小学4年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
フリースクールで身につけられる「考える力」と社会で生きる力
フリースクールの代表が語る「考える力」の意義と、スダチの視点を整理します。
「自分で考えて自分で行動する」が一番の理念
こちらのフリースクールの代表は、「自分で考えて自分で行動するのが一番の理念」と語っています。社会が変わっていく中でも、考える力はお子さんの将来に必ず必要になるという考え方です。
ザリガニ釣り・野菜作りも「学び」になる
ザリガニ釣りをしたいお子さんは沼へ探しに行き、野菜作りがしたいお子さんは種まきから収穫までを体験します。作る中での学びがあるという見方は、スダチも全く否定するものではありません。
ただし「週7でこれだけ」には疑問が残る
一方で、学校に全く行かない中でこの活動「だけ」をやることには違和感が残ります。学力面・社会性を、好きなことだけで身につけられるかと言われると、難しい部分があるからです。
「やるべきこと」をやった上で「やりたいこと」をやる
スダチがいつもお伝えしているのは、「やるべきことをやった上で、やりたいことをやる」という社会のルールです。学校に行きながら、放課後や土日に流しそうめんづくりをするのなら、とても素敵な学びになります。
考える力は学校でも養える
考える力を養うために学校以外の場が必要かと言われると、そうとも限りません。学校にも稲作・落ち葉拾い・どんぐりクッキー作りなど、多様なカリキュラムが存在します。学校の机にずっと向かい続けているわけではないのです。
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「自分らしさ」を求める一方で残る勉強・進路の不安
動画では、フリースクールに通うお子さんの姿と、親御さんが抱える不安が同時に語られました。
アメリカ帰国の小4男子|日本の学校に馴染めず
動画に登場した小学4年生のお子さんは、ご両親の仕事の都合でアメリカで生活していた経験を持ち、帰国後の日本の小学校の環境に馴染めず不登校になりました。「起立っと言って椅子に座っていいのかと思って座ったら、みんな立ったまま」と、戸惑いを語っています。
「どこに行ってもルールはある」という視点
お子さんの戸惑いに寄り添う気持ちは大切です。一方で、どこに行ってもルールはあるのが現実です。社会に出ても会社にもルールがあるため、環境に馴染む力もお子さんの将来にとって大事な力になります。
お母さんの本音「勉強が後回しになっている」
このお子さんのお母さんは、フリースクールの校風がお子さんに合っていると話す一方で、「勉強が後回しになるのが不安」「本人が困らないと勉強をやらない、どこまで待っていいのか」と本音を語っています。
「自分らしさ」を体現できるお子さんは多くない
「あなたらしくいていいんだよ」と伝えても、自分らしさが分かっているお子さんはあまり多くないのが実情です。親御さんが思う「好きなことを好きなだけやらせる」と、お子さん自身の自分らしさが一致しているとは限りません。
スダチご利用者の声
中1の娘が「学校がつまらない」「自分らしくいたい」と訴えて不登校に。フリースクールへの転校も考えましたが、勉強の遅れと内申点の不安が拭えませんでした。スダチで関わり方を学び、本人と話し合ううちに「やるべきこと」を整える気持ちを取り戻し、再登校に至りました。進路の選択肢を狭めずに済んで安心しています。
中学1年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
出席扱いと内申点は別物|進路を狭めないために
フリースクールに通う際に、必ず知っておきたい制度面の話を整理します。
フリースクールでの学びを出席扱いにする動き
近年、フリースクールでの学びを出席扱いとして認める学校が増えています。お子さんが学校に行けない期間でも、「欠席」扱いにならない仕組みが広がっている状況です。
ただし「出席扱い」と「内申点」は別物
ここで注意していただきたいのが、「出席扱いになること」と「内申点」は全く別物だという点です。フリースクールに通って出席扱いになっても、内申点は0点として扱われるケースが一般的です。
進路は通信制・定時制が中心になる
内申点が0点になると、結果として通信制高校・定時制高校を中心とした進路選択になり、全日制高校への進学が難しくなります。お子さんの将来の選択肢を考える上で、この事実は最初に押さえておきたいポイントです。
「環境を変える前に家庭を整える」順番
居場所を変える前に、家庭の関わり方を整えることが先になります。家庭の土台が整わないまま環境だけを変えても、お子さんの根本的な課題はそのまま残ってしまうからです。
参照:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(2024年10月公表) https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
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スダチの考え|「やるべきこと」と「やりたいこと」の両立
スダチがお伝えしている再登校への道筋と、フリースクール検討中の親御さんへのメッセージです。
長い目で見た「お子さんにとって一番いい選択肢」
親御さんに考えていただきたいのは、長い目で見たときにお子さんにとって一番いい選択肢は何か、という問いです。短期的に楽になる選択と、将来的にお子さんを支える選択は、一致しないことがあります。
再登校に至るまでの「家庭の関わり方」
スダチでは、不登校に至った背景にあるお子さんとの関わり方や、生活習慣・家庭での過ごし方を整え直すことを大切にしています。家庭の整え直しが、長い目で見たお子さんの人生にプラスに働くと考えているからです。
動画当時800名規模から1,900名以上の支援実績へ
動画当時(2024年公開時点)は累計支援数が800名規模でした。その後も多くのご家族と歩み、現在は1,900名以上のお子さんと親御さんの再登校をサポートしてきました。再登校までの期間は平均22.6日です。
学校に行った上で「好きなこと」をやるのが理想
スダチが繰り返しお伝えしているのは、学校に行った上で「好きなこと」をやるのが一番の落としどころだという考え方です。流しそうめんづくりも、学校に通いながら土日に取り組むのであれば、素敵な学びになります。
キラキラの裏には努力の期間がある
SNSでは起業家の華やかな部分が見えやすいですが、その裏には努力を重ねた期間が必ず存在します。お子さんに「やりたいことだけやれば社会でうまくいく」と伝えるのは、現実とのギャップが大きい考え方になりかねません。
スダチご利用者の声
中3の息子が「勉強する意味が分からない」と不登校になり、進路への影響も心配でした。スダチで家庭の関わり方を整えるうちに、本人が「やりたいこと」と「やるべきこと」を自分の言葉で語るようになり、再登校できました。学歴が選択肢を広げる下支えになるという考えに、親子で納得して進めました。
中学3年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
よくある質問
フリースクール検討中の親御さんから、よくいただく質問にお答えします。
フリースクールに通えば不登校は解決しますか?
フリースクールは「第3の居場所」として有意義な選択肢ですが、不登校の根本解決とは別の論点です。家庭の関わり方を整えて再登校を目指す選択肢も、併せて検討していただけたらと思います。
フリースクールに通うと内申点はどうなりますか?
出席扱いと内申点は別物です。フリースクールで出席扱いになっても、内申点は0点として扱われるケースが一般的で、全日制高校への進学が難しくなる可能性があります。
「自分らしさ」を尊重しながら勉強もさせたいです
スダチは「やるべきことをやった上でやりたいことをやる」という考え方をお伝えしています。学校での勉強を土台にしながら、放課後や土日に好きなことに取り組む形が現実的な両立の道です。
まとめ|「自分らしさ」と「社会で生きる力」を両立する選択を
不登校30万人時代のフリースクールは、第3の居場所として大切な役割を果たしています。一方で、出席扱いと内申点は別物であり、進路への影響を理解した上で選択することが必要です。
スダチは動画当時から現在まで、累計1,900名以上のご家族と歩んできました。「やるべきこと」と「やりたいこと」を両立しながら、お子さんが自分らしく社会で生きていく力を育む。その道筋を、親御さんと一緒に考えていきます。
「フリースクールも検討しているけれど、勉強や進路の不安が拭えない」。そうした親御さんは、ぜひ一度スダチにご相談ください。お子さんの状況を伺った上で、長い目で見た最適な選択肢を一緒に整理いたします。
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