こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!
今回は、前回の「第一章 追いつけない勉強への不安」の続きからお話ししていきます。
【前回までのあらすじ】
中学3年生のひろきくんは、中学校入学後に勉強の難しさから学習意欲を失い、五月雨登校を経て不登校に。
家庭での心の避難所としてゲームに没頭する日々を送っていましたが、その結果、ゲームへの依存が深刻化してしまいました。
また、進路の話にも心を閉ざし、親子で苦悩を抱えていました。
スダチのサポートを受けることを決意した親御さんは、過去の接し方を見直し、デジタル制限を含む新たな対応を始めました。
「やるべきことを優先する」というルールを実践し、親子で現状を改善する取り組みがスタート。
果たして、ひろきくんは依存を克服し、自分の未来に向き合えるのか…!
今回は、「やるべきこととやりたいことへの分配」をテーマに、夏休み中のデジタルとの向き合い方についてお話していきます。
家族構成
・母
専業主婦として日々子どもたちと接している。心配性な性格である。
・父
朝早くから夜遅くまで仕事をされているが、時間が取れるときは子どもたちと接してい
る。ポジティブで明るい性格。
・長女
通信制高校に通っている。
・長男:ひろきくん(仮名)
サポート開始時のお子さん
・中学3年生
・中学入学後に勉強が難しくなり、テストを嫌がるようになってしまった。
・高校進学についても「いざとなれば通信があるから、それでいい」と努力することから気持ちが離れている。
・自分の居場所をゲームの世界に見つけ、常にゲームをやっている生活になっていく。
注意
※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。
※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。
第二章:「考える時間を作ること」「家族という居場所をつくること」
デジタルとの向き合い方
いよいよサポートが始まりました。
今回のサポート期間は夏休みに入ってからの開始だったため、夏休み用のルールを使用していきました。
「夏休み用」の「やるべきこと」を決めればデジタルを使うことができるというルールだったにも関わらず、ルールへの反発心から口を閉ざし、話をしようとするとソファに顔を埋めてしまったり、机に顔を伏せてしまったりという日が続きました。
親御さんとしてはその姿を見て可哀想だと感じられたかもしれません。
ですが、そこで構いすぎず、ひろきくん自身がどうすることが自身にとって得となるか向き合うための「考える時間」を作っていきました。
結果として、約2週間ほどして、「夏休み中」の「やるべきこと」を決めることができ、ひろきくんも動き出すことができました。
<実際のメールのやりとり>
ただし、口を閉ざしていた約2週間の間、ただ放置をしていたわけではありません。
親御さんたちが、ひろきくんの機嫌の良いタイミングを見計らい、トランプゲームに誘い出したり、一緒に出かけることを提案してみたりなどをしながら、家族と過ごす時間を作るようにしてくれました。
<実際のメールのやりとり>
その結果として、ひろきくん自身が自分と向き合うことができるようになったのだと感じています。
次回はいよいよ夏休み明けから通常の日常に戻っていきます。
ひろきくんは通常ルールを習慣化することができるのでしょうか....!?
次回は第三章「夏休みルールからの脱却と挑戦」をお届けします。(次回2025年1月28日(火)の21:00に公開予定です)
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