お悩みポイント 「子どもが不登校になり、今後どうしたらいいのか…」 「相談したいけれど、どこに相談すればいいのかわからない」
子どもが不登校になったとき、相談先に悩む親御さんは少なくありません。
不登校の相談先には、公的機関と民間機関があり、相談先によって目指す方針が異なります。ご家庭の目的と合致した相談先を選ぶことが求められます。
今回は、不登校の相談先一覧と、相談先の選び方を中心に解説します。相談先の一覧比較表も掲載するため、参考にしてください。
平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
- 不登校の相談先総まとめ【比較一覧表つき】
- 不登校の相談先:公的機関
- 不登校の相談先:民間機関
- 不登校の相談先:目的別のまとめ
- 不登校の相談先を決めるための3つのポイント
- 子どもの不登校を相談するメリット
- 子どもの不登校を解決するために親ができること
- スダチに不登校を相談して再登校できた体験談
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目次
1. 不登校の相談先総まとめ【比較一覧表】
不登校の相談先は、主に次の2つに分けられます。
- 公的機関(学校や教育相談所(教育相談室)や教育支援センター(適応指導教室)など)
- 民間(フリースクール・カウンセリング施設・医療機関(心療内科や精神科)など)
公的機関の特徴は、学校との連携が強く、相談からサポートまで無料で受けられる点です。
民間は、本格的なサポートを受けるためには料金がかかりますが、公的とは異なる視点・手法での支援が受けられます。
また、子どもと相談先を会わせる必要のない、第三者介入不要の不登校解決法があるのも民間の特徴です。
本記事で紹介している相談先一覧の特徴を、一覧比較表にまとめました。まずは参考にしてください。
相談先 | 概要 | 費用 | 親子どちらが相談するか | 対面かオンラインか | |
公的機関 | 学校の先生 | 再登校するときに相談しておくとスムーズ | 無料 | 親子 | 対面 |
スクールカウンセラー | 学校に配置されている心理の専門家 | 無料 | 親子 | 対面 | |
教育相談所 | 不登校や子育てに関する悩みを相談できる | 無料 | 親子 | 対面 | |
教育支援センター | 悩みの相談だけでなく学習支援もある | 無料 | 親子 | 対面 | |
民間機関 | スダチ | 再登校を目指して支援する | 初回相談は無料 | 親 | オンライン |
フリースクール | 居場所を提供してくれる | 入会金:5万円
月3万円〜 |
子 | 対面/オンライン | |
カウンセリング施設 | 心理の専門家に相談できる | 30〜1時間:5,000円 | 子 | 対面/オンライン | |
医療機関 | 心身の不調を相談できる | 相談内容による | 子 | 対面 | |
親の会 | 同じ境遇同士で話し合える | 無料 | 親 | 対面 |
2.不登校の相談先|公的機関
公的機関は、次のように細分化できます。
- 学校の先生
- スクールカウンセラー
- 教育相談所
- 教育支援センター
公的機関は、教育現場との距離感が近いのが特徴です。
学校は相談先に担任以外の第三者を含めることで別の視点が加わるほか、学校復帰の足がかりをつくる際のサポートを受けやすくなります。
教育相談所などでは、単純に不登校の相談に限らず、子育て全般の相談を受け付けています。
2-1.不登校の相談先:学校の先生(担任・養護教諭)
不登校の相談先に学校、担任の先生は外せません。
担任の先生と次のステップを踏むことで、再登校へつながります。
- これまでの学校生活と家での様子をふり返る
- 現状を再確認する
- 再登校へのステップを決める
不登校の初期から学校との連携がスムーズなら、保健室登校・相談室登校の要望も通りやすいでしょう。
結果、学校へ通わない期間も短くできます。
すでに不登校となって日が経っていても、改めて学校へ相談してみてください。
教育相談所(教育相談室)や教育支援センター(適応指導教室)などへの紹介、取り継ぎを受けるきっかけが生まれます。
もし、担任の先生に技量不足などを感じるのであれば、次のような第三者を介入させてください。
- 学年主任
- 養護教論
とくに、養護教論などへの相談、情報共有はおすすめです。
保健室登校・相談室登校の持ちかけがしやすくなります。
ただし、再登校するとき保健室登校・相談室登校を挟むのは一概に良いとはいえません。クラスへの登校を果たす前に「保健室への登校」という、乗り越えるハードルが増えてしまうためです。
最初からクラスへの登校を目指す方が、お子さんにとって乗り越えるハードルの数が少なくスムーズなケースもあります。
2-2. 不登校の相談先:スクールカウンセラー
お子さんの学校に配置されているスクールカウンセラーに相談する方法もあります。
スクールカウンセラーは、心理についての専門家です。お子さんだけでなく、親御さん、教職員の相談に乗ることもあります。
また、スクールカウンセラーは、都道府県や教育委員会にて採用され、派遣する学校が決まる仕組みです。そのため、学校や先生にとっても、第三者という立場です。
不登校のきっかけが先生にあるなどで、学校へ相談しづらい場合に、話やすいかもしれません。
2-3.不登校の相談先:教育相談所(教育相談室)
教育委員会が設置している相談先の、教育相談所(教育相談室)でも不登校を相談できます。
教育相談所(教育相談室)は、相談のみの対応です。事前に電話で申し込みをして、後日相談員に対面相談となるケースが多いです。
不登校以外でも、お子さんに関するありとあらゆる悩みを相談できます。
2-4.不登校の相談先:教育支援センター(適応指導教室)
教育支援センター(適応指導教室)は、主に教育委委員会が設置している相談先です。
不登校に限らず、教育全般の相談を数多く受けています。
教育支援センター(適応指導教室)は次のことを行っています。
- 教育相談
- 不登校の子どもの学校復帰・社会的自立の手助け
ちなみに、通所決定後に手続きをすることで、教育支援センター(適応指導教室)の出席=在籍校への出席にしてもらえます。さらに、教育支援センター(適応指導教室)から学校側へ、通級や支援状況の定期連絡も行われます。
教育相談所(教育相談室)・支援センター(適応指導教室)の設置状況は、各自治体によって様々です。
手はじめに、住んでいる自治体のホームページを見てみましょう。
「子育て・教育」のページから、不登校をはじめとする教育にまつわる相談先をチェックできます。
以下からも教育支援センターを探せます。
文部科学省:都道府県・政令指定都市・中核市教育センター等
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kenkyu/1225078.htm
3.不登校の相談先|民間機関
民間の相談先には、次のようなものがあります。
- 不登校解決に導く支援機関
- フリースクールなど
- カウンセリング施設
- 医療機関(心療内科や精神科)
サポート内容や方法は団体によって様々です。
子どもが特定の場所に通うものもあれば、お子さんと第三者を会わせずに不登校支援を行うところもあります。
公的機関とは異なりサポートがはじまると料金はかかりますが、子どもや親御さん1人ひとりに合う濃いサポートを受けられるのが民間のメリットです。
3-1. 不登校の相談先:不登校の解決に導く目指す支援先
お子さんの不登校を解決に導き、学校への再登校を目指す支援先でも相談ができます。他の相談先とは異なり、悩みを聞いてもらえるだけでなく、解決に向けてやるべきことのアドバイスももらえることが特徴です。
スダチでも、お子さんの不登校を無料で相談できる1対1のオンライン相談を用意しています。
スダチでは、学校への行き渋りや、不登校を平均3週間で解決に導いています。
根本的な課題にアプローチしているため、スダチがサポートしたお子さん方は、主体的に学校で抱えていた問題を乗り越えて再登校を果たしています。
また、スダチは、親御さんを介した支援となるのも特徴です。毎日お子さんの様子を親御さんからヒアリングして、その時々のお子さんに合わせた声かけや接し方をフィードバックしています。
お子さんにとって最も身近な大人である親御さんから、毎日継続的に支援が提供されるため、短いサポート期間で再登校しているお子さんが多いです。
スダチの無料相談では、お子さんの様子をヒアリングしたうえで、これから再登校に向けて何をしなくてはならないのか、親御さんはどのようにたち振る舞うのが良いかを具体的にアドバイスしております。
有料支援への移行は必須ではありません。無料相談のアドバイスを実施いただき、効果があったときにご検討いただけたら幸いです。
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3-2. 不登校の相談先:フリースクール
学校に行けない、学校には行かないと決めた子どもが集う場所がフリースクールです。
子どもへの支援としては、教育支援センター(適応指導教室)と同じように、学習支援や体験活動を行っています。
もちろん、親御さんからの相談も受け付けており、文部科学省が平成27年に行ったアンケート調査では、相談やカウンセリングを実施している割合は90.9%でした。
家庭への訪問は50.9%にものぼります。
フリースクールは、毎日通う必要がなく、お子さんが好きな時に行って好きなことをして過ごせるケースが多いです。
学習の時間も1日1時間程度で、自習であるケースがほとんどです。
不登校でつらい思いをしたお子さんが無理なく過ごせる居場所ではありますが、この自由な生活に慣れてしまうと、いざ学校へ復帰するとき大きなギャップを感じます。
登校時間と日々の授業が決まっている学校生活にストレスを感じ、再び行けなくなることが多いです。
学校への復帰を目指していない場合の相談先となるでしょう。
3-3.不登校の相談先:カウンセリング施設
カウンセリング施設では、心の専門家が聴き手となり、あなたが抱える悩みや不安を聴いてくれます。
ただし、あくまでもカウンセリングは、話し手自身が感情や思考を外に出す場所です。
心のもやもやを話しつつ不登校解決のアドバイスがほしいなら、不登校に強いカウンセリング施設を探しましょう。
不登校を専門にしているカウンセリング施設では、初回のみ親御さんがカウンセリングを受け、次回以降は子どもがカウンセリングを受けるのが基本です。
もし、子どもがカウンセリングを受けられない場合は、親御さんが施設へ赴き、カウンセラーから生活上のアドバイスを受けるかたちになります。
※YouTubeサイトへ移動します
カウンセリングのメリットや流れなどについて知りたい方は、次の記事が参考になります。
3-4.不登校の相談先:医療機関(心療内科や精神科)
投薬が必要なほどの不調が見られる時には、医療機関も相談先となります。
不登校児童が病院や診療所に通院しているケースはよくあることです。
文部科学省の調査では、学校内外で不登校の相談・指導を受けた人の12.1%が医療機関にかかっています。
数値上は小さく見えますが、教育支援センター(適応指導教室)への相談割合(12.0%)とほぼ同等です。
医療機関に相談する際は、受診の度に医師からの診察とカウンセラーによるカウンセリングの両方を受けられると良いかもしれません。
場合によってはお薬によって体調の改善や悪化を予防しつつ、話を聴いてもらうことで感情との向き合い方を学べます。
また、不登校に限らずお子さんの悩みについて幅広く相談できる窓口もあります。
次の記事では子育ての悩みやお子さんの学校での悩みを相談できるところを紹介しているので、こちらも参考にしていただけると幸いです。
3-5. 不登校の相談先:親の会
不登校のお子さんを持つ親御さん同士のコミュニティである「親の会」でも悩みを相談できます。
各地域でサークルのような形で設立されていたり、NPO法人が設立していたり、ケースはさまざまです。
同じ不登校の子どもを持つ親御さんとはなかなか出会えないことから、「気持ちを分かち合える存在がほしい」「経験者に話を聞いてほしい」という思いがあるかもしれません。その際に活用できる相談先です。
4. 不登校の相談先|目的別のまとめ
4-1. 不登校を解決するための相談なら
不登校を解決していきたいときの相談先は次のとおりです。
- スダチ
- 学校
前述のとおり、スダチは、お子さんが不登校となった根本的な課題にアプローチして、不登校の解決に導いている支援機関です。
さまざまなお子さんを再登校に導いてきた知見と、脳科学の観点を踏まえたうえで、解決していくための具体的な行動方法をアドバイスできます。
また、再登校するときには、学校との連携も欠かせません。いざ再登校するとき、先生と連携しておくことでお子さんもスムーズにクラスへ登校できます。
4-2. 漠然と悩みを誰かに聞いてほしい
具体的なアドバイスというよりは、悩みの傾聴をしてほしい場合は、次の相談先が良いかもしれません。
- スクールカウンセラー
- 教育相談所
- カウンセリング施設
- 親の会
スクールカウンセラーやカウンセリングなどは心理学の知見がある相談員が対応するため、親御さんとお子さんの心が軽くなるかもしれません。
また、親の会も同じ経験をした方同士が集まるため、気持ちをわかってもらいやすいです。
4-3. 子どもが無理なく過ごせる居場所を相談したいなら
復学するつもりはなく、お子さんが無理なく過ごせる居場所がほしい場合は、次の相談先が選択肢となります。
- フリースクール
- 教育支援センター
どちらも毎日通う必要がなく、学校のように多くのクラスメイトと過ごす必要はありません。お子さんのペースを優先して過ごせます。
ただ、この生活に慣れてしまうと、再登校を果たす時に大きなギャップを感じることがあるため、注意が必要です。
4-4. お子さんの不調を相談したいなら
お子さんの心の疾患について相談したい場合には、次が相談先です。
- 医療機関
ただし、不登校のお子さんは毎日学校へ通えず、つらい気持ちを抱え続けている状況のため、何かしらの診断を受けることが多いです。
例えば、本来であれば生活習慣を整え、気持ちを前向きにすることで改善が見られるケースでも、投薬治療を進められる場合があります。
そのため、親御さんがお子さんの状況を良く確認し、あきらかに投薬が必要だと判断できる場合に受診してみると良いかもしれません。
5.不登校の相談先を決めるためのポイント3つ
不登校の相談先がいくつかあることは、知っていただけたかと思います。
ポイント
そして、1つの疑問も浮かんできたことでしょう。
「じゃあ、どうやって相談先を決めたらいいの?」という疑問です。
この章では、不登校の相談先を決めるための3つのポイントについて、1つずつ答えていきます。
- 子どもの復学意思と生活状況
- 不登校の“なに”を改善してあげたい?
- 相談先と子どもをつなぐ橋渡し役になれるか
ムリをして、はじめから相談先を1つに絞ろうとしないでくださいね。
1つに決めようとすると、視野が狭くなってしまいます。
まずは、お子さんの状況確認をしつつ、1つずつ検討していきましょう。
5-1.お子さんの復学意思と生活状況の把握
実際に不登校の相談をする前に、あらかじめ次の2つを把握しておきましょう。
- 子どもに学校に戻りたい気持ちがあるのか
- 今の生活状況は従来通りか昼夜逆転しているか
大まかにでも子どもの意思傾向がわかっていると、子どもと相談先のミスマッチなどを事前に防げます。
現状把握のポイントは、子どもから「学校には絶対に戻らない!戻りたくない!」と言われてショックだとしても、観察する視点を持つことです。
「あぁ、今のこの子は、こう思っているんだな」と“知る”心構えでいると、少しラクに聞き入れられます。
また、不登校は身体の不調から生じることもあるため、生活状況も確認しておきましょう。
とくに、朝の起床が困難になる起立性調節障害は、不登校が起きやすい思春期の時期に発生しやすいです。
朝に起きられない、だるい、頭痛がするという症状が頻繁に起きることで日常生活が苦しくなり、不登校や引きこもりに発展するケースも。
※YouTubeサイトへ移動します
5-2.不登校の“なに”を改善してあげたい?
「子どもの不登校を解決してあげたい」と思っているかもしれません。
しかし、ただ単純に「不登校を解決したい」だと漠然で、どういったアプローチが必要なのかが少々わかりにくい状態です。
少し難しいところではありますが、今の段階で子どもの“なに”を改善してあげたいのかが見えてくると、あなたが今後、実際に相談する際にも状況や展望などを伝えやすくなります。
例えば
- 学校へ行けるようになりたい→スダチの支援を検討する
- 子どもの具合が悪そう…→まずは医療機関にかかる
- 悩んでいる気持ちだけを改善したい→…カウンセリングや認知行動療法を受けられる施設
- 居場所がない状況を改善したい…→教育支援センター(適応指導教室)やフリースクールを検討する
もちろん、相談内容は同じでも、相談先によって返答もサポート方法も違うことがあります。
場合によっては「手助けするべき点がズレていた!」ということもあるでしょう。
相談を重ねることで、どこから手をつけるのが子どもにとっていいのか、どんな方法がベターなのかが見えてきます。
5-3.相談先と子どもをつなぐ橋渡し役になれるか
橋渡し役をできるかどうかは、不登校の相談先を決めるにあたって極めて重要なポイントです。
実際にあなたが不登校の相談をして「ここなら、大丈夫かもしれない」と思っても、1つハードルが待ち構えています。
ハードルとは、相談先と子どもをつなぐ橋渡し役になれるか。
つまり、相談先をお子さんに紹介してお子さんが第三者と対面する場面まで結びつけられるかです。
基本的に「不登校を解決したい」と思い、何かしらのアクションをとるのは、子ども本人ではなく、親御さんです。
このため、必然的に相談先とお子さんをつなぐ必要が生まれ、あなたは相談先と子どもの橋渡しをしなければなりません。
また、多くの不登校支援では、次の2つが前提として挙げられます。
- 子どもが外に出られる
- 子どもが、家族以外の第三者の前に顔を出せる
例えば、公的機関の教育支援センター(適応指導教室)や民間のフリースクールやカウンセラーも、子どもが他者の前に出られる状態でないと、充分なサポートを受けるのは困難でしょう。
しっかりとした不登校支援を受けるためには、子どもと相談先の橋渡し役は避けられません。
橋渡しの際は、子どもの状態や相談先の方針、支援方法などを念頭においたうえで慎重に行う必要があります。
お子さんと親御さんの両方が相談できる窓口を利用する場合には、橋渡し役をする必要がなくなります。
高校生の不登校について、お子さんと親御さんの両方が相談できる窓口については、次の記事で確認できます。
5-3-1.橋渡しがキビしいなら「第三者介入不要」の支援先も検討する
もしも、すでにお子さんが家から出られず、家族以外との会話を拒む状態であれば、橋渡し役を担うのは、とても難しいことに感じるでしょう。実際に、お子さんと相談先をつなげるのは至難の技です。
無気力状態であったり、わずかな復学意思を持っている場合でも、子ども本人が行動に移せないジレンマも抱えています。この状態で無理に相談先へ連れて行こうとすれば、親子関係がギクシャクする可能性が跳ね上がります。
子どもを思っての行動が裏目に出てしまうのは、親御さんが望むことではないはずです。
お子さんが家族以外と接するのが難しいなら、親御さんを介して支援を提供するスダチをご検討ください。
スダチは、支援を受けていることをお子さんに知られることなくサポートしています。また、毎日お子さんの様子をヒアリングし、その時々のお子さんに合わせた声かけや接し方をフィードバックする形式のため、伴奏型のサポートとなります。
毎日支援が提供されることで、日々お子さんの様子が前向きに変化していきます。親御さんも何か悩みや迷いを抱えた時、すぐにスダチへ相談できることも強みです。
相談先の選定に悩んでいるときは、一度スダチの無料相談をご活用ください。解決に向けてこれから何をしなくてはいけないかを明確にお話しするため、現在抱えている不安な気持ちは解消されるはずです。
6. 子どもの不登校を相談するメリット
ここでは、不登校を相談することのメリットを解説します。
6-1. 親御さん自身の気持ちが軽くなる
今親御さんは、お子さんの不登校をご家庭だけで抱えている状況かもしれません。何からどのように解決すればいいのかわからず、不安な気持ちを抱える親御さんも多いです。
親御さんが抱えるつらい気持ちは、誰かに話すだけでも解消されていきます。たとえば、不登校の解決を目指さない相談先であっても話の傾聴をしてもらえます。具体的な解決策を得られなかったとしても、話をしただけで抱えていた不安な気持ちが和らぐものです。
気持ちが軽くなることで、お子さんを前向きにサポートできるようになります。目的に合った相談先を利用して、親御さんが抱えるつらい気持ちや不安を解消しましょう。
6-2. 解決に向けた具体的な方法がわかる
お子さんの不登校を解決したくても、何をどうすれば良いのかわからず悩む親御さんは多いです。
不登校の相談先は、これまでさまざまなご家庭の相談に乗ってきた経験があります。特にスダチのような、再登校を目指す支援先のときは、お子さんの不登校を解決に導いた実績も多いです。
さまざまなお子さんの不登校を解決につなげているからこそ、解決に必要なアプローチの知見が蓄積されています。
知見豊富な相談先へ相談すると、お子さんのつらい気持ちを解決していくために、どのような行動をすればいいのか具体的に教えてもらえるのは大きなメリットです。
7. 子どもの不登校を解決するために親御さんができること
お子さんの不登校を解決するために親御さんができることを紹介します。
7-1. 子どものつらい気持ちを受け入れて認めてあげる
お子さんが不登校になったとき、お子さんのことが心配だからこそ、「何にそんなに困っていたの?」「少しだけでも行ってみたら?」という言葉をかけることがあるかもしれません。
ただ不登校は、学校で抱えたさまざまなきっかけが複雑に絡み合って、学校へ行けなくなることが多いです。そのため、お子さん自身自分で何がつらくて行けないのかをわからない常態です。
また、お子さん自身、本当は行かないといけないことはわかっています。しかし、学校で抱えた課題を解決できず、抱え続け、ストレスやつらい気持ちが限界に達し行けない状態です。お子さんは、もう十分に頑張ってきて、どうしても行けず、親御さんへ助けを求めています。
そのため、行けない理由を何度も聞かれたり、登校を促されると、「親は自分の気持ちをわかってくれない」と思ってしまいます。
お子さんの気持ちを受け入れてあげるために、まずは、今までつらい気持ちを抱えながらも学校へ通っていた頑張りを認めてあげてください。
自分の今の状況をわかってくれて、気持ちを認めてくれる親がいるとわかると、お子さんは安心して前へ進むための気持ちの土台が出来上がります。
7-2. 親御さんひとりで悩まずに相談をする
お子さんの不登校をご家庭だけで抱え続けてしまうケースも多いです。センシティブな悩みだからこそ、なかなか相談できないかもしれません。
ただ、ご家庭だけで抱えて悩み続けていても、お子さんのつらい気持ちを解決していくことは難しいです。
そのため積極的に相談していくことが大切です。たとえばスダチのような解決を目指していく機関であれば、これまでさまざまなお子さんの不登校を解決してきた経験や知見が蓄積されています。
解決に向けてやるべきことが明確になるため、まずは一度支援機関へ相談することをおすすめします。
7-3. 正しい親子関係を築きながら子どもの自己肯定感を伸ばす
不登校となるきっかけは、お子さんによってさまざまです。
ただ、根本をたどっていくと、お子さんの自己肯定感が下がりきっていて、学校で抱えたさまざまな課題を乗り越えられず抱え続けてしまうことで不登校となることが多いです。
そのため、お子さんの自己肯定感を育てていくことが求められます。自己肯定感は、社会のなかでさまざまなことを主体的に取り組む糧となります。
お子さんの自己肯定感を育てるには、正しい親子関係を構築したうえで、お子さんを正しいポイントで適切に褒めていかなくてはなりません。
正しい親子関係は、次のとおりです。
- 子どもが親のことを信頼して尊敬している
- 子どもが親を下に見ていない
- 子どもが親の顔色をうかがって行動していない
- なんでも気軽に話し合えるような関係
そのためには、いつもお子さんの行動に目を向けて正しいことはたくさん褒めて、間違いがあるときには毅然とした態度で教えていくことが大切です。
8. スダチに不登校を相談して再登校できた体験談
実際に相談先としてスダチを選定いただき、再登校につながった体験談を紹介します。
お子さんは夏休み明けから不登校になってしまい、転校することになりました。
転校後数日は登校できたそうですが、段々とまた行けなくなってしまったそうです。
その後、家庭内で親御さんや弟さんへの暴力もひどくなり、現状に危機感を感じた親御さんからご相談をいただき、支援を開始することになりました。
まずはお子さんの暴力を許していたり、強く言えない現状の親子関係を改善していきます。
元々は何でも親のせいにする傾向があり、暴力も酷かったお子さんでしたが、段々と怒りも抑えられるようになり、親御さんともしっかり向き合えるようになっていきました。
また、生活リズムも改善し、デジタルの時間制限もできるようになっていったそうです。
そして、支援を開始してから17日間にて、再登校することができました。
暴力があったり、自傷行為が見られたり、不安のある行動が見られると、このまま不登校を抱え続けるのではないか?と感じてしまうものです。
支援機関の力を借りながら、適切にサポートしていくことで、お子さんの不登校解決を目指すことができます。そのためにもまず相談することが大切です。
その他、スダチでは、さまざまなお子さんの事例を、親御さんからの直筆アンケートつきで掲載しています。
合わせてご確認ください。
9. 不登校の相談先に悩む方からのよくある質問
9-1. 登校拒否の子どもを受け入れてくれるところはありますか?
学校へいけないお子さんが無理なく過ごせる居場所には、フリースクールや教育支援センターなどがあります。
ただ、毎日通う必要がない、自由度の高い生活に慣れてしまうと、学校や社会へ復帰するときに大きなギャップを感じてしまうことがあります。
9-2. 不登校だった人の将来はどうなりますか?
不登校を解決せずに大人になっても、もちろん仕事などに就くことはできます。
ただ自己肯定感が低い傾向にあり、仕事で失敗したときにすぐ辞めたくなってしまったり、他人と自分を比較し自分のダメなところばかりを見てしまったり、生きづらさを抱えながら生きる方も多いです。
また、中には「不登校のときつらかったのに、親は見守るだけで何もしてくれなかった」と思うお子さんもいます。
9-3. 不登校になりやすい家庭の共通点は?
当てはまるとお子さんが不登校になるというわけではありませんが、お子さんが不登校のご家庭は、以下の状況がよく見られます。
- 過干渉、過保護
- 子どもの言いなりになっている
- 子どもを放っておくことが多い
10.まとめ:不登校の相談先は【公的機関と民間】さらに分かれている
不登校の主な相談先は次のとおりです。
公的機関
- 学校(担任・養護教論やスクールカウンセラー)
- 教育相談所(教育相談室)や教育支援センター(適応指導教室)
公的機関は、比較的学校との距離感が近いのが特徴です。相談から支援まで無料で受けられます。
民間
- 不登校の解決を目指す支援先
- フリースクール
- カウンセリング施設
- 医療機関(心療内科や精神科)
民間の場合、料金がかかりますが、公的機関にはない視点からサポートを受けられます。
不登校の相談先を決めるための3つのポイントは以下のとおりです。
- 子どもの復学意思と生活状況の確認
現段階の状況を確認しておくことで、相談先との相性や方向性のすり合わせがしやすくなる。
- 不登校の“なに”を改善してあげたいのかを考える
子どもに対して、どういった面から不登校解決のアプローチをしていくのかが見えやすくなる。 - 相談先と子どもをつなぐ橋渡し役になれるかを充分に考える
従来の不登校支援では、親であるあなたが相談先に赴いたあと、子どもと相談先を結びつける必要がある。
橋渡しをしている間、多少なりとも子どもが自発的に行動できそうか様子をみること。
再登校を目指していきたい時には、スダチへご相談ください。
スダチは、不登校の根本的な課題にアプローチしているため、サポートしたお子さん方は、主体的に学校で抱えていた問題を乗り越えて再登校を果たしています。
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