スダチは全ての再登校事例を
順次公開していきます。
- 再登校人数
- 2000人
- 再登校率
- 88%
- 平均再登校日数
- 22.6日
CASE LIST
サポート事例一覧
ルールを絞り自己決定を渡して再登校
「暴言早見表」で親子の衝突をユーモアに
期限を切り、少人数校へ自ら転校し登校
詳細ページ準備中
「親のせい」の他責から自ら制服を着て登校
朝の登校確認をやめ四日連続登校を達成
ご家庭の状況
・お子さんの性格:
自身の興味のある分野に対して非常に高い集中力と深い知的好奇心を持つタイプです。歴史の漫画を全巻読破して適切なタイミングで大人びた名言を引用するなど、言語能力や理解力にも極めて優れています。完璧主義的な傾向があり、朝の時間に間に合わないと「遅刻して途中から行くくらいなら絶対に行きたくない」という強いこだわりを見せる一面もありました。環境の変化や集団生活における特定のトラブル(クラス内での人間関係のストレスなど)に対して人一倍強いプレッシャーや嫌悪感を感じやすく、それが朝の「頭痛・腹痛・気持ち悪さ」といった体調不良(恒常性)として現れやすい繊細さを持っています。本来は下のお子さん想いで、周囲への細やかな配慮ができる非常に優しい心の持ち主です。
・親御さんの性格(またはご夫婦の教育方針の違いなど):
非常にお子さん思いで熱心な愛情を持っている反面、心配性と過干渉な傾向が強く現れていました。特にお子さんの不機嫌や体調不良、感情の崩れを恐れるあまり、「なんとか納得させて、すんなり学校に行かせたい」「荒れるのを避けたい」という心理が働き、毎朝の登校確認や、お子さんの機嫌を伺うような妥協案の提示、先回りの声掛け(取引や過剰な手助け)を反射的に行ってしまう癖がありました。特にお母様は自身の不安からお子さんと同じ土俵に乗って屁理屈に付き合ってしまう課題を自覚されており、お父様は比較的冷静に「自分で考えさせる」関わりができる場面もあるものの、ワンオペ時のプレッシャーなどから家庭内の主導権がお子さんに移りそうになる場面も見られました。
・不登校になった原因(きっかけ):
新学期や進級に伴う環境の変化と、それに伴う集団生活への強い不安やプレッシャーです。具体的には、学校での避難訓練(緊急地震速報の音)に対する強い恐怖心や、クラス内の一部の児童に対する強い嫌悪感・不快感など、学校生活における心理的ストレスや環境の不一致が引き金となり、朝の行き渋りへと繋がっていきました。
・不登校初期の状況(例:昼夜逆転、暴言、部屋から出てこない等):
現実のプレッシャーから逃避するためのデジタル依存が見られました。朝の起床時間になっても毛布にくるまったまま起きようとせず、目が覚めていても起き上がらない状態が続きました。また、学校に行けない理由を「お母さんが起こしにきたから気持ちが折れた」などと言い訳をし、自分の行動の理由を後付けで親のせいにする他責的な態度が目立っていました。家庭内では「暇だ」「やることがない」と親へ執拗にアピールして相手をさせようとし、思い通りにならないと親を蹴るなどの一時的な暴力や、ルールへの強い反発、下のお子さんに対する八つ当たりや当たりの強い態度が頻発していました。
解決に向けたアプローチ
・なぜ親御さんは「スダチのサポートを受ける」と決心されたのでしょうか?:
新学期という重要な節目を迎えるにあたり、これまでのデジタル依存や朝の行き渋り、お子さんの不機嫌に振り回されてしまう過干渉な親子関係を根本から改善したいと考えたためです。目先の登校を強制するのではなく、お子さん自身が不安を乗り越えて主体的に自立し、継続して登校できる強い土台を家庭内で本気で作るために、専門的なサポートを求めて決心されました。
・サポート開始前に考えていた、このご家庭に対しての分析とアプローチ:
分析:
お子さん自身は非常に優秀で高いポテンシャルを持っていますが、自己肯定感の低下により現実のプレッシャー(学校)に向き合えず、手軽に強い刺激を得られるデジタルに依存して心の隙間を埋めている状態でした。親御さんの「失敗させたくない」「嫌な思いをさせたくない」という心配性・過干渉な関わりが、結果的にお子さんから自分で不快感に対処するチャンスを奪い、言い訳(他責)を許す環境を作ってしまっていると分析しました。
アプローチ:
デジタル制限によるデトックスを徹底し、退屈な時間(自分自身と向き合う時間)を強制的に確保する。
親御さんの「先回りの声掛け」を一切禁止し、主導権を親(家のボス)に取り戻す毅然とした態度を構築する。
毎朝の登校確認をやめ、「時間までに準備ができなければ淡々と欠席連絡をする」という仕組み化を導入する。
家庭を安心できる「安全基地」にするため、スリーグッドシングスやIメッセージを用いた適切な褒めワークを継続し、お子さんの自己肯定感を底上げする。
不安や体調不良を「恒常性(脳の仕組み)」として親子で客観視させ、行動ベースでの対策を事前に本人に決定させる。
・状況が好転したターニングポイント:
朝の登校確認の廃止と仕組み化の導入:
サポーターからの「毎朝行くかどうかを確認するのはプレッシャーになり、親の執着が伝わるだけでメリットはない」というアドバイスを受け、親御さんが朝の確認を一切手放したことです。これにより、お子さんが言い訳をするチャンスがなくなり、自分でどうするかを考える時間(自己決定)が生まれました。
恒常性のキャラクター化と作戦会議:
朝の体調不良を「自分の気持ちの弱さ」ではなく「脳の防衛本能(ボス)」として客観視させ、名前や画像をつけて対策を話し合いました。これにより、お子さん自身が不安を「他責」ではなく「攻略対象」として捉え始め、戦う姿勢が芽生えました。
ブレーカー強制終了による境界線の引き直し:
テレビの時間を守れず屁理屈をこねてルールを引き伸ばそうとするお子さんに対し、お母様が同じ土俵に乗らずにその場を離れ、時間になったらブレーカーを落として強制終了しました。お子さんはドアの前にバリケードを作るなどの抵抗を見せましたが、親御さんが慌てずにスルーした結果、最終的にはお子さんも笑顔で受け入れました。この「親が本気でブレない姿勢」を示した成功体験が、親子関係の適正化を大きく前進させました。
体調不良時の「通院の仕組み化」:
恒常性による体調不良(気持ち悪さなど)を理由に行き渋るお子さんに対し、「学校を休むほどの体調不良なら遊びではなく治療を最優先する」として通院を必須にしました。これにより「休めば家でなんとなく時間を潰せる」環境がなくなり、しぶしぶながらも自分の足で学校へ向かう粘り強さが引き出されました。
サポート後の変化
・再登校初日(または前夜)の様子、エピソード:
再登校初日(新学期初日)の朝、お子さんは前向きな雰囲気で淡々と朝食を食べ、自発的に準備を済ませて家を出ようとしました。そのタイミングでちょうど友人が迎えに来てくれ、そのまま一緒に笑顔で登校していきました。
また、連休明けの再登校の際にも非常にドラマチックなエピソードがあります。前日のお出かけ先での時間的なすれ違いから「お母さんの提案のせいで見たいイベントのラストが見られなかった」と激しい他責になり、大泣きするほどの大崩れとエネルギー切れを起こしました。しかし、その夜は親御さんが過度に機嫌を取ることなく放っておいたところ、翌朝はお子さん自身がパッと気持ちを切り替え、自発的に起床し、自分で事前に用意していた恒常性対策をして、機嫌よくスムーズに登校していったのです。嫌なことがあっても次の日には自分の力で立ち直るという、圧倒的な精神的成長を見せた瞬間でした。
・サポート前と後で、お子さんや親御さん、家庭の雰囲気はどう変化しましたか?(Before/After):
【お子さん】
Before:朝は体調不良を言い訳に毛布にくるまって起きず、行けなかった理由を親のせいにし、デジタルがないと暴れる他責の塊でした。家庭内では親への反発が強く、下のお子さんに対しても常にトゲトゲした態度で意地悪を言うなど、常にピリピリとした空気が漂っていました。
After:4日連続登校を初達成し、学校の先生からも「学習面も優秀で、友達関係も良好、明るくはつらつとしている」と大絶賛される状態にまで変化しました。自分でお小遣い帳をつけたり、自転車のサドルの高さを工具で調整したり、参加したい外部の講座に自ら申し込むなど、驚くほどの主体性と自立心が育ちました。また、下のお子さんが泣いている時には自分の不安対策の経験を元に優しくアドバイスをしたり、進んで折り紙を折ってプレゼントしたりするなど、頼もしく優しくなりました。
【親御さん・家庭の雰囲気】
Before:お子さんの顔色や機嫌を常に伺い、なんとか学校に行かせようと妥協や取引を繰り返し、過干渉な声掛けがやめられず精神的に親子ともに疲れ切っていました。
After:「学校に行くか行かないか、ルールを守るか守らないかはお子さん自身の課題」と割り切る「課題の分離」が徹底できるようになり、過干渉な口出しを劇的に抑えることに成功しました。お子さんの屁理屈や不機嫌に対しても同じ土俵に乗らず、毅然とした態度を貫けるようになったことで、親御さん自身が「本人と仕組みに任せる感覚が持てるようになり、以前より格段に心が楽になった」と実感されています。家庭全体が、お子さんを信頼してどっしり見守る温かい「安全基地」へと生まれ変わりました。
サポートを通じて、お子さんや親御さんから言われて印象に残っている「セリフ」:
お子さんのセリフ:
「恒常性死ね!」(朝の不安を自分の弱さではなく、脳の仕組みという外敵として客観視でき始めた時の言葉)
「映画見たら最後見に行けないなんて知らなかった!聞いてない!」(お出かけ先で大崩れした際の本音。しかしこの激しい葛藤を自力で処理し、翌朝の自立登校へと繋げました)
「1時間を無駄にして気にしない人は、まだ人生の大切さに気づいていない」(下のお子さんがダラダラしている時に、お子さんが自発的に放った大人びた名言)
親御さんのセリフ:
「頭ではわかっていても不安に負けてしまい、昔に戻ったような行動をした自分に猛反省の朝でした...」
「自分自身の(過干渉になってしまう)課題を解消できるようなカウンセリングサービスに非常に興味がある」
「以前よりは子どもを信頼し、本人と仕組みに任せるという感覚も持てるようになってきており、私自身も以前より楽になってきています」
「悔しい」の吐露と料理で自立、再登校
+1点-1点ルールでしなやかな心へ変化
お客様のご希望により事例掲載を控えております