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再登校ドキュメンタリー

②横尾家:私立中学への再登校の道

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

横尾家の中学一年生の長男たつやくんは、私立中学に通っている内に徐々に勉強についていけなくなり、10月の初旬ごろから不登校になってしまいました。母親の里美さんも精神科医のカウンセリングを受ける程に疲弊しており、藁にもすがる思いでスダチのサポートを希望してくださいました。

このサポートの最大の目標は「私立中学への再登校」です。しかし、たつやくん本人はそれを望んでいません。どのようにこの課題を解決していくのか、そしてその裏側にある意図は一体何か...!?本章を読むことで明らかになります!

※第1章は、こちらからご覧いただけます。

 

 

◆第2章◆

【サポートの開始(11月初旬~)】

 

11月初旬。

いよいよサポートが始まりました。

 

お母さんの里美さんは、

まず、最初の”壁“を、しっかりと乗り越えてくれていました。

ルールの発表です。

 

ただ、やはり反発はすごかったようです。

 

発表の翌日には、暴言交じりで自分の想いを

延々と3時間くらい訴え続けてきたとのこと。

 

ただ、里美さんは

「私の考えは何をしても変わらない」

ときっぱりと突き返してくれました。

 

ルール発表の段階で、この対応をしてくれたことが

サポーターとして嬉しかったです。

 

精神的にも少し不安定だった里美さんでしたが、私たちのアドバイスを受け入れてくれました。

本当にありがとうございます!

 

面談を通じて、スダチのサポートを信じてくれた結果だと受け止めました。

この先、何があっても、私自身も決して諦めない。

里美さんに最後まで寄り添う決意を新たにしました。

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この章のポイント

→【サポーターとして注意した3つのポイント】を知れる!

サポーターがどのような事を意識しながらサポートを続けているのかを

このブログ記事を通して知ることができます!

それでは早速見ていきましょう!!

 

【ポイント①】“ヒマ”な時間を作ること=“考える時間を作ること”の大切さ

 

こちらのご家庭。多くのご家庭にも共通するポイントに加えて、他とは少し違う傾向もありました。

 

ルールを発表した後の息子さんの行動。

一見すると、今後のサポートがとてもスムーズに進むかも…と期待できる報告でした。

 

ルール発表の後、

「深夜0時にデジタル機器を預かりに行く」と伝えていた里美さん。

 

すると息子のたつやさんは、30分前の23時30分頃、

スマホやゲームを自らお母さんの里美さんの元に持ってきたそうです。

 

こちらの家庭では、デジタルとの関わりでこの後も、

大きなトラブルになることは多くありませんでした。

 

ただ別の課題があったのです。

それがサッカーです。

 

ある日のメール報告で

こんな内容が綴られていました。

「朝食後、サッカーの練習をしたようです。

日中は合計で4回くらいサッカーの練習で外に出たようです。

   また夕方5時ごろから私が帰宅する8時前ごろまで寝ていました。」

とのこと。

 

デジタルの制限に関して、ルールの徹底は進んでいました。

そんな中で出たサッカーの話でした。

 

一見すると、それほど気にすることではないと思われるかも知れません。

ただここにもさまざまな課題があるのです。

 

まず娯楽要素のある行動は例えスポーツであっても、

本来学校に行っている時間帯ではやらないことが基本です。

 

「学校へ行かなくともサッカーをして楽しめばいいや」

となりいつまでたっても考える時間が作れなくなってしまうからです。

 

デジタルへの制限が出来ていてもサッカーなどのスポーツで、

不登校中の時間を過ごすことについて気になるポイントをあげてみました。

 

まず大前提として、普段は学校に行っている時間に、

娯楽系の取り組みをしないことには注視が必要です。

 

結果として、本来やるべきこと(=学校に行くこと)をできていないのに、

好きなことだけして過ごすことになってしまいます。

 

そして、それはすなわち考える時間を減らしてしまうことになります。

 

スダチのメソッドで大切なポイントは

いわゆる“ヒマな時間”を作ること。

 

そしてその時間を

考える時間にしてもらうことなのです。

 

さらに体が疲れれば、つい昼寝をしてしまいます。

それが夜、寝られないことにつながり、

結果として昼夜逆転を誘引してしまうのです。

 

具体的にアドバイスさせて頂いたのは、

まず「サッカーをして身体を動かすこと、 それ自体は決して悪い事ではないので

本来は学校に行くまでの早朝の時間、

そして学校から帰ってからの放課後の時間、であればルールの範囲内で問題ない」

ことをお伝えしました。

そして、疲れてしまったからと言って、昼寝をしないように仕組みを作っていくことです。

 

デジタルデトックスをする代わりに、その時間、寝てばかりで過ごすお子さんはかなり多く、

多くの親御さんたちも共通して、大変苦労されるところです。

昼寝を防ぐことは、ルールを開始した後に訪れる最初の難所と言えるかも知れません。

 

 

ポイント② 自ら決めて行動すること

 

次に、自分から進んで行動することをしっかり促すこともポイントにしました。

 

食卓では、多くのご家庭でこのポイントが顕著になります。

どうしても、お母さんが忙しい時間帯と重なることも要因になります。

 

こんな報告がありました。ある日の食事の後

「お皿も下げてね」と声をかけたそうです。

息子さんは最初は、「後で」と言ったそうですが、

お母さんは「お願いね。お母さんすぐ洗うから」と言ってお盆を渡したところ、

そのまま下げに行ったそうです。

「助かるわありがとう」とお母さんは息子さんに感謝の声をかけました。

 

こちらも一見は、素敵な親子の会話に受け取れます。

それでもやはり、これからサポートする中で大切なポイントをお伝えしなければなりませんでした。

 

それは

 「自ら行動すること」

です

 「言われたからやる」

という行動では、

 「自分の意志で自分のことは自分でやる」

という姿を

目指すことができません。

 

特にこちらのご家庭が目指す方向は

自分の意志で進んだはずだった

私立中学校への再登校です。

 

現在は勉強についていけずに不登校になり、

さらに

 「自分は行きたくなかった」

という主張になってしまっています。

もしかしたら、

  「自分で決めた」

という選択過程が

親子ともにあいまいになっているのかも知れません。

サポートさせて頂く以上、どのような方向に進もうとも

「自分で決めたこと」にしっかりと取り組んで頂くことを目指します。

それが達成できないと、また同様の事態に陥るかも知れません。

 

ほんの些細な会話ですが、サポーターとして、

美さんと向き合うための大切なポイントを確認することができました。そして、伝えました。

 

ルールを決めた以上

「自分のお皿を下げること」「お子さんのやるべきことだという風に思ってください…」と。

さらに厳しいようですが、「“手も口も出さない”という対応をお願いいたします」と添えました。

 

食器を下げない場合はそのままにしておき、もし次の食事まで食器が残っていれば、

「もうお皿がないからご飯は出せないよ」といった対応もして頂きたいのです。

 

そして、時間は遅くなってもいいので自らで動いたことを、

褒めるきっかけにしてほしいと伝えました。

 

例えば、仕事をしている里美さん。

その帰宅した後でももし食器が片付けてあれば

  「朝の食器片づけられたね」

などとしっかり褒めてあげればよいのです。

 

ポイントは、自分で考えて動いたかどうかなのです。

忙しい朝、ついつい急かしてしまうお母さんの気持ちはもちろん理解できます。

でも、再登校を目指して動き出した今、お母さんにとっても我慢が必要なのです。

食事のイラスト一覧|商用可・フリーイラスト素材|ソコスト

 

ポイント③サポートの優先順位

 

お母さんからのメールでこんな報告を頂きました。

 

「朝食を久しぶりに二人で食べることができました。

 ゆで卵とご飯が食べたいと昨夜から言っていたので作ってあげたら、

   嬉しそうに食べていました。

 半熟が好みだったようで、ゆで加減も調整しました。

 息子は“これこれ”とつぶやきながら満足そうでした。

 ゆで卵をご飯に乗せて、しょうゆをかけておいしそうに食べてました」

 

一見、すごく微笑ましく、親子の関係は上手く進みそうな風景です。

 

でも私はサポーターとしてまさに

  ”心を鬼“

にしてお伝えしました。

 

 「たつやさんとの朝食は嬉しいですね。

  でも少し気をつけて欲しいことがあります。

  息子さんからの食事のリクエストに答えたい気持ちはすごくよくわかります。

  でも次回からは

  ご家族と一緒の食事を出してあげるように

  してください。

  もし次に要望を言ってきたら

  “確かに〇〇が好きなのはわかっている。

  でもお母さんも朝忙しいし、

       いつでも食べたいものが食べられるわけじゃないのはわかってほしい。

  だから明日はみんなと同じメニューにする“

  というようなイメージで伝えてあげてください!」

 

と返信しました。

 

もちろんアレルギーがあるなど、

ほかの要因があれば別ですが、

 

小さな“甘え”の積み重ねが大きなひずみにつながる例を

数多く見てきました。

 

こどものリクエストに答えたいという気持ちは痛いほどわかります。

でも今まさに、再登校を目指してスタートした段階だからこそ、

改めてこどもの”甘え“につながる対応を見直してほしい。

そう願って、お伝えしました。

 

それは親子関係の逆転を防ぐことにつながるのです。

さらに、こんな悩みも頂きました。

 「息子はルールがスタートしてから予想に反して素直に行動しています。

  でもなかなか褒めるところを見つけてあげることができていません。

  仕事で長時間留守にしている間

      どのような過ごし方をしているのかわからないので心配な面もあります。

  会話が少ないので機嫌のいい時には話をしたいと思います。

  

  反発や反抗してきた時に焦ってしまいうまく切り返すことができていません。

  毅然とした対応が難しいです。」

 

悩みっていくつも重なってしまいますよね。

精神的にも厳しい状況だった里美さんにとっては、

いろいろと気になることはなおさらです。

 

そこで私からは優先順位を絞るようアドバイスをしました。

今、一番必要なのは

「自己肯定感を上げる褒め」

「前向きになれるマインドセット」

よりも、

「親御さんとしての立場を正しく取ること」

になると思いますと伝えました。

 

なので、“褒めること”などは、お母さんのできる範囲にして、あまり気にしないこと。

まずは「毅然とした態度を貫きルールを守っているかどうかを徹底する」

ことを最優先として意識するようお伝えしました。

逆にここができていなければ今後、いくら褒めても、

して愛情を注いでも、なかなか響かないと思った方がいいのです。

 

厳しいかも知れませんが、

「毅然とした態度」

こそが、すべての始まりになるのです。

 

この優先順位は、それぞれのご家庭によっても変わります。

暴力や暴言もあるこちらのご家庭。

スダチを頼る決意をしてくれたからこそ、

里美さんにとってもしかしたら最も難しい壁を何とか乗り越えて欲しい。

そのサポートに全力を注ぎたいと考えました。

 

「毅然とした態度」

それは決して上から目線ではありません。

たとえばお子様の機嫌が悪い時、怒ったり擦り寄ったりするのではなく、

「褒めない・話しかけない・関わらない」という意識をもつこと。

これも毅然とした態度につながるのです。

 

3つのポイントを心に刻んで、サポートに努めました。

少しずつ出てくるであろう小さな変化に気づき一歩一歩前に進んでいく。

ここからは相応の時間がかかることを決意しました。

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◆次章◆

次章、このような小さな声かけの変化によって、たつやくんに小さな変化が訪れます。

この変化の積み重ねがどのように目標達成につながっていくのか...!!

是非次回も楽しみにお待ちください!

こちらのリンクから公開されますので、しばらくお待ちいただけますと幸いです。

  • この記事を監修した人
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スダチ広報担当

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