この記事の結論
文部科学省の最新調査で、小中学生の不登校が29万1948人で過去最多となりました。不登校児童は10年連続で増加し、前年比で5万人以上増えています。
さらに「長期欠席者」を含めると潜在的不登校は50万人とも言われます。
本記事ではこの数字の背景と、「不登校でも仕方ない」という風潮の落とし穴、1,900名以上の支援実績から見える「数字に流されない」親の構え方を解説します。
「全国の不登校が30万人」
「過去最多」
そんなニュースを目にして、複雑な気持ちを抱えた親御さんは少なくないのではないでしょうか。「うちの子だけじゃないんだ」と安心する一方で、「これだけ多いのに、なぜ解決策は見えないの?」という疑問も湧きます。
ここまで読んでくださっただけで、お子さんの未来を真剣に考える気持ちが伝わってきます。
本記事では、過去最多となった不登校統計の中身と、1,900名以上の支援実績から見えてきた「数字に流されない」親の構え方をお伝えします。
この記事を読んでわかること
- 29万1948人・10年連続増加という最新データの中身と内訳
- 起立性調節障害・うつ病などを含む「潜在的不登校50万人」の実態
- 校門タッチ・ドライブスルー登校など「出席扱い」が広がっている現状
- 「不登校が増えたから学校に行かなくていい」という風潮の落とし穴
- いじめによる不登校は実は0.3%という事実が示すもの
目次
全国の不登校29万1948人|10年連続で増加している現実
まずは最新の文部科学省データを確認します。
前年度から5万人以上増えた衝撃
文部科学省の調査によると、2022年度に全国の小中学校から報告のあった不登校児童生徒の数は29万1948人で過去最多。
前年度から22.1%増・5万人以上の増加です。
参照:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
内訳|小学生10万・中学生19万
内訳は、小学生が10万512人・中学生が19万30人です。さらに不登校児童生徒のおよそ4割が学校内で相談や指導を受けていないとされており、必要な支援が届いていない現状が浮き彫りになっています。
10年連続で増加し続けている
直近の推移を見ると、19万人→24万人→29万人と、毎年5万人ずつ増えているペースです。
これは決して一時的なものではなく、構造的な増加と考えるべき段階に来ています。
参照:文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
スダチご利用者の声
息子が不登校になった時、ネットで「不登校は今や30万人いる」「珍しくないから安心して」と書いてある記事をたくさん見ました。確かに数の多さに最初は安心しましたが、結局その後どうすればいいかは何も解決していませんでした。スダチで具体的な家庭での関わりに踏み込めて、ようやく前に進めるようになりました。
小学4年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「長期欠席者」を含めれば潜在的不登校は50万人
29万人という数字も衝撃ですが、実はこの統計には含まれていない子どもたちがたくさんいます。
不登校統計には「病気」が含まれていない
文部科学省の「不登校」の定義には、病気で休んでいる子は含まれていません。別の定義「長期欠席者」に分類されています。
起立性調節障害・うつ病・パニック障害は別カウント
朝起きられない「起立性調節障害」、メンタル症状による「うつ病」「パニック障害」など、診断がついている子どもたちは不登校統計の29万人には入っていません。これらを含めると、実態はさらに大きくなります。
潜在的な不登校は50万人とも
教育支援センター(適応指導教室)に通う子、フリースクールに通う子、保健室登校の子なども、扱いがバラバラです。
スダチの推定では潜在的な不登校は50万人に達する可能性があります。
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「校門タッチ」「ドライブスルー登校」も出席扱いに
最近、出席扱いの幅がどんどん広がっています。
校門タッチ|門に触れたら出席
朝、教室には入らず校門にタッチするだけで出席扱いとする取り組みが、一部の学校で広がっています。
校長判断で「来た」とみなす運用です。
ドライブスルー登校|車から顔を出すだけ
親御さんの車で送り、子どもが車窓から顔を出すだけで出席扱いとする「ドライブスルー登校」も登場しています。
お子さんが安心して登校できる工夫ではありますが、教育を受けたことになるかは別問題です。
「出席」と「教育を受けている」は別の話
校長判断による出席扱いが広がる一方で、教育を受ける権利がきちんと保障されているかは別の話です。
数字としての出席日数は増えても、お子さんの学びが進んでいなければ進路に影響します。
教育を受けられないまま卒業しても、他のお子さんたちと同じ歩みは進められないでしょう。
スダチご利用者の声
高校進学を意識した頃、内申点も出席日数も足りない現実を突きつけられました。「無理に学校に行かなくていい」という言葉を信じ続けていた自分を後悔しました。スダチに出会ってから、家庭からできることを毎日積み重ねていく方針に切り替えました。
高校1年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「不登校が増えたから学校に行かなくていい」風潮の落とし穴
不登校の人数が増えるたびに、メディアでは「無理に学校に行かなくていい」というメッセージが繰り返し流れます。
確かに「行かない選択肢」も尊重されるべき
お子さんを心身ともに守るために、一時的に学校から離れる選択肢があるのは大切です。
深刻ないじめや健康被害がある場合は、無理に登校させるべきではありません。
ただし「ずっと行かなくていい」が増えると何が起きるか
問題は「ずっと行かなくていい」が一般化することです。
1年・2年と不登校が長引くと、生活リズム・学力・人間関係のすべてが影響を受けます。
親御さんの本音も「できれば行ってほしい」
スダチに相談に来られる親御さんのほとんどが、「本音では学校に戻ってほしい」と話されます。
世間の風潮と親御さんの本音には、大きなギャップがあるのが現実です。
お子さんの不登校でお悩みの親御さん、焦らなくて大丈夫です。多くの親御さんが同じ場所を通って、お子さんと一緒に道を見つけてきました。
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いじめによる不登校は実は0.3%という事実
「いじめが増えたから不登校が増えた」という言説も、よく見聞きします。しかしデータはそうではありません。
文科省データで「いじめが原因」は0.3%
文部科学省のデータでは、不登校の直接的なきっかけがいじめだった割合は0.3%とされています。
これはつまり、99%以上の不登校はいじめ以外の要因で起きているということです。
本当の要因はスマホ・ゲーム依存と生活リズムの乱れ
スダチが1,900名以上を支援してきた中で見えてきたのは、スマホ・ゲームの普及が不登校増加の大きな要因だということです。
家で好きなことを好きなだけできる環境が、学校に行く動機を奪っています。
家庭環境を整えることが鍵になる
学校の問題ではなく家庭環境の問題なら、家庭から変えていける余地が大きいということです。
スダチでは家庭での声かけ・ルール・生活リズムを毎日整えていく支援を行っています。
スダチご利用者の声
「不登校でも将来は大丈夫」というメッセージに救われた時期もありました。けれど現実として、学校に行くことで得られる経験や人間関係は何ものにも代えがたいと感じます。スダチで再登校の選択肢を諦めずに整えていけたことが、息子の未来を広げてくれました。
高校2年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
スダチが大切にしている「数字に流されない」関わり
スダチは1,900名以上のお子さんを再登校に導いた実績があります。平均再登校期間は22.6日です。
「うちの子だけじゃない」で止まらない
「不登校が30万人もいる」という数字を見て安心することは、最初の救いになります。
ただし安心して止まってしまうと、お子さんの状況は何も変わりません。
家庭から動かせる部分を一緒に整える
スダチのサポートは、親御さんが毎日のお子さんの様子をメールで報告し、専門サポーターが翌日までに具体的な助言を返す伴走スタイルです。
家庭で変えられる部分を一つずつ整えていきます。
「再登校」を諦めない選択肢を持つ
不登校の風潮の中でも、お子さんが「学校に戻りたい」と思える可能性は決してゼロではありません。
一人で抱え込まないでください。「子供を学校にも行かせられないなんて自分はダメな親なのではないか」と責任を感じる必要もありません。
不登校には、現代の社会特有のさまざまな内容が関連しています。
まずはスダチの専門家に、話を聞かせてもらえると嬉しいです。
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よくある質問
過去最多となった不登校統計について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
不登校が30万人いるなら、うちの子も「特別」ではないですよね?
数の上では決して珍しい状況ではありません。
ただし「珍しくないから安心」で行動を止めてしまうと、お子さんの状況は変わりません。
安心することと、家庭で取り組みを進めることは別物として考えるのがおすすめです。
潜在的な不登校が50万人もいるって本当ですか?
起立性調節障害・うつ病・教育支援センター通所・フリースクール通所などを含めると、実態はそれくらいの規模になる可能性があります。
文科省統計の29万人だけで全体像を捉えることはできない、というのが現実です。
「不登校でも将来は大丈夫」って本当ですか?
長期的には道を切り開けるお子さんも多くいます。
ただし家庭での関わり方を整える取り組みをした上での「大丈夫」と、何もせず放置した「大丈夫」は別物です。今の関わりが、お子さんの将来を作ります。
まとめ|数字に流されず、家庭から動かす
不登校29万人・潜在的に50万人という数字は、不登校が決して特殊な状況ではないことを示しています。
ただしその数字に安心して立ち止まることが、お子さんの未来を狭めることもあります。
「数字に流されず、家庭から動かす」
この構えが、お子さんの可能性を広げます。
一人で抱え込まないでください。1日も早いお子さんの学校生活のために、まずはスダチに話を聞かせてもらえると嬉しいです。スダチは、1,900名以上の親御さんと一緒に「明日の朝、何と声をかけるか」を考えてきました。
次はあなたと、あなたのお子さんの番です。



