不登校支援はボランティアであるべき?スダチの運営方法やビジネスモデルを詳しく解説。不登校支援の費用と価値、社会課題解決を目指す企業としてのスダチの取り組みを理解するための一助となる記事です。

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不登校はビジネス?スダチの不登校との向き合い方について徹底解説

2024.12.10

「不登校相談してみたいけど不登校ビジネスって安全なの?」
「スダチは不登校をビジネスとしてやってるの?」

今回は、不登校支援は「ボランティアでやれ」という意見についてお答えしていきます。

このようなお仕事をしておりますと、『不登校の親からお金を取るのか』『ボランティアでやれ』といったご意見多くをいただくことがあります。

そもそも、不登校支援というとNPOやボランティアのイメージを持つ方も確かにいらっしゃると思います。

一方で、私たちスダチはお金をいただいて株式会社として運営でやっているので、『お前らはなんだ、金儲けか』と言われることもあります。

今回は、それらの点について詳しくお答えしていきます。

それでは、詳しく見ていきましょう。

記事を読むとわかること

・不登校になった際の選択肢
・メンタルケアとして通院する医療機関の費用
・スダチのビジネスの価値と展望
・スダチの不登校との向き合い方

スダチでは、学校で問題を抱えて行き渋りや不登校、ひきこもりとなったお子さん方を平均3週間で再登校に導いています

2024年1月時点で1,000名以上のお子さんが再登校に成功しています。お子さん方はみなさん主体的に再登校を果たし、その後は学校生活を自ら楽しんでいます。

お子さんが深く悩んでいる様子のときには、行き渋りが始まる前に一度スダチへ相談いただけたら幸いです。

現状の様子をヒアリングさせていただき、今お子さんが抱えている問題を根本解決していくために必要なアプローチをお話しさせていただきます。

無料オンライン相談は、1対1で顔出しも不要のため、この機会にご活用ください。

 

1.不登校支援における他の選択肢と費用

ここでは、不登校支援における選択肢と費用についてご説明します。

小川
小川
まず、不登校になった場合の選択肢が他に何があるかを考えていければと思います。例えば、フリースクールに行ったとしますね。そうすると、平均で月々3.3万円かかると言われています。入会金も平均で5.3万円と言われていて、仮に1年間通った場合は45万円かかります。もし3年通ったら、135万円かかるんですね。結構なお金がかかるわけです。
不登校になってずっと家でいる人もいますけど、やっぱりそれは不安なのでフリースクールに通わせたいって人もいますよね。そうすると、仮に公立の学校に行っている場合は0円じゃないですか。それがプラスでこれだけかかると考えると、お金は結構かかりますよね。
ますい
ますい
小川
小川
そうなんです。さらに、フリースクールって出席カウントがされる場合もありますけど、なかなかされづらかったり、内申点があまりつかないので、その後の進路が厳しいという現実もあります。それでもこれだけのお金がかかるということです。
フリースクールがボランティアでやっているかというと、お金をもらっているのでボランティアではないですよね。しっかりとお金を取ってやっていると思います。そういう意味でも、他の選択肢もお金がかかるんじゃないかと思います。
ますい
ますい

 

フリースクールに通うのにもお金がかかるんですね...。

不登校になった際の選択肢はどれもお金がかかるという事実がある上で、スダチはお子さんの将来に向けた費用対効果を考えて運営しているんですね。

 

2.カウンセリングや医療機関の費用

ここでは、不登校になった際に関わるカウンセリングや医療機関での費用についてご説明します。

小川
小川
次に、カウンセリングですね。例えば、スクールカウンセラーなど公的機関だと基本無料なんですが、民間だとだいたい1時間5000円くらいかかると言われています。これを仮に週1で行って1年間続けたら、約24万円かかります。結果としてカウンセリングを受けても再登校できるかは正直分からないと思うんですね。
そうですね。あんまり再登校を目指すという考えではない方が多いので、カウンセリングで再登校できるなら、不登校ってここまで大きな社会問題になってないのかなと思います。そう考えると、やはりカウンセリングに行ってもお金はかかります。
ますい
ますい
小川
小川
また、心療内科や児童精神科に関しても、初診で3000円ほど、再診で1500円ほどかかります。さらに薬代も別途かかるので、これも月1で行っていたらそれなりにお金はかかってきます。
通信制高校もありますね。公立はとても安いんですが、私立の通信制高校だと完全ネットコースでだいたい年間30万円ほど、通学コースだと年間100万円近くになる場合もあります。
ますい
ますい

精神科などの医療機関への相談を考えている親御さんは多くいると思います。

ですが、医療機関に相談しても不登校の解決にはなかなか繋がらずにお金だけが減っていっているもの現実なのですね...。

3.スダチのビジネスモデルとその価値

ここでは、スダチが大切にしている不登校への想いや展望についてご説明します。

小川
小川
結論として、不登校になった時に他の選択肢もどれも無料ではないと思っています。私たちスダチも、この中から親御さんがご自身に合うものを選ばれたらいいんだと思っています。スダチの場合は、元の学校への再登校を目指すという選択肢になっていて、最終的にサービスの価値を決めるのはお客様なんですけど、私たちは短期間で再登校を目指せる価値ってすごく高いと思ってやっています。
元の学校に戻る価値、そして親御さんがお子さんとの関係が良くなって、子育ての接し方を学べることは、まさにプライスレスだと思っています。私たちのサービスがそこまで高いのかと言われると、そうとは思っていないんですよね。
ますい
ますい
小川
小川
日本ではなかなかこういったコーチングやサポートにお金を払うという文化がまだまだ追いついていないのかなと思うところはありますけど、勉強しない塾に通わせるよりも、意欲をそもそも上げさせることができれば価値はあると思いますしね。別に、私たちに価値が全く感じられない方に無理やり押し付けて売っているわけではないので、価値があるって方々に相談いただいて、お金を払っていただいてやっています。
こういう批判をする方は、どちらかというと我々の顧客じゃない方々が言ってくる傾向にはありますよね。
ますい
ますい
小川
小川
その価値を出すのは、やっぱり本気で取り組んでいただけるかどうかにもよってきますので。

【関連記事】
フリースクールに通うメリット・デメリットについては下記で詳しく説明しています。

フリースクールを徹底解説!不登校の子どもが通うときのメリット、かかる費用、選び方【おすすめフリースクール10選】

 

4.サポーターへの還元とビジネスの持続性

ここでは、スダチにとって不登校との向き合い方をサポート持続の観点からご説明します。

小川
小川
そもそも、不登校のご家庭をサポートするってのは、めちゃくちゃ大変なことなんです。心労のあまり体調を崩してしまうサポーターも過去にたくさんいらっしゃいました。ご家族の人生を背負っているくらいの覚悟で皆さんサポートしています。採用についてもかなりのコストをかけて、できる限り優秀な方々に入社いただいています。書類選考から採用に至るまでの率っていうのは、1%ほどだったりします。
そうなんですね。
ますい
ますい
小川
小川
そうなんです。研修もかなり時間をかけてやっていますし、教育コストもかけています。何より、子供の未来ほど価値のあるものはないと私たちは思っていて、その未来を切り開ける可能性があるのであれば、そこまで高い金額とは思っていないです。
サポーターが大変な思いをして、なかなか状況が改善しないご家庭もある中で、サポーター自身も『夜も寝られないです』というご相談もよく聞きます...。
ますい
ますい
小川
小川
そうですね。大変な仕事をしてくれるサポーターの皆さんに、私たちもできる限り還元したいと思っています。これが本当にボランティアでやっていたら、誰にもお金も給料も払えないし、という中で、しっかりとお金をお客様からいただきますが、その分しっかりサポーターにも還元するという考えでやっています。
ボランティアでやるとしたら、他で仕事をしないと生活がやっていけなくなるので、そうすると本当に余剰の時間で余った時間でボランティアとしてすることになると、毎日のメールの返信っていうのは難しいですよね。
ますい
ますい
小川
小川
そうですね。しっかりとフルタイムでやっていただく方が多いんですけど、そういった方々がスダチにコミットいただいて、そうするとお金がちゃんと稼げるという風になれば、もっともっとそのスキルも上がってきますよね。サポーターの。会社としても発展していく。そうするとより多くの方々を救える。っていう考えですかね。
お仕事でご家族を養っている方もいますし、それだけ本気でやっているということですね。
ますい
ますい
小川
小川
そうですね。優秀な人を雇う、これもすごく難しいです。そもそも人材獲得ってどこの会社も苦労している中で、給料はただです、来てくださいって言っても優秀な人は来ないですよね。
引く手あまたですからね。
ますい
ますい
小川
小川
そうなんですよね。他社よりも会社として魅力を上げる、そして給料もできる限り出していかないと、優秀な人は来てくれないので、ボランティアでやれって言われたらいい人は取れない。いい人が取れないとお客様にもいいサービスを提供できないですよね。

 

不登校サポートを仕事としてやるということは、それなりに精神的ダメージを受ける覚悟を持って取り組んでいるということがよくわかりますね。

上記のような大変な環境の中で、優秀な人材を集めつつ、お子さんの不登校を1人でも多く再登校に繋げたいというスダチの想いが詰まったビジネスなのです。

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5.社会課題の解決方法とスダチの選択

ここでは、今後のスダチの不登校へのサポートに対する想いや今後の展望についてご説明します。

小川
小川
そもそもですね、社会課題を解決する方法ってのは2つあると思っていて、1つはボランティアや寄付でやる方法、もう1つは売上や利益を追いかけつつビジネス的にやる方法です。どちらにもメリット・デメリットはあると思うんですね。
小川
小川
ボランティアだと料金は安くなるかもしれないですけど、その分組織の拡大や広告費を使うことは難しいですし、売上利益を追いかける方法で言うと、しっかり料金は払わないといけないですけど、組織の拡大や広告費も使えて、より多くの方々にサービスを提供することができると思っています。
小川
小川
私たちスダチは、そういったボランティアではない形を取ってやっていますので、サポーターも今80名まで来ることができて、再登校者数も1000名を超えました。4年間で。それができたのは、やっぱりこのビジネスモデルを使ってきたからだと思っています。より多くの方々にサービスを届けていって、不登校30万人ですよ。これをどうにかするっていうのを目指してやっているっていうところです。
サポーターの質にもこだわって運用しているので、私も含めて本当に日々のサポート大変な中、皆さん頑張ってくれていますもんね。
ますい
ますい
小川
小川
そうなんです。そういった方々にも報いたいと思っています。
サポーターの方々から、やっぱり大変という声は多いですか?
ますい
ますい
小川
小川
サポーターとこの間話していたら、親御さんからのメールを夜いただくか朝いただくかなんですけど、夜寝る前にメールをチェックしていたら見て、そこで夜寝られなくなってしまったみたいなことも聞きますね。あと何件か担当していると、どの家庭もうまくいってるけど、この家庭が今日はいいとか、1日ごとにまた変わっていったりとか、いい感じできたと思ったのに今日は…とか色々あるので、みんな様々な激動を見ながらやっているっていうことですね。
やっぱり自分の気持ちを一番強く持ってないとサポーターできないなっていうことを感じますね。デジタル離れさせるべきじゃないかとか、これは子供に寄り添ってないんじゃないかとか、いろんな気持ちがあったら強く導くことできなくなってしまうので。
ますい
ますい
小川
小川
サポーターはやっぱりスダチのやり方を信頼しているから、問題を見ながら、そういう信念を持って全員やっているので、この気持ちは強いなって思いますね。組織としてみんなこのやり方を信頼しているってところがあるので、やっていけてるのかなと思います。
ネットで探すとそういう論調が多いっていう中で、独自の答えを出していくっていうところは、強い気持ちがないとできないので、サポーターみんな頑張ってやってますね。
ますい
ますい
小川
小川
そうですよね。好きなことやらせましょうって言えたらどんだけ楽かってことですよ。それでもやっぱりお子さんとぶつかることもあって、大変な状況もあるけど、お子さんが最終的に自立できていくためには、そういったことも必要だよねと思ってやっているので。
子供たちが暴れましたとか報告を受けたら、やっぱりサポーターも心労ありますよね。
ますい
ますい
小川
小川
ありますし、ご依頼いただいている親御さんも『これで本当にいいんですか?』っていう感じで疑いが出てきたりとか、不安になってしまったりっていうのもあるので、『大丈夫ですよ』っていうことを言うての責任感。
そうですね。ありますし、誰も一人として無責任にやっている人はいないですし、できないです。
ますい
ますい
小川
小川
最後の最後の日まで、本当に再登校できるかできないかっていうラインで、できない方もやっぱり中にはいらっしゃったりするので、そういう時ってサポーターとしてもすごく申し訳ない気持ちになるってね。やっぱり期間決まってるんでね。我々として責任を持って1.5ヶ月の中、あるいは2ヶ月とかの中で再登校を目指しましょうって言ってるんで、そこも結構プレッシャーだと思うんですよね。
そうですね。もう最後の日までわかんない時もあったり、そこで動いたりもして、結構涙しながらメールを見て。
ますい
ますい
小川
小川
そういう中でやっているので、これをただでやってくださいって言ったら、ね。全ての仕事もそうですけど、全ての仕事がやりがいと苦しさ、その兼ね合いじゃないですか。苦しさよりもやりがいを感じているから続けているわけで、嫌なこともやっぱりありますよね。仕事の中にも。それでもやりがいを求めてやっていくっていうところなので、これが社会ですね。

 

【関連記事】
学校へ行く前の腹痛の原因については下記で詳しく説明しています。

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6.まとめ:スダチでは徹底的に不登校と向き合うためにも会社として向き合っていきます

小川
小川
本当に楽な仕事はないですし、結論として、ボランティアではやりません。今後もこのやり方でやっていくので、ボランティアの団体に相談したい方は、ボランティアに行けばいいと思うんですよね。いろんな選択肢あるんで、見てもらっていいと思うんですけど、私たちはお金をいただくことによるそれ以上の価値を提供しようとやっていると思っていますので、実績なんかも厳しく求めていかないといけないっていうとも思っています。そういった考えに共感いただける方は、ぜひ無料相談にお越しください。

 

いかがでしたか?

スダチではしっかりと不登校と向き合うためにもサポート体制を会社として向き合っていきます。

私たちは、今後もより良いサポートを実現できるよう質や管理体制をどんどんアップデートしていきます。

お子さんに再登校してほしいと思っている親御さんは、長い目でお子さんの将来を考えた際に納得できるようであればぜひご相談してみてください。

今回の記事についてYoutubeでも確認できます。ぜひご覧ください。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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