この記事の結論
タレントの松井愛さんが、NHK朝イチで長男の不登校体験を涙ながらに語ったニュースが反響を呼びました。「無理しなくていい」と伝えてきたつもりが、息子さんはお母さんの感情を察して「お母さんのために」学校へ行こうとしていた...。
本記事では1,900名以上の不登校支援で見えてきた「期待ではなく信用を持つこと」「共感と納得は別物であること」を、松井さんの体験を入り口に解説します。
「無理しなくていいよ」「ゆっくりでいいんだよ」
お子さんにこう声をかけているのに、なぜか状況が好転しない。むしろ、お子さんの表情がどんどん硬くなっていく。
そんな経験はありませんか。
ここまで読んでくださっただけで、お子さんを大切に想う気持ちが伝わってきます。本記事では、タレントの松井愛さんがNHK「朝イチ」で涙ながらに語った息子さんの不登校体験を入り口に、1,900名以上の支援実績から見えてきた親の構えのつくり方をお伝えします。
この記事を読んでわかること
- タレント松井愛さんがNHK朝イチで語った息子さんの不登校体験
- 「無理しなくていい」と伝えてもお子さんが追い詰められる構造
- お子さんへの「期待」と「信用」の違いと、親の構えの変え方
- 「共感」と「納得」は別物という考え方の使い分け
- 成功者の不登校体験を「うちの子の今」と重ねる時の注意点
目次
松井愛さんが語った「うちの子供が小4から学校に行けなくなった」
夏休みが終わりに近づいた頃、NHK朝イチで「子どもの不登校」が特集されました。
息子の不登校を経験した松井さんと、自身が不登校だった宮本亜門さん
番組には、息子さんの不登校を経験した松井愛さんと、高校時代に自身が不登校だったという宮本亜門さんがゲスト出演しました。
松井さんは時折涙を浮かべながら、「うちの子供が小学校4年生から学校に行けなくなった」と振り返ったそうです。
「出口が見えないトンネル」「自分を責めてしまう」
松井さんは当時の心境を「出口が見えないトンネル」「自分を責めてしまう」と表現しました。「仕事をしていたからなのかな」「今思えば間違った考えだったけれど、その時は自分が間違えていたのではないかと自分を否定していた」と話したそうです。
当事者にならないと分からない辛さがある
不登校を経験した親御さんなら、誰もが共感する言葉ではないでしょうか。「当事者にならないと分からない辛さ」がそこにあるのです。
スダチご利用者の声
息子が「明日は学校に行く」と言ってくれた日、私は嬉しさが顔に出てしまっていたと思います。翌朝になって行けなかった時の落胆が大きく、息子に伝わってしまっていたのが反省点です。スダチで「期待ではなく信用」と教わってから、私自身の構えが変わりました。
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「無理しなくていい」と伝えても、お子さんが追い詰められる理由
松井さんが当時の後悔として語ったエピソードの中に、多くの親御さんに共通する大切な気づきがあります。
たまに学校に行くと言ってくれた翌朝の落差
松井さんは息子さんに「無理しなくていいよ」と伝えていたそうです。一方で、たまに息子さんが「学校に行く」と言ってくれた翌朝、息子さんが急に怒りん坊になり、玄関を出るまで20分以上かかる日が続きました。
前日と当日で態度が変わる「脳の自然な反応」
実はこれは脳科学的にも自然な現象です。
学校に行っていない期間が長いほど、「行こう」と思っても直前に「行きたくない」という気持ちが湧き上がります。
スダチが見てきた多くのお子さんも、当日になって部屋から出られない、親に暴言が出る、校門の直前で帰ってきてしまうといった反応を見せます。
親御さんの「嬉しさ」がプレッシャーになっていた
そして松井さんが気づいたのは、息子さんが「お母さんが嬉しそうな顔をしたから、行かないと」と自分を追い詰めていたという事実です。
「無理しなくていい」という言葉と、親の本心がズレていた時、お子さんは敏感にそれを察するのです。
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「期待」ではなく「信用」を持つ|親の構えのつくり方
スダチが1,900名以上の親御さんに伝えてきた大切な考え方があります。それが「期待ではなく信用」です。
「期待」は短期的な結果に向くもの
期待とは、「学校に行ってくれること」「勉強でいい成績を取ってくれること」など、お子さんの短期的な結果に向ける気持ちです。期待が強いと、結果が出ない日に親御さんが大きく落胆してしまい、その感情がお子さんに伝わります。
「信用」は長期的にお子さんを信じる気持ち
一方で信用は、「この子なら最終的に大丈夫」「結果はどうなるか分からないけれど、きっと前に進める」と長期的に信じる気持ちです。
信用に切り替えることで、今日行けなかったとしても「今日頑張ったね、また明日があるよ」と心から声をかけられます。
毎日の声かけが「期待」になっていないか確認
「学校どうだった?」「明日は行ける?」と聞きたくなる気持ちは自然です。
しかしその背景に「行ってほしい」という期待が強くこもると、お子さんは見透かします。
親御さん自身の構えを整えることが、結果としてお子さんを楽にします。
スダチご利用者の声
後から知ったのですが、息子は私が泣いているのを見るのが辛くて「学校に行こうとした」のだと話してくれました。子どもなりに私の感情を察してくれていたのです。母親の精神状態を整えることが、結果的にお子さんを楽にすると痛感しました。
小学2年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「共感」と「納得」は別物|声かけの使い分け
松井さんが「本当は学校に行きたくないんじゃないの?」と聞いた時、息子さんはワッと泣き出したそうです。
この場面から学べる重要なポイントがあります。
「行きたくない気持ち」への共感は大切
お子さんが「行きたくない」と訴える時、まずその気持ちに共感することは、信頼関係の土台になります。
「そうなんだね、その気持ちわかるよ」と受け止めることで、お子さんは安心して気持ちを表現できます。
ただし「行かなくていいよね」と納得してはいけない
スダチがいつもお伝えしているのは、共感はOK、納得はNGという考え方です。
気持ちに共感しても、「もう学校に行かなくていいよね」と納得まで進んでしまうと、お子さんは学校に行くことを諦めてしまいます。
共感した上で「また明日頑張ろう」と添える
理想的な声かけは、「行きたくない気持ちはわかるよ。でもお母さんはあなたなら大丈夫って信じている。また明日、一緒に考えよう」と続けることです。共感と信用を両立させるのがコツだと、スダチではお伝えしています。
成功者の「自分も不登校だった」を、お子さんの今と重ねる時の注意
NHKの番組には、松井さんとともに高校時代に自身が不登校だった宮本亜門さんも出演しました。
成功者の体験談は希望の源
宮本亜門さんのように、不登校を経験して今は活躍している方の話は、悩める親御さんにとって大きな希望の源です。
「うちの子も、いつか道が開けるかもしれない」と信じる支えになります。
「結果として乗り越えた」から語れる事実
ただし大切なのは、宮本さんも松井さんの息子さんも、「結果として不登校を乗り越えた」から今こうして語れているという事実です。
当時の彼ら自身は、未来が見えない苦しみの中にいたのです。
お子さんの「今」を支える具体的な行動が未来をつくる
成功者の話を希望として受け取りつつ、お子さんの今を支える具体的な行動を積み重ねていくことが大切です。
焦らなくて大丈夫です。
多くの親御さんが、不登校に悩みながら、スダチと一緒に一歩ずつ進んできました。
スダチご利用者の声
「本当は学校に行きたくないんじゃないの?」と聞いた瞬間、娘がぼろぼろ泣き始めました。今までずっと我慢していたのだと気づいて、私自身も泣いてしまいました。共感と納得は別物だとスダチで学び、その日から声かけが変わりました。
高校1年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
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よくある質問
松井愛さんの体験談に共感した親御さんからよくいただく質問にお答えします。
子どもが「学校に行く」と言った日にどう構えればいいですか?
嬉しさを抑えて「そうなんだね」と落ち着いて返すのがおすすめです。
期待が強く出ると、行けなかった時のお子さんの心理的負担が大きくなります。
「行けても行けなくても、あなたなら大丈夫」という構えで支えてください。
仕事をしているせいで不登校になったのではないかと自分を責めてしまいます
その自責の気持ちは多くの親御さんが抱えるものです。けれど不登校はお仕事の有無で決まるものではありません。
子育てに正解はなく、誰もが手探りで進んでいます。自分を責めるエネルギーを、明日からの関わり方に向け直しましょう。
スクールカウンセラーに相談しても「見守りましょう」だけで前に進みません
スクールカウンセラーは話を聞いてくれる場として有効ですが、再登校を目指す具体的な支援には別の選択肢が必要なケースが多いです。
スダチでは1,900名以上の支援実績をもとに、家庭での関わり方を毎日アドバイスする伴走を行っています。
まとめ|「期待」を手放し「信用」に切り替える
松井愛さんの涙の告白は、多くの親御さんに「自分も同じだった」と気づかせる力を持っていました。
「無理しなくていい」と言いつつ、私たちは知らず知らずのうちにお子さんに期待を伝えてしまっているのかもしれません。
期待を手放し、信用に切り替える。
共感と納得を分けて使う。
お子さんの今を支える具体的な行動を続ける。
この3つの構えが、お子さんとの新しい日々をつくっていきます。
スダチは、1,900名以上の親御さんと一緒に「明日の朝、何と声をかけるか」を考えてきました。
ご家庭のケースについても、スダチの専門家にご相談ください。お子さんが笑顔で学校に通える日が、きっと戻ってくるはずです。



