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サポーターのホンネ日記

スダチ 不登校サポーターのホンネ日記 #2 第一章  追いつけない勉強への不安

2025.01.21

  1. はじめに

こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!

今回は中学3年生の息子さんの不登校について相談を受けました。

中学校に入ってから勉強が難しくなったことで、学習意欲がみるみる落ちていき、五月雨登校から不登校になっていました。

高校進学についても「いざとなれば通信があるから、それでいい」と努力することから気持ちが離れてしまっていました。

そこで、8月の頭から約2か月のサポートが始まりました。

家族構成

・母

専業主婦として日々子どもたちと接している。心配性な性格である。

・父

朝早くから夜遅くまで仕事をされているが、時間が取れるときは子どもたちと接してい

る。ポジティブで明るい性格。

・長女

通信制高校に通っている。

・長男:ひろきくん(仮名)

サポート開始時のお子さん

・中学3年生

・中学入学後に勉強が難しくなり、テストを嫌がるようになってしまった。

高校進学についても「いざとなれば通信があるから、それでいい」と努力することから気持ちが離れている。

・自分の居場所をゲームの世界に見つけ、常にゲームをやっている生活になっていく。

注意

※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。

※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。

第一章:サポートのはじまり

デジタル依存の課題と向き合う

サポートが開始されたのは8月1日からでした。

ひろきくんは中学校へ入学したころから勉強が難しくなり、学習意欲がみるみる下がっていったようです。

テストについてもだんだん白紙で提出するようになり、最終的にはテストを受けない状態になりました。

そこから五月雨登校になり、休みがちになり、不登校になっていきました。

お母さんとしては心の避難所として彼にはゲームが必要なんだろうと好きにやらせてあげようと思ったようです。

それが、いつの間にかどんどんゲームの時間が長くなり、制限をしようとすると頭を床に打ちつけ唸り声を上げる行動に出てしまう様子になっていました。

何とかしてあげたい、でも何もできないという気持ちの狭間で苦悩していました。

また、進路の話をしようとすると途端に表情が曇り、固まってしまい、貝のように会話を遮断してしまう現状でした。

そんな中でスダチの本や動画を見ていただき、「親が変わるべきなんだ!」と感じられ、スダチの無料相談に申し込みをされたとのことでした。

〈無料相談をお受けする前のお母さんのアンケート〉

「相談機関に相談してから「親は子供が安心できる家庭をつくり、子供のからっぽになった心を満たしてあげられるような声かけをすること」を最優先に考えてきました。

けれど昼夜逆転ゲーム漬けな日々を送っている我が子を見て、今の自分のやり方は間違っているんだと感じています。

(姉のときから)4年間ネットや本を読みカウンセラーや精神科の先生のお力添えも頂きながら最善を尽くしたつもりでしたが、苦しんでいる子供を前に何もできていない自分の無力さに腹が立ち涙が出ます。

今一番の問題はデジタルの時間を削れないことだと考えています。

心の避難所として彼にはゲームが必要なんだろうと好きにやらせていたら、いつの間にかどんどん時間が長くなり制限すると頭を床に打ちつけ唸り声を上げる行動に出るのでつい怯んで許してしまいました。

今は24時にWi-Fiが切れるまで無制限の状態で、起きてから24時まで食事とお風呂以外の時間はずっとゲームをしています。」

上記を読んだ際、なんて素敵な親御さんなんだろう』と感じました。

この課題をひろきくんの責任にするのではなく、『自分たちがそれを許してしまっていた』ということを受け止めている姿が印象的でした。

未来のひろきくんを見据えて

ですので、私が先にしなければならないことは、

【親御さんの決意を固めてもらうこと】だと捉えました。

なぜなら、今まではただただ好きなことを好きなだけさせて、心を充足感で満たしてあげるということだったからです。

一方でスダチメソッドを実施していく場合は、デジタルを制限してあげて「やるべきことをやっていないのに、やりたいことだけやるのはおかしい」という状況を作ってあげることだったからです。

今までと異なる仕組み作りを田中さんご夫妻がしていけるかどうかという強い不安がありました。

特にお母さんの課題はお子さん達に対して過保護過干渉になりすぎてしまうところだったため、メソッドの継続が可能かどうか、覚悟を決めてもらう必要がありました。

その中でお母さんへ私から今の姿のまま大人になったひろきくんが理想の大人ですか?と問いかけました。

お母さんは「違います。苦手なことにも向き合って欲しい。自立できて、自分で自分の進路を決める大人になってほしい。」と答えました。

サポーターとしてもこの想いを受け止め、しっかりとサポートさせていただこうと決意し、8月からサポートが開始となりました。

夏休み突入からのサポート、ひろきくんはデジタル依存を克服できるのか..!?

次回は第二章「やるべきこととやりたいことへの分配をお届けします。(次回2025年1月24日(金)の21:00に公開予定です)

※サポーター日記は、毎週火曜日/金曜日に更新しています!(場合によって、内容の変更もあります)

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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