「千葉県内で、子どもに合った通信制高校を見つけたい」
「子供が学校に行けなくなってしまって慌てて通信制高校を探している。わかりやすい情報が欲しい」
このような思いを抱える保護者の方に向けて、スダチは本記事を作成しました。
千葉県は、首都圏の中でも特に通信制高校の選択肢が豊富なエリアです。
県が認可した通信制高校は県立1校・私立12校の計13校。これに全国から入学できる広域通信制を加えると、なんと90校以上の選択肢があります。
県内高校生のうち約10.6%が通信制に在籍しており、これは全国的に見ても高い水準です。
東京へのアクセスの良さと相まって、多様な学び方を選べる環境が整っています。
本記事では、1,800名以上の不登校のお子さんの再登校を支援してきたスダチが、千葉県の通信制高校情報を詳しくお届けします。
通信制の学校選びのポイントだけでなく、「通信制を選ぶ前に考えておくべきこと」についても、スダチの支援現場の経験をもとに解説します。
目次
千葉県の通信制高校事情。なぜこれほど選択肢が多いのか?
千葉県は、通信制高校の選択肢が全国トップクラスに豊富な県です。
その背景には、いくつかの要因があります。
東京へのアクセスと広大な県土
千葉県は東京に隣接しながら、県土面積は全国28位と比較的広いという特徴があります。
東京都心から1時間以内でアクセスできる千葉市・船橋市・柏市などには人口が集中する一方、房総半島の南部や銚子方面は通学に時間がかかるエリアです。
この地理的条件が、通学型から完全オンライン型まで、多様な通信制高校が共存する土壌を生み出しています。
私立通信制高校の集積
千葉県内に本校を置く私立通信制高校は12校にのぼります。これは全国でもトップレベルの数です。
以下の表は、千葉県内に本校を置く主な通信制高校をまとめたものです。
| 区分 | 校名 | 所在地 | 特記事項 |
| 県立 | 千葉県立千葉大宮高等学校 | 千葉市若葉区 | 県内唯一の公立通信制 |
| 私立 | 明聖高等学校 | 千葉市中央区 | 日本初のWEB学習対応校 |
| 私立 | あずさ第一高等学校 | 野田市 | スペシャルスタンダードコースが人気 |
| 私立 | わせがく高等学校 | 香取郡多古町 | 早稲田予備校運営、学校心理士常駐 |
| 私立 | 中央国際高等学校 | 木更津市 | 中央高等学院と連携 |
| 私立 | 千葉科学大学附属高等学校 | 銚子市 | 大学との連携プログラムあり |
| 私立 | 敬愛大学八日市場高等学校 | 匝瑳市 | 敬愛大学グループ |
| 私立 | 我孫子二階堂高等学校 | 我孫子市 | スポーツ・芸術に強み |
このように、千葉県では地域や目的に応じて多彩な学校を選ぶことができます。
参照元:通信制高校ナビ 千葉県ページ(2024年度データ、文部科学省「学校基本調査」より)
千葉県の不登校データ——高校生の不登校率に注目すべき理由
千葉県の不登校状況を見ると、興味深い傾向が浮かび上がります。令和5年度の文部科学省調査から、具体的な数字を確認してみましょう。
以下の表は、千葉県内の不登校児童生徒数と全国平均との比較です。
| 校種 | 不登校者数 | 千人あたり | 全国平均との比較 |
| 小学校 | 4,618名 | 15.2人 | 全国平均17.0人を下回る |
| 中学校 | 7,703名 | 48.7人 | 全国平均59.8人を下回る |
| 高等学校 | 3,295名 | 23.7人 | 全国平均20.4人を上回る |
千葉県は小・中学生の段階では全国平均より低い不登校率ですが、高校生になると全国平均を上回るという特徴があります。
この背景には、県立高校の競争率の高さや、首都圏ならではの多様な進路選択肢が影響している可能性があります。
高校進学後に「思っていた学校生活と違った」と感じ、通信制への転入を検討するケースも少なくありません。
通信制高校への需要が高まっている背景には、こうした事情があることを理解しておくと、学校選びの視野が広がります。
参考:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
通信制を検討する前に——スダチが伝えたい3つの視点
通信制高校の情報を集める前に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
これは、不登校支援の現場で1,800名以上のお子さんを見てきた経験から、強くお伝えしたい内容です。
視点1:通信制は「逃げ」ではない——ただし万能でもない
通信制高校を選ぶことは、決してネガティブな選択ではありません。自分のペースで学べる環境が、お子さんに合っているケースは確かにあります。
しかし「通信制に変えれば不登校の悩みがすべて解決する」と期待しすぎるのは危険です。学びの場所が変わっても、お子さんが抱える本質的な課題は残ることが多いのです。
視点2:今の学校に戻る可能性は、まだ閉ざされていない
「もう今の学校には絶対に戻れない」と感じているご家庭でも、適切なアプローチで変化が生まれるケースは数多くあります。
スダチの支援を受けたお子さんの多くは、約22.6日という期間で元の学校への登校を再開しています。
通信制への切り替えを急ぐ前に、復学という選択肢も検討してみてください。
視点3:学校選びよりも、根本にある課題に向き合うこと
不登校の本当の原因は、「どの学校を選ぶか」ではないことがほとんどです。
多くの場合、「親子の関係性」や「お子さん自身の自己肯定感」が根底にあります。
環境を変えるだけでは、同じパターンが繰り返される可能性があります。
この視点を持ちながら、進路について考えていただければと思います。
【体験談】「32通のメールは我が家のバイブル」——24日で再登校を実現
以下は、実際にスダチの支援を受けた親御さんからいただいた声です。
学校を変えることではなく、親子の関わり方を変えることで変化が生まれた事例としてご紹介します。
「娘が短期間で再登校できた事が一番なのですが、それ以上に私(夫)と娘の関係性が改善された事、娘が自分で自分の事を考えられるようになった事等、再登校以上に素晴しいものを得る事ができました。」
「いただいた32回のメールは今後もわが家のバイブルです。」
このケースでは、わずか24日で再登校を実現しました。
通信制高校への進学を検討していたご家庭が、家族の関わり方を変えることで状況が好転したのです。
通信制が唯一の選択肢ではないことを、この体験談は示しています。
もちろん通信制が最適な選択となるケースもありますが、まずは現状を変える可能性を探ることも重要です。
体験談の全文は以下のリンクからご覧いただけます。
参照元:スダチ 親御さん直筆アンケート
千葉県の通信制高校一覧【2025年版】
ここからは、千葉県内で通える通信制高校を詳しくご紹介します。
県立・私立・広域制それぞれの特徴を把握して、お子さんに合った学校選びの参考にしてください。
千葉県立千葉大宮高等学校——県内唯一の公立通信制
千葉県で唯一の県立通信制高校です。
千葉市若葉区に本校を構え、館山市・銚子市にもスクーリング会場を設置しています。
| 項目 | 詳細 |
| 住所 | 千葉県千葉市若葉区大宮町2699-1 |
| 電話番号 | 0120-23-1008 |
| スクーリング | 年間18回(日・月・火のいずれかを選択) |
| 授業料 | 年間約4万円(就学支援金適用で実質無料) |
| 公式サイト | https://cms1.chiba-c.ed.jp/chibaohmiya-h/ |
千葉市だけでなく、館山市(安房地域)と銚子市(東総地域)でもスクーリングを受けられるのが大きな特徴です。
房総半島の南部や東部にお住まいの方でも、無理なく通学できます。
<こんな方におすすめ>
- 学費を最優先で抑えたい方
- 房総半島南部・東部にお住まいの方
- 自分のペースで自律的に学習できる方
注意点として、私立に比べてサポート体制は限定的です。
レポート提出や学習管理は基本的に自己責任となるため、ある程度の自己管理能力が求められます。
明聖高等学校——日本初のWEB学習対応校
日本で初めてWEB学習コースを導入した通信制高校として知られています。
千葉市中央区に本校があり、中野にも東京校を構えています。
| 項目 | 詳細 |
| 住所 | 千葉県千葉市中央区本千葉町10-23(本校) |
| 電話番号 | 043-225-5622 |
| コース | 全日コース/全日ITコース/通信コース/WEBコース |
| 授業料 | 年間約25〜50万円(コースにより異なる) |
| 公式サイト | https://www.meisei-hs.ac.jp/ |
「サイバー学習国」という独自のWEB学習システムを開発し、バーチャル空間での学校生活を実現。
不登校経験者への理解が深く、一人ひとりに寄り添うサポートが特徴です。
<こんな方におすすめ>
- オンライン学習に興味がある方
- 不登校経験があり、丁寧な対応を求める方
- 全日型から完全WEB型まで、柔軟に選びたい方
わせがく高等学校——早稲田予備校が運営する進学強化型
早稲田予備校が運営する通信制高校です。
本校は香取郡多古町にあり、県内5ヶ所にキャンパスを展開しています。
| 項目 | 詳細 |
| 本校住所 | 千葉県香取郡多古町飯笹向台252-2 |
| キャンパス | 多古本校・柏・勝田台・稲毛海岸・西船橋 |
| 授業料 | 年間約30〜50万円 |
| 公式サイト | https://www.wasegaku.ac.jp/ |
学校心理士が常駐しており、メンタル面のサポートが充実。
早稲田予備校のノウハウを活かした進学指導も強みで、大学進学を目指す生徒に人気があります。
<こんな方におすすめ>
- 大学進学を見据えた学習をしたい方
- メンタルサポートを重視する方
- 県内各地のキャンパスから通いやすい場所を選びたい方
中央国際高等学校——中央高等学院との連携で手厚いサポート
木更津市に本校を置く広域通信制高校です。サポート校の中央高等学院と連携し、きめ細かな学習支援を提供しています。
| 項目 | 詳細 |
| 本校住所 | 千葉県木更津市東太田3-4-1 |
| 授業料 | 年間約30〜50万円 |
| 公式サイト | https://chuo-kokusai.ac.jp/ |
「できることからはじめよう」をモットーに、学力に不安がある生徒も安心して学べる環境を整えています。介護職員初任者研修などの資格取得サポートも充実。
<こんな方におすすめ>
- 学び直しをしたい方
- 資格取得を目指したい方
- 手厚いサポートを求める方
N高等学校・S高等学校——日本最大規模の通信制
角川ドワンゴグループが運営する、生徒数日本一の通信制高校です。
千葉県内には千葉・柏・船橋などにキャンパスがあります。
| 項目 | 詳細 |
| 県内キャンパス | 千葉・柏・船橋 など |
| 授業料 | ネットコース:年間約25万円〜 / 通学コース:年間約60万円〜 |
| 公式サイト | https://nnn.ed.jp/ |
プログラミング、動画クリエイター、起業など、将来を見据えた実践的なカリキュラムが充実。
難関大学への合格実績も多数あり、進学を目指す生徒にも対応しています。
<こんな方におすすめ>
- IT・クリエイティブ分野に興味がある方
- 大学進学を目指す方
- 全国の仲間とオンラインでつながりたい方
学費を比較してみよう【2025年版】
千葉県内で通える通信制高校の学費を比較してみましょう。
以下の表は、年間の学費目安をまとめたものです。
| 校名 | 区分 | 年間授業料(目安) | 就学支援金適用後 |
| 県立千葉大宮高等学校 | 県立 | 約4万円 | 実質無料 |
| 明聖高等学校 | 私立 | 約25〜50万円 | 約15〜40万円 |
| わせがく高等学校 | 私立 | 約30〜50万円 | 約20〜40万円 |
| 中央国際高等学校 | 私立 | 約30〜50万円 | 約20〜40万円 |
| N高等学校 | 広域制 | 約25〜60万円 | 約15〜50万円 |
県立の千葉大宮高校は、就学支援金を活用すれば実質無料で通えます。
一方、私立・広域制は学費が高い分、サポート体制や専門コースといった付加価値があります。
学費の安さだけで選ぶと、サポート不足で卒業が難しくなるケースもあります。
お子さんの状況に合った学校を選ぶことが大切です。
※入学金・教材費・施設費などが別途必要です。詳細は各校の募集要項をご確認ください。
千葉県で通信制高校を選ぶ際のエリア別ポイント
千葉県は東西に広く、お住まいの地域によって通いやすい学校が異なります。
そこでエリア別の選び方のポイントをまとめました。
千葉市・県央エリア
最も選択肢が豊富なエリアです。
県立千葉大宮高校、明聖高校をはじめ、多くの広域通信制のキャンパスがあります。
通学型・オンライン型のどちらも選びやすい環境です。
東葛エリア(柏・松戸・船橋・市川)
東京へのアクセスが良く、都内のキャンパスも視野に入るエリアです。
わせがく高校(柏・西船橋キャンパス)やN高校(柏・船橋キャンパス)など、駅近のキャンパスが充実しています。
房総エリア(木更津・館山・銚子)
通学に時間がかかるエリアですが、県立千葉大宮高校が館山・銚子でスクーリングを実施しているため、公立通信制を選ぶハードルは低めです。
オンライン対応が充実した広域通信制も検討してみてください。
スダチの復学支援——通信制を選ぶ前に検討してほしい選択肢
「通信制高校しか道がない」と思い込んでいませんか?
実は、今の学校に戻る可能性が残されているケースは少なくありません。
スダチでは、親御さんへの毎日のメール伴走を通じて、お子さんの自発的な再登校を支援しています。
| 項目 | 内容 |
| 支援実績 | 1,800名以上のお子さんが再登校を実現 |
| 平均期間 | 約2ヶ月 |
| サポート方法 | 親御さんへの毎日のメール伴走 |
| 受講形態 | オンライン完結(全国どこからでも参加可能) |
通信制高校やフリースクールは素晴らしい選択肢ですが、一度その自由な環境に慣れると、元の学校への復帰がより難しくなることがあります。
まずは復学の可能性を探り、それでダメだったときの選択肢として通信制高校を選ぶこともできると知っておく。
この順番で考えることで、お子さんの選択肢を最大限に残すことができます。
「うちの子でも復学できる?」「通信制と復学、どちらが良い?」
こうした疑問に、専門スタッフがお答えします。
千葉県で利用できる不登校相談窓口
千葉県でお子さんの不登校や通信制高校への編入に悩んでいる親御さんへ。
まずはひとりで悩まず、専門家に話を聞いてもらうことから始めてみてください。
続いては、千葉県内で利用できる主な相談窓口をご紹介します。
| 窓口名称 | 電話番号 | 対応内容 |
| 24時間子供SOSダイヤル | 0120-0-78310 | いじめ・不登校などの悩み(24時間対応) |
| 千葉県子どもと親のサポートセンター | 0120-415-446 | 教育相談・不登校支援(24時間対応) |
| 千葉県精神保健福祉センター | 043-263-3891 | 心の健康に関する相談 |
これらの窓口は、学校や進路に関する相談だけでなく、お子さんの心の状態についても相談できます。
まずは気軽に電話してみてください。
まとめ
千葉県は、首都圏の中でも特に通信制高校の選択肢が豊富なエリアです。
県が認可した学校だけで13校、広域通信制を含めると90校以上から選ぶことができます。
明聖高校は日本初のWEB学習対応校として知られ、わせがく高校は早稲田予備校のノウハウを活かした進学指導が強みです。
一方で、千葉県の高校生の不登校率は全国平均を上回っているという現実もあります。
通信制高校への進学がすべてを解決するわけではなく、環境を変えただけでは根本的な課題が残るケースも少なくありません。
スダチでは、約22.6日で1,800名以上のお子さんが元の学校への再登校を実現しています。
通信制を決める前に、まずは「復学」という選択肢も検討してみてください。
お子さんの可能性を最大限に広げるために、幅広い視点で進路を考えることが大切です。



