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「市販薬に頼り始めた我が子をどう守ればいいのか」「YouTuberやプロゲーマーになりたいという夢と不登校改善をどう両立させたらいいのか」。明治学院大学のイベントで実際に寄せられた親御さんからのご質問に、スダチが現場で見てきた事実を踏まえてお答えします。
この記事の結論
動画当時に開催された明治学院大学イベントで寄せられた親御さんからのご質問に、スダチがその場で回答した内容を再構成しました。中3娘の市販薬オーバードーズ相談、YouTuberやプロゲーマーになりたいというお子さんへの返し方、自閉スペクトラム症のお子さんへの関わり方など、デリケートで重いテーマばかりです。スダチが伝える基本姿勢は「親子関係を結び直す」「ストレートな愛情を伝える」の2点。動画当時(累計支援は800名規模)から現在の1,900名以上に至るまで、この姿勢は変わっていません。
「市販薬を手放せなくなった我が子を、どう守ればいいのか」。明治学院大学のイベントで実際に寄せられたご質問は、どれも親御さんが今まさに悩んでおられるテーマばかりでした。
動画当時に開催されたイベントでは、市販薬のオーバードーズ・いじめが背景にある不登校・YouTuberやプロゲーマーになりたいというお子さんの夢・自閉スペクトラム症と診断された後の進路不安・通信制高校のイメージ・過剰適応の心配など、幅広いご質問が寄せられました。
この記事を読んでわかること
- 中3娘の市販薬OD相談|「学校に行かなくては」という思いと依存の悪循環
- ストレートな愛情と親子関係の結び直し|スダチの基本姿勢
- 「YouTuberになりたい」「プロゲーマーになりたい」我が子の願いへの返し方
- 「全員が不登校なわけではない」データを正しく読むという視点
- 自閉スペクトラム症と診断された後の進路不安への向き合い方
- マインドセットを育てる声かけ|0点のテストをどう受け止めるか
- スダチが大切にしている「ジャンルを問わない関わり方」
目次
明治学院大学イベントの背景|どんな場で語られたのか
このイベントは明治学院大学で開催された、不登校をテーマにした公開Q&Aです。スダチの川野・井上が登壇し、参加された親御さんからの質問にその場で回答する形で進行しました。
「全ての質問に答えきれない」ほどの数
会場でいただいたご質問の数はとても多く、当日その場で全てに回答することはできませんでした。本記事ではその中から特に多くの親御さんに共通しそうな7つのテーマを取り上げて整理しています。
動画当時の累計支援は約800名規模
動画が公開された動画当時(2024〜2025年)のスダチの累計再登校支援は800名規模でした。その後継続的に支援を重ね、現在は1,900名以上のご家族と歩んでいます。基本姿勢は変わっていません。
「親御さんが学べる場」としての設計
スダチがこうしたイベントを開く目的は、お子さん本人を直接何とかすることではなく、親御さんが家庭で動ける材料をお持ち帰りいただくことです。本記事もその設計を引き継いでいます。
スダチご利用者の声
中3の娘が「学校に行かなくては」というプレッシャーで市販薬に頼るようになり、本当に怖い時期がありました。スダチで生活習慣や親子関係の整え方を学び直し、薬に頼らずに過ごせる日が少しずつ増えました。デジタル機器との距離も家庭で再設計できたのが大きかったです。
中学3年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
中3娘の市販薬OD相談|「学校に行かなくては」の裏側
最も重く、最初に取り上げられたのが市販薬のオーバードーズに関するご質問でした。
ご質問の要旨
「中学3年生の娘が、学校に行かなくてはならないと本人は思っていて、行くために市販薬を飲んでオーバードーズをして登校していたようです。学校に行くのが苦にならなければ服用もなくなると思うのですが、依存症になることも危惧しています。どのように対応すればよいでしょうか」というご相談です。
スダチが見ている「本当の問題」
スダチが整理してお伝えしたのは、薬を飲まないと学校に行けないという状態そのものが問題だという視点です。「行けない原因」を整えることが、結果的に薬から離れる近道になるとお伝えしました。
整える3つの領域|デジタル・生活習慣・親子関係
具体的に整えていく領域は3つあります。デジタル機器との距離、生活習慣のリズム、そして親子関係です。過去にもオーバードーズの経験があったお子さんが、これらの整え直しを通じて再登校に至ったケースが報告されています。
医療領域の話題なので断定は避ける
市販薬や依存症に関する判断は、必ずかかりつけ医や専門医療機関と並行して進めてください。スダチは医療機関ではないため、薬や診断に関する断定的なことは申し上げられません。家庭環境の整え方という側面でお力添えできる立場です。
「今のうちに助けてあげてほしい」
スダチが特に強調したのは「今のうちに対応する」という時間軸の話でした。大人になってからではご家族が介入できる余地が小さくなります。お子さんがまだ家庭の影響を受けやすいうちに、関わり方を整えていただきたいというメッセージです。
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女の子と男の子で出方が違う|オーバードーズと暴力
イベントでは、自分を傷つける行為と他者を責める行為の違いについても触れられました。
女の子は「自分を責める」傾向
オーバードーズや自傷行為は、傾向として女の子に多く見られるとお伝えしました。自分を責める方向でストレスが出る形です。あくまで傾向の話で、全てのお子さんに当てはまるわけではありません。
男の子は「他者に向ける」傾向
一方、男の子の場合は家庭内暴力など、外側に向く形でストレスが表れる傾向があります。スダチで関わる際は、どちらのタイプであっても根本は同じだと整理しています。
「自分を責めるか、人を責めるか」の違い
物事の捉え方を整えていくことで、お子さんが自分を責める方向にも他者を責める方向にも傾きすぎない状態を目指します。捉え方の整え方こそが、ご家族から伝えられる土台です。
いじめが背景にある不登校|親・学校・本人にできること
「いじめが背景にあった場合、親・学校・本人ができることは何か」というご質問にも回答がありました。
大前提|「いじめている側が100%悪い」
スダチが冒頭で明言したのは、いじめている側に100%の責任があるという前提です。被害側のお子さんやご家族が責任を背負う必要はありません。
学校・教育委員会・警察|あらゆる手を尽くす
その上で、外部にできる打ち手としては学校の先生・教育委員会・それでも対応されない場合は警察など外部機関も含めて頼っていきます。あらゆる手を尽くす姿勢が出発点です。
家庭でのサポートで再登校に至ったケースも
いじめの証拠が見つからない・学校側が動いてくれないというケースでも、家庭内でのサポートを通じて再登校に至った事例が多くあります。いじめだけに目を向けず、家庭で整えられる部分から動いていくことも現実的な選択肢です。
ゲームやYouTubeで不安を紛らわしている時の声かけ
「日々ゲームやYouTubeで不安を紛らわしている」というご質問にも触れられました。お子さんを救えるのはご家族の日々の声かけです。デジタル機器に頼り続ける状態を放置しても良い方向には行きにくい、というのがスダチが現場で見てきた事実です。
スダチご利用者の声
息子が「YouTuberになりたいからゲーム時間を増やしたい」と言い続けて、親としては夢を否定したくない一方で不登校をどうにかしたい気持ちもあり、毎日揺れていました。スダチで「学校に行きながら夢を目指していい」と教わり、家での声かけが整いました。今は再登校して落ち着いています。
中学2年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「YouTuberになりたい」「プロゲーマーになりたい」夢への返し方
会場でも盛り上がった質問が、お子さんの夢と不登校改善の両立に関するものでした。
ご質問の要旨
「YouTuberになりたい、プロゲーマーになりたいから、ゲーム時間を増やしてほしいと言います。夢を応援したい気持ちと、不登校の改善を優先したい気持ちがあります。子どもの夢を否定することなく、デジタル制限する方法はありますか」というご相談です。
「全員が不登校なわけではない」という事実
スダチが最初にお伝えしたのは、YouTuberもプロゲーマーも全員が不登校ではないという事実です。むしろ多くは学校に通いながら夢を目指している方々です。「不登校でないと目指せない職業」では決してありません。
「学校に行きながら目指せばいい」とお伝えする
ご家庭でお子さんに伝えていただきたいのは、「学校に行きながら目指していい」という選択肢です。夢を否定せず、両立を提案する形が現実的です。
実例|1ヶ月半サポートで再登校したプロゲーマー志望のお子さん
実際にプロゲーマーになりたいと話していたお子さんが、1ヶ月半のサポートで再登校に至った事例があります。再登校後、夢自体が自然に変わっていったそうです。今も楽しく通われていると報告されています。
「やることがゲームしかない」という構造
不登校中はやれることがゲームに偏りがちです。「ゲームしかないからプロゲーマーと言う」という構造が背景にある可能性も視野に入れて、ご家庭で声かけを整えていきます。本当にその夢が本心からのものなのかは、選択肢が広がった後に改めて見えてくるものです。
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自閉スペクトラム症と診断されたお子さんへの関わり方
発達特性に関するご質問もありました。
ご質問の要旨
「突然不登校になり、本人は学校が疲れるからという理由で2年ほど不登校でした。その間にメンタルクリニックで自閉スペクトラム症と診断を受けました。中学から自閉症情緒学級に転校してほぼ毎日登校しています。今後の進路次第でまた不登校になるのではと不安です。スダチのプログラムはうちのケースにも有効でしょうか」というご相談です。
「有効性が確認されたケースが多い」
スダチがお伝えしたのは、特性があっても再登校に至ったケースが多くあるという事実です。「発達障害だから諦める」必要はないというのが、スダチが現場で大切にしている姿勢です。
「一つの傾向にまとめられない」のが特性
自閉スペクトラム症のお子さんへの関わり方を一律に語ることはできません。お子さん一人ひとり傾向が違うため、画一的な指導ではなく、それぞれに合った声かけを組み立てていきます。
声かけのシャワーで「捉え方」が育つ
「自分は自閉症だから」という考えがマイナスに作用するか、プラスに作用するかは、ご家族からの声かけのシャワーが大きく影響します。高学年になってくると自分の特性を理解できるようになるため、対策を一緒に考えられる時期にもなります。
「諦めなくていい」を共有する
「発達障害があるから将来を諦めましょう」と思う必要は全くない、というのがスダチの基本姿勢です。特性と前向きに付き合う道筋を、ご家族と一緒に作っていきます。
スダチご利用者の声
自閉スペクトラム症の診断を受けてから、進路選択のたびに「また不登校に戻るのでは」と不安でした。スダチで「特性があっても声かけ次第で前向きに捉えていける」と伴走していただき、お子さん自身も自分の特性と付き合うコツを話せるようになりました。家族として救われた感覚です。
中学1年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
フリースクール・通信制高校への見方
学校以外の選択肢に関するご質問も取り上げられました。
「フリースクールに通う子は学力が高い」は当てはまりにくい
「フリースクールでボランティアをしていた経験では学力が高い子が多かった」というご質問もありましたが、スダチが見てきた現場ではそれは稀なケースです。多くの場合、フリースクールに通うと内申点が0になりやすく、通信制以外の選択肢が選びにくくなる構造があります。
通信制高校のイメージがマイナスに見える理由
通信制高校のイメージがマイナスに語られる背景には、「仕方なく選ぶ」割合が高い現実があります。スダチが現場で見ている範囲では、不登校で内申が取れなくなって通信制を選ぶケースが約90%以上です。
積極的に選ぶ通信制であればマイナスではない
お子さんが「やりたいことがあるから通信制を選ぶ」という能動的な選択であれば、通信制はマイナスではありません。ただし完全ネットコースの場合、生活習慣・運動・社会性をご家庭でどう育てるかが課題になります。
「環境を変える」前に「整える」
通信制でもフリースクールでも、お子さんの将来にとって良い選択肢になるかどうかは、事前の親子関係と生活の土台で決まる側面が大きいです。
「再登校した子が自殺するのでは」というデータへの向き合い方
依存症研究の文脈で、過剰適応や再登校後のリスクに関するご質問もありました。
ご質問の要旨
「若年層の自殺者の多くが不登校経験者であり、自殺者のうち75%が再登校経験者というデータを目にしました。現在小4の娘が再登校を果たしたのですが、限界まで無理をしないか心配です。過剰適応のケアについて教えてください」というご相談です。
「無理やり再登校させたわけではない」
スダチがお伝えしたのは、再登校の過程で何が起きていたかがデータには表れない、という視点です。家庭での親子関係を整え、ストレートな愛情を伝え、お子さん自身が前向きに登校を選び直したご家族の場合、その後の不安は小さくなる傾向があります。
「親子関係の結び直し」が答え
過剰適応への備えとして最も効くのは、親子関係の結び直しです。学校で何があっても帰る場所がある、という感覚がご家族から伝わっていれば、お子さんが自分を追い込み続けるリスクは小さくなります。
過剰適応そのものを完全に避けることは難しい
社会に出れば、お子さんはどこかで他者に合わせる経験をすることになります。「自分の位置を変えていける」しなやかさを育てることが、長期的なケアになります。
マインドセットの声かけ|0点のテストをどう受け止めるか
最後に取り上げられたのが、マインドセットを育てる声かけです。
「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」
ジャンルごとに、人はマインドセットが硬直か、しなやかかに分かれます。不登校のお子さんは「どうせやってもできない」と語る場面が多くなりがちです。
「昨日より今日は変わっている」と返す
そうした発言に対してご家族からお伝えしていただきたいのは、「昨日より今日は変わっている」という事実です。小さな変化を見つけて言葉にしていく積み重ねが、しなやかさを育てます。
「0点のテスト」を「100点分の伸び代」と読む
具体例として紹介されたのが、再登校直後にテストで0点を取ったケースです。「これどうするの」と詰めるのではなく、「100点分の伸び代があるね」と捉え直す。同じ事実でも、声かけ次第でお子さんの受け取り方は大きく変わります。
日々の積み重ねで「ポジティブな人間」が育つ
こうした捉え方の整え方を日々の声かけに織り込んでいくと、お子さんは学校で嫌なことがあってもポジティブに捉え直せる人間に育っていきます。これがスダチが大切にしている長期的なゴールです。
スダチがジャンルを問わず大切にしていること
イベントの締めくくりとして、スダチが繰り返しお伝えしたメッセージがあります。
「やることは同じ」
オーバードーズ・自閉スペクトラム症・いじめ・夢への向き合い方・過剰適応など、テーマは多岐にわたりました。それでもスダチが伝える基本姿勢は「やることは同じ」です。
親子関係を結び直す
どのテーマでも共通するのは、親子関係の結び直しです。ストレートな愛情を言葉で伝え、家庭が安全基地として機能する状態を作り直す。これがスダチが現場で大切にしている出発点です。
「どんなお子さんでも、やった方がいい」
特性があっても・長期不登校でも・薬の問題があっても、家庭の関わり方を整えることはどのお子さんにとっても有益です。やってみることで変わる可能性があるというのが、スダチがお伝えしている立場です。
よくある質問
明治学院大学イベントで取り上げられたテーマについて、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
市販薬のオーバードーズが心配な場合、どこに相談すべきですか?
まずはかかりつけ医や専門医療機関へのご相談を優先してください。並行して、家庭環境の整え方についてはスダチへもご相談いただけます。医療と家庭の両輪で進めることが現実的な選択肢です。
子どもの夢を否定せずにゲーム時間を制限する具体策はありますか?
「ゲームをやめさせる」のではなく「学校に行きながら目指す」と置き換えるのが基本姿勢です。生活リズムや睡眠時間との両立の中で、お子さんと一緒に時間配分を決めていく形が現実的です。
自閉スペクトラム症のお子さん向けの専用プログラムはありますか?
専用プログラムという形ではなく、お子さん一人ひとりの傾向に合わせて関わり方を組み立てます。特性は否定するものではないという前提で、ご家族が日々できる声かけを一緒に設計していきます。
まとめ|どんなテーマでも「親子関係」と「ストレートな愛情」が出発点
明治学院大学イベントで寄せられたご質問は、市販薬・いじめ・夢・特性・進路・過剰適応など、どれも親御さんが今まさに悩んでおられるテーマばかりでした。テーマごとに対応の細かな違いはありますが、スダチが伝える基本姿勢は「親子関係を結び直す」と「ストレートな愛情を伝える」の2点に集約されます。
動画当時の累計支援は約800名規模でした。そこから現在の1,900名以上に至るまで、ご家族と一緒に積み重ねてきた事実があります。「うちの子は特殊だから当てはまらない」と思わずに、まずは家庭で動ける一歩からご相談ください。
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