この記事の結論
- 通信制の小学校は存在しない。自宅学習・通信教材・オンライン家庭教師などが主な選択肢。
- おすすめ通信教材はすらら・Z会・スタディサプリ・サブスタ。出席扱いを重視するならすらら・サブスタ。
- 自宅学習の出席扱いには3つの条件が必要。校長の認定・カリキュラム準拠・学習実績の提出。
- 小学校は出席日数が少なくても卒業できる。出席日数より根本原因の解決を優先すべき。
「不登校の小学生の勉強はどうすればいい?」
「家での自宅学習だけで大丈夫なの?」
このように悩む保護者の方は少なくありません。
結論から言うと、不登校の小学生に通信制の小学校は存在せず、自宅学習・通信教材・オンライン家庭教師などを活用して学習を進めるのが一般的です。また、自宅学習の内容によっては学校の出席として認められるケースもあります。
この記事では、自宅学習の進め方・おすすめ通信教材の比較・出席扱いになる条件まで、わかりやすく解説します。
平均22.6日間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お伝えします。
この記事を読んでわかること
- 不登校の小学生が使える自宅学習の方法5つと選び方
- おすすめ通信教材4選の特徴・料金・出席扱い対応の比較
- 自宅学習が出席扱いになる3つの条件と手続きの流れ
- よくある10の疑問への明確な回答
スダチでは、親子関係の改善やお子さんの自己肯定感を育てることにアプローチし、不登校を根本解決するサポートを行っています。
目次
不登校の小学生に通信制小学校はある?
ありません。文部科学省が認定する通信制の小学校は、現時点では存在しません。代わりに、自宅学習や通信教材・家庭教師などを活用して学習を進めるのが一般的です。
通信制の小学校は存在しない
通信制高校のように自宅学習だけで卒業できる小学校はなく、心身の発達段階にある子どもの状態を確認できないことなどから、文部科学省も小学校の通信制化には反対の立場をとっています。
参考:NHK「小中学校に通信制『成長を見極められぬ』文科省が反対」
自宅学習・通信教材が主な選択肢
不登校の小学生が利用できるのは、学校の授業に遅れないよう自宅で学習するための通信教材や家庭教師などです。これらは「通信制の小学校」ではなく、学習補助サービスという位置づけです。
自宅学習は出席扱いになることがある
カリキュラムが学校の授業に準拠していると校長先生が認めた場合、自宅学習が出席日数にカウントされます。ただし、小学校は出席日数が少なくても卒業でき、欠席が進学に直接影響することは基本的にありません。
不登校の小学生が使える自宅学習・学習支援の方法は?【5選を比較】
主に5つあります。市販教材・通信教材・オンライン家庭教師・学習塾・適応指導教室です。お子さんの状態や目的に合わせて選びましょう。
| 方法 | 特徴 | 費用目安 | 外出の要否 | 出席扱い |
|---|---|---|---|---|
| 市販教材・自主学習 | 費用がかからず自分のペースで進められる | ほぼ0円 | 不要 | 難しい |
| 通信教材(Z会・すらら等) | カリキュラムが充実、一部出席扱い対応 | 月1,800円〜 | 不要 | 可能なものあり |
| オンライン家庭教師 | マンツーマンで個別対応・不登校対応プランあり | 月1〜3万円〜 | 不要 | 難しい |
| 学習塾・オンライン塾 | 社会とのつながりが保てる | 月1〜3万円〜 | 塾は必要 | 難しい |
| 適応指導教室 | 教員免許を持つ指導員に無料で学べる | 無料 | 必要 | 認定される場合あり |
市販教材・ホームスクーリング
自主学習は費用がかからず、一生ものの学習習慣が身につく最もシンプルな方法です。
- 親子関係が良好
- 不登校の期間が短い
- お子さんが自分で進められる学習習慣がある
上記のケースでは特に向いています。お子さんが嫌がる場合は無理に押しつけず、まず気持ちに寄り添うことが先決です。
通信教材(タブレット・紙)
通信教材は自宅で続けやすく、一部の教材は学校の出席扱いにもなります。タブレット型はゲーム依存・昼夜逆転のリスクがあるため、デジタル機器への依存が心配な場合は紙媒体がおすすめです。
オンライン家庭教師
外出が難しいお子さんでも自宅からマンツーマン指導が受けられます。不登校に特化したサポートプランを持つサービスもあります。
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学習塾・オンライン塾
学校には行けなくても塾には行けるお子さんも多くいます。塾に通うことで社会とのつながりを確保でき、お子さんが前向きになれる場合もあります。
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適応指導教室(教育支援センター)
教育委員会が運営する公的施設で、教員免許を持った指導員による指導を無料で受けられます。出席扱いとして認められる場合があり、学校復帰を目指しながら学習支援を受けたいケースに向いています。
不登校の小学生におすすめの通信教材はどれ?【2025年版・4選比較】
出席扱いを重視するなら「すらら」か「サブスタ」、費用を抑えたいなら「スタディサプリ」、中学受験も視野に入れるなら「Z会」がおすすめです。
| 教材 | 特徴 | 料金(税込) | 出席扱い | 媒体 |
|---|---|---|---|---|
| Z会 | 標準〜応用レベル。中学受験にも対応。 | 月3,315円〜 | 認められる場合あり(学校と要連携) | 紙・タブレット |
| すらら | 教育現場での実績あり。無学年式で先取り・戻り学習が可能。 | 月8,228円〜 | 認められる可能性が高い(累計1,200名以上の認定実績) | タブレット |
| スタディサプリ | 月額が安価でコスパが高い。動画授業形式。 | 月1,815円〜 | 認められる場合あり(進捗報告が必要) | タブレット |
| サブスタ | 一人ひとりに合わせた学習計画表を作成してくれる。 | 月4,900円〜 | 認められる可能性が高い | 紙・タブレット |
すべての教材が小学1〜6年生に対応しています。出席扱いを重視する場合は「すらら」か「サブスタ」が実績豊富です。
ただし、デジタル依存が心配なお子さんには紙媒体のある教材(Z会・サブスタ)がおすすめです。
不登校の子どもに合う通信教材の選び方は?
不登校の段階・デジタル依存の有無・お子さんの意欲・継続できる料金の4つを基準に選ぶのがポイントです。
不登校の段階・状態で選ぶ
不登校の初期(まだ外出できない時期)は、負担の少ない紙の教材やドリルから始めるのがおすすめです。
- 初期:市販のドリル・紙教材(低負担でスモールステップ)
- 安定期:通信教材(Z会・サブスタなど)
- 回復期:オンライン家庭教師・塾を視野に
タブレット vs 紙、どちらにすべきか
タブレット型はゲームや動画との境界が曖昧になりやすく、デジタル依存・昼夜逆転のリスクがあります。
現在ゲームや動画に長時間費やしているお子さんには、紙媒体をおすすめします。タブレットを使う場合は学習時間と利用アプリを親が管理することが大切です。
お子さんがやりたがっているかを確認する
嫌がるお子さんに無理やり通信教材をやらせると、勉強嫌いになったり親への不信感につながります。
まずは無料体験期間を活用して、お子さん自身に選ばせるのが長続きのコツです。
継続できる料金か
学習は継続することで初めて効果が出ます。月1,800円〜8,000円台まで幅があるので、苦手教科だけ使う・授業回数を絞るなどで費用を調整しましょう。
自宅学習は出席扱いになる?条件・手続きを解説
可能です。ただし3つの条件を満たす必要があります。また小学校は出席日数が少なくても卒業できるため、出席扱いにこだわりすぎる必要はありません。
出席扱いになるための3つの条件
- 利用教材のカリキュラムが学校の授業に準拠していること
- 校長先生が出席として認めること(担任を通じた事前協議が必要)
- 教材へのログイン記録や学習進捗報告など、学習実績が確認できること
認定には1〜2ヶ月かかるケースもあるため、利用開始前に早めに学校へ相談しましょう。
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1415169.htm
担任への相談のタイミングと進め方
利用したい教材が決まったら、まず担任の先生に「出席扱いを検討している」と相談します。その後、学校と教材会社が連携して審査が行われます。
深夜にログインして日付をまたいだ場合は、最初のログイン時刻の日が出席扱いとなります。
出席扱いにこだわりすぎないことも大切
小学校は出席日数が少なくても卒業でき、欠席日数が直接進学に響くことは基本的にありません。中学受験を検討している場合は、学校によって出席日数が評価に影響することもあるため事前確認が必要です。
出席日数より、お子さんが学習習慣を保って自信を取り戻すことを優先しましょう。
自宅学習が続かない・学力が上がらないときはどうする?
教材・量・時間帯を見直すのが最初のステップです。それでも改善しない場合は、生活リズムの乱れや不登校の根本原因へのアプローチが必要です。
勉強しない・続かないときの声かけ
「勉強しなさい」と命じても逆効果になりやすいです。まずはお子さんが興味を持てる教材を選び、5〜10分の短時間から始めることがポイントです。
取り組めた日は結果より「取り組んだこと」をしっかり褒めることで、学習習慣が少しずつ定着していきます。
ゲーム・動画への依存が心配なとき
タブレット学習中にゲームや動画に流れてしまう場合、デジタル機器の利用ルールを家族で決め直すことが先決です。
昼夜逆転が続いている場合は学習より生活リズムの回復を優先してください。睡眠が乱れている状態では学習効果が上がりません。
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専門機関・支援機関への相談
お子さんの学習が長期間止まっているときは、親御さんだけで抱え込まず専門機関に相談することが大切です。
スダチでは親子関係へのアプローチを通じて自己肯定感を育て、平均22.6日間で再登校に導いています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 不登校でも自宅学習で授業に追いつけますか?
はい、追いつくことは十分可能です。小学校の授業はゆっくり進むため、自宅学習でも十分に遅れを取り戻せます。通信教材や無学年式の教材を使えば、苦手な部分に戻って学び直すこともできます。ただし、学力だけでは不登校は解決しないため、根本原因へのアプローチも並行して行いましょう。
Q2. 自宅学習はいつから始めればいいですか?
お子さんが落ち着いていて「やってみたい」という気持ちが出てきたタイミングが最適です。不登校の初期(気持ちが不安定な時期)に無理に学習を始めると逆効果になることもあります。まずは短時間・低負担の取り組みから始めましょう。
Q3. 出席扱いになる通信教材はどれですか?
「すらら」と「サブスタ」が出席扱いの実績が最も豊富です。ただし、どの教材でも出席扱いになるかは校長先生の判断次第であり、利用前に担任の先生を通じて学校に確認が必要です。
Q4. すらら・スタディサプリ・Z会、どれを選べばいいですか?
目的に応じて選びましょう。費用を抑えたい→スタディサプリ(月1,815円〜)、出席扱いを重視→すらら、紙媒体で中学受験も視野に→Z会です。まずは無料体験を試してお子さんに選ばせるのがベストです。
Q5. タブレット学習でゲーム依存になりませんか?
なる可能性があります。デジタル機器への依存が心配な場合は紙媒体の教材をおすすめします。タブレットを使う場合は学習専用のアカウントを作る、利用時間を親が管理するなどの対策が有効です。
Q6. 小学校に行かないとどうなりますか?
すぐに進学・卒業には影響しません。小学校は出席日数が少なくても卒業でき、欠席そのものが進学を妨げることは基本的にありません。ただし不登校は長期化・ひきこもり化するリスクがあるため、早めに対処することが大切です。
Q7. フリースクールは出席扱いになりますか?
ケースによります。カリキュラムが学校の授業に準拠していると校長先生が認めた場合に出席扱いとなります。認定には1〜2ヶ月かかる場合があるため、利用決定後すぐに担任へ相談しましょう。ただしフリースクールは再登校を目指す環境としては向いていないケースもあります。
Q8. 通信教材で学力が上がらないのはなぜですか?
主な原因は3つです。①続けられていない、②お子さんの状態に合っていない、③生活リズムが乱れているの3点です。まず生活リズムを整え、お子さんが意欲的に取り組める教材・量・時間帯を見直しましょう。
Q9. 不登校の小学生はどのくらい勉強すればいいですか?
状態によりますが、不登校の初期は学習よりも休養を優先し、1日10〜15分程度の軽い取り組みから始めるのが理想です。安定期以降は30分〜1時間を目安に、お子さんのペースで無理なく増やしていきましょう。量より「毎日続けること」が大切です。
Q10. 通信教材と家庭教師、どちらが向いていますか?
お子さんの状態で選びましょう。自分でコツコツ取り組める子には通信教材、勉強の習慣がなく個別サポートが必要な子にはオンライン家庭教師が向いています。家庭教師は費用が高めですが、不登校対応のプランがあるサービスもあります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 通信制の小学校は存在しない。自宅学習・通信教材・家庭教師・塾・適応指導教室の5つが主な選択肢
- 出席扱いを重視するなら「すらら」「サブスタ」が実績豊富。デジタル依存が心配なら紙媒体のある教材を選ぶ
- 出席扱いには校長の認定が必要。担任への相談は利用開始前に早めに行う
- 小学校は出席日数が少なくても卒業できる。出席日数より根本原因の解決を優先
- 学力アップだけでは不登校は解決しない。親子関係・自己肯定感へのアプローチも重要
スダチでは、お子さんが今必要としている声かけをお伝えし、親御さんに実践してもらうことでお子さんの自己肯定感を高め、再登校に導くサポートをしています。



