METHOD 04-01
遮らない徹底的な傾聴
子どもが親を再び「安全基地」だと信じ直すために、最も重要なのが話を最後まで聞き切ることです。無意識に親が途中で意見を挟んだり、求められていないアドバイスや指摘をしたりすると、子どもは「自分を信じてくれていない」「否定された」と感じて心を閉ざしてしまいます。まずは自分の意見を言いたい気持ちを我慢し、口を挟まずに子どもの言葉を最後まで受け止めることに徹します。
METHOD MAP
親の安全基地の構築は、再登校を目指す上で最も重要なパートです。現在不登校の子どもは、きっかけに関わらず、親を理想的な安全基地だと思えていない状態にあります。この土台がないまま一時的に登校できたとしても、その後の安定登校は難しくなります。だからこそ、親が接し方を学び直し、傾聴や共感を徹底して無条件の愛情を伝える一方で、甘やかしでない適切な関係性を築く必要があります。親が望ましい安全基地となり、子どもの自己肯定感を高め直すことができた時、子どもは親がいるから大丈夫と安心でき、自発的な登校チャレンジの意欲が湧き上がります。
METHOD 04-01
途中で自分の意見を挟まず、子どもの話を最後までしっかり聞き切る
METHOD 04-02
すぐに指示や助言をせず、まずは共感で切り返す
METHOD 04-03
当たり前に見える日常の小さな変化を見逃さず、しっかりと褒める
METHOD 04-08
ありのままを包み込む優しさと、社会へ踏み出す勇気を与える強さを使い分ける
METHOD 04-04
子どものために何とかしたいと心から思い、絶対的な味方だと実感させる
METHOD 04-07
成長段階に合わせ、子どもが本当に嬉しくなるポジティブな伝え方を習得する
METHOD 04-06
無意識の思い込み)の手放し(「こうあるべき」「どうせダメだ」という過去からの執着・決断を手放す
METHOD 04-05
精神的な甘えはしっかり受け止め、先回りや物質的な甘やかしはしない
POINT
安全基地とは、何でも許すことではありません。話を聞き、感情を受け止め、存在を肯定しながら、必要な境界線は守る関係性です。
子どもが失敗しても戻れる場所があると感じられるほど、学校や社会への挑戦はしやすくなります。このマンダラでは、甘えを受け止めることと甘やかしを分け、親子関係を立て直す視点を整理します。
METHOD 04-01
子どもが親を再び「安全基地」だと信じ直すために、最も重要なのが話を最後まで聞き切ることです。無意識に親が途中で意見を挟んだり、求められていないアドバイスや指摘をしたりすると、子どもは「自分を信じてくれていない」「否定された」と感じて心を閉ざしてしまいます。まずは自分の意見を言いたい気持ちを我慢し、口を挟まずに子どもの言葉を最後まで受け止めることに徹します。
METHOD 04-02
子どもと会話をする際、すぐに指示や助言をするのはもちろんNGですが、可哀想だと同情したり、機嫌を損ねないようにただ同意したりするのも、望ましくない対応です。会話の機会が増えるということは、対話の仕方次第では子どもを傷つけるリ機会も増えるということです。まずは「あなたはそう思ったんだね」「それは辛かったね」と、子どもの感情をありのままに受け止める共感からスタートすることを徹底します。
METHOD 04-03
子どもの本来の欲求は「自分のことをしっかりと見て、認めてほしい」というものです。その欲求を満たす手段が褒めることですが、そのためにはまず、親が子どもをしっかり観察し、当たり前に見える日常の小さな変化や成長を見つけることが大前提となります。「今日も時間通りに起きたね」「ご飯を全部食べたられたね」などと、小さな事実を見つけて言葉にして認めてあげます。
METHOD 04-04
親子関係が極端に悪化していなければ、言葉や態度でのストレートな愛情表現も大切です。年齢的に「大好きだよ」という言葉が照れくさかったりそぐわなかったりする場合は、「あなたのことを本当に大切に思っているよ」「何があっても味方だよ」という声掛けでも構いません。子どもに鬱陶しがられない距離感を保ちながら、日常生活の中で親の愛情を伝えていきます。
METHOD 04-05
「話を聞いて」「一緒に〇〇して」といった精神的な「甘え」には、可能な限り応えてあげて問題ありません。一方で、子どもが求めてもいないのに親が先回りしてやってあげたり、欲しいものを無条件で買い与えたりすることは「甘やかし」であり、自立の妨げになります。また、子どもからの理不尽な命令や要求に従うことも、甘えを受け入れていることにはならないため、明確に区別して毅然と対応します。
METHOD 04-06
「過干渉をやめなければ」「子どもの言動に落ち込まずに堂々としなければ」などと頭で分かっていても行動を変えられない場合、親の潜在意識にある「幼児決断(無意識の思い込みや執着)」が邪魔をしている可能性が高いです。また、子どもは親と同じ幼児決断を引き継いで苦しんでいることが多くあります。実践できない時は自分を責めず、まずは親自身がカウンセリング等でこの執着を手放すことが、結果的に子どもをその連鎖から解放し、再登校への一番の近道になります。
METHOD 04-07
微細な変化に気づいて認めることができるようになったら、次は積極的に子どもの自己肯定感を高めるための褒め方マスターします。「すごいね」といった表面的な言葉だけでなく、「あなたが手伝ってくれて本当に助かったよ」「あそこまで頑張り抜けるのはあなたの才能だね」など、その子の年齢や性格に合わせて「どんな言葉をかけられたら一番自信に繋がるか」を見極め、どんどん自信をつけてあげます。
METHOD 04-08
これまでの子育てにおいて、親の接し方が「母性的(優しく包み込む)」だったか「父性的(社会のルールや厳しさを教える)」だったかによって、今後のアプローチを変える必要があります。母性的な関わりが多すぎた場合は過保護や甘やかしになっているケースが多いため、父性的な毅然とした対応を増やします。逆に父性的な関わりが多すぎた場合は、子どもが支配されていると感じているため、母性的な共感と受容の時間を意識的に増やしてバランスを整えます。
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