この記事を読むのに必要な時間は約 28 分です。
「子どもが不登校のとき、不登校に対応した家庭教師を利用した方がいい?」
「家庭教師の選び方や、不登校解決につながるのかを知りたい」
お子さんが不登校になると、勉強の遅れや進路が不安になり、家庭教師などをご検討されるのではないでしょうか。
家庭教師によっては、不登校の解決につながるのではないかと考えるかもしれません。
結論をお伝えすると、家庭教師の利用は勉強の遅れを取り戻すことに有効ですが、不登校の解決にはつながらない場合があります。
本記事では、不登校のお子さんが家庭教師を利用するときのメリットや、家庭教師の選び方、不登校を根本解決する方法を解説します。
平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
・家庭教師が不登校のお子さんに役立つケース
・お子さんにあった家庭教師の選び方
・不登校サポートがある家庭教師サービス
・不登校を根本解決して再登校を目指す方法
家庭教師の利用を検討されている方の参考になれば幸いです。
スダチでは不登校を根本から解決して、再登校に導くサービスを提供しています。
2023年6月時点で500名以上のお子さんが再登校に成功し、学校生活を主体的に楽しんでいらっしゃいます。
脳科学に基づいて、今のお子さんが必要としている親御さんからの声かけをお伝えしています。
お子さんにどう接したら良いか悩んでいる場合には、無料相談で一度、お子さんの現状をお聞かせいただけたら幸いです。
相談は1対1のオンラインで顔出しも不要です。
\無料相談を申し込む/
1.不登校の子どもに家庭教師は必要?【不登校解決につながる?】
不登校のお子さんに家庭教師の利用は本当に必要なのかについてお話しいたします。
1-1.自宅学習が難しい場合には利用が必要
お子さんが不登校になり、自宅で勉強に取り組めていない場合、勉強の遅れから再登校が遠のいてしまうこともあります。
そのためお子さんが不登校のとき、学校の授業から遅れないように、自宅である程度勉強に取り組む必要があります。
しかし、 お子さんによっては、外出したり、家以外の場所で誰かとコミュニケーションを取れるような状態ではないかもしれません。
さらに自分で時間を決めて自習することが難しいケースもあります。
その場合に自宅に来てもらえる、かつ第三者に教えてもらうことでメリハリのつく家庭教師が役立つでしょう。
ただし、お子さんが高校生の場合には、家庭教師の利用だけでは高卒資格の取得にはつながらないので注意しましょう。
高卒資格を取得するためには復学して卒業したり、通信制高校へ通ったりする必要があります。
不登校になったお子さんの高卒資格取得や大学進学については、次の記事で解説していますので合わせてご確認ください。
こちらもCHECK
-
不登校でも大学受験できる!大学受験に必要な条件とロードマップ!
この記事を読むのに必要な時間は約 34 分です。 高校生の子どもの不登校が続いている…。大学受験するには転校しかないの? 子どもの不登校を解決する方法が知りたい。 結論から申し上げると、今高校生のお子 ...
続きを見る
1-2.不登校の解決を目的に利用する場合は不要なケースもある
家庭教師は学習の遅れを取り戻すことはできますが、不登校を解決するサービスではありません。
もちろん、勉強でわからないことを理解できた経験から自信がついて、再登校につながることもありますが稀なケースです。
もしも、お子さんが自宅で勉強に取り組んでおり学校の勉強から遅れていない場合には、無理に家庭教師を利用する必要はないかもしれません。
お子さんに再登校を目指して欲しいときには、勉強の遅れを取り戻すこと以外にも、不登校の根本解決を目指したアプローチを実施することが大切です。
スダチでは、不登校の根本的な原因にアプローチして、お子さんを再登校に導いております。
根本的な原因を解決し、お子さんの自己肯定感を育てる支援を実施しているため、お子さん方は、主体的に再登校していることが特徴です。
再登校したお子さんは、目標に向かって一生懸命に勉強に取り組んだり、今までよりも主体的に楽しんで学校生活を送っていただいております。
- 「子どもに再登校してほしい」
- 「勉強してほしいがどのような声をかけたらよいかわからない」
その場合は、スダチへご相談いただけましたら幸いです。
現在無料オンライン相談を実施しております。1対1で顔出し不要です。ぜひ一度現状のお子さんの様子をお聞かせいただけたら幸いです。
\スダチに相談する/
2.不登校の子どもに家庭教師がおすすめの理由
勉強の遅れがあり、自宅で自習することが難しい状況の不登校のお子さんに、家庭教師がおすすめの理由を解説いたします。
2-1.学力アップにより進路が広がる
家庭教師と一緒に勉強することで、学力が上がってお子さんの進路の幅が広がります。
特に中学生のお子さんのとき、私立の全日制高校における受験では出席日数が評価の対象になることが少ないため、学力さえ維持できていればレベルの高い学校も目指せます。
公立高校でも、出席日数は審議の対象にはなりますが、不登校を解決していれば目指せないわけではありません。
模試などの結果が上がることにより、
- 「このレベルの公立の学校を目指してみたい」
- 「受験に向かって頑張るために学校も行ってみようかな」
とポジティブな気持ちで再登校するきっかけとなるかもしれません。
また、第三者が関わってくれることで学習習慣がつきやすいのも嬉しいポイントです。
- 不登校でも将来のキャリアのために学歴を維持してほしい
- 教養を身につけた大人になってほしい
そのようにお考えの場合には、家庭教師でお子さんの学力アップを目指すと良いでしょう。
2-2.自宅という慣れた環境で勉強できる
家庭教師は学校や学習塾とは異なり、お子さんが安心して過ごせる自宅で勉強できます。
お子さんのご状況によっては、外出自体が負担に感じる場合もあるかもしれません。
とくに学習塾に通う際には「学校の友達に会いたくない」と感じるお子さんが多く、心理的なハードルが高いものです。
自宅学習ができる家庭教師なら、こういったお子さんの負担が少なく、勉強に集中しやすいでしょう。
また、お子さんが親御さん以外の人と話すことを嫌がるケースでも、動画講義を受講するタイプの家庭教師を利用できることもあります。
2-3.子どもの学力やペースに合わせて勉強できる
家庭教師はマンツーマン指導なので、お子さんのペースや学力に合わせて学習を進められます。
わからないことをそのままにせず、理解できるまで取り組めるので学力も伸びやすいです。
- 授業に遅れをとっていて集団授業をする学習塾の利用が難しい
- 一度つまずいてしまうとやる気を失ってしまうことがある
お子さんがこのような状態のときには、自分のペースで勉強できる家庭教師が役立つでしょう。
2-4.親や学校以外のつながりができる
家庭教師との関わりが、お子さんにとって親御さんや学校以外のつながりになります。
社会との接点が増えることにより、「こういう考え方もあるんだな」「今まで学校の問題を大事に捉えていたのかも」と考えの幅が広がる場合もあります。
また、学校に通えないお子さんにとって「学校が全てである」という考えは大きなストレスの原因です。
学校とは関係のないつながりができることで、学校で失敗しても味方になってくれる人がいることを実感でき、精神的な負担や学校への抵抗感が軽減することがあります。
3.不登校に対応した家庭教師の選び方
不登校のお子さんが利用しやすい家庭教師を選ぶために、大切なポイントを2つ紹介します。
3-1.不登校サポートがあるかどうか
不登校のお子さんに寄り添ったサポートが受けられるかを確認しましょう。
不登校のお子さんは、みんなと同じように学校に通えない自分を責めてしまい、自己肯定感が低い状況にあります。
人と関わることに対して不安を感じているお子さんも多いです。
そのようなお子さんに寄り添って、メンタルのケアもおこなってくれる家庭教師であれば安心できます。
勉強を教えるだけでなく、カウンセリングも行ってくれたり、信頼関係を築いてからお子さんを外に連れ出してくれるような家庭教師もあります。
お子さんに合ったサポートがある家庭教師を選びましょう。
3-2.お子さんが嫌がっていないかどうか
家庭教師に勉強を教えてもらうことについて、お子さんが嫌がっていないかも大切です。
嫌がるお子さんに無理矢理家庭教師をつけると、親子の信頼関係が崩れてしまうこともあります。それだけでなく、本人にやる気がないと勉強に身が入らず、学力の向上も難しくなってしまいます。
家庭教師だけでなく学習塾や通信講座など、勉強の遅れを取り戻すための選択肢を複数挙げてみて、お子さんと一緒に考え選択することが大切です。
また、家庭教師に決めた際も、複数の家庭教師の体験レッスンを受けてみて、相性の良い先生を探すことをおすすめします。
不登校のお子さんを受け入れている学習塾については、次の記事で紹介しています。
こちらもCHECK
-
不登校の子どもに塾は必要?利用するメリットデメリット|不登校の根本解決に向けて親御さんができることを紹介
この記事を読むのに必要な時間は約 36 分です。 「子どもが不登校になってしまった…学力を補えるような学習塾に通ったほうがいい?」 「塾に通って学力がつけば、不登校の解決にもつながる?」 ...
続きを見る
4.【オンライン・対面】不登校を支援するおすすめの家庭教師|料金と各社の教え方
ここでは、他社さんのサービスになりますが、勉強の遅れを取り戻すために利用できる家庭教師サービス3つを紹介します。
どのサービスも不登校のお子さん専用の家庭教師サービスを提供しています。
特徴 | 授業形式 | 費用 | |
---|---|---|---|
家庭教師のトライ | ・家庭教師と教育支援カウンセラーがサポート ・進学や進級について相談できる |
・動画講義 ・個別指導(オンライン、対面) |
お問い合わせ |
家庭教師のアルファ | ・受講で出席日数を増やせる ・学習計画を作って習慣化&成功体験を積める |
・オンライン ・対面 |
月額8.800円〜 |
家庭教師のあすなろ | ・児童相談所でも実践されるやる気を引き出す声かけ ・24時間無料LINE相談 |
・動画講義 ・対面 |
1コマ900〜1,125円 |
どのサービスも対面とオンラインの両方に対応しており、段階を踏んで対面授業に切り替えることもできます。
サービス選びの参考になれば幸いです。
参考:
家庭教師のトライ
家庭教師のアルファ
家庭教師のあすなろ
5.家庭教師の利用以外に不登校を解決するため家庭で親御さんができること
不登校を解決するためには、勉強の遅れを取り戻すことだけでなく、お子さんの心理的なサポートも欠かせません。
お子さんと最も長い時間を過ごす親御さんの関わりが、お子さんにとって大きな支えとなります。
詳しくは次の記事も参考にしてみてください。
こちらもCHECK
-
不登校になったら親がやるべき3つのこと|不登校の7つのタイプと今の子どもの状態・解決法
この記事を読むのに必要な時間は約 87 分です。 「子どもが不登校になってしまった…子どもにどう接していけば良いのかわからない」 「子どもの今の状態に適した対処方法を知って、不登校を解決したい」 お子 ...
続きを見る
5-1.スダチなどの不登校支援する団体へ相談する
親御さん一人で悩まずに、不登校を専門的に支援している団体の力を借りてお子さんの不登校を解決していくことが大切です。
誰かに相談するだけでも気分が軽くなりますし、専門的な機関の知見に基づいて行動していくことにより、お子さんの不登校を解決していくことができます。
スダチでは、不登校の根本的な原因にアプローチして、お子さんを再登校に導いております。
支援内容は、親御さんへ日々のお子さんの様子や状況をヒアリングさせていただき、その時々のお子さんに合った接し方、声かけをフィードバックしております。
親御さん方がフィードバックに基づき行動してくださっているおかげで、2023年6月時点で500名以上のお子さんを再登校へ導くことができました。
親御さんからの声かけが少し変化するだけでお子さんの自己肯定感がどんどん育ち、お子さん方は主体的に再登校を果たしております。
お子さんの不登校、お子さんとの関わり方でお悩みの場合には、無料相談にて一度お子さんの現状をお伺いできれば幸いです。
\無料相談を申し込む/
5-2.たくさん褒めて自己肯定感を育てる
不登校のお子さんは、学校でつらい思いをした経験や、みんなと同じように学校へ通えないことで自分を責めてしまい、自己肯定感が低い状態にあります。
自己肯定感が低い状態だと、
- 学校の問題をどのように解決すればいいのかわからない
- 学校での人付き合いが怖い
と学校へ行く気力が湧きません。
そのため、不登校の解決を目指すためにはお子さんの自己肯定感を育てることが大切です。
自己肯定感を育てるために、まずはお子さんが頑張っていることに目を向けてたくさん褒めてあげましょう。
お子さんが何か行動している過程をたくさん褒めることで、
- 自分のことをいつも見てくれて大切に思ってくれている
- 自分はダメだと思っていたけれど、行動している過程は実はすごいことなのかも
と感じられるようになり、自己肯定感や元気を取り戻していきます。
5-3.間違いを毅然とした態度で教えて信頼関係を築く
褒めてあげることと同時に、お子さんが間違ったことをした時には、毅然とした態度で教えてあげることも大切です。
なんでも肯定して褒めていると、お子さんは何が正しいのかがわからず学校での振る舞いに自信がもてなくなってしまいます。
また、お子さんに対し、毅然とした態度を示すことができないと、お子さんは親のことを下に見るようになり、親子の立場が逆転してしまうこともあります。
正しいことはたくさん褒めてくれて、ダメなことは毅然とした態度で教えてくれる親のことをお子さんは、信頼していくようになります。
信頼関係を築くことで、お子さんは親御さんの褒め言葉を素直に受け取り、今までよりも親御さんの愛情を実感できるようになるでしょう。
5-4.通学する時と同じ生活リズムに導く
朝にきちんと起きられないと、学校に行くことができません。そのため、学校に通うのと同じ生活リズムに正すことが大切です。
お子さんの心身を整える成長ホルモンは夜に眠ることで分泌されます。
夜にしっかり寝て朝起きることで、気持ちも安定して学校に行く意欲も湧きやすくなります。
スマートフォンやゲームなどに依存してしまい、生活リズムが崩れているのならルールを決めて依存状態から抜け出せるようにしましょう。
決めたルールは不登校のお子さんだけでなく、兄弟や親御さんも一緒に取り組むことで、反発を防ぎつつ家族の連帯感が生まれます。
兄弟から不満が出ることもありますが、徐々に家族みんなで不登校の解決に取り組む温かい雰囲気に変わっていくので、最初は毅然とした態度でルールを提示しましょう。
このような家族の変化を体験した方のインタビューは次の動画でご覧になれます。
6.子どもが不登校で家庭教師の利用を検討する際によくある質問
6-1.不登校の現状や子どもが不登校になる要因は?
令和3年度の文部科学省の調査によると、不登校者数は以下の通りです。
小学生 | 81,498人 |
---|---|
中学生 | 163,442人 |
高校生 | 50,985人 |
引用:令和3年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
小中学校では約39人に1人が不登校で、その割合は年々増加しており、日本の大きな社会問題になっています。
また、不登校になるきっかけは、様々な事柄が複雑に絡み合っていますが、その根本をたどっていくと、親御さんからの愛情をお子さんがうまく受け取れていないケースもあります。
親御さんは日頃からたくさんの愛情を注がれているかと思いますが、時にお子さんがうまく受け取れてないことがあるのです。
お子さんが愛情をうまく受け取れないと自己肯定感が下がってしまい、不登校の原因になります。
そのため、家計教師を利用して学力を補うなど、1つの事柄について対策するよりも、お子さんに愛情が伝わりやすい接し方や声かけ方法を学んで、不登校を根本的に解決していくことが大切です。
6-2.不登校の小学生に対応した家庭教師は?
不登校の小学生を受け入れている家庭教師サービスとして、以下が挙げられます。
- 家庭教師のトライ
- 家庭教師のアルファ
- 家庭教師のあすなろ
動画講義や対面での指導など、お子さんの状態に合わせて授業形式を選べます。
6-3.不登校の高校受験はどうなりますか?
不登校の場合でも高校受験はできます。
義務教育である中学校は成績にかかわらず卒業でき、私立高校の受験では出席日数が評価対象になることは少ないからです。
ただ、公立高校を受験する場合には、出席日数によっては受験が不利になることもあるので注意しましょう。
不登校のお子さんが自宅で勉強する10つの方法について、次の動画で解説しています。
自宅学習の方法に悩まれている方の参考になれば幸いです。
6-4.不登校で家庭教師を利用する問題点は?
不登校の根本解決につながらない点が家庭教師の問題点です。
学力を維持することで進路の選択肢を広げることはできますが、それだけで不登校が解決することはあまりありません。
受験や就職を通して環境が変わっても、根本原因である自己肯定感の低さが解決していないと、人間関係で悩むなどお子さんがつらい思いをしてしまうこともあります。
長い目で見てお子さんが幸せに生きていくためには、自己肯定感を高めて不登校を根本から解決することが大切です。
スダチでは親御さんのお子さんへの関わり方を工夫し、お子さんの自己肯定感を高めて再登校に導いています。
お子さんが親御さんを信頼し、まっすぐに愛情を受け取るために大切な声かけ方法をお伝えしています。
現状を伺った上で、誰でもすぐに実践できるよう具体的にお伝えしているのでご安心ください。
お子さんにどう声をかけたら良いかお悩みの方は、顔出し不要の無料オンライン相談で一度お話しできたら幸いです。
\無料相談を申し込む/
7.まとめ
家庭教師に勉強を教えてもらうことで、学習の遅れを取り戻し、お子さんを再登校しやすい状態に導くことができます。
ただ、勉強ができるようになれば必ず再登校できるわけではありません。不登校解決のためには、お子さんの下がり切った自己肯定感を高めてあげることが必要です。
スダチでは脳科学に基づいたアプローチで、お子さんの自己肯定感を高めて不登校の根本解決を目指します。
お子さんにとって最も身近な親御さんからの愛情を素直に受け取れるようにすることで、自己肯定感がどんどんと育ちます。
自信を取り戻したお子さんは勉強や再登校への意欲を持てるようになり、主体的に学校生活を楽しもうと前に進み始めます。
- 「不登校を解決して、楽しんで学校に通ってほしい」
- 「自ら進んで行動できるようになってほしい」
そのようにお考えの場合には、無料相談でお子さんの現状を一度お伺いできたら幸いです。
\無料相談を申し込む/