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「不登校専門のカウンセラーによるカウンセリングはどこで受けられるの?」
「カウンセリングを受けることで、不登校解決につながる?」
お子さんが不登校になった原因がよくわからないときや、何をどうしていいのかわからないとき、カウンセラーによるカウンセリングをご検討されるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、カウンセリングは気持ちの整理には役立ちますが、相談先によっては不登校の根本的な解決にはつながらない場合もあります。
本記事では、お子さんが不登校のときにカウンセリングを受けたときの効果や、カウンセリングの内容についてご紹介します。
平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
・不登校をカウンセラーに相談したときに得られる効果
・不登校のカウンセリングを専門的に行う機関一覧
・不登校カウンセリングの流れとカウンセリングの質問内容
・子どもがカウンセリングを嫌がる時の対処法
・不登校を根本的に解決するために親御さんができること
カウンセラーへの相談を検討されているときの参考になれば幸いです。
スダチでは親子関係にアプローチした支援を実施し、お子さんたちを平均3週間で再登校に導きます。
脳科学に基づいた視点で不登校の根本原因にアプローチしているため、根本解決できることが特徴です。
親御さんはお子さんにとって最も身近な存在です。
強い信頼関係に結ばれた親御さんがいてくれることで、お子さんの心の安定や自己肯定感が育ち、再登校に向けて動き出せるようになります。
「不登校を解決するために何をすればいいかわからない」
そのような場合にはスダチの無料オンライン相談をご活用ください。1対1で顔出しも不要です。
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1. 不登校支援のカウンセラーによるカウンセリングの効果とは?
不登校支援のカウンセリングは、お子さんが受けるものと、親御さんが受けるものがあります。
どちらのカウンセリングでも、カウンセラーに話を聞いてもらいながら、現状抱えている気持ちを整理できます。
ただカウンセリングは、不登校を改善する方法を教えてもらえるものばかりではありません。
そのため、ご家庭で目指す方向性に合わせてカウンセリング先を選ぶことも大切です。
ここでは、すべてのカウンセリング先で期待できる効果についてご紹介します。
1-1. 気持ちが楽になりストレスが軽減される
カウンセラーに話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。
不登校という悩みは、身近な人には相談しにくい場合があるかもしれません。
そのため、第三者であるカウンセラーに、悩んでいる気持ちを話すだけでも気持ちが楽になるものです。
また、カウンセラーに気持ちを共感してもらえることで、
- 味方になってくれる人がいる
- 周囲に助けを求めてもいいんだ
などのように自分を受け入れてくれる人がいることを実感できます。
一人で悩みを抱えてどうしたら良いのかわからない状況から、「周りの力を借りながら前へ進もう」と気持ちがシフトするきっかけとなります。
1-2. 状況を客観視しやすくなる
カウンセラーと話すことで、自分が置かれている状況を客観的に把握できるようになります。
ときには、自分の考え方が自分を苦しめる原因になっていると気づくこともあるでしょう。
気づいたことを元に考え方や行動を改め、現状を変えていくきっかけとすることが大切です。
1-3. 今後どうしたいかを考えられる
気持ちが落ち着き、状況を客観的に捉えられるようになると、これからどうしていきたいのかを考える余裕が生まれます。
- 不登校を解決して再登校を目指して欲しい
- 再登校するつもりはなく子どもの居場所を探したい
など今後どうしたいかをより明確にできるでしょう。
目指したいことが決まるため、今後のためにどのような行動を起こしていけばよいのかも自然とわかるようになります。
2. 不登校支援のカウンセラーによるカウンセリングを受けられる相談先一覧
不登校支援のカウンセリングを受けられる相談施設を紹介します。
どのような基準で相談先を選んだら良いかについては、次の記事を参考にしていただけると幸いです。
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2-1. 民間によるカウンセリング機関一覧
民間の団体や個人が運営しているカウンセリング施設として、以下が挙げられます。
- スダチなどの不登校解決に向けた支援を提供する機関
- 不登校の親の会
- フリースクール など
たとえばスダチでは、親御さんに対してカウンセリングを行い、親子関係にアプローチすることで不登校解決を目指します。
スダチのカウンセリングでは、日々のお子さんの様子や状態、その時々のお悩みをお伺いしていることが特徴です。
その時々のお子さんに合わせた接し方、声かけを具体的な内容でお伝えしております。
親御さん方がフィードバックに基づき行動してくださるおかげで、お子さん方は平均3週間で主体的に再登校しています。
ちなみに、2023年6月時点で500名以上のお子さんを再登校に導いてきました。
親御さんからの声かけや接し方が変化するだけで、親子の信頼関係がより深いものとなり、お子さんの自己肯定感も育てることが可能です。
親子関係を改善するために何をしたらいいのかわからない場合には、スダチの無料相談をご活用ください。
お子さんの現状をお聞きした上で、お子さんとの接し方について具体的にアドバイスいたします。
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2-2. 公的なカウンセリング機関一覧
不登校のカウンセリングが受けられる公的機関は以下の通りです。
- 通っている学校(スクールカウンセラー、養護教諭など)
- 教育相談所
- 教育支援センター など
公的機関では資格を持ったカウンセラーが常駐していることも多く、専門的なカウンセリングを受けられます。
ただし、公的機関によるカウンセリングはストレス軽減効果は得られますが、不登校の解決についての支援は得られません。
なぜなら、国の方針で「不登校の支援は必ずしも再登校を目指すものではない」とされているからです。
お子さんに再登校を目指して欲しいと感じている場合には、スダチのような民間の施設に相談するようにしましょう。
2-3. カウンセリングを実施する医療機関一覧
医療機関でもカウンセリングを受けられます。
- 小児科
- 心療内科
- 精神科、児童精神科
メンタルの疾患を抱えている場合には、このような医療機関へ相談することも一つの選択肢です。
不登校を理由に医療機関を受診したとき、なんらかの病名が診断されることもあります。
しかし、病名が診断されたからといって、「病気だから…」と再登校をあきらめる必要はありません。
スダチでは、「起立性調節障害」などの病名が診断されていたお子さんも再登校している事例があります。
明らかに投薬した方がよい場合は医療機関を受診することが大切ですが、再登校を諦めずにお子さんが抱えているつらい気持ちを根本解決できるようアプローチしていくことも大切です。
スダチの事例一覧は、以下からご確認いただけます。
3. 不登校を専門としたカウンセリングの流れ|カウンセラーに何を質問される?
3-1. 不登校を支援するカウンセリングの流れ
不登校のカウンセリングはおおよそ以下の流れで進みます。
相談内容を伝える | ・カウンセラーとの対話を通して相談内容を伝える ・カウンセラーとの間に信頼関係を構築していく |
---|---|
現状を確認する | ・必要であれば子どもへの心理テストなどを実施しながら現状どのような状況なのかを確認していく ・不登校になったきっかけなどを探っていく |
目標を決める | ・対話を通し、今後の目標をカウンセラーと決めていく |
カウンセリングを通し前進する | ・カウンセラーからのアドバイスを実施する ・その後もカウンセリングを通し目標の達成に向けて行動していく |
最初のカウンセリングでは、相談したいことや今抱えている気持ちを確認してもらいます。
その後、状況確認をして今後の目標を定めて一度終了です。
次回のカウンセリングで、アドバイスを受けてその後どう変わったのかを確認して、改善を繰り返します。
ただ、カウンセリング先によっては、相談者の気持ちの整理を大切にしている場合もあります。そのようなカウンセリング先のときには不登校の具体的な解決につながらないことがあります。
解決したい場合には、不登校の解決を支援しているカウンセリング先に相談するようにしましょう。
3-2. 不登校を専門としたカウンセラーから聞かれることが多い質問
不登校のカウンセリングで聞かれることが多い質問は次の表の通りです。
お子さんに対して多い質問 | ・学校に行きたくない理由 ・家で何をしているか |
---|---|
親御さんに対して多い質問 | ・現状の家庭での様子 ・不登校になった前後の様子 ・小さい時はどんな子どもだったか ・この先どうしたいか ・パートナーはどう考えているか |
カウンセラーが話を引き出してくれるため、質問への答えを明確にできていなくても大丈夫です。
もし「うまく言葉にできない」という状態であるなら、むしろカウンセリングを受けて気持ちや頭の中を整理することをおすすめします。
4. 不登校の子どもがカウンセリングを嫌がる時の対処法
お子さんの状況によっては、外へ出て人と会うことすら難しい場合もあるかもしれません。
カウンセリングがお子さんの支えになることもありますが、嫌がるお子さんに無理やり受けさせても効果は得られません。
また、親子の信頼関係が崩れてしまい、今後の不登校改善がより難しくなってしまうことも考えられます。
お子さんの気持ちに寄り添って対処することが大切です。
4-1. 親御さんがカウンセリングを受ける
お子さんが嫌がる場合には、親御さんがカウンセリングを受けてみる方法もあります。
学校でのつらい経験から、人と会うことに恐怖を抱えているお子さんもいらっしゃいます。
親御さんがカウンセリングを受けて、お子さんへの適切な接し方を知っていくことにより、現状のお子さんのつらい気持ちを救ってあげることもできます。
親御さんは不登校のお子さんにとって最も身近な存在で、一緒に過ごす時間も多いです。
親御さんの接し方や声かけを少し変えるだけで、お子さんの気持ちが大きく変わることもあります。
お子さんと一緒に前進するために、親御さんも現状の悩み事や課題をご相談ください。
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4-2. 親御さんが不登校解決の方法を学ぶ
親御さん自身が不登校の解決方法を学ぶことも大切です。
不登校になったお子さんは、お子さん自身なぜ学校へ行けないのか理由がわからず混乱している場合もあります。
そのようなお子さんに対して
- 学校で何が嫌だったの?
- どうして行けなくなってしまったの?
と問い詰めてしまうと、お子さん自身も自分が責められているように受け止めてしまう場合があります。
お子さん自身混乱している状態だからこそ、親御さんが、お子さんが不登校になった根本原因を探りながら、不登校を根本解決する方法を学んでいくことが大切です。
不登校になった根本原因や根本原因の解決に向けたアプローチを学んでいくことにより、この先お子さんにどう接していけば良いのか明確になるでしょう。
5. 不登校の根本原因を解決するために親御さんができること
身近な存在である親御さんからの接し方や声かけが変化することにより、お子さんが再登校に向け前進するきっかけとなります。
ここでは、お子さんの不登校を解決するために親御さんができることについてお話しさせていただきます。
また、次の記事でも親御さんが不登校のお子さんのためにできることを紹介しています。
不登校を7つのタイプに分けて対策を紹介しているため、より具体的な対処法がわかります。
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5-1. 頑張りをたくさん褒めてあげる
不登校に陥っているお子さんは、学校にいけない自分を責めてしまい自己肯定感が下がり切っています。
お子さんの頑張りや良いところに目を向けて、たくさん褒めてあげることで、お子さんが元気を取り戻していきます。
- できることはたくさんあるんだ
- 学校の問題も自分なら解決できるかもしれない
褒められて自己肯定感が育つことで、そのような気持ちが生まれて再登校へ進んでいきます。
最初は自信がなく親御さんからの言葉をうまく受け取れないこともありますが、いつもお子さんに目を向けてさまざまな事柄を繰り返し褒めてあげることで、自然に受け入れられるようになっていきます。
とくにお子さんが頑張って行動していることや、興味をもって取り組んでいることを褒めることが大切です。
5-2. 間違った時は毅然とした態度で教えてあげる
褒めることを意識していると、ついなんでも肯定してあげたくなるかもしれません。
しかし、お子さんが間違ったことをしてしまった時には、毅然とした態度で教えてあげることが大切です。
「否定するようなことを言ったら嫌われるのではないか」と感じてしまうかもしれませんが、大丈夫です。
お子さんは正しいことをしっかり教えてくれて、良いことをたくさん褒めてくれる親御さんを信頼できるようになります。
むしろお子さんに対し、毅然とした態度で間違いを教えてあげることができないと、お子さんが親御さんのことを下に見るようになり親子の立場が逆転してしまいます。
正しい親子関係が構築された状態で、親御さんからたくさん褒められることにより、お子さんの自己肯定感がさらに育っていくでしょう。
5-3. 学校に通うときと同じ生活リズムに導く
スムーズに学校に通えるように、早寝早起きの習慣を身につけさせましょう。
昼夜逆転していると、朝学校へ行く時間に起きることができず再登校が遠のいてしまいます。
午後から行くこともできますが、周囲の注目を集めやすく「学校が嫌だ」と再度感じてしまうこともあるでしょう。
朝に気分よくスッキリ目が覚めるようになると「行ってみようかな」という気になりやすくなります。
スマホやゲームなどのデジタル依存が、生活リズムの乱れにつながっている場合には、次のように利用ルールを設けましょう。
- 1日〇時間まで
- 〇時以降は使わない
お子さんが反発を示す場合には、親御さんも一緒に取り組むことをおすすめします。
生活リズムを整える際にも、うまくできた時にはたくさん褒め、間違いについては毅然とした態度で教えてあげましょう。
6. 不登校支援のカウンセリングを検討しているときによくある質問
6-1. カウンセラーによるカウンセリングを受けたことで不登校が解決した事例は?
親御さんがカウンセリングを受け、親子関係を改善したことで再登校に至ったスダチの事例を紹介します。
腹痛がきっかけとなって不登校になっていた小学2年生の事例です。
- 腹痛で小児科に行くも異常なし
- 吐いてしまうことがあり嘔吐恐怖症で給食が嫌になってしまった
- 過敏性腸症候群と診断を受けるも不登校の解決には至らなかった
このような状況にあり、医療機関の他にも通っている学校やフリースクールに相談していましたが、再登校には至っていませんでした。
半年ほど不登校が続いた頃、スダチにご相談いただき支援を開始。
スダチでは家庭で実践していただくルールを定めており、そのルールを実践し始めてから3日目に1時間だけ学校に行けたそうです。
1時間ずつ滞在時間を伸ばしていき、8日目に朝から夕方まで1日を学校で過ごせるようになりました。
また、それぞれがスマホを見て過ごしていた家族が、互いに助け合って家事を行うようになりました。
不登校だけでなく家族関係も改善し、いきいきとお話されている親御さんのインタビューは次の動画でご覧になれます。
6-2. 不登校支援センターとは?カウンセリング料金は?
不登校支援センターとは、膨大なカウンセリング実績とそのデータを元にしたカウンセリングを受けられる施設です。
利用料金は次の表の通りです。
時間 | 料金 | |
---|---|---|
初回相談 | 最大100分 | 無料 |
2回目以降 | 160分 | 16,500円 |
6-3. スクールカウンセラーの問題点は?
不登校の改善につながらないのがスクールカウンセラーの問題点です。
根拠ははっきりわかっていませんが、スクールカウンセラーの設置数が増えるにつれて、不登校者数の増加が認められています。
多くのスクールカウンセラーは共感や見守り支援を行なっています。
カウンセリングでは全面的に肯定してもらえるのに対し、クラスでは周囲が合わせてくれるわけではないため、居心地が悪く感じるのかもしれません。
不登校になっているお子さんは自己肯定感が低い状態にあるため、気持ちを共感してもらえることで安心できるのかもしれません。
しかし、それだけでは不登校の根本的な改善になりません。
学校環境に慣れるために必要な考え方や自己肯定感を養っていくことが大切です。
スダチの支援では、親子の信頼関係の構築と、お子さんの自己肯定感を育てることにアプローチしています。
正しいことを教えてくれて、いつも気持ちを受け入れ認めてくれる親御さんがいることで、お子さんは安心して前へ進むことができるものです。
また、信頼できる親御さんからたくさん褒められることにより、お子さんの自己肯定感が育ちお子さん方は、主体的に再登校を果たしています。
2023年6月時点で500名以上のお子さんが再登校に成功しており、学校生活を主体的に楽しんでいらっしゃいます。
お子さんへの接し方に迷われている方は、無料相談にてお子さんの現状についてお聞かせください。
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7. まとめ
カウンセリングは気持ちを整理できますが、カウンセリング先によっては不登校の根本解決にはつながらないことも多いです。
お子さんに再登校して欲しい場合は、共感してもらうだけのカウンセリングでなく、学校に行けない原因の根本解決をサポートする施設に相談しましょう。
スダチでは親御さんにカウンセリングを実施し、お子さんへの接し方をサポートいたします。
お子さんにわかりやすく愛情を伝える方法を実践することで、お子さんの自己肯定感がどんどんと育ちます。
元気を取り戻したお子さんは、再登校を果たすだけでなく、家族との関係性を大事にするなど自分から楽しんで生活できるようになります。
お子さんとの関係性に悩まれている場合には、無料相談でスダチにご相談ください。
お子さんの現状に合わせて必要なサポートをお伝えさせていただきます。
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