近年、不登校児童・生徒数は増加の一途をたどっています。子どもが学校に行かなくなることは、家庭にとって非常に大きな影響のある出来事です。今回、不登校の子どもの暴力行為について保護者を対象としたアンケート調査を集計しました。
調査結果概要
| ・子どもの暴力があると答えた家庭は53.6%と半数以上を超える。 ・暴力の内容は「物にあたる程度」が最多で28.0%。 ・学年が上がるごとに、暴力行為は減少していく傾向にある。 ・小学生・中学生では2家庭のうち1家庭が、高校生の家庭では4家庭のうち1家庭が子どもの暴力に直面している。 |
不登校の子どもの家庭内暴力に関するアンケート結果
「お子さんの暴力はありますか?」という質問に対して「全くない」 と答えた保護者は46.3%でした。
一方で、「物に当たる程度」 と回答した保護者が28.0%でした。「少しある」 と回答した保護者は14.7%、「弟妹にはある」 と答えた保護者が5.9%、「ある」 が3.7%、「かなりある」 が1.4%と、何らかの暴力があると回答した保護者の合計は53.7%に上ります。
※暴力の定義は明記していないため、保護者によって暴力と捉える行動に差がある可能性があります。
※本調査は「不登校ではない家庭」との比較を行っていないため、不登校の有無による暴力発生の多寡を結論づけるものではありません。
学年ごとの不登校児の家庭内暴力の分析
(n=1,456,単一回答)
学年ごとの分析によると、不登校の小・中学生のうち、何かしらの暴力行為がある子どもはすべての学年で50%を超えており、高校生のご家庭でも、4家庭のうち1家庭は暴力行為があることがわかりました。年齢の低い子どもほど暴力が出る割合が高く、年齢とともに減少していく傾向があります。
不登校児の家庭内での暴力の詳細(自由記述回答から)
家庭内での暴力について、保護者から寄せられたエピソードを一部ご紹介します。
・娘の暴力が激しく、私が精神的にかなり不安定でした。息子の前で泣いてしまったり、暴力から逃げるために一時的に外泊したりすることもありました。(小3女子の保護者:不登校期間1~2か月)
・とにかくSwitchとスマホを片時も離さず、その事で揉めてきており、取り上げた際は暴力も振るわれています。(中2女子の保護者:不登校期間2~3か月)
・母保護者に対して1番暴力的。(小6男子の保護者:不登校期間1か月以内)
不登校児の家庭内暴力に関する調査概要
- 調査主体:スダチ
- 調査期間:2024年9月1日~2024年12月15日
- 調査対象:スダチの無料相談に申し込んだ小学生~高校生の保護者
- 調査方法:無料相談のアンケート(オンライン)調査
- 回答数:1,456名
- 質問項目:「お子さんの暴力はありますか?」以下の選択肢で回答を依頼
- 「全くない」「者に当たる程度」「少しある」「弟妹にはある」「ある」「かなりある」