「子どもが不登校になってしまったら、通信制高校に入った方がいい?」
「通信制高校を選択すれば、不登校の子どもでも卒業できる?」
中学生、高校生のお子さんが不登校となったとき、全日制高校の卒業は難しいと考え、通信制高校を検討されるご家庭は多いです。
通信制高校は、入学・編入が容易にでき、通学日数も選べるため、お子さんにとって負担が少ない状態で通学できます。
その一方で、全日制の高校と仕様が大きく変わるため、大学進学や就職の際にお子さんが困難に直面してしまう可能性があることを知っておかなければなりません。
本記事では、不登校のお子さんが通信制高校を利用するメリットデメリットと、手厚いサポートをしてくれる通信制高校をまとめています。
この先お子さんが大学生活や就職先で社会の中で楽しんで生活できるよう、不登校となった根本的な原因を解決する方法もあわせて紹介します。
再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次の通りです。
記事を読むとわかること
通信制高校の利用を検討されている親御さんの検討材料になれば幸いです。
スダチは、根本的な課題にアプローチしているため、サポートしたお子さん方は、主体的に学校で抱えていた問題を乗り越えて再登校を果たしています。
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目次
- 1. 通信制高校には不登校の概念がない【通信制高校とは】
- 2. 不登校の中学生、高校生に通信制高校が選ばれる理由とメリット
- 3. 不登校で通信制高校を利用するデメリット
- 4. 不登校に悩むときはサポート機関に相談することも大切【相談先一覧】
- 5. 不登校のサポートが手厚い!おすすめの通信制高校5選を比較紹介!
- 6. 不登校になったとき通信制高校以外の選択肢
- 7. 不登校における通信制高校の選び方
- 8. 中学生・高校生の不登校を解決するために親が家庭でできること
- 9. 不登校の現状と概要【基礎知識】
- 10. 【スダチの体験談】中学生・高校生の不登校が解決し再登校した口コミ実体験
- 11. 不登校と通信制高校についてよくある質問
- 12. まとめ
1. 通信制高校には不登校の概念がない【通信制高校とは】
不登校のお子さんを持つ親御さんが通信制高校を検討した際に「通いきれるかどうか」というのが、最初に持つ疑問かもしれません。
結論から申し上げますと、通信制高校には不登校という概念はないので、不登校のお子さんでも問題なく通えます。
通信制高校は全日制の高校と異なる仕様です。学年という概念もないため、留年もありません。
また、オンラインコースを選べば通学日数は年間5日程度となります。
その反面、「単位制」であるため、単位が取得できなければ卒業ができないというシステムです。
「留年」「不登校」という概念はないものの、3年間で卒業できる保証もない、というのが通信制高校です。
ここでは、通信制高校についてより詳しく解説していきます。
1-1. 通信教育だから登校日が少ない
通信制高校はオンラインによる通信教育での単位取得がメインなので、学校に通う日数が少なく、不登校のお子さんでも無理なく高卒資格の取得が目指せます。
通学コースとオンラインコースに分かれている学校が多く、通学コースであれば週1〜5日の中で登校日数を選ぶことができます。
オンラインコースは自宅学習で単位取得を目指していき、卒業に必要な「年間30時間の特別活動」への参加のために登校しなければならない日が設けられています。
学校により規定は異なりますが、最低で年5日、月1~2回の登校がほとんどです。年5回の登校であれば、不登校のお子さんに負担がなく通えるでしょう。
お子さんの状態に合わせて登校する日数を選べるのが通信制高校の1番の魅力です。
ただし、オンラインコースを選択すると年に数回の登校となってしまうので、外出の機会が減ってしまい、社会との関わりが減ってしまう点については注意が必要です。
1-2. 不登校専門の学校もある
通信制高校は家庭の事情など、様々な背景を抱えている生徒を受け入れています。
その中には不登校専門の学校もあり、不登校のお子さんが抱えやすい悩みに寄り添った支援が提供されています。
例えば、以下のようにお子さんが安心して通える体制が整っていることもあります。
- 人前で話す場面がないカリキュラムが設計されているためストレスが少ない
- 個別指導によって授業に遅れてしまう感覚や疎外感がない
- カウンセリングなど専門的なサポートを受けられる
不登校のきっかけとなったつらい思いをした経験から、メンタルのケアもして欲しいという場合に利用を検討できるかもしれません。
1-3. 全日制高校との違い
通信制高校と全日制高校では、通う日数以外にも、卒業までの在学日数、学費、授業内容に違いがあります。
それぞれの違いを一覧表にまとめましたので、比較して参考にしていただけたら幸いです。
通信制高校 | 全日制高校 | |
学費
(入学金+授業料+諸経費の平均) |
公立:年間3〜5万円程度
私立:年間35万円程度 ※ただし私立は通学日数によって変動があります。 |
公立:年間30〜40万円程度
私立:年間100万円程度 |
授業の内容 | オンライン、個別指導など | 通学 |
登校頻度 | 年5日、週1〜5日など様々 | 週5日 |
在学年数 | 3年以上(学年がなく必要単位数を取得したら卒業) | 3年 |
入学可能な地域 | オンラインであれば全国 | 通学できる範囲内 |
学費は、就学支援金制度を利用すれば上記表よりも少ない負担で通うことが可能です。
通信制高校のより詳しい詳細や就学支援金制度について、以下の記事も合わせてご参照いただけましたら幸いです。
2. 不登校の中学生、高校生に通信制高校が選ばれる理由とメリット
2-1. 登校日が少ないので負担が少ない
通信制高校は登校日数が少ないです。通学コースであっても週1~5日と自由に選べますし、オンラインコースなら月に数回、少ないところなら年に5回程度の通学で単位を取得できます。
不登校で学校に通えるか不安が残っているお子さんであっても、無理せずに通えるのは大きなメリットです。
2-2. 基本的に好きなタイミングで誰でも転入できる
通信制高校は転入を随時受け付けている学校が多いため、好きなタイミングで通い始められます。
入学試験の内容も作文と面接だけのケースがほとんどで、学力の制限も基本的になく誰でも入れるのがメリットです。
また、元々通っていた高校で取得した単位があれば引き継ぐことができます。
取得している単位数によっては、通信制高校に2年ほどの在籍で卒業できるケースもあります。
2-3. 同じ境遇を経験している人と出会える
通信制高校には不登校を経験した生徒が多いため、同じ境遇の人と出会えるきっかけとなるかもしれません。
悩みを打ち明けられる友人ができ、精神的に安定する場合があることはメリットです。
2-4. 自分のペースで学習を進められる
通信制高校はオンライン学習が基本です。自分のペースで学習が進められるのは大きなメリットでしょう。
体調面に不安があり、朝から学校に通うのが難しいお子さんであっても、体調の良い時間に学習を進められます。
2-5. 不登校でも高卒資格の取得が目指せる
通信制高校は、学校へ通わずに高卒資格を得られます。
そのため、不登校になったときにも、この先の大学進学を目指していけるのはメリットです。お子さんと親御さんにとって、安心材料のひとつになるでしょう。
ただ、通信制高校は毎日通う必要がなく、自学自習が求められます。
スムーズな高卒資格の取得を目指す場合には、通信制高校の卒業をサポートする「通信制サポート校」を併用するお子さんが多いです。
2-6. 就学支援金制度を使えば学費が安い
2014年から、高等学校就学支援金制度が始まりました。高校に通うお子さんに国から支援金が貰えるというものです。
2020年に大幅な改定があり、私立高校が実質無償化になるなど大きく注目されています。
高等学校就学支援金は、通信制高校に通うお子さんも対象となります。
通信制高校の学費相場と高等学校就学支援金の金額は以下の通りです。
公立通信制高校 | 私立通信制高校 | |
入学金 | 500円 | 40,000円 |
授業料(月額) | 8,400〜17,500円 | 225,000円 |
その他諸費用 | 30,000円 | 102,000円 |
高等学校就学支援金 | 年間8,400円の授業料が免除 | ・年収590万円未満:1単位12,030円、年間297,000円
・年収590〜910万円未満:1単位4,812円、年間118,800円 |
就学支援金の利用後、実際にかかる費用 | 授業料は実質無料 | 授業料が実質無料になることがある |
高等学校就学支援金制度の改定により、公立・私立どちらの通信制高校も授業料がほとんどかからない状態で通えます。
ただし、通信制高校の卒業に向け、通信制サポート校を併用するお子さんが多く、通信制サポート校は補助金の対象とならないため、注意が必要です。
通信制サポート校の1年間の費用相場は以下の通りです。
入学金 | 50,000円 |
授業料(週5利用) | 800,000円 |
施設維持費 | 120,000円 |
総額90万円ほどの費用がかかる見込みです。
不登校のお子さんが通信制高校をひとりで卒業するのはかなりハードルが高いので、通信制高校に入学する際は通信制サポート校の併用をしたほうがよいでしょう。
ほかにも、不登校のお子さんは学習面やメンタル面でのサポートを必要としている人が多いため、通信制高校に支払う金額以外の費用が掛かる可能性があります。
3. 不登校で通信制高校を利用するデメリット
3-1. 自己コントロール能力が求められる
オンラインコースを選ぶと、自宅学習がメインとなります。そのため、自分で継続して勉強に取り組む強い意志が必要です。
- 取得したい単位数から逆算して勉強スケジュールを立てる
- 生活習慣を整え毎日の勉強時間を確保する
- 集中して授業に取り組む
これらの自己コントロールができないと単位の取得が難しくなってしまいます。
ちなみに令和1年度には12,569人が通信制高校を退学しています。
「目指したい夢が見つかった」といったポジティブな理由による退学も含まれていますが、途中で挫折してしまうケースが多いとわかる人数でしょう。
在籍が3年よりも長くなったり、途中で気持ちが折れてやめてしまったりしないように、勉強がしやすい家庭環境を整えることが大切です。
引用:文部科学省「高等学校通信教育の現状について」
3-2. 卒業時に進路未定の人が3割程度いるのが現状
通信制高校の卒業時には約3割の人が進路未決定です。
大学等進学 | 17.6% |
専修学校(専門課程)進学 | 23.3% |
就職 | 23.1% |
それ以外 | 32.3% |
参考:文部科学省:高等学校通信教育の現状について
歌手や画家などの就職せずに活動する職業を目指す人なども含まれてはいるものの、卒業時の進路が決まっていない人が3割もいるのはなかなか衝撃的かもしれません。
このまま自宅に居続けて引きこもりにならないよう、しっかり進路を考えていくことが大切です。
3-3. 不登校の根本解決につながらない
通信制高校は残念ながら、不登校の根本解決にはつながりません。
登校日が少ない通信制高校の環境は大学や会社とは異なります。大学進学、就職に進んだとしても、再び問題に直面したときに不登校となったり、仕事へ行けなくなったりする場合もあります。
繰り返し学校に行けなくなることで、気持ちが続かなくなってしまい、学校をやめてしまうリスクもあるでしょう。
お子さんが学校をやめたいと言い出したときの対処法については、次の記事でお話ししています。
お子さんが社会とのつながりを持ち、将来幸せに生きていくためには不登校の根本解決を目指すことが大切です。
4. 不登校に悩むときはサポート機関に相談することも大切【相談先一覧】
不登校という状況に悩んで苦しんでいるのはお子さんだけではないはずです。
お子さんを大切に思うからこそ、親御さんも、同じように悩んで苦しんでいらっしゃることでしょう。
ご家族だけで悩まずに、不登校をサポートしてくれる機関に相談してみましょう。ここでは、不登校の悩みを相談できる機関を紹介します。
4-1. スダチなどの民間の不登校支援機関
不登校の悩みは、不登校支援を行っている専門機関への相談がおすすめです。
スダチのように不登校の早期解決を目指す支援機関もあれば、お子さんに無理をさせずに寄り添うフリースクールのような支援機関もあります。
民間の不登校支援機関とその特徴をご紹介します。
民間の不登校支援機関 | 特徴 |
スダチ | ・元の学校への再登校を目指す
・お子さんへ直接アプローチせず、親御さんを介して支援を行う ・自己肯定感を高め、主体的な再登校に導く |
フリースクール | ・お子さんの居場所となる機関
・勉強や遅刻・早退に厳しいルールはなく、自由に過ごせる環境 ・やりたいときにやりたいことができる ・お子さんの居場所になるが、学校への再登校のハードルは高くなる |
不登校対応カウンセリング | ・お子さんや親御さんの不安な気持ちを傾聴する
・アドバイスなどはなく、あくまで話を聞いてくれるだけ |
不登校向けの学習塾 | ・不登校でも学習が遅れないように勉強を教えてくれる
・面談をこまめに行ってメンタルケア ・元の学校に戻るためのノウハウはない |
相談する支援機関は、ご家族のご意向に合わせて選ぶようにしましょう。
例えば、「いつか学校に戻ってほしい、全日制の高校へ進学してほしい」というお気持ちがあるならば、お子さんが好きな時に通って好きなことをして過ごせる、フリースクールのような自由度の高い支援先はあまり向いていません。
反対に、「もう学校へ行くつもりはない」とご家庭で方針を定めているときには、スダチのような再登校に向けた支援を提供する機関は向いていないでしょう。
不登校支援機関の目的を確認し、ご家庭の意志と合っているものを選びましょう。
スダチは、お子さんがこの先社会の中で自分の力で幸せに過ごすためには、不登校の根本的な課題の解決は必要だと考えています。
お子さんが不登校の根本課題と向き合い、自分で解決する力を身に着けることで、これからの人生で壁にぶつかっても自分で立ち上れるようになります。
スダチでは、お子さんが 自ら「学校に行きたい」と思える サポートしています。
実際に支援を受けた 90%以上のお子さんが、「学校に行くほうが楽しい!」と回答してくれました。
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4-2. 学校の先生
不登校を一番に相談できるのは学校の先生でしょう。
学校の先生は不登校の子どもの対応の経験もあるため、再登校に向けた相談などもできます。学校での子どもの様子を聞くことができるため、解決の糸口が見つかるかもしれません。
担当の先生の力量によって結果が大きく異なってしまうため、スダチなどの不登校支援専門機関とあわせて相談すると良い結果が出やすいです。
4-3. スクールカウンセラー
学校にはスクールカウンセラーが配置されています。スクールカウンセラーはお子さんだけでなく親御さん、先生の相談にも乗ってくれる第三者の立場となります。
そのため、学校の制度や先生が不登校のきっかけとなった場合に、相談しやすいかもしれません。
ご家庭の希望があれば、担任の先生や校長先生と悩みや方針を共有してくれます。
4-4. 地域の教育支援センターや相談窓口
市町村には教育支援センターがあります。教育委員会が設立した公的な不登校支援機関です。無料で利用でき、最終的に学校に復学することを目的としていて、学習のサポートや生活を送る練習をしてくれます。
デメリットは自宅の近くに教育支援センターがない可能性があることです。よく調べてから利用するようにしましょう。
4-5. 不登校親の会
不登校親の会は、不登校のお子さんを持つ親御さんの集まりです。無料で参加できるところもあれば、講演会という形で数千円の会費がかかるところもあります。
同じ境遇で悩んでいる親御さんと話すことで、親御さんの悩みが少し解消されるかもしれません。
4-6. 小児科やメンタルクリニック
お子さんの不登校が体調不良によるものであれば、小児科やメンタルクリニックも相談先のひとつです。
例えば、総合失調症や重たいうつ症状など、明らかに投薬治療が必要な場合には受診をご検討ください。
ただ、不登校のお子さんは、毎日学校へ通えない状況で、明らかに一般的なお子さんとは心身の状況が異なります。そのためうつに似たようなメンタルの症状が出ているものの、投薬までは必要でないケースが多いのも事実です。
その場合、小児科やメンタルクリニックは傾聴が基本なので、お子さんの不安な気持ちに寄り添ってくれますが、解決には導いてくれません。また、30分10,000円ほど費用が掛かることもあります。
5. 不登校のサポートが手厚い!おすすめの通信制高校5選を比較紹介!
5-1. スダチ【番外編】
初回オンライン相談 | 無料 |
費用総額 | 総額30〜50万円 |
スダチはフリースクールではありませんが、不登校のお子さんを平均3週間で再登校に導くサービスを提供しています。
不登校のお子さんは、消極的になって自分から行動することを怖がっている子が多いです。また、第三者が介入する支援を嫌がる傾向にあるため、スダチではお子さんに直接支援を行いません。
親御さんとやり取りし、親御さんがお子さんと会話を繰り返して支援する間接型支援です。毎日親御さんからお子さんの様子をヒアリングさせていただき、お子さんの状況を見ながら適切な声がけができるような接し方のフィードバックをしていきます。
お子さんが不登校になった原因は様々ですが、お子さんは自己肯定感が下がりきっています。信頼している親御さんから正しいポイントで褒められることで自己肯定感が育まれ、お子さんは自ら不登校の根本原因と向き合えるようになります。
また、スダチでは正しい親子関係を築くことを行います。お子さんが暴力的であったり、反抗期で会話をしてくれないなど問題行動が目立っている場合も、支援をとおして正しい親子関係を構築していきます。
そのため、多くのご家庭から「家族の会話が増えた」「前よりも子どもと話すようになった」というような意見をいただきます。
お子さんの不登校解決には、親御さんの協力は不可欠です。親子で不登校と向き合い適切にアプローチしていくことで、お子さんの再登校や社会復帰を目指せるようになります。
無料相談では、現状のお子さんの様子をヒアリングさせていただいたうえで、再登校までの道標をお話しさせていただきます。この機会にご活用ください。
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5-2. ルネサンス高等学院
入学金 | 50,000円(入学初年度のみ) |
授業料 | 単位数✕10,000円 |
施設設備費 | 20,000円 |
教育関連諸費 | 60,000円 |
ICT教材を使った学習をいち早く導入しているため、ほとんどの学生が通信コースを受講しています。スクーリングの日程も都合のいい日を個人で決められるため、不登校のお子さんでも通いやすい時期に登校できるのが魅力です。
通信コースだけでなく、eスポーツコースやKPOPコースなど、お子さんのやりたいことをサポートできる環境となっています。
5-3. クラーク記念国際高等学院
世帯収入目安 | 590万円程度未満 | 910万円程度未満 | 910万円程度以上 |
スマートⅠ | 183,000円 | 361,200円 | 480,000円 |
スマートⅡ | 373,000円 | 551,200円 | 670,000円 |
スマートⅢ(特別進学) | 573,000円 | 751,200円 | 870,000円 |
スマートⅢ(グローバル) | 623,000円 | 801,200円 | 920,000円 |
スマートⅢ(プログラミング他) | 673,000円 | 851,200円 | 970,000円 |
クラーク記念国際高等学院は、大学進学実績の高い通信制高校です。週5学校に通う通学コースから、週1~2回の通学で単位取得を目指すコースがありますので、お子さんにあったコースを選びましょう。
不登校になって大学進学や就職へ不安を持っているご家庭は、大学進学実績の高い学校を選ぶようにしましょう。
5-4. 代々木高等学院
入学金
登録料 |
10,000円
3,000円 |
授業料 | 264,000円(25単位) |
教科書代 | 12,000円 |
雑費 | 3,000円 |
メディア視聴費 | 7,000円 |
スクーリング会場費 | 20,000円 |
代々木高等学院は、4つの校舎と全国への提携校を持っているため、全国から通える通信制高校です。不登校のお子さん向けにできた通信制高校のため、お子さんの無理のない範囲で通えるようにサポートをしてくれています。個性を活かし、助け合いながら生活をしてくことをモットーに、お子さんの居場所となる通信制高校を目指しています。
5-5. NHK学園高等学院
入学金 | 35,000円 |
施設設備充実費 | 20,000円 |
教育運営費 | 40,000円 |
生徒会費 | 2,000円 |
教材費 | 1科目2,000円程度 |
教材送料 | 1,100円 |
NHKによってつくられた通信制高校が「NHK学園高等学校」です。オンラインで全国から通うことができる通信制高校で、自学を積み重ねて社会にでて活躍できる知識やスキルをつけることを目的としています。
通学コースでは運動会などの行事もあります。また、オンラインで行う行事も用意されており、お子さんにとってかけがえのない高校生活になるようサポートしてもらえます。
6. 不登校になったとき通信制高校以外の選択肢
不登校になったとき、選択肢は通信制高校だけでなく、実はさまざまな選択肢があります。
お子さんに考えられる選択肢を知っていただき、お子さんが幸せになっていけるような道を探すことがなにより大切です。
6-1. 再登校して卒業する
お子さんが不登校になった根本的な原因を解決し、今通われている学校へ再登校する方法もあります。
根本的な原因を乗り越え解決することができるため、お子さんはこの先社会で再び問題に直面したとき、不登校を乗り越えた経験が自信につながり、自分の力で乗り越えていけるようになります。
再登校を目指すときには、親御さん一人で悩まずに不登校を支援する機関や、相談窓口の力を借りながら、二人三脚で解決を目指すことが大切です。
ちなみに、不登校の相談窓口は、次の記事でもより詳しく解説しています。より多くの選択肢を知りたいときに合わせてご確認ください。
スダチでは、脳科学に基づいた視点から、お子さんの不登校を解決に導いています。
2024年10月時点で1,000名以上のお子さんが再登校に成功しています。
お子さんの多くが、継続的に学校に通うだけでなく、今では主体的に楽しんで学校生活を送っていらっしゃることが特徴です。
- できれば再登校して欲しいが今の状況から何をどうすればいいのかわからない
- 大学進学や就職も自分の力でうまく進めていけるようになってほしい
そのような場合には、スダチの無料相談でお子さんの現状を一度お伺いできましたら幸いです。
不登校を根本解決し、再登校を目指すための道標をお話しさせていただきます。
スダチでは、ご家庭とお子さんのペースに合わせ、3ヶ月〜1年かけながら、ゆっくりと再登校を目指す「ゆっくりサポート」の提供も開始しています。
各ご家庭のご状況や方針に合わせ、親御さんお子さん共に無理のないペースで再登校を目指していただけます。
6-2. フリースクールを利用する
フリースクールは、民間団体や個人が運営している施設で、不登校などの事情を抱えたお子さんが利用しています。
お子さんへの居場所の提供を主な目的としていて、スクールによっても異なりますが、絵を描いたりゲームをしたりなど自由に過ごせる学校もあります。
一方で、学校の授業に遅れやすく、フリースクールだけでは高卒資格の取得はできません。
- 再登校をしなくてもいいから楽しく過ごしてほしい
- 進路よりも今幸せに生きてほしい
という場合にはフリースクールを検討できるかもしれません。
6-3. 他の全日制高校に転入する
高校生で不登校となった場合には、他の全日制高校に転校する選択肢もあります。
- 定員に空きがある
- 通える距離にある
- 試験に合格する
これらの条件を満たせば、転校できます。
転入時期は公立は学期の始まり、私立は毎月初めなどです。すでに取得している単位についても引き継ぎができます。
ただし転校先で問題に直面した際、再び不登校になってしまう場合もあります。
6-4. 専門学校に通う
お子さんが主体的に「専門的に学びたい」という分野があるときには、専門学校も一つの選択肢になります。
好きな勉強であれば頑張れるお子さんもいますし、専門的な知識があれば就活も有利に進めやすいです。
高卒認定試験の合格で受験できるところも多くあります。
6-5. 就職やスキルを身につけて仕事をする
もしもお子さんに「社会に出て働きたい」「得意なことを仕事につなげたい」という希望がある場合、仕事をすることも選択肢となります。
プログラミングやデザインなど、特定のスキルを身につけてフリーランスとして活動する手段もあるでしょう。
ただし、好きではないこともたくさん経験してやっと好きなことを仕事にできるものです。
まずは挑戦してみることも大切ですが、つらいときにも継続することの大切さを、お子さんに話していく必要があります。
7. 不登校における通信制高校の選び方
7-1. お子さんが興味を持っているか
まず第一にお子さんが興味を持っているかを大切にしてください。
通信制高校は通学が難しい状況でも、高卒資格を取得しやすい環境がありますが、お子さんにやる気がなければその環境を活かせません。
とくに通学日数が少ないオンラインコースは、自己コントロールが大切なので、やる気がないと厳しいでしょう。
7-2. 大学進学や就職を見据えた上で通いたいと思えるか
「一旦通信制高校で卒業資格をとる」といった短期的な意思決定ではなく、長期的に捉えてお子さんにとって最善の選択なのかを検討してみましょう。
通信制高校は通学や人間関係などの負担が少ない分、大学進学や就職で環境の変化に耐えられずつまづいてしまう可能性があります。
- 不登校解決に向けた支援を受けながら、高卒資格は通信制高校で取得したい
- 子どもの得意を生かしたスキルの身に付く習い事を併用しながら高卒資格を取得したい
など、先を見据えながら通信制高校に通うことが大切です。
7-3. メンタル面のサポートやカリキュラムに魅力があるか
サポート体制やカリキュラムに対して、お子さんが魅力を感じている学校を選びましょう。
- 不登校のお子さん特有の悩みを聞いてもらえるカウンセリング
- 職業体験や専門科目の勉強など貴重な経験をつめる特別活動
このような学校独自の取り組みがお子さんのモチベーションになることも少なくありません。
お子さんが通信制高校へ通うことに意欲がない場合には、変わった取り組みがある学校をピックアップして「こんなところもあるよ」と働きかけてみると良いでしょう。
7-4. 登校日に無理なく通えるか
登校日に無理なく通える場所に学校があるかもチェックしましょう。
実際の登校日は学校により異なりますが、少なくとも年5日の登校が必要になります。
また、学校によっては特定の地域に自宅がないと入学できないケースもあるので注意しましょう。
7-5. 学費が予算内であるか
学費がネックとなって通えなくなってしまわないよう、いくらかかるのかを把握することが大切です。
- 入学金
- 授業料
- そのほか諸費用(教材や設備費など
多くの通信制高校では、これらの費用がかかります。
就学支援金制度の利用も可能で、とくに公立の場合には授業料が実質無料になるケースも多いです。
制度の利用には事前の申請が必要になるため、確認するようにしましょう。
8. 中学生・高校生の不登校を解決するために親が家庭でできること
お子さんの現状を変える選択肢は、通信制高校だけではありません。
将来を見据えて検討するのならば、まずは不登校を根本解決することが最善の選択肢です。
ここでは、お子さんの不登校を根本的に解決するために、親御さんができることを紹介します。
8-1. 不登校を支援する機関へ相談する
数々の不登校のお子さんを支援し、解決に導いてきた実績のある専門機関へ相談することも大切です。
さまざまなタイプのお子さんの不登校を解決してきた機関であれば、専門的な知見を生かしながらお子さんの不登校を解決するための方法を支援してもらえます。
スダチでは親子関係の改善や、お子さんの自己肯定感を育てることにアプローチして、不登校の根本原因を解決しています。
不登校が長期化していたお子さん、ご家庭で暴れてしまっていたお子さん、デジタル機器依存で昼夜逆転していたお子さんなど、これまでさまざまなお子さんの不登校を解決してきました。
2024年10月時点で1000名以上のお子さんが再登校なさっています。
お子さんの現状をお伺いし、その時のお子さんに必要な接し方や声かけを具体的にアドバイスしております。
ぜひ一度お子さんの現状を無料相談にてお伺いできましたら幸いです。
8-2. 正しい親子関係を築き子どもの自己肯定感を育てる
正しい親子関係を構築して、お子さんの自己肯定感を育てることでお子さんの不登校解決につながります。
信頼できる親がいて、お子さんの自己肯定感が育つと、お子さんに次のような気持ちが生まれ再登校に向かって進みだします。
- この親がついているから大丈夫だ、前へ進もう
- 学校で抱えていた問題も私なら解決できる
正しい親子関係の構築と、自己肯定感を育てるポイントは次の2つです。
- 正しいことやお子さんの頑張ったことにいつも目を向けてたくさん褒める
- お子さんがダメなことをしたときは毅然とした態度で教えてあげる
「褒めて伸ばすのと厳しくするのどっちがいいの?」と悩んだ経験は一度はあるかもしれません。
大切なのは場面に応じた使い分けをして、お子さんに正しいことや社会のルールを教えてあげることです。
お子さんは正しいことを教えてくれる親御さんを信頼し、自分の意見も言いつつ親御さんの言うことにも耳を傾けるようになっていきます。
そして、信頼できる親から褒められ、認められることにより、お子さんの自己肯定感がどんどん育ちます。
8-3. 生活習慣を整える
昼夜逆転して学校へ行く時間に起きることができない状況だと、再登校はできません。
- 朝起きる時間と就寝時間のルールを作る
- スマホやゲームの時間に制限を作る
上記などを実施して、お子さんの生活習慣を整えることも大切です。
9. 不登校の現状と概要【基礎知識】
9-1. 文部科学省による不登校の定義とは
文部科学省が定義している不登校とは、以下の通りです。
不登校は「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため年間 30 日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」と定義されています。
引用:文部科学省「生徒指導提要 令和4年」
年間30日以上欠席している場合、不登校と認識されます。例えば、1ヶ月まるっと欠席してしまった場合も不登校ですし、学校に行ったり行かなかったりする五月雨登校の場合も欠席日数が30日を超えた時点で不登校です。
不登校のお子さんは、いきなり不登校になるのではなく予兆があります。
1日、2日欠席してから、だんだんと行けなくなって長期欠席になるお子さんがほとんどです。お子さんが学校に行き渋りをし始めたときから、不登校ははじまっているといってもよいと考えています。
9-2. 中学生・高校生の不登校の人数
中学生・高校生の不登校の人数を過去5年に遡り、一覧表にまとめました。
令和1年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
不登校の中学生数
(1000人当たりの不登校者数) |
127,922人
(39.4) |
132,777人
(40.9) |
163,442人
(50.0) |
193,936人
(59.8 ) |
216,112人
(67.1 ) |
不登校の高校生 | 50,100人 | 43,051人 | 50,985 人 | 60,575人 | 68,770人 |
引用:文部科学省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
中学生・高校生の不登校の数は過去5年を振り返っても増加傾向です。
高校生の不登校のうち17.1%が高校中退しているというデータもあるため、不登校になった際に早期に動くことが重要であることがわかります。
9-3. 中学生・高校生の不登校の現状
文部科学省の調査によると、中学生・高校生の不登校の生徒は年々増加傾向にあります。
引用:文部科学省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
中学生、小学生ともに不登校の生徒は増加しており、特に中学生は11年連続不登校の子どもは増加傾向に。1000人当たりの割合が67.1人と高い割合で不登校の生徒がいることがデータから読み取れます。
引用:文部科学省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
高校生の不登校も年々増加しつつあります。1000人当たりの生徒数は23.5と中学生よりは少ないですが、過去4年では非常に高い割合で不登校の生徒が増え続けています。
9-4. 中学生・高校生の不登校の原因
中学生・高校生の不登校の原因について、文部科学省の調査をまとめました。
中学生の不登校の原因 |
|
高校生の不登校の原因 |
|
中学生、高校生共に主な原因は「やる気が出ない」という無気力感によるものでした。生活リズムの不調、学業がうまくいかないなどの原因もあげられているようです。
こういった原因はあくまで表面上のものであり、お子さんが不登校になった根本原因は他にあると考えています。お子さんの自己肯定感が下がりきり、上記の学校で抱えるさまざまな不登校のきっかけを乗り越えられなかったとき、学校へ行けなくなってしまうケースが多いです。
お子さんの自己肯定感を育てていくことで、お子さんは自分自身が直面した問題に向き合い、解決に向けて行動していくようになります。
そして、自分で問題解決したことが自信につながり、再登校を果たしてからも、さまざまな問題を自力で解決できるようになります。
10. 【スダチの体験談】中学生・高校生の不登校が解決し再登校した口コミ実体験
通信制高校を検討なさっているとき、「この状態から再登校することなんて本当にできるの?」と思われるかもしれません。
スダチでは、不登校が長期化していた中学生・高校生のお子さんの不登校を解決し、再登校に導いてきた実績がたくさんあります。
支援させていただいたご家庭の実体験を参考にしていただけましたら幸いです。
他の事例は以下からもご確認いただけます。
10-1. 高校生の不登校が解決した口コミ体験談
昼夜逆転と家庭内暴力を抱えていた高校2年生の口コミです。
育て方が悪かったのだと自分を責めましたが、スダチさんは家庭すべてをサポートしてくれました。子供だけでなく親までサポートして頂き、体調も回復しました。半年以上拒んでいた高校生活を再び元気に送る事ができています。もっと早く相談すればよかったです。
引用:不登校支援比較
家庭全体のサポートに魅力を感じていただいたようです。
スダチではお子さんの自己肯定感を育てるために、親子関係や家庭環境が重要と考えているため家庭全体のサポートも実施しています。
10-2. 中学生の不登校が解決した口コミ体験談
起立性調節障害を抱えている中学2年生の口コミです。
中学生になってからゲーム離れができず夜中までゲームしていました。スダチさんを利用してから午前中に活動ができるようになり、8日で復学できました。2ヶ月間引きこもりをしていたのが嘘のようです。本当にありがとうございました。
引用:不登校支援比較
スダチでは家庭内ルールを定めて、ゲームなどのデジタル依存を解消します。
依存状態では気持ちが回復せず、お子さん自身も苦しんでしまうため親御さんの働きかけによって解決することが大切です。
11. 不登校と通信制高校についてよくある質問
11-1. 通信制高校でも不登校になりますか?
通信制高校に通っていても不登校になるケースは考えられます。
通学コースの場合には学校に行けなくなり、オンラインコースの場合には授業に参加しなかったりすることもあるでしょう。
お子さんの自己肯定感を育てる接し方をご家庭で実施すること、また学習に取り組む習慣をご家庭でつくっていくことが大切です。
11-2. 不登校の中学生が利用できる通信制教育はありますか?
他社さんにはなりますが、不登校の中学生が利用できる主な通信制教育サービスは以下などです。
特徴 | サービスの種類 | |
すらら | ・小学生〜高校生まで対応
・出席日数として認められる |
オンライン学習 |
サブスタ | ・メールやLINEで質問できる
・入会や退会は無料でコスパが高い |
オンライン学習 |
かなで学園 | ・引きこもり相談士が在籍
・出席日数として認められる |
在宅型フリースクール |
11-3. 通信制高校に通った不登校のその後は?通うと人生終わりですか?
不登校のお子さんが通信制高校に通った場合、卒業時点で約3割のお子さんが進路未決定であるのが現状です。
通ったら人生終わりというわけでは決してありませんが、卒業後にそのまま引きこもりにならないように注意する必要はあります。
11-4. 高校生が不登校になったらどうしたらいいですか?
まずは学校でつらい思いをしたお子さんの気持ちを受け入れて、認めてあげることが大切です。
親御さんが味方でいてくれることを実感することで気持ちが落ち着いていきます。
気持ちが落ち着いてきたら、不登校を解決していけるように親子の関わり方を見直し、お子さんの自己肯定感を育てていくことが大切です。
スダチでは、親子関係を見直して不登校を改善するサポートを行っています。
「不登校になった子どもに何て声をかけたらいいかわからない」という場合には、スダチの無料相談で現状のお悩みをお聞かせください。
12. まとめ
通信制高校は自分のペースで高卒資格を取得できますが、不登校の根本的な解決にはつながりません。
大学進学や就職で環境が変わると、家から出られなくなってしまうこともあります。
お子さんに対して「どんな環境でも楽しく生きてほしい」と感じるのであれば、不登校の根本原因を解決し、再登校を目指すことが何より大切です。
スダチではお子さんの自己肯定感を高めるサポートを行っています。
お子さんが今必要としている親御さんの働きかけを具体的にお伝えし、親子関係の改善を通して不登校も解決していきます。
お子さんの不登校、実はご家庭のタイプによって対応方法が変わるってご存じですか?
スダチでは、これまで 1,000名以上の親御さんとお子さんをサポートする中で、不登校に陥りやすいご家庭の特徴を分析し、4つのタイプに分類する診断を作成しました!
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