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- 子どもが一時も離れてくれない状況で不登校気味になってしまった…原因はなに?
- 不登校を解決して再登校する方法を知りたい。
母子分離に不安を感じお子さんが不登校気味のとき、お子さんが親御さんからの愛情をうまく受け取れておらず、お子さんに行き届いていない可能性があります。
記事では、お子さんに届きやすい愛情の伝え方や、不登校解決に向けた適切な親子関係を築く方法を解説しています。
それだけでなく、お子さんが母子分離に不安を感じているきっかけもご説明しています。
最後までお読みいただくと現在のお子さんの心境と、不登校解決に向けた道標がわかります。
【平均3週間で不登校解決プログラム】を展開する小川涼太郎さん監修のもと、お話しする内容は次のとおり。
記事を読むとわかること
- お子さんが母子分離に不安を感じている理由
- 母子分離不安を解決する方法
- 再登校に向けた道標
スダチでは、平均3週間でお子さんを再登校に導いています。脳科学に基づいた視点でお子さんの不登校を解決します。
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1. 母子分離不安気味な子どもに見られる特徴【小学生の不登校】
母子分離不安とは、母親と離れることに大きな不安を感じて精神的に不安定な状態となることです。
母子分離に不安を感じて、不登校になるお子さんもいます。特に小学生のお子さんに多い傾向です。
母子分離に不安を感じ不登校気味のとき、お子さんには次の特徴が見られます。
- 母親と離れて集団生活を送ることに大きな不安を感じている
- 母親にスキンシップを求めたり赤ちゃん返りしたりする
- 母親の行動を監視したり、母親が外出することを嫌がったりする
- 母親の愛情を何度も確認するような様子が見られる
- 父親や兄弟に対し敵対心を抱く様子が見られる
- 母親がその場にいれば集団生活を送ることができる
お子さんの心の中は「母親の愛情がほしい」という思いが強い傾向にあります。
また、自己肯定感が低下し自信がない状態のため、母親のいない中集団生活を送ることに不安を感じています。
適切な方法でお子さんに愛情を伝え、お子さんの自己肯定感を育てることが大切です。
お子さんが心の元気を取り戻せるよう、親御さんが一歩踏み出して行動しましょう。
2. 母子分離不安気味で不登校になる小学生の4つの時期
母子分離不安気味で不登校になる小学生のお子さんは、心境にさまざまな変化があります。
心境の変化は4つの時期に分けられます。
- 前兆期
- 進行期
- 混乱期
- 回復期
それぞれの時期の様子を知っておくと、お子さんの気持ちや適切な対応方法を探るときのヒントになります。
2-1. 母子分離不安気味で不登校な小学生の時期①:前兆期の兆候と特徴
母子分離に不安を感じ不登校になるとき、前兆期のお子さんには次の様子が見られます。
- 日常生活で1人でこなしていたことができなくなる
- 友達の家や公園へ行くことを拒み家の中で遊ぶ
- 不安や恐怖を感じている心境を伝え登校を拒む
- 学校へ行く時間になると激しく泣き母親と一緒でないと登校できない
このような様子が見られた場合は「1人でできるでしょ」「学校へ行きなさい」という言葉をかけて、お子さんを突き放すことは避けましょう。
お子さんが母親からの愛情を求める気持ちや、学校に不安を感じる気持ちをまずは受け入れて認めてあげてください。
お子さんに過干渉になっていたり、反対にお子さんと接する時間が少なすぎたりする場合は、正しい親子の信頼関係を築くことを意識していただきたいです。
その上でお子さんが求めるときにはスキンシップや会話を重ね、適切な方法で愛情を伝えてあげてください。
ただし、お子さんの機嫌が悪かったり、叱られたりした時にスキンシップを求められる場合は、応じることはやめましょう。甘えを助長させる可能性があります。
不登校のお子さんを甘やかしすぎなのか不安なときは以下の記事もご参考になさってください。
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2-2. 母子分離不安気味で不登校な小学生の時期②:進行期の兆候と特徴
母子分離に不安を感じ不登校になるとき、進行期のお子さんには次の様子が見られます。
- 母親と一緒でも登校できなくなる
- 母親のことを後追いし赤ちゃん返りする
- 父親や兄弟に敵意を示す
- 友達との交流も避けるようになる
不登校が進行すると、さらに赤ちゃん返りした様子が見られることもあります。
進行期も、過干渉になりすぎず正しい親子関係を築くことを意識していただきたいです。
また、適切な方法で愛情を伝え、お子さんの自己肯定感を育てましょう。
2-3. 母子分離不安気味で不登校な小学生の時期③:混乱期の兆候と特徴
母子分離に不安を感じ不登校になるとき、進行期のお子さんには次の様子が見られます。
- 学校の勉強の遅れを気にするようになる
- 自分の好きなことをして過ごせるようになる
- 少しの時間ならば母親が外出しても留守番できる
- 母親以外の人ともコミュニケーションを取るようになる
このような状態のときは適切な方法で愛情を注ぎ、お子さんに愛情が行き届いていくと、母親から離れることへの不安が軽減されます。
また学校の勉強を気にして、この先のことを考えるような様子も伺えます。
お子さんに「1人でも登校できる」と思ってもらえるよう、お子さんの自己肯定感を育てることに引き続き意識していただきたいです。
また、どんなときも見守りサポートすることを伝え、お子さんが1人で行動できるよう促します。
2-4. 母子分離不安気味で不登校な小学生の時期④:回復期の兆候と特徴
母子分離に不安を感じ不登校になるとき、回復期のお子さんには次の様子が見られます。
- 自宅では、母親と離れて過ごすことができる
- 友達と遊ぶことができるようになる
- 学校の勉強を家で取り組むようになる
- 登校できる日が増える
お子さんが登校できるようになってからも、適切な距離感の親子関係を維持することや、自己肯定感を育てる声かけをぜひ継続してください。
お子さんが親御さんの愛情を受け取り心が満たされると、これまで通りの登校が叶います。
3. 子どもが母子分離に不安を感じる3つの原因【小学生の不登校】
お子さんが母親と離れることで大きな不安を感じる理由は、お子さんによりさまざまですが、原因の本質は親御さんからの愛情がお子さんにうまく行き届いていないことにあります。
以下では、お子さんが母親と離れることに不安を感じるきっかけとなる事柄を例として紹介します。
親御さんはお子さんのことを大切に思い、愛情をたくさん注ぎながら育児されてることと存じます。
ただし、愛情の伝え方によっては、お子さんがうまく愛情を受け取れていないときもあります。
お子さんが受け取りやすい愛情の伝え方は、スダチにお任せください。スダチでは、お子さんの様子を日々ヒアリングさせていただき、その時のお子さんに合わせた愛情の伝え方や接し方をお伝えしております。
お子さんへ愛情が行き届くと、お子さんは心の元気を取り戻し再登校へ進むことができます。
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3-1. 子どもに干渉しすぎている
親御さんがお子さんに干渉しすぎているとき、母親と離れることに不安を感じやすくなります。
お子さんは自主的に考え行動した経験がないため、1人で社会生活を送ることに大きな不安を覚えてしまいます。
今までお子さんが失敗しないよう、親御さんが先回りしてお子さんに行動を促してこられたかもしれません。
その場合、お子さんは失敗した経験がなく、失敗することに大きな不安を感じます。
また、自主的に行動してきた経験もないと、お子さんは自分の考えと行動に自信を持てません。
お子さんが主体的に考え行動した上で失敗することは、お子さんが成長に欠かせない大切なことです。
干渉せずお子さんが物事を自分で考えられるよう声かけを実践しましょう。
3-2. 子どもを甘やかしすぎている
お子さんが何かいけないことをしたり、好ましくない態度をとっていたりするとき、ダメなことはダメだときちんと伝えていないと、母親と離れることに不安を感じてしまう傾向があります。
今まで「ダメなことはダメ」だときちんと教えられた経験がないと、学校で先生から注意を促されたとき、恐怖や不安を覚えてしまいます。
経験がないだけに、自分自身の全てを否定された感覚になるかもしれません。
優しく接することだけが愛情ではありません。
お子さんにとって必要な場面で、ダメなことはダメと毅然とした態度で教えてあげてください。
3-3. 母親が仕事で忙しく極端に子どもと接する時間がない
今まで元気に登校していたお子さんが、ある日突然母親と離れることに大きな不安を覚えることもあります。
上記の状態で不登校となったときは、お子さんと接する時間が極端に少なかったことも考えられます。
例えば、1人で留守番をしていたときに、大きな不安を経験したり、大きな寂しさを感じたりしたのかもしれません。
それを機に、トラウマのような状態で母子分離に不安を抱いている可能性があります。
お子さんが受け取りやすい方法で愛情を伝え、どんなときでも大切な存在であることを教えてあげてください。
また、お子さんが不登校でお仕事をやめるべきか迷うときは、以下の記事をご参考になさってください。
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4. 子どもが母子分離不安気味なときの解決方法【小学生の不登校】
不登校の解決方法は、お子さんに適切な方法で愛情を注ぐことです。
また、正しい親子関係を築き、お子さんに心の元気を取り戻してもらうことがなにより大切です。
そのために必要な行動方法をご紹介します。
4-1. 専門家に相談する
お子さんが不登校気味のときは、親御さん1人で抱えこまずに専門家へ相談しましょう。
お子さんが受け取りやすい方法で愛情を伝え、正しい親子関係を築くことでお子さんは心の元気を取り戻し再登校が叶います。
お子さんに適した愛情の伝え方は、お子さんによりさまざまです。その時のお子さんの心境によっても異なります。
スダチでは、日々お子さんの様子をヒアリングさせていただき、その時のお子さんに適した具体的な声かけ方法をフィードバックしております。
親御さんが行動に移しやすいよう、具体的な内容でお話ししておりますのでご安心ください。
親御さん方がフィードバックを元に行動してくださっているため、お子さんたちは平均3週間で再登校しています。
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4-2. 正しい親子関係を築く
親御さんが過干渉なときや、お子さんを甘やかし過ぎてるときには、正しい親子関係を築けるよう意識していただきたいです。
お子さんにとって親御さんが次の3つに当てはまる存在だと、お子さんの方が立場が上になっている可能性があります。
- 自分のいいなりの存在
- 自分のことを怒れない存在
- 身の回りのことをなんでもしてくれる存在
お子さんの立場が上になってしまうと、ダメなことをダメを教えなくてはならない場面や大切なことを伝えなくてはならない場面でお子さんは聞く耳を持ちません。
「私はあなたの親だから、大切なことは伝えるよ」と毅然とした態度で教えましょう。
親子の立場が正しい関係に戻り信頼関係が深まると、お子さんは安心感を抱きはじめます。
「私には頼りになる母親がいるから1人で前へ進んで大丈夫なんだ。進もう!」と再登校のきっかけになります。
4-3. 子どもが主体的に考え行動できる声かけをする
お子さんが主体的に物事を考え行動に移せるような声かけを意識しましょう。
今まで親御さんがお子さんの行動を指示していた場合、お子さんは自分で考えて行動に移す力がありません。
たとえば、お子さんにとって「嫌だな」と感じる課題があるときには、以下のポイントを抑えて声かけし、お子さんが物事を多角面から捉えられるように促します。
- 嫌だと感じる部分は何か?
- 人生が終わってしまうほど困る事柄なのか?
- どうすれば解決していけるか?
お子さんが、物事を高い位置から俯瞰して捉え、実は簡単に解決できることだとポジティブに捉えられるような質問を心がけましょう。
お子さんからなかなか答えがでないこともあります。
決して答えを出さず、答えが出るまで問いかけて待ってあげることに意識しましょう。
4-4. 子どもの自己肯定感を育てる
お子さんの自己肯定感を育てることも大切です。
お子さんは1人で自信を持って行動できず、母親から離れられない状況のためです。
お子さんが主体的に考え行動できるような声かけを行い、その上で物事に挑戦するお子さんの姿勢をほめてあげましょう。
結果には目を向けず、努力の過程や気持ちの変化に目を向けお子さんを認めてあげてください。
また、失敗はとても良いことで、失敗を通し大きく成長することも伝えましょう。
不登校には、母子分離不安気味以外にもさまざまなタイプや傾向があります。
以下の記事では、不登校のお子さんの傾向を7つのタイプに分けて解説しています。
お子さんが今どのような気持ちを抱えているのか探る際の参考にしていただけたら幸いです。
5. 母子分離不安症気味の子どもを持つ親のよくある心配事
5-1. 母子分離不安は何歳まで?いつまで続くの?
お子さんは誰しも母子分離不安を経験します。
母子分離不安は正常な発達段階の一つで通常であれば生後8ヶ月ごろから始まり、2歳までにはおさまると言われています。
幼稚園の年長さんになっても母子分離不安を感じるお子さんもいます。
極度に登園を嫌がったり、家から出るのを嫌がったりしない限りは通常の発達段階だと判断して大丈夫です。
ただ、適切な親子関係が築けていないと小学生になっても、母子分離不安が続くこともあります。
付き添っていないと学校に行くことができない「母子登校」になるお子さんもいらっしゃいます。
母子登校の原因と解決策については以下の記事で解説しているので、気になる方はこちらもチェックしてみましょう。
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5-2. 母子分離不安は発達障害と関係があるの?
母親や家から離れると大きな不安を感じるとき、病院を受診すると分離不安障害と診断を受けることもあります。
病名がついた場合も、再登校できるケースは多いためあきらめなくても大丈夫です。
お子さんに適切な方法で愛情を注ぐと症状は改善されていく傾向があります。
また発達障害のあるお子さんも母子分離に不安を感じることがあります。
発達障害のお子さんもこちらの記事でお話ししている解決方法で再登校を目指すことが可能です。
5-3. 母子分離不安気味の子どもを突き放すのは効果がありますか?
知識がなく突然突き放すのは、お子さんの不安が大きくなってしまうためあまりおすすめできません。突き放すのではなく、お子さんと適切な距離感で正しい親子関係を築くことを意識していただきたいです。
5-4. 子どもが母子分離不安気味のとき父親はどうすればいい?
母親と同じよう、以下を意識していただきたいです。
- 正しい親子関係を築く
- 子どもが主体的に考え行動できる声かけをする
- 子どもの自己肯定感を育てる
お子さんを混乱させることがないよう母親の対応を否定したり反対に母親が父親の対応を否定したりすることは避けた方がよいでしょう。
5-5. 子どもが母子分離不安気味になったのは母親のせい?
決してお母様が悪いわけではありません。
親御さんにとってお子さんはとても大切な存在で、これまでたくさんの愛情を注いでこられたことと存じます。
ただし愛情をお子さんに合わせた適切な方法で注いでいないと、うまく行き届かずお子さんが母子分離不安気味になることがあります。
これからお子さんへの適切な愛情の伝え方を知っていけば大丈夫です。
スダチのサポートでは、そのときのお子さんに適した愛情の伝え方を日々フィードバックしております。
フィードバックに合わせてお子さんに接していただくことで、みなさま、平均3週間で親子関係が改善され再登校しております。
5-6. 子どもが母子分離不安気味で不登校のとき担任の先生にはどう対応したらいい?
お子さんが再登校する時、スムーズに通えるよう担任の先生にはこまめに状況を伝えることが大切です。
6. まとめ:母子分離不安気味でも不登校は解決できるから大丈夫
お子さんが母親と離れることに不安が強く、不登校気味のとき、お子さんにどのように接したらいいのか迷ってしまいます。
一時も離れられない状況なのに再登校なんて不可能だと感じていらっしゃるかもしれません。
お子さんと一時も離れられない状況でも、再登校に向けて進むことは可能です。
お子さんの自己肯定感を育て、正しい親子関係を築けば、お子さんは親御さんの愛情で満たされ心の元気を取り戻します。
スダチでは、再登校に向けて正しい親子関係の築き方やお子さんへの声かけ方法を支援しております。
みなさま平均3週間で再登校していますので大丈夫です。親御さんが一歩踏み出して行動していただけたら幸いです。
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