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明治学院大・小野先生に聞く|市販薬ODと不登校への向き合い方|アセスメントの重要性

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市販薬のODが見つかった、ゲームやYouTubeから離れられない、何を褒めればいいかわからない。明治学院大学の小野昌彦先生とスダチ代表の対談で語られた、お子さん一人ひとりの背景を整理する考え方を、ご家庭ですぐ生かせる形でお伝えします。

この記事の結論

明治学院大学の小野昌彦先生(行動分析・行動療法のご専門)とスダチ代表の対談では、市販薬OD・依存・褒め方など、ご家族が悩みやすいテーマに対して個別アセスメントの重要性が繰り返し語られました。一般論ではなく、お子さんがどのような状況で何の目的で行動しているのかを見立てた上で、家庭でできる関わり方の調整を進めるのが本質です。スダチは動画当時(2024年〜2025年公開)から現在まで、累計1,900名以上のご家族の再登校支援に伴走してきました。

「市販薬のODをしているらしい」「ゲームから離れられない」「褒めようとしても言葉が出てこない」。ご家族から多くいただく相談です。

動画当時(2024年〜2025年公開)の対談では、明治学院大学の小野昌彦先生がそれぞれのテーマに丁寧に答えてくださいました。共通するのは、まずお子さんの状況を個別に見立てるという出発点でした。

この記事を読んでわかること

  • 市販薬OD(オーバードーズ)と不登校の関係|小野先生に聞いた本質
  • 「個別アセスメント」が支援の出発点になる理由
  • 親御さん側の言語化を助ける専門家の役割
  • スダチが家庭でできるアセスメント的アプローチ
  • 動画当時(2024年〜2025年公開)の最新支援動向
  • ゲーム・YouTube依存への向き合い方
  • 褒められない時の「個人内評価」という考え方

目次

市販薬OD(オーバードーズ)と不登校|小野先生に聞いた本質

最初に取り上げられたのは、市販薬のODというテーマでした。

「学校に行くために市販薬を飲んでいた」というご相談

対談で紹介されたのは、お子さんが学校に行くために市販薬をODして登校していたというご家庭の声でした。学校に行く前に薬を飲まないと教室に入れない状況だったそうです。

「学校が苦でなくなれば服用はなくなるか」という問い

ご家族からは「学校に行くのが苦にならなければ、服用もなくなるのではないか」「依存症になってしまうのではないか」という不安の声がありました。重ねていうと、具体的な言葉がけを知りたいというご相談です。

小野先生の回答|「まずアセスメントから」

小野先生のお答えは明確でした。「お子さんをアセスメントして、どういう状況で不登校になっているのか明らかにし、個別に組み立てて対応することが本質的だ」とお話しされました。

「ジャストフィットの言葉がけ」は情報なしには出せない

万人向けの言葉がけを期待しがちですが、小野先生は「アセスメントしないとジャストフィットの答えは出てこない」と繰り返されました。お子さんに合うかどうかは、背景を整理してからしか分からないという立場です。

スダチご利用者の声


高1の息子が学校に行く前に市販薬を多めに飲んでいると知り、頭が真っ白になりました。スダチで「まず行動の目的を一緒に見立てましょう」と言われ、息子の状況を整理していただきました。何のために飲んでいるのかが見えてきて、家庭での声かけを変えていけました。少しずつ落ち着いた登校に戻れています。

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「個別アセスメント」が支援の出発点になる理由

対談全体を貫いたキーワードが個別アセスメントでした。

行動療法・心理療法はアセスメントから始まる

小野先生によれば、行動療法や心理療法を進める際は必ずアセスメントを行うそうです。お子さんを高校に通わせる場合でも、何を要求しているのか、何のためにその行動が起きているのかを見立てます。

「目的を見極める」ことが対応の鍵

ODであれば「何のために飲んでいるのか」という目的が分からないまま対応すると、行動が変わりにくくなります。目的を整理した上で、その目的を別の形で満たせるよう促していくのが行動療法の進め方です。

「悪循環の図式化」で対処ポイントが見えてくる

小野先生は親子の悪循環を図式化することの重要性も語られました。頭の中でぐるぐる考えていても進まないため、文字化することで、どこにアプローチするかが見えてくるとのことでした。

「個別」だからこそ家庭ごとの伴走が必要

このアセスメントの考え方は、画一的なマニュアル対応ではうまくいかないことを示しています。家庭ごとの背景に伴走する仕組みが、再登校に至った事例が多くあります。

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親御さん側の言語化を助ける専門家の役割

アセスメントは専門家側だけが行うものではありません。

「ゲームしか生きがいがない」状況をどう捉えるか

ご相談で多いのが、ゲームを取り上げるとお子さんの唯一の楽しみを奪う気がしてしまうという親御さんの気持ちです。スダチ代表からは、大人がパチンコだけを生きがいにしている状況を例に「ずっと一つの強化子だけになっている状態は本人にとっても望ましくないのでは」とお伝えしているとのことでした。

「強化子を増やす」という発想で関わる

小野先生は強化子(喜びや楽しみの源)を一つに依存させない発想を示されました。親御さんが提供できる強化子、お子さんがスキル獲得で得られる強化子、人生の中で多様な強化子を得られるよう支援することが大切だと語られました。

「言葉がうまく出ない」親御さんへの伴走

ご家族の中には、お子さんに何を伝えたいのか自分でも整理できないことがあります。スダチでは毎日のやり取りの中で、状況を一緒に整理し、親御さん側の言語化を助ける役割を担っています。

「どう変わってきているか」を客観的に伝える

親御さんは毎日お子さんと接しているため、変化が見えにくくなりがちです。スダチでは「昨日から今日でここが変わっています」「1週間前と比べてこう動けています」と客観的に変化を伝える役割を担い、褒めやすさをサポートしています。

スダチご利用者の声


中2の娘がTikTokとYouTubeを長時間見続け、夜眠れずに不登校になりました。スダチで「受け身で見続ける時間は脳を疲れさせやすい」と教わり、デジタルを一時的に整える形にしました。家族で話す時間が戻ってきて、娘の表情も明るくなりました。今は学校にも通えています。

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スダチが家庭でできるアセスメント的アプローチ

専門家のアセスメントを、家庭で実践しやすい形に落とし込んだのがスダチの伴走です。

家事や生活の中に「ルール」を作る

朝何時に起きる、ご飯を食べたら自分の食器を下げる。こうした小さなルールを家庭で整えることで、お子さんの行動が予測しやすくなります。同じことを毎日やる仕組みは、見立ての土台にもなります。

「褒められる場面」を仕組みとして増やす

ルールを設定しておくと、「起きられたね」「片付けてくれたね」と褒めやすい場面が生まれます。スダチ代表は「褒める材料を仕組みで作る」という考え方を強調されました。

「一番苦手だったこと」ができた瞬間を逃さない

小野先生からは「一番苦手だったことができた時に褒めると、お子さんはとても喜ぶ」というアドバイスもありました。お話が苦手だったお子さんが少し話せた瞬間など、本人の課題が乗り越えられた瞬間を見逃さないことが大切です。

「他人と比べない個人内評価」を徹底する

兄弟や同級生と比べると、どうしても見えづらくなります。本人の昨日と今日を比べる個人内評価を徹底することで、お子さんの自己効力感が育っていくと、小野先生はお話しされました。

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動画当時(2024年〜2025年公開)の最新支援動向

対談では、近年特に増えているテーマも取り上げられました。

ゲーム依存と抑うつの関連

小野先生からは、研究の蓄積としてゲーム依存と抑うつの関連が指摘されているというお話がありました。サッカーなどの運動で抑うつが高まるというデータは見たことがないとも語られ、デジタル時間と他の活動のバランスが重要だと整理されました。

YouTube・TikTokへの依存にも同じ視点

スダチ代表からは、男の子はゲーム、女の子はYouTubeやTikTokに偏りやすい傾向があると共有されました。受け身で見続ける時間は対戦型ゲームのような達成感もなく、ブルーライトで睡眠リズムも乱れがちになります。

「制限してかわいそう」と思う親御さんへ

デジタルを制限することに罪悪感を覚える親御さんは少なくありません。スダチでは「今ゲームだけが生きがいになっている状況の方が、お子さんにとって望ましくない」とお伝えしているそうです。一時的な制限の後、再登校とともに段階的に解禁する流れも整えられています。

暴れた時の対応|「家庭内だけで抱えない」

激しく反発するお子さんへの対応として、スダチ代表は「家庭内でどうしようもなくなった場合は警察など第三者機関を頼ることも選択肢」と語られました。暴力で要求を通すことが正しいと学んでしまわないために、社会のルールを今のうちに伝えるという発想です。

スダチご利用者の声


高2の娘を褒めようとしても、何を褒めればいいのか分からず悩んでいました。スダチで「他のお子さんと比べず、本人の昨日と比べる」と教わり、朝起きられた時や挨拶できた時を言葉にしました。娘が少しずつ自信を取り戻し、再登校に至れました。具体策を毎日もらえたことが支えでした。

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よくある質問

対談内容について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。

市販薬のODが見つかったら、まず何をすべきですか?

まずは安全確保が最優先です。その上で、お子さんがどのような状況・目的でODをしているのかを個別にアセスメントすることが本質的な対応につながると、小野先生は語られました。一般論で対応するのではなく、お子さん固有の背景を整理することが出発点になります。

ゲームやYouTubeへの依存はどう向き合えばいいですか?

動画当時(2024年〜2025年公開)の対談では、デジタルを一時的に整えることで関わり方を立て直す方法が紹介されました。受け身で視聴し続ける時間は脳を疲れさせやすく、抑うつ気分との関連も指摘されています。家庭で他の強化子を増やすことが支えになります。

褒めどころが見つからないお子さんには、どうすればいいですか?

他のお子さんと比べず、本人の昨日と今日を比べる個人内評価が大切です。朝起きられた・挨拶できた・少し走れたなど、小さな前進を言葉にすることがポイントだと、小野先生はお話しされました。

まとめ|「アセスメント」から始めることが、お子さんに合う支援につながる

明治学院大学の小野昌彦先生との対談で繰り返し語られたのは、アセスメントから始めるという姿勢でした。市販薬OD・ゲーム依存・褒め方など、テーマが違っても出発点は同じです。お子さんの行動の目的を見立て、家庭の関わり方を整えていくことで、多くのお子さんが改善しています。

スダチは動画当時(2024年〜2025年公開)から現在まで、累計1,900名以上のご家族と歩んできました。お子さんに合った道筋を、ご家族と一緒に整えていきます。

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,900名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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