この記事の結論
文部科学省の実態調査で、不登校児童生徒のうち「誰にも相談しなかった」と答えた割合は小学生36%・中学生42%に上ることが明らかになりました。一見深刻に見えるこの数字ですが、見方を変えると「相談すれば不登校が解決する」という前提そのものを問い直す視点が見えてきます。
本記事では1,900名以上の支援実績から見えてきた「相談ではなく行動を変える」アプローチをお届けします。
「誰にも相談しなかった」。
文部科学省の実態調査で、不登校児童生徒のうち、学校に行きづらいことを誰にも打ち明けなかった子が、小学生で36%、中学生で42%にも上るとの結果が公表されました。「相談先を増やせば不登校は解決する」と長年信じられてきた前提に、大きな疑問符を投げかける数字です。
このページを開いてくださったあなたは、お子さんが「相談できずに抱え込んでいる」現状に気づき、何かを変えたいと感じているのかもしれません。
本記事では、調査結果の中身と、1,900名以上の支援実績から見えてきた「相談より家庭の行動を変える」視点を解説します。
この記事を読んでわかること
- 文科省調査|「相談しなかった」小学生36%・中学生42%という数字の中身
- 「相談すること」自体が高いハードルである現実
- カウンセリング窓口は増えているのに不登校・うつ病が減らない理由
- 「話を聞く」だけでは明日からの行動が変わらないという核心
- 「相談したかどうか」ではなく「家庭で何を変えたか」が鍵になる
目次
文科省調査|「誰にも相談しなかった」が小学生36%・中学生42%
まずは公表されたデータを整理します。
低学年ほど「相談しなかった」割合が高い
文部科学省の実態調査によると、学校に行きづらいことについて誰にも相談しなかった児童生徒は、小学生で36%・中学生で42%。さらに小学生の場合、低学年であるほど「相談しなかった」と答えた割合は高い傾向にありました。
「相談しなかった」のではなく「相談できなかった」
数字だけ見ると、子どもたちが相談を拒否しているように映ります。しかし実態は「相談できなかった」と読み解くのが自然です。低学年ほど割合が高いのは、相談する能力そのものが未発達だからとも言えます。
「もう、どうしていいか分からない」状態
不登校に陥っているお子さんの内面では、自分自身でも何に困っているのか整理できない混乱が起きています。頭の中がぐちゃぐちゃの状態で、誰かに話すという行為そのものに辿り着けないのです。
参照:文部科学省「不登校児童生徒の実態調査」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
スダチご利用者の声
息子は当時、自分が何に困っているのかも言葉にできない状態でした。スクールカウンセラーに連れて行こうとしても、本人が拒否してしまいます。スダチで「親御さんの方が窓口でいい」と教わり、家庭での関わりを毎日整えていったことで、息子の表情が変わっていきました。
小学6年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「相談すること」自体が高いハードルである現実
そもそも「誰かに相談する」という行為のハードルの高さを、改めて考えてみる必要があります。
大人でもカウンセリングを受けたことがない人が多い
カウンセリングを人生で一度も受けたことがないという大人は珍しくありません。
自分の悩みを第三者に話すこと自体、社会的にも訓練された行動が必要です。
予約・出向き・言語化の3つの壁
相談するためには、①予約を自分で取る、②窓口まで出向く、③自分の状態を言葉にする。
この3つのハードルを越える必要があります。
特に小学校低学年のお子さんに、これらを期待するのは難しいのが現実です。
家にこもっているお子さんはさらに遠い
不登校で家から出られないお子さんにとって、わざわざ外に出て相談に行くという行為は、ハードルが二重・三重に重なります。「相談しない」のではなく「相談できる状態にない」のです。
スダチご利用者の声
息子は人間関係のトラブルとASDの傾向があり、「相談しても理解されない」と思い込んでいました。スダチでは「相談する/しない」ではなく「家庭で何ができるか」に焦点を当てる方針で、毎日の小さな成功体験を積み重ねていけたのが回復への大きな一歩でした。
中学1年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
カウンセリング窓口は増えているのに不登校が減らない理由
「相談先を増やせば解決する」前提が成り立たないことは、実は別のデータからも明らかです。
相談窓口は確実に増えてきている
近年は、スクールカウンセラー・小児精神科・心療内科・カウンセリングサービスなど、相談しやすい窓口は確実に増えてきました。多くの自治体が窓口を整備し、学校でもカウンセラー配置が進んでいます。
それでも不登校は10年連続で増え続けている
ところが、不登校児童生徒数は10年連続で増加。うつ病患者数も増え続けています。もし相談で全てが解決するなら、これらの数字は減っていくはずです。
「相談=解決」の前提を疑う時期に来ている
スクールカウンセラーを増やしてきた10年で、むしろ不登校は増えています。
この事実が示すのは、相談という手段だけでは不登校を解決できないという現実です。
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「話を聞く」だけでは明日からの行動が変わらない
ここで、相談という支援の中身を見直す必要があります。
カウンセリングは「話を聞く・寄り添う」が中心
一般的なカウンセリングは「話を聞き・気持ちに寄り添い・成長を支える」が基本です。
これ自体は大切なアプローチで、お子さんの気持ちを整理する効果があります。
ただし「明日からどう動くか」のアドバイスは少ない
「明日朝、何と声をかけるか」「来週どう生活リズムを整えるか」
こうした具体的な行動指針までは、一般的なカウンセリングではカバーしきれないケースが多くあります。
「先生のこと29.7%・体の不調22%」の声に必要なのは行動
調査では学校に行きづらくなったきっかけとして、「先生のこと29.7%・体の不調22%」が上位に挙がっています。
これらに対して「休みましょう」「心を守りましょう」と言うだけでは、その先の道が見えません。
スダチご利用者の声
原因不明の不登校で、息子に何度聞いても「分からない」と答えるだけでした。相談先を変えるたびに「様子を見ましょう」と言われ続け、答えの出ない時間を過ごしました。スダチで「相談ではなく行動を変える」というアプローチに切り替えてから、ようやく動き出せました。
小学4年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「相談したかどうか」ではなく「家庭で何を変えたか」が鍵
スダチが1,900名以上のご家族と歩んできた中で、最も大きな転機になるのは「家庭の行動」の変化です。
家庭環境を整えると、お子さんは自然と動き出す
声かけ・生活リズム・家庭ルール。この3点を整えると、お子さんは「相談しなくても」動き出す力を取り戻していきます。
家庭という最も身近な環境こそが、最大の支援者になり得るのです。
体の不調も家庭の整備で和らぐケースが多い
「お腹が痛い」「頭が痛い」という体の不調も、検査で異常が出ない場合は心因性の症状であることが多いものです。
家庭での過ごし方・デジタル機器との距離・親御さんの声かけを変えるだけで、症状が和らぐお子さんを多く見てきました。
「もっと登校すれば良かった」と感じる子は約3割
同じ調査では、不登校だった子のうち「もっと登校すれば良かった」と答えた子が小学生25%・中学生30%。再登校後に「楽しい」と話す子も多く、行動が変わると感情も変わっていくのです。
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スダチが提供する「行動を変える伴走」
スダチは1,900名以上のお子さんを再登校に導いた実績があります。平均再登校期間は22.6日です。
毎日のメールサポートで「明日朝の声かけ」を決める
スダチのサポートは、親御さんが日々の様子をメールで報告し、サポーターが翌日までに具体的な行動指針を返す伴走スタイルです。
「話を聞いてもらう」ではなく「明日の動きを一緒に決める」に焦点を当てています。
お子さん自身が相談に行けなくても支援できる
スダチは親御さんへの支援が中心なので、お子さん自身が外に出られなくても問題ありません。
家庭から動かす支援だからこそ、相談できないお子さんも結果として動き出していけます。
「相談先」より「行動を変える伴走者」を持つ
「誰にも相談しなかった」というデータが示すのは、相談という手段だけでは届かない領域があるという事実です。
お子さんが相談できなくても、ご家族が変われば状況は動き始めます。
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よくある質問
「相談しなかった」子どもへの関わり方について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
子どもが「相談はしたくない」と言ったらどうすればいいですか?
無理に相談を勧める必要はありません。お子さんが相談したい時に応じる準備はしておきつつ、親御さん側で家庭の関わりを変えていくのが効果的です。
お子さんは家庭環境の変化を敏感に感じ取ります。
スクールカウンセラーに通わせ続けるべきですか?
通うこと自体は問題ありませんが、それだけに頼らないことが大切です。
「相談先」と「行動を変える伴走者」は別物として、両方の選択肢を持つのがおすすめです。
体の不調を訴えるのですが、どう対応すればいいですか?
まずは医療機関で検査を受けて、身体的な原因を除外することが大切です。
検査で異常が出ない場合は、家庭環境・生活リズム・デジタル機器との距離を見直すと症状が和らぐケースが多くあります。
まとめ|「相談」の限界と「家庭の行動」の力
「誰にも相談しなかった」が小学生36%・中学生42%。この数字は、相談という手段だけでは不登校を解決できない現実を示しています。
参照:文部科学省「不登校児童生徒の実態調査」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm
相談先を増やしても、不登校が10年連続で増え続けているのが何よりの証拠です。
お子さんが相談できなくても大丈夫です。家庭での声かけ・生活リズム・ルールを整えることで、お子さんは自分の力で動き出していけます。
「相談先」を探すだけで止まらず、「行動を変える伴走者」を持ってみてください。
スダチが歩んできた1,900名以上のご家族との伴走には、家庭から動かしてきた具体的な道筋が詰まっています。



