お子さんが不登校になったとき、多くのご家庭でお子さんへの対応方法に悩まれるかもしれません。
不登校への対応は数多くあり、調べているうちに「何が正しいのか、わからない」と感じてしまうのは当然です。
今回は、不登校のお子さんへの対応として、学校・教師・保護者ができる支援について解説します。
【主体的な再登校へ導く支援サービス】を提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
この記事を読むとわかること
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目次
- 1. 不登校の子どもへの対応と取り組みで親御さんが大切なこと
- 2. 学校・教師の不登校への対応について
- 3. 不登校の子どもへの対応で大切な考え方【学校復帰をおしつけない】
- 4. 不登校の子どもを対応・支援するときに欠かせない知識
- 5. 不登校中の子どもの気持ち|どのような対応をしてほしい?
- 6. 不登校支援制度の種類と活動【公的・民間】
- 7. 不登校の子どもへの対応例|再登校に向けた学校の取り組み
- 8. 不登校の子どもへの対応・支援の改善点と今後の展望
- 9. 【小中高共通】不登校の子どもを学校復帰に導く7つの対応【家でできる】
- 10. 【小中高別】不登校の子どもへの対応で心がけること
- 11. 【体験談】スダチ(旧逸高等学院)のサポートで学んだ不登校の子どもへの正しい対応
- 12. 不登校の対応に関する質問
- 13. まとめ
1. 不登校の子どもへの対応と取り組みで親御さんが大切なこと
お子さんが不登校になるのは、決して親御さんのせいではありません。
ただ、親御さんからの適切な対応やサポートにより、お子さんを再登校に導くことができます。
学校に行けなくなったお子さんを真っ先にサポートできるのは、お子さんの一番側にいる親御さんだからです。
お子さんにとっても、最も信頼できる存在は親御さんのはずです。
親御さんが積極的に次の対応をしていくことで、不登校の解決に向け前進できます。
- お子さんから話を聴く
- 担任・学校へ相談する
- 支援先を探して相談してみる
また、見守る支援も浸透していますが、もしも「学校復帰」を目指しているときには、見守る対応をしても学校復帰できないことが多いため、おすすめできません。
ご家庭とお子さんで、この先どうしていくかをよく話して方針を定め、方針に合った対応をとっていきましょう。
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2. 学校・教師の不登校への対応について
不登校を解決できるかは、親御さんの対応次第です。
そう言われると「学校は何もしてくれないの?」「学校の支援対応はいらないの?」と思われるかもしれません。
学校側の対応も、もちろん必要です。
学校の不登校対応の方針、サポートの取り組みは次のとおりです。
- 文部科学省の方針「学校復帰がゴールではない」
- 教師・学校側の不登校支援【学校・家庭の連携・協力が必須】
- 不登校経験者の声も活かした支援
2-1. 文部科学省の定める不登校支援の在り方
文部科学省が2019年(令和元年)10月に通知した文章により、文部科学省の不登校支援の方針は次のようになりました。
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。
引用元:文部科学省 「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
つまり、学校に戻ることがゴールではないということです。
この方針により、学校や教師はお子さんを積極的に学校復帰させるような対応はしないケースが多いです。
2-2. 教師・学校側の不登校支援【学校・家庭の連携・協力が必須】
文部科学省は不登校への理解を示しつつも、次のリスクに懸念を示しています。
児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在する
引用元:文部科学省 「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
不登校のまま自立できないのは、親御さんとしても困るものです。
不登校児童に対して文部科学省は、自立につながる支援が重要だと記しています。
児童生徒が不登校となった要因を的確に把握し,学校関係者や家庭,必要に応じて関係機関が情報共有し,組織的・計画的な,個々の児童生徒に応じたきめ細やかな支援策を策定することや,社会的自立へ向けて進路の選択肢を広げる支援をすることが重要
引用元:文部科学省 「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm
教師・学校が行う不登校対応をまとめると、次のとおりです。
ポイント
- グループで計画的に行う
(学校や教育支援センターなど関係機関を中心に) - 不登校のきっかけ・続く理由を把握する
(担任・養護教論・スクールカウンセラーが児童・保護者と話し合う) - お子さんに合う支援を決めて取り組む
ただ、学校側の不登校支援では、お子さんに関わるすべての大人の連携・協力が必要です。
以下の状況などで、学校や教師がうまく対応できないこともあります。
- 親御さんやお子さんが学校側に不信感がある
- 教師や学校が不登校解決に積極的ではない
親御さんやお子さんと学校の関係に溝があると、学校側の不登校対応は機能しません。
また、親御さんから積極的な支援の要望がないときには、学校や教師は見守るだけの対応となる場合が多いです。
見守るだけの不登校対応が不安であれば、学校とは別の支援先に相談するといいでしょう。
学校とは別の支援方法を学べるため、お子さんに合うアプローチを選べます。
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2-3. 不登校の経験者の声も活かされた支援内容
学校側の不登校対応は、担任が1人で行うものではありません。
- 担任教師
- 養護教論
- スクールカウンセラー
- 教育センター
立場の異なる人たちが、組織的に関わっています。
このように、不登校支援が組織的に行われる背景には、過去に不登校だったお子さんたちの声があるのです。
文部科学省が平成23年度に行った「不登校に関する実態調査」では、中学校3年生の時点で不登校だった人を追跡調査しています。
調査により、不登校のときに「どんな支援を求めていたのか?」が明らかになりました。
当時、中学校3年生で不登校だったお子さんたちが「求めていた支援」は、次のとおりです。
- 心の悩み
- 気持ちの表現や人付き合い
- 学校の勉強
- 友人・仲間と過ごせる居場所
- 進学
特に不登校のお子さんは、メンタルや人間関係についての手助けを必要としています。
このような調査により、スクールカウンセラーの配置も増加しました。
学校側の不登校対応には、かつて不登校だった人たちの経験が活かされているのです。
2-4. 不登校への対応・支援で教師に求められる役割とスキル
不登校のお子さんを支えるために、教師には次のようなスキルや役割が求められます。
- お子さんの気持ちに寄り添い、じっくりと話を聞くこと
- 保護者と頻繁にコミュニケーションを取り、状況を共有すること
- 不登校の支援が受けられる機関やサービスを調べ、お子さんや家庭に提案すること
また、クラス全体の運営を行いながら、一人ひとりのお子さんに注意を払い、個別に対応する力も欠かせません。
3. 不登校の子どもへの対応で大切な考え方【学校復帰をおしつけない】
ここからは、親御さんがサポーターとして、お子さんに対応するときのポイントをお話します。
まず、お子さんには学校復帰を押し付けないことが大切です。
登校の強要、不登校を恥ずかしいと思わせる言葉をかけるのは避けた方が良いです。
- 学校に行きなさい
- 学校に行けないなんて、信じられない
お子さん自身、不登校になった事実にショックを受けていて、不安や焦りを大きく感じています。
無理に学校復帰を目的とした対応をしてしまうと逆に不登校が長期化する恐れがあります。
- もし失敗したとき、再挑戦のハードルが上がってしまう
- 学校復帰だけが不登校対応ではない
学校に復帰できても「すべて解決した」というわけではありません。
学校復帰できたお子さんや保護者に後悔や不安が残っているケースもあります。
不登校を経験した子どもの後悔・不安
- 不登校になってから人間関係にずっと不安を持っている
- 学校復帰できたけれど勉強面で劣等感を感じているし、不登校は仕方なかったけれど後悔している
- 人ともっと向き合ったり、話したりする経験をしておけばよかった
保護者の後悔・不安
- 子どもは対人関係が上手く築けていないように見える。将来自立できるのか不安
- なんとか学校復帰し、その後進学しましたが今も友人はいないことが心配
学校に復帰することだけに注力した不登校の対応は、不登校の長期化・将来の後悔につながってしまうケースがあります。
お子さんが不登校となった根本的な課題にアプローチして対応していくことが大切です。
根本的な課題を解決していくと、お子さんの自己肯定感が育っていき、お子さん自らが不登校を乗り越えるようになります。
学校復帰を押し付けるのではなく、学校へ行きたくなる対応に取り組みましょう。
もしも、根本的な課題を解決していき、お子さんの「学校へいきたいな」という気持ちを引き出したいときには、スダチの支援をご検討ください。
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4. 不登校の子どもを対応・支援するときに欠かせない知識
不登校になっているお子さんへの対応・支援を行ううえで把握しておくべき知識をお伝えします。
4-1. 不登校の定義とは
文部科学省では、不登校を次のように定義しています。
- 何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者 (ただし、「病気」や「経済的理由」、「新型コロナウイルスの感染回避」による者を除く。)
実際には、1日だけ休んだ後にすぐ登校できるお子さんは少なく、休みが長引いたり、断続的に登校する「五月雨登校」になったりするケースがほとんどです。そのため、「学校に行きたくない」と感じた時点で、不登校の状態にあると考えられます。
引用:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査-用語の解説」
4-2. 不登校の現状
ここでは、不登校のお子さんの数や推移など不登校の現状を見ていきます。
まずは下表に、令和5年度における不登校のお子さんの数を小学校・中学校・高校ごとにまとめました。
種別 | 不登校の人数 | 欠席が50日以上 | 欠席が90日以上 | 出席が10日以下 | 出席0日 |
小学校 | 130,370人 | 91,730人 | 57,611人 | 9,957人 | 3,351人 |
中学校 | 216,112人 | 177,326人 | 132,781人 | 26,311人 | 7,380人 |
高校 | 68,770人 | 29,410人 | 10,804人 | 1,965人 | 558人 |
次に、近年における不登校になっているお子さんの数の推移をグラフで紹介します。
【小学校・中学校における不登校の人数の推移】
【高校における不登校の人数の推移】
過去5年間の推移を見ると、小学生、中学生の不登校のお子さんの数に至っては、右肩上がりで増えていることがわかります。
高校生の人数も、令和3年頃から増加傾向が見られる状況です。
上記のグラフが示すように、不登校は誰にでも起こりえる身近な問題だと言えるでしょう。
参照・参考:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」
4-3. 不登校の背景と心理的状況の特徴
不登校のお子さんの心理的状況や背景には7つの要因が見られることがあります。
それぞれの要因を順番に詳しく解説します。
スダチの支援では、背景や要因はきっかけと考えており、どのきっかけのお子さんにも当てはまる根本的な課題にアプローチしています。
そのため支援では、お子さんの不登校の要因を7つに分類したりはしておりません。
4-3-1. 母子分離不安
母子分離不安型のお子さんは、親御さんと離れることに強い不安を感じやすく、親御さんがそばにいると安心して集団生活に参加できることがあります。
また、愛情を求めながらも自信を失いがちで、失敗を恐れる傾向も見られます。
こうしたお子さんを支えるには、「どんなときでも愛されている」と伝え、挑戦を後押しする環境を整えることが重要です。
お子さんの行動にいつも目を向けて、努力の過程を褒めることで自己肯定感を高めていくことが効果的です。
他にもお子さんが自らの力で挑戦し、そして失敗しながらも乗り越える経験を与えてあげましょう。
4-3-2. 情緒混乱型(外向タイプ)
情緒混乱型(外向タイプ)のお子さんは、完璧主義的な一面を持ち、調子が良いときは頑張りすぎる反面、気力を失うと何も手につかなくなることがあります。
また、プライドが高く、失敗やトラブルを隠したり他人のせいにすることもあるでしょう。
この傾向が見られるときには、お子さんのプライドを尊重しながら「失敗は成功への一歩」とポジティブに伝えることが大切です。努力を評価し、「一緒に解決しよう」という姿勢で問題に向き合い、どんなときも「大切な存在」であることを伝え、安心感を与えましょう。
4-3-3. 情緒混乱型(内向タイプ)
情緒混乱型内向タイプのお子さんは、登校時に体調不良を訴えたり、登校できない自分を責めたりする傾向があります。
真面目で完璧主義な性格のため、過去の自分とのギャップに苦しむこともあります。不登校の原因を親に話さず、助けを求めない場合も多いです。
このようなお子さんを支えるときにも、自己肯定感を育てることが重要です。
「どんなときも味方でいる」と伝え、つらい気持ちを受け入れ、ポジティブな考え方ができるようにサポートしましょう。
また、これまでの努力や成長を認めて褒めることで、前向きな気持ちを引き出します。
4-3-4. 無気力型(回避タイプ)
無気力型回避タイプのお子さんは、ストレスに弱く、嫌な状況から逃げる傾向があります。ゲームやスマホに没頭し、嫌なことを考えないように過ごすことも多いです。
サポートする際は、まず生活習慣を整えることが重要です。その上で、ストレスの原因を一緒に俯瞰し、少しずつ立ち向かう力を育てましょう。
成功体験を積ませ、自信を持たせることが大切です。また、どんなときも味方であることを伝え、気持ちを受け止めた上で前向きな考え方ができるよう働きかけることが効果的です。
4-3-5. 無気力型(長期化タイプ)
無気力型長期化タイプのお子さんは、不登校が長期化し、現状を受け入れて学校に行かなくても良いと考える傾向があります。
ゲームなどで現実逃避し、自分の状況に目を向けないことも多いです。
サポートする際は、愛情を伝えつつ、「ダメなことはダメ」と毅然とした態度で接することが大切です。
親子の立場が逆転しないように注意し、生活習慣を整えることも必要です。
また、問題をポジティブに考え、乗り越える意欲を持てるよう声かけを行い、支えられている安心感を与えましょう。
4-3-6. 神経性障害を伴うタイプ
神経性障害を伴うお子さんは、情緒混乱が激しく、摂食障害や潔癖症、記憶障害などを発症する場合があります。
繊細でこだわりが強い傾向も見られることがあります。
明垢に投薬が必要な症状のときには、まずは専門のクリニックで適切な治療を受けることが重要です。また、努力を認めて自己肯定感を高める声かけを心がけましょう。
「失敗しても大丈夫」「どんなときも愛されている」と伝え、前向きな気持ちを引き出すことが大切です。
4-3-7. 発達障害を伴うタイプ
発達障害を持つお子さんは、ASD、ADHD、LDなどの診断を受け、発達の偏りや行動の特徴から自信を失うことが多いです。
他人の気持ちを理解しにくく、友だちとのトラブルも起きやすい状況かもしれません。
不登校解決に向けて、不登校の支援先だけでなく療育などの特性に合ったサポートを行うことが重要です。適切な支援は、お子さんの生活の負担を軽減し、社会との関わりをスムーズにします。
また、努力の過程を褒めて自己肯定感を育て、「愛されている」と感じさせることで前向きな姿勢を引き出します。お子さんが興味を持ったことには存分に挑戦させ、成長の機会を与えることも大切です。
不登校の背景と心理的状況の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
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5. 不登校中の子どもの気持ち|どのような対応をしてほしい?
学校に行くことが、不登校の解決ではありません。
お子さん自身が問題と向き合って、自分で解決しようと動くことで、本当の意味での不登校解決といえます。
不登校になったお子さんの気持ちはどんなものなのでしょうか?
5-1. 不登校になったばかりのときの気持ち
不登校になったばかりのお子さんは、何かしらの問題を抱えていて、心の元気を使い果たしている状態です。
また、自己肯定感も喪失した状態です。
心身ともに疲れ果てている状態なので、休息を必要としています。
疲れ切り、自己肯定感も極限の状態では学校復帰など考えられるはずもありません。
親御さんとしての対応としては、以下のようなものが求められています。
- 家が安心して休める場所であると伝える
- ゆっくりとした時間を過ごさせてあげる
まずはお子さんをゆっくりと休ませてあげましょう。
5-2. 心身の状態が落ち着いてきたときの気持ち
心身の状態が落ち着いてくると、お子さんの気持ちも前向きになっていきます。
「不登校を乗り越えたい。自分も何かしたい、何かしなければ」と考えるようになります。
この時、お子さんはサポートを求めています。不登校をお子さんと一緒に乗り越えるために、以下のようなサポートをしてあげましょう。
- 心の悩みについて相談に乗る、相談できる環境を作る
- 自分の気持ちの表現方法、人とうまくつきあうための方法を指導する
- 人間関係での苦手意識をなくすために、友人を作る・仲間と過ごせる場所に行く
- 学校の勉強についての不安を聞き、手助けする
- 進学の相談、手助け
まずはお子さんの言葉に耳を傾けて、何を求めているか聞きましょう。
そして問題解決の手助けをしてあげることが大切です。
6. 不登校支援制度の種類と活動【公的・民間】
ここでは、公的・民間機関による不登校支援制度の種類と活動について解説します。
6-1. 民間の支援団体
不登校のお子さんを支える際には、民間の専門機関を利用するのも一つの選択肢です。
例えば、民間の支援団体には、以下のようなものがあります。
- 不登校支援センター
- 各種フリースクール
- スダチ
これらの団体は、それぞれ支援方針が異なるため、お子さんやご家庭に合ったサポートを選ぶことが大切です。
再登校を目指す支援や、カウンセリングを通じて心の負担を軽くする支援、お子さんに安心できる居場所を提供する支援など、目的に応じて選べます。
「スダチ」では、お子さんの不登校の根本的な課題にアプローチし、主体的に再登校に導く支援を提供しています。お子さんの多くが、平均3週間で再登校を果たし、今では楽しんで学校へ通っていらっしゃいます。
2024年10月時点で1,000名以上のお子さんが再登校に成功しており、親御さんへの毎日のヒアリングやフィードバックを通じて、日々お子さんに合った対応を提案しています。
学校復帰を検討している場合は、まず「スダチ」のオンライン無料相談を利用してみませんか?
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6-2. 公的支援は不登校支援マニュアルに基づいた活動
一部の教育委員会では、不登校への対応方法をまとめたマニュアルを作成し、公開しています。
東京都町田市教育委員会や東京都教育委員会、和歌山県教育委員会などが代表例です。
これらのマニュアルでは、不登校の未然防止策や早期段階での支援方法、長期化した場合の対応など、状況に応じた具体的な支援手順がわかりやすく示されています。
6-3. 補助金
地方自治体によっては、フリースクールの利用料を補助していることもあります。
下表に、フリースクールの利用料に関する補助金・助成金制度の代表例をまとめました。
制度名 | 対象者 | 補助金額 |
東京都フリースクール等利用者支援事業 | 都内在住の不登校の小・中学生の保護者 ※このほか、都が定める要件を満たしている必要 |
小・中学生1人につき 月額最大2万円
※フリースクール等の利用料 |
鎌倉市フリースクール等利用児童生徒支援補助金 | 次の1から7のすべてに当てはまる方
1. 市内在住の児童生徒の保護者 |
月ごとのフリースクール利用料等の3分の1の額(上限1万円) |
参照・参考:東京都「利用者向け 東京都フリースクール等利用者支援事業を開始 フリースクール等の利用料を助成します!」
鎌倉市「鎌倉市フリースクール等利用児童生徒支援補助金」
7. 不登校の子どもへの対応例|再登校に向けた学校の取り組み
続いて、不登校のお子さんの再登校に向けて学校が取り組んでいることが多い対応を紹介します。参考にしてください。
7-1. 家庭訪問
不登校の生徒を支援する際は、信頼関係の構築が重要です。
登校をただ待つのではなく、積極的にコミュニケーションを図る工夫が求められます。
そこで、家庭訪問を実施する学校が多いです。学校やクラスの様子を伝えることで、お子さんに学校生活をイメージさせ、教師と直接話すことで安心感を与えます。
直接会えない場合は、手紙を残す場合もあります。
その際、教師の思いや次回訪問の意図を伝えることで、少しずつ信頼関係を深めていく方針をとります。
7-2. 日中を避けた登校
不登校のお子さんが「学校に行きたい」という気持ちを示した場合、その思いを大切にしながら段階的に教室復帰をサポートすることが大切です。
まずは、他の生徒とは時間をずらして登校できるように配慮し、徐々に教室に慣れてもらいます。
その後、部分的な参加を経て、無理のない形で完全復帰を目指します。
ただし、復学だけが支援のゴールではありません。
お子さんの状況によっては、学校外の支援機関と連携し、柔軟に対応することも重要です。
7-3. 別室登校
最初から教室への復帰を目指すのではなく、まずは保健室や図書館など、安心して過ごせる別の場所に通えるようにする対応です。
その後、お子さんのペースに合わせて、少しずつ教室に戻る準備を進めます。
ただし、無理強いはせず、お子さんの気持ちや自主性を尊重した対応が何より大切です。
また、学校からは別室登校を進められるかもしれませんが、再登校を果たすときには、別室登校を挟まずに、教室へ戻った方がスムーズな場合もあります。
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7-4. 友だちとの交流
不登校のお子さんが再び学校に通えるようになるためには、友だちとの交流の回復が重要なステップとなります。
学校としては、お子さんの心理的負担を軽減しつつ、自然な形で友だちとのつながりを再構築する工夫が求められます。
大勢のクラスメイトとの交流は、不登校のお子さんにとって大きなハードルとなる場合があります。
まずは、信頼できる友だち1~2人と一緒に過ごせる機会を作ってくれることが多いでしょう。
例えば、以下のような取り組みが有効といえます。
- 放課後や昼休みに少人数でのゲームや手作業など、お子さんが興味を持てる活動の時間を設ける
- 学習サポートの一環として、友だちと協力して宿題を進める場を設ける
7-5. 親御さんと再登校のスケジュールを検討
不登校のお子さんが再登校を目指す際、親御さんと一緒にスケジュールを検討することは重要なプロセスです。
家庭の理解や協力を得ることで、お子さんが無理なく再登校できる環境を整えられます。
まずは、お子さんの現状を学校と親御さんで共有し、再登校の目標を明確にします。
このとき、お子さんの体調、気持ちの状態、家庭での過ごし方をヒアリングし、学校側の観察結果と照らし合わせることが大切です。
また、「週に1回短時間だけ登校する」や「特定の科目だけ参加する」など、無理のない目標を設定してくれることが多いです。
8. 不登校の子どもへの対応・支援の改善点と今後の展望
不登校のお子さんへの対応・支援には改善点も残されています。
不登校のお子さんへの対応について、今後の展望とあわせて解説します。
8-1. 公的な支援方針の改善
公的支援や民間支援の多くは、不登校のお子さんを見守りながら回復を待つ方法が主流です。
しかし、ただ見守るだけでは根本的な問題が解決せず、再登校や社会復帰が難しい場合もあります。
その結果、お子さんが社会での居場所を狭めてしまう可能性があります。
そのため、見守る支援の重要性は認めつつも再登校を目指し、不登校の根本原因に働きかける支援の必要性が高まっています。
8-2. 不登校の子どもへの就労支援
不登校のお子さんたちへの支援において、学校復帰だけでなく、社会で自立して生きるための進路、就職に関する支援が重要なテーマとして注目されています。
不登校が長期化した場合、学業の遅れや社会経験の不足が課題となり、将来的に職業選択の幅が狭まる可能性があります。
例えば、学校復帰の有無に関わらず、不登校のお子さんが将来の仕事について考える機会を提供することが重要です。
そのために求められる取り組み例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 職業体験や地域企業との連携プログラムを増やす
- 働くことの意義や多様なキャリア選択肢について教える授業を導入する
8-3. 教師への研修実施
不登校のお子さんへの支援を強化するには、教師自身が適切な対応スキルを身につけることが不可欠です。
しかし現状では、教師が不登校生徒への具体的な対応方法について十分な研修を受ける機会が少ないのが課題です。
教師への研修を充実させることは、不登校のお子さんを支援するための学校全体の対応力を向上させるために重要です。
9. 【小中高共通】不登校の子どもを学校復帰に導く7つの対応【家でできる】
ここでは、不登校のお子さんが自然と学校に行きたくなる対応を7つ紹介します。
- 子どもの自己肯定感を高める
- 正しい親子関係を築く
- 考える時間を与える
- 今まで通り接する
- 学校以外の選択肢を与える
- 学校や自宅以外の居場所を作ってあげる
- 公的な支援施設、サポート団体を利用する
紹介する対応は【平均3週間で不登校解決を叶える支援サービス】を受けているご家庭で、親御さんが実践している内容です。
スダチの支援では、不登校を根本解決するために、お子さんへの対応方法をサポートしております。
親御さん方がフィードバックに基づき積極的に行動してくださっているため、お子さんたちは3週間で再登校しています。
ぜひ一度支援内容をご確認いただけたら幸いです。
9-1. 不登校の対応①子どもの自己肯定感を高める
お子さんがもう一度、学校に行けるようになるには、自己肯定感を取り戻す必要があります。
不登校のお子さんは自信・やる気などの頑張る力がありません。
お子さんが無気力では、親御さんがどれだけ働きかけても効果は出ないでしょう。
お子さんの自己肯定感を高める方法は次の2つです。
- 1日10回以上ほめる
- できることを増やす
正しくほめると、お子さんは「やればできるかも?」と思うようになります。
「やればできる」は、不登校から抜け出すために必要な考え方です。
とにかくほめて、できることを1つずつ増やしましょう。
「やってみようかな」「やればできそう」の気持ちが積み重なれば、お子さんは無気力状態から抜け出せます。
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9-2. 不登校の対応②正しい親子関係を築く
お子さんが不登校になり、顔色や機嫌をうかがっていませんか?親御さんとお子さんの立場が逆転していると、お子さんはあなたを下に見ます。
言うことを聞かない場合、親子関係が歪んでいると言えるでしょう。
正しい親子関係を築く対応は次の2つです。
- 良いことはほめる
- 悪いことはダメだと教える
何が良くて、何が悪いのか。
ごく当たり前のことを説いているかで、お子さんの親御さんに対する意識・認識は変わります。
主導権は親御さんが握り、毅然とした態度で接すると、お子さんの反応も少しずつ変化するでしょう。
甘え・甘やかしの違いがわかります
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9-3. 不登校の対応③考える時間を与える
不登校のことに限らず、お子さん本人に関わる物事は本人に考えてもらいましょう。
良かれと思って口を出しすぎると、お子さんはあなたの言いなりになります。
とくに不登校の子は精神的なゆとりが少ないため「追い詰められた」と感じると、自分のことすら考えられなくなるのです。
- 先回りして「◯◯してあげる」
- ◯◯「しなさい」という
自分の言動がお子さんから「考えることを奪っていないか?」とふり返ってみましょう。
お子さんに考える時間を与えて、自分の意思で行動できるようになると、不登校の解決に限らず自立も早まります。
9-4. 不登校の対応④今まで通りに接する
不登校になったお子さんは「親に申し訳ない」というような引け目を感じてしまうものです。
特に兄弟がいる、年齢の近い従兄弟や近所のお子さんがいる場合、心の中で比較して親に対する引け目が大きくなりがちです。
だからこそ、不登校になる前と同じように今まで通り接することも大切といえます。
不登校なんて恥ずかしい!というような否定的な態度もよくないですが、不登校でも大丈夫よと腫れものに扱うような対応もよくありません。
特別扱いせず、「おはよう」といつも通り声をかけることが、お子さんにとって安心できる環境づくりにつながります。
9-5. 不登校の対応⑤学校以外の選択肢を考える
学校以外で社会と交流を持てる選択肢を考えることもおすすめです。学校に行かないと、以下のようなデメリットがあります。
- 勉強が遅れてしまう
- 友達を作るといった人間関係
逆を言えば、学校に行かなくても勉強はできますし、友人を作ることもできるのです。
例えば、以下のような状態であれば、学校復帰にこだわらなくてもデメリットをなくすことができます。
- 「家庭教師を雇って学習をしっかり続けている」
- 「休日は近所の囲碁教室で同年代の友人がいる」
学校に行くだけがお子さんにとって正しい選択ではないので、色々な方法を模索してお子さんに選択肢を与えることも大切です。
学校以外で社会と交流を持つことで、その事柄を通し、お子さんの自己肯定感が育つこともあります。
自己肯定感が育ち、心の元気を取り戻すとお子さんが再登校するきっかけにもなります。
不登校のお子さんをサポートするコースがある家庭教師については、次の記事で紹介しているので参考にしていただけると幸いです。
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9-6. 不登校の対応⑥学校や自宅のほかに居場所を作ってあげる
不登校になると人間関係の構築が難しく、希薄になりやすいです。
家族以外と関わらない状態が続くとひきこもりなども不安になると思うので、学校と自宅以外の居場所を作るように心がけましょう。
例えば、近所の囲碁教室で同年代の友達と仲良くなったなど、お子さんでも夢中になれる習い事や、スクールなどに通って、仲間と交流できる場所があればよいのです。
地域にそういったものがなければSNSでも構いません。
自分の居場所があるだけで、不安や悩みが解消されていきます。
9-7. 不登校の対応⑦公的な支援施設、サポート団体を利用する
都道府県や市町村には、不登校のお子さんの学習や精神面のサポートをする支援センターなどが設置されています。同じ悩みを持っているお子さんたちが集まるので居場所を作りやすく、通うハードルも低いです。
また、保護者の悩みを聞いてくれる窓口などもあるので利用してみるのも良いかもしれません。
- 教育相談センター(教育相談室)
- 子ども家庭支援センター(子ども家庭センター、子ども家庭総合センター)
- 児童相談所
- 保健所
市町村の役所で相談すれば詳しい情報を得ることが出来ます。
また不登校の原因を根本解決して再登校を目指したいときには、スダチのような団体から支援を受けることも大切です。
10. 【小中高別】不登校の子どもへの対応で心がけること
ここまでは、あらゆる年代の不登校のお子さんに共通する対応を紹介しました。
ここでは、小学生・中学生・高校生の年代別に心がけるポイントをお伝えします。
- 【小学生】親子関係(家庭環境)を整える
- 【中学生】自己肯定感を高める
- 【高校生】本人に考えさせて意思を尊重する
お子さんの発達に合わせた対応を行うと、より効果的です。
小学生から順に解説します。
10-1. 【小学生】親子関係(家庭環境)を整える
お子さんが小学生なら、まずは親子関係(家庭環境)の改善がおすすめです。
文部科学省の調査において小学生は中学生・高校生と比べ、親子関係のもつれで不登校になりやすいとされています。
とくに、低学年ほど母子分離不安を起こしやすく、不登校へと発展しがちです。
次の2つを意識して伝えると、お子さんは精神的にも安定します。
- いつも気にかけていること
- 味方であること
お子さんが小学生で不登校なら、親子関係(家庭環境)を整え、家を安心できる場所にしていきましょう。
「家が安らげる場所」と思えるようになると、お子さんは自然に元気を取り戻します。
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10-2. 【中学生】自己肯定感を高める
お子さんが中学生の不登校であれば、注目するべきはお子さんの自己肯定感です。
中学生は小学生の頃より、他人と比較されます。
- テスト
- 部活
- 交友関係の広さ
自分と他人の比較は、自分の短所と他人の長所を比べてしまうもの。
このため、比較グセがあると自分を責めやすくなります。
ただ、思春期は自分と他人を比べることで、自己(アイデンティティ)をつくる時期。
自分と他人との比較を避けにくい傾向にあります。
また、比較では結果ばかりを見てしまいますが、過程にも目を向けられるようなサポートを心がけてみましょう。
※YouTubeサイトへ移動します
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10-3. 【高校生】本人に考えさせて意思を尊重する
お子さんが高校生なら、可能な限り自分のことは本人に考えて決めてもらいましょう。
自分の頭で考えて決断する経験は、将来の自立へつながります。
高校生の年代は、次の2つの感情の間で揺れている点が特徴的です。
- 自立したい・しなきゃ
- 甘えていたい
親御さんが持ち上げるべきは、お子さんに芽生えた自立心です。
「甘えていたい」を優先すると、甘やかしに発展して自立を困難にさせます。
何かしらの決断が必要となったとき、親のあなたができるのは提案とアドバイスまでです。
例えば、全日制高校で不登校の場合、今後を考えると次の選択肢が出ます。
- 復帰を目指す
- 通信制高校へ転入する
- 退学してアルバイトをする
あとは、お子さん自身の考えと判断次第です。
- 「どうしたい・なりたいのか」
- 「どうしたくない・なりたくない」
もし、お子さんが選んだ道があなたが望んだ道ではないとしても、自分で考え選んだことをほめてあげてください。
自分で考えて決めることは、自立への大きな1歩です。
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11. 【体験談】スダチ(旧逸高等学院)のサポートで学んだ不登校の子どもへの正しい対応
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11-1. 1人目:子どもへの「甘やかし」を反省した親御さん
11-2. 2人目:「親としての毅然とした態度」と「自己肯定感」を身につけた親御さん
11-3. 3人目:アドバイスどおりの対応により「10日」で不登校を解決した親御さん
12. 不登校の対応に関する質問
ここでは不登校のお子さんへの対応について、よくある質問をまとめました。
12-1. 不登校の子供に対してどのような対応をすればいい?
具体的な対応方法はすでに紹介してきましたが、やはり保護者の方が積極的に関わる努力が必要です。
不登校はお子さん一人では乗り越えられない大きな問題なので、お子さんをサポートしながら、不登校を解決しましょう。
そして何より、お子さんに対してうまく愛情が行き届くような方法で「愛情を注ぐ」ことが大切です。
不安や心配は多いかもしれませんが、お子さんに愛情が行き届けば、心の元気を取り戻し再登校が叶います。
愛情深く支えてあげてください。
12-2. 不登校の中学生は何してる?
不登校中の中学生は、基本的には以下の事をしているようです。
- 好きなことをして過ごしている
- 学校に行きたくない理由で悩んでいる
心や身体を休めるために好きなことをしているのはいいのですが、問題もあります。
- 生活習慣の乱れ
- 勉強不足による学習の遅れ
この2つの問題は、学校生活に戻る上で障害になりやすいです。
無料オンラインセミナー動画をご視聴いただいた方に、無料オンライン相談を実施しています。
1対1で顔出しも不要です。ぜひ一度現状のお子さんの様子をお聞かせください。
12-3. 不登校の対応マニュアルは?
学校、公的支援、民間支援によって不登校の対応マニュアルが存在します。
しかし、不登校対応というよりは学校復帰の対応マニュアルに近いので、マニュアルに従うのではなく、お子さん自身と向き合って、愛情を持って支えてあげることが大切です。
親御さんからの愛情がお子さんに行き届くことで、お子さんは心の元気を取り戻します。
結果として、再登校を果たすことができます。
13. まとめ
不登校のお子さんは、親御さんの対応で解決に導くことができます。
もちろん、学校側もマニュアルに沿った対応をとってくれますが、積極的に学校復帰を促せないのが現状です。
もしもお子さんに学校復帰してほしいときには、親御さんが積極的に行動していきましょう。
スダチは、学校への行き渋りや、不登校を平均3週間で解決に導いています。
根本的な課題にアプローチしているため、スダチがサポートしたお子さん方は、主体的に学校で抱えていた問題を乗り越えて再登校を果たしています。
一度無料相談で、お子さんのことをスダチへ相談してみませんか?
現状の確認をさせていただいたうえで、根本解決に向けて必要なアプローチをお話しさせていただきます。
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お子さんが無気力な様子のときの対応方法は以下をご確認ください。
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