この記事の結論
夏休み明け「学校を休ませるべきか」を判断するLINEチェックリストが、公開から1週間で27,000件以上の利用登録を集めました。それだけ多くの親御さんが悩んでいる証拠です。
一方で「休ませましょう」と判定された後、「次にどうするか」が見えないまま長期不登校になるケースも増えています。
本記事ではチェックリストの活用法と、休ませた後の道筋を一緒に考えるべき理由を、1,900名以上の支援実績をもとに解説します。
「うちの子、明日休ませてもいいの?」
「励まして送り出すべき?」
夏休み明けが近づくと、多くの親御さんがこの問いを抱えます。
最近、不登校支援団体が公開した「学校を休ませるか」を判断するLINEチェックリストが、公開からわずか1週間で27,000件以上の利用登録を集めて話題になりました。
本記事では、このチェックリストの中身と賢い使い方、そして「休ませた後の道筋」をセットで考えることの大切さを、1,900名以上の支援実績からお伝えします。
この記事を読んでわかること
- 27,000人が利用した「学校を休ませるべきか」LINEチェックリストの中身
- 「休ませること」だけがゴールになると起きる落とし穴
- 「学校に行く=自殺リスク」と単純に結びつけることへの注意
- 休ませた後の生活リズム・声かけ・ルールをセットで考える発想
- 1,900名以上の支援実績から見える「次のステップ」の設計図
目次
27,000人が利用したLINEチェックリストとは
注目を集めているのは、キズキ・不登校新聞・Branchの3団体が、精神科医の松本俊彦氏(国立精神・神経医療研究センター)監修のもとで2023年8月に公開した「学校休んだほうがいいよチェックリスト」です。
参照:株式会社キズキ「学校休んだほうがいいよチェックリスト」(キズキ・不登校新聞・Branch 共同制作)https://kizuki.or.jp/blog/futoko/need-not-go-to-school-list/
20項目に答えると判定が表示される
LINEで20項目の質問に答えると、お子さんの状況に合わせて「休ませましょう」「もう少し様子を見ましょう」などの助言が表示される仕組みです。
体調不良・気持ちのサインなどをチェック
チェックポイントには、体調不良を訴えているか・登校前の表情・睡眠の様子・食欲の変化など、お子さんの状態を多角的に確認する項目が含まれています。
「休ませてもいい」と感じられる仕組みが求められている
利用登録が爆発的に伸びている事実は、それだけ多くの親御さんが判断に迷い、誰かに背中を押してほしいと感じていることの表れです。
同じ悩みを持つ親御さんが大勢いることが、まず明確になりました。
スダチご利用者の声
「とりあえず休ませよう」と決めた最初の日から、半年以上ずるずると不登校が続いてしまいました。「休ませた後どうするか」を全く考えていなかったのが正直なところです。スダチに出会ってから、休ませる判断の前に「次の一歩」をセットで考える大切さを学びました。
中学2年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
チェックリストの落とし穴|「休ませる」だけがゴールになる
このチェックリスト自体は親御さんの判断を助ける有用な仕組みです。
一方で、活用する上で気をつけたいポイントもあります。
「休ませる判断」を後押しすることが目的になっている
このチェックリストの目的は、登校の是非を判断しかねる親御さんに「休ませてもいい」と思ってもらうことだと説明されています。
これは無理に登校させて心身にダメージを与えるリスクを回避する、大切な役割です。
休んだ後どうするかは、チェックリストにはない
ただ、休ませた後にお子さんがどう過ごすか・いつ学校に戻るのか・どうやって戻るのかは、チェックリストではカバーされない領域です。
ここを抜きに「とりあえず休ませよう」だけが先行すると、長期不登校への入り口になりやすいのが現実です。
「休ませる→長期化→抜け出せない」のパターン
スダチに相談に来られる親御さんの中には、「一度休ませてから半年・1年とずるずる続いてしまった」という方が大勢いらっしゃいます。
休ませる判断と「次の一歩」をセットで考えることが、長期化を防ぐカギになります。
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「学校に行く=自殺リスク」を単純に結びつけない
このチェックリストの背景には、夏休み明けに子どもの自殺が増えるという統計的事実があります。
令和4年の小中高校生自殺者は514人で過去最多
厚生労働省のまとめによると、令和4年に自殺した小中高校生は514人で、記録が残る昭和55年以降で最多となりました。
特に夏休み明けの9月1日前後に学生の自殺者が増える傾向があることも、明らかになっています。
参照:厚生労働省・警察庁「令和4年中における自殺の状況」(2023年3月公表)https://www.mhlw.go.jp/stf/jisatsutaisaku_press230801.html
「学校に行く」と「自殺リスク」は別の問題
命を守ることは何より大切です。一方で、学校に行くこと自体が自殺リスクと直接結びつくわけではありません。
深刻ないじめなど命の危険がある場合は別ですが、そういう状況は別途解決する取り組みが必要です。
不登校になってから精神状態が悪化するケースも
スダチが見てきたお子さんの中には、不登校になってから生活リズムが乱れ、ゲーム漬けの生活で昼夜逆転し、親御さんへの暴力的な態度や「死にたい」という発言が出るようになったケースも数多くあります。
「学校から離す」だけが守ることではない、という事実は知っておきたいポイントです。
スダチご利用者の声
上の子と下の子が連続して不登校になり、私自身も「休ませることが優しさだ」と思い込んでいました。家でゲーム漬けになるのを見るたびに焦りはあったものの、何をすればいいか分からない状態。スダチで生活リズムから整える支援を受けて、二人とも再登校できました。
小学1年生・小学5年生兄弟の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
「休ませた後どうするか」をセットで考える
焦らなくて大丈夫です。多くの親御さんが同じ場所を通って、お子さんと一緒に道を見つけてきました。
休ませる判断をした後にこそ、丁寧な設計が必要です。
生活リズムを学校に行っていた時に合わせて維持する
お子さんを休ませた日も、できれば学校に行っていた時と同じ生活リズムを維持するのがおすすめです。
朝起きる時間・食事の時間・寝る時間を保つだけで、後戻りのしやすさが大きく変わります。
デジタル機器との付き合い方を決める
休ませている時間に何時間もゲームやスマホをすると、依存と昼夜逆転につながります。
「休んでいる日もゲームは1日◯時間まで」と家庭ルールを決めておくことが、状態を整えるカギです。
勉強・運動・第三者との交流の機会を設ける
学校で得られていた勉強・運動・人との関わりは、家でも一定量を維持する工夫が必要です。
家にいる時間が長いほど、これらの機会が減ってお子さんの世界が狭まります。代わりの機会を意識的に設けることをおすすめします。
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スダチが大切にしている「休ませた後の伴走」
スダチでは現在までに1,900名以上のお子さんを再登校に導いた支援実績があります。
スダチの平均再登校期間は22.6日です。ほかの不登校支援に比べて速やかな教室復帰を支援しているスダチでは、「休ませた後の伴走」に注力しています。
休ませる判断もケースバイケースで一緒に考える
「絶対に行かせる」「絶対に休ませる」という二択ではなく、お子さんの状態・年齢・背景に合わせて、毎日のメールサポートで具体的な助言をお届けします。「今日はどう声をかけるか」を一緒に決められる伴走です。
「次のステップ」を明確にして家庭で動く
休ませた後の生活リズム、声かけ、家庭ルール、学校との連携をセットで設計するのがスダチの特徴です。
チェックリストや相談窓口を活用しながらも、家庭での具体的な行動を整えることで、お子さんは確実に動き出せます。
1,900名の親御さんと一緒に作ってきた道筋
スダチのアドバイスは、1,900名以上の親御さんと一緒に積み重ねてきた知見の結晶です。
お子さんの状態に合わせて、再現性のある関わり方をお伝えしています。
スダチの復学実績と知見をもとに、お子さんとご家庭に合った「対策」や「声かけ」を一緒に考えていきませんか?
スダチご利用者の声
息子の「学校に行きたくない」を一度受け入れたら、翌日からどんどん家にこもるようになりました。休ませることが状況を悪くしている感覚はありながら、相談先がなく動けませんでした。早めにスダチに繋がっていれば、ここまで長引かなかったと感じています。
小学5年生・男の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
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よくある質問
LINEチェックリストや休ませる判断について、親御さんからよくいただく質問にお答えします。
LINEチェックリストで「休ませましょう」と出たら、必ず休ませた方がいいですか?
判断材料の一つとして参考にするのは有効です。
ただ機械的に従うのではなく、お子さんの状態・家庭の状況・休ませた後の準備を含めて総合的に判断することをおすすめします。
休ませた日にゲームをずっとやらせてもいいですか?
おすすめしません。
休んでいる時間にゲーム漬けになると、生活リズムが乱れ、再登校のハードルが上がります。
休む日もゲーム時間のルールを決めて、勉強・運動・読書など別の活動も組み込むのが理想です。
どのくらい休ませると「長期化」になりますか?
明確な日数の基準はありませんが、1週間以上連続で休んでいる場合や、生活リズムが大きく乱れ始めた場合は、専門家への相談を検討するタイミングです。不登校は早めに動くほど、再登校までの期間も短くなる傾向があります。
まとめ|「休ませる判断」と「次の一歩」をセットで
LINEチェックリストが27,000人もの利用登録を集めたことは、それだけ多くの親御さんが悩んでいる証拠です。お子さんの心身を守るために休ませる判断を後押しするツールは、確かに価値があります。
一方で、「休ませた後どうするか」をセットで考えなければ、長期不登校への入り口になってしまうことも事実です。
生活リズム・声かけ・ルール・第三者との関わりなどをまずは家庭で整えることが、お子さんの未来を守ります。
「子供の不登校は親の責任だ」などと抱え込まないで、まずは専門家に相談してみませんか。
1日でも早いプロへの相談が、お子さんの現状を大きく好転させるケースもあります。スダチは、1,900名以上の親御さんと一緒に「明日の朝、何と声をかけるか」を考えてきました。
ご家庭のケースにも、しっかりと毎日のサポートを行なっていきます。



