こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!
今回は、前回の「第三章 夏休み明けの再登校と向き合う」の続きからお話ししていきます。
【前回までのあらすじ】
夏休み明けの再登校は不登校のお子さんにとって大きな壁です。
夏休み中、親御さんは自己肯定感を高める声かけや柔軟なマインドセットを徹底しましたが、夏休み明け初日は登校できず、お子さん本人の意欲も低下してしまいました。
さらに、親御さんの対応がブレてしまい、お子さんが「最終的に親が折れてくれる」と誤解してしまう結果に...。
しかし、スダチでは、この状況を乗り越えるための新たなアプローチを模索しました。
親子で一緒に困難を乗り越え、自信を取り戻すためのステップについて二人三脚で考えていきます。
今回は「教室登校への道のり」をお届けします!
※#1は今回で最終回になります。
家族構成
・お父様
・お母様
・不登校の長男(今回サポート)
・次男(未就学)
サポート開始時のお子さん
・自分自身で学校には行かないといけないという意識は多少持てている
・一方で、学校=勉強する場所、勉強ができている自分には必要ないという発言も多い
・サポート開始直後は別室登校はできている状況で、登校はするものの教室登校への意識はない
・他責思考はやや強め(◯◯のせいでできない!という発言もしばしば)
・家族のルールについては反発が強い
ご家庭へのサポートは6月下旬から始まりました。
1.5ヶ月のサポートコースで夏休みも挟むため、9月上旬までのサポートコースとなりました。
注意
※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。
※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。
第4章:登校している今の自分が好き
成長するのはお子さんだけではない
前回に引き続き、親御さんの対応がぶれお子さんの気持ちもブレてしまう状況が続いていました。
お母様の素晴らしいところは「良くなかったことを反省し、諦めずにアプローチを考え続けた」という点です!
「お子さんに伝えたことと対応をブラさない」ということを決めて、徹底してお子さんに向き合ってくださいました。
サポーターとしても、親御さんが諦めない心でお子さんと向き合ってくれるとこれほど心強いことはありません!
お子さんの気持ちが学校に向くために1%でも可能性のあることは何でもやる!という想いは親御さんとサポーターで一致していました。
そして、夏休みが始まってから1ヶ月強が経過したころ、再び教室登校することができました!
再び登校できた理由とは?
お母様が徹底してくださった点は以下です。
①教室登校できなかった日も挑戦していればその姿勢を褒める
②家に居たとしてもお子さんが時間を潰せる環境は徹底して排除する
③学校も含めて協力できそうな人には頼る
④お子さんの機嫌が悪いときは相手にしない
⑤お子さんが挑戦しようと思っているときは必ず毎日学校に触れさせる
以上を徹底していただくことで、お子さんも自分自身にどんどん自信を持てていることがわかりました。
最初は午後だけだったものが、3時間目から、2時間目からと登校できるタイミングが早くなったり、朝の支度までにかかる時間もどんどん短くなっていきました。
教室登校できるようになってからは継続して登校できています。
また、「今の自分と過去の自分はどっちの方が好き?」とお母様から聞いてもらうと、即答で「今!」と答えてくれました。
<実際のメールのやりとり>
こんなに嬉しいことはないです!
お子さん自身も無理やり登校させられているとは思わず、主体的に登校してくれるようになったことは本当に良かったと思いました。
サポートを終えて
サポート中は簡単なことばかりではなかったお母様ですが、サポート終了時にはお子さんの変化、そしてご自身の対応の変化を実感されているようでした。
サポーターから見ていても、お母様の対応は凄く変わっていて、「もうサポートは不要なんじゃないですか?笑」とお伝えしたほどです。笑
サポート終了後のアンケートでも、
「正直申し上げますと、最初は半信半疑で申し込みました。しかし、始めてみると、目の前の子どもが少しずつ変化していく様子を目の当たりにした」ということを仰っていただき、サポーターとしてもこれほど嬉しいことはないなと思いました。
冒頭に書かせていただいたように、「学校に行けばそれで良い」とは思っていません。
今回のように本人が前向きに、以前の自分より今の自分が良いと思って、日々挑戦していただけることが何よりも嬉しいですし、そんな風に思えているお子さんなら、これから先の自分の人生も幸せにしていけるのではないかと思います。
▼今回の親御さんへのアンケート結果
スダチのサービスを受けようか迷っている人、これからスダチのサービスを受けようと考えている人に対してメッセージをお願いします。 | 正直申し上げますと、最初は半信半疑で申し込みました。しかし、始めてみると、目の前の子どもが少しずつ変化していく様子を目の当たりにし、もし少しでも「やってみようかな」という気持ちがあるなら、やってみるのも良いと思います。おすすめします。 |
当サービスを利用してよかったと思いますか?
1=非常に不満 |
5.非常によかった |
その理由を教えてください。 | 自分で色々調べたり実践したりしたが、一時的には行けても根本的なことが解決していないと無理だなと、サポートを受けて思ったから。 |
身近な人が不登校で悩んでいた場合、当サービスをおすすめしたいと思いますか?
1=おすすめできない |
5.おすすめしたい |
その理由をお答えください。 | 今までの子育てで、自分の良くなかったところが見えたので、再登校を目指すことと同時に自分も変えられると思ったから。 |
当サービスを利用してよかった点を教えてください。 | どんなに長文のメールでもきちんと返信があり、真摯に対応してくださいました。 |
当サービスについて改善してほしい点があれば教えてください。 | メールでのやりとりが、土日は無くなることが最初は不安でした。月曜日に向けて何かサポートがあったら良いなぁと思ったからです。 |
担当者への満足度を教えてください。
1=非常に不満 |
5.非常によかった |
その理由を教えてください。 | 納得出来ることが多かったから |
サービスを利用する前後でお子さんの気持ちや態度に変化はありましたか? | 非常によくなった |
どのような変化があったか教えてください。 | 自分からすすんでやれることが増えた |
お子さんの学校へ通う姿勢に変化はありましたか? | 前向きになった |
サポートを受ける前後で親子関係に変化はありましたか? | よくなった |
サポート前後でご両親の仲に変化はありましたか? | 変わらない |
サポートの前後で生活リズムに変化はありましたか? | 変わらない |
サポートの前後でお子さんをほめる回数に変化はありましたか? | 増えた |
サポートの前後でお子さんのマインドセットに変化はありましたか? | よくなった |
サポートの前後で、お子さんの勉強へ向かう姿勢に変化はありましたか? | 変わらない |
再登校できた方にご質問です。お子さんに 「不登校だったときと今を比べてどっちがいいと思う?」 とお子さんに聞いてみて、どのような回答が返ってきますか?※お子さんに聞くことができた場合のみ回答をお願いします。 |
今の方がいい!と即答でした |
サービスを利用する前後で親御さんの気持ちや態度に変化はありましたか? | よくなった |
どのような変化があったか教えてください。 | 子どもの小さな良い変化に気付けるようになった |
次回は#2の第一章「追いつけない勉強への不安」をお届けします。(次回2025年1月21日(火)の21:00に公開予定です)
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