「不登校の中学生はどのような支援を受ければいい?」
「不登校を相談できる場所や、支援を受けられる機関は?」
現状の問題を解決しお子さんをつらい気持ちから救ってあげるために、適切な支援を受けられる場所を探されていることと存じます。
中学生の不登校支援を提供している公的機関や民間団体は多くあります。現状抱えているお悩みは、親御さん一人で抱え込まず、こういった機関を活用していくことが大切です。
本記事では、中学生の不登校支援を受けられる施設、ご家庭でできる支援をご紹介します。
再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
・中学生で不登校の子どもの現状と、よく見られる症状
・不登校となった中学生の子どもに必要な支援の種類
・不登校支援が受けられる公的機関、民間団体
・不登校の根本解決に向けてご家庭で取り組むことができる支援
お子さんの不登校支援について悩まれている方の参考になれば幸いです。
お子さんの不登校、実はご家庭のタイプによって対応方法が変わるってご存じですか?
スダチでは、これまで 1,000名以上の親御さんとお子さんをサポートする中で、不登校に陥りやすいご家庭の特徴を分析し、4つのタイプに分類する診断を作成しました!
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目次
1. 支援が必要な不登校の中学生の現状
1-1. 中学生の不登校は最も多い
小学校、中学校、高校の中では中学校が最も不登校生が多く、令和3年度には全国で163,442人が不登校というデータがあります。
中学1年生 | 45,778人 |
---|---|
中学2年生 | 58,740人 |
中学3年生 | 58,924人 |
引用:文部科学省「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」
中学生は思春期で心身の変化が起こるのに加えて、勉強が難しくなり、上下関係も生まれるため戸惑うお子さんも多いです。
こういった変化にうまく適応できず、ストレスを感じて不登校になってしまうことがあります。
また、データからも学年を重ねるほど不登校生が増えており、長期化していることがわかります。
お子さんが不登校になった場合には、長期化しないように早めの対処が大切です。
1-2. 中学生の不登校に見られる症状
不登校の中学生は以下のような症状が見られることがあります。
- デジタル依存で昼夜逆転してしまう
- 起立性調節障害で朝に起きられない
- 登校しようとすると腹痛や吐き気が出てしまう
- 無気力で何に対してもやる気がない
医療的なサポートが必要なケースもありますが、心因性の症状の場合には原因の解決が難しく、何件も病院を回ることになることも少なくありません。
また、病院ごとにさまざまな異なった診断名が下される場合も多いです。
症状はさまざまですが、不登校の根本原因を辿っていくと親子関係に行き着くことがあります。
スダチの支援により、親御さんからの声かけや接し方を変化させた結果、親子関係や症状が改善し再登校を果たしたケースも多く見てきました。
症状への対処と並行して、親子関係の改善にも取り組んでいくことが大切です。
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2. 不登校の中学生に必要な5つの支援
お子さんの再登校に向けて、お子さんにとって必要な支援は複数あります。お子さんが前進するきっかけとなる支援について解説いたします。
2-1. 心理的支援
不登校のお子さん特有の孤独感やつらい気持ちを理解し、解決に導く支援です。
心理カウンセラーなどの有資格者によるサポートもあります。
特に不登校になったばかりのお子さんは、学校に行けない自分を責めてしまい、苦しんでいることも多いため、心理的支援が大切です。
また、お子さんのことを常に心配している親御さんにとっても、外部の人から受け入れてもらう心理的支援が力になることがあります。
2-2. 教育的支援
学校を休んでいる間、授業に遅れを取らないようにするためのサポートです。
不登校専門の学習塾や家庭教師などのサービスが挙げられます。
学習を継続することで、復学がスムーズになったり、進路選択の際にお子さんが希望する道を選びやすくなったりします。
2-3. 社会的支援
学校に行かないとクラスメイトや先生など、ご家庭以外でのつながりがなくなってしまうため、社会的な支援も大切です。
関わるコミュニティが多いほど精神的に安定しやすくなる傾向があります。そのため、お子さんの気持ちを支えることにもつながります。
可能であれば外出を伴う支援を受けることで、引きこもってしまうリスクを減らせます。
2-4. 医療的支援
身体に何らかの症状が出ているケースでは、医療的なサポートが必要なこともあります。
心療内科などで専門的なカウンセリングを受けたり、必要に応じて薬を処方してもらったりできます。
2-5. 家族への支援
たくさんつらい思いをして、デリケートな状態になっている不登校のお子さんを支援するとき、親御さんも気疲れしてしまうことがあります。
また、お子さんを心配しているからこそ、親御さんも気持ちが落ち込んでしまうときもあるかもしれません。
そのため、ご家族も不登校を専門に扱っている機関の支援を受け、不安な気持ちや疲れを抱え込まないようにすることが大切です。
支援を受けることにより、これからお子さんが再登校するために必要な接し方や声かけも知ることができます。
3. 不登校の中学生を支援してくれる公的機関
不登校の支援を行っている公的機関は複数あります。公的機関の支援は無料で受けられるケースも多く、利用のハードルが低いのが特徴です。
ただし、文部科学省が「必ずしも再登校を目指すわけではない」と明言していることは知っておきましょう。
再登校を目指したい場合には、民間のサービスを利用することが大切です。
参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」
3-1. 通っている学校
お子さんが通っている学校でも支援が受けられます。保健室の先生やスクールカウンセラーに相談できないか、確認してみましょう。
お子さんが学校へ再登校するとき、スムーズになるため、親御さんも学校と連絡を取り合っておくことは大切です。
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3-2. 教育支援センター
教育支援センターは、何らかの理由で学校に通えなくなった小学生や中学生が利用できる公的機関です。
教育委員会が運営しており、ご家庭以外でのつながりやお子さんの居場所の確保に役立ちます。
適応指導教室と呼ばれることもあるため、お近くの施設を探されるときには注意しましょう。
3-3. 不登校特例校
不登校特例校は、学校に通えないお子さんに合わせて学習カリキュラムを組んでくれる公的機関です。
自分のペースで学べますし、公立の学校に通っている小中学生は無料で授業を受けられるのがメリットです。
4. 不登校の中学生の支援を受けられる民間団体
民間団体では、費用がかかることもあるものの、ご家庭で目標としていることに合わせて支援を受けられるのが特徴です。
不登校支援を行う民間団体について解説します。
4-1. スダチ
スダチでは脳科学に基づくアプローチによってお子さんを再登校に導く支援を提供しています。
正しい親子関係の構築とお子さんの自己肯定感の育つ接し方、声かけをサポートしており、安心できる親のいる環境で、お子さんの自己肯定感が育つことにより、お子さん方は主体的に再登校していることが特徴です。
2023年6月時点で500名のお子さんが再登校に成功しました。
再登校を果たしたお子さん方は、学校での問題にも主体的に乗り越え、そして受験などの目標に向かって意欲的に努力をしながら、学校生活を楽しんでいらっしゃいます。
- 「子どもをつらい気持ちから救ってあげたい」
- 「再登校してほしいけれど、何をどのようにすれば解決していけるのかわからない」
もしこのような悩みを抱えているのであれば、スダチの無料相談で一度お話しできれば幸いです。
お子さんの現状を確認させていただき、再登校に向けた道標や、お子さんに必要な声かけをお話しさせていただきます。
スダチでは、お子さんが 自ら「学校に行きたい」と思える サポートしています。
実際に支援を受けた 90%以上のお子さんが、「学校に行くほうが楽しい!」と回答してくれました。
不登校解決に役立つ情報もたくさんお届けします。
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4-2. フリースクール
フリースクールは、さまざまな背景を抱えたお子さんを受け入れ、社会的な居場所を提供している施設です。
施設の運営方針にもよりますが、漫画を読んだりゲームをしたりお子さんの自由に過ごせる施設もあります。
お子さんが楽しく過ごせる一方で、学校生活に戻るのが難しくなることもあるため、これからどうしていきたいか親子で話し合うことが大切です。
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4-3. 家庭教師・学習塾
中学校の授業はペースが早いため、自宅学習を進めないと遅れをとってしまうことが多いです。
こういった学習面の問題については、家庭教師や学習塾の利用が役立つことがあります。
学習塾もオンライン対応されているものなら、お子さんが家から出るのが難しくても利用できます。
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5. 不登校の中学生が支援を受けるメリット
5-1. 不登校の改善を目指していける
不登校の解決を専門的に扱うサービスを利用することで、再登校を目指せるのがメリットです。
スダチでは、親子関係の改善による再登校を目指すサービスを提供しており、2023年6月時点で500名のお子さんが再登校に成功しました。
脳科学に基づいたお子さんへの具体的な接し方をお伝えし、親御さんに実践していただいています。
お子さんとの関係性に不安がある方は、顔出し不要の無料オンライン相談を活用いただけると幸いです。
5-2. 精神的なサポートを受けられる
学校とは関わりのない人だからこそ話せることも多いものです。
つらい気持ちに寄り添ってもらうことで、落ち着きを取り戻し、これからのことを考えられるようになります。
また、親御さんがサポートを受けることで、余裕を持ってお子さんと関われるようになるのもメリットです。
5-3. 学力の維持ができる
学習サポートを受けると、授業で理解できなかったところを理解したり、遅れを取り戻したりできます。
学力は進路選択に直結するため、お子さんの将来に不安があるなら支援を活用してみましょう。
5-4. 学校や家庭以外の居場所ができる
学校しか所属するコミュニティがないと、学校でうまくいかなかったとき、お子さんは「社会に自分の居場所はない」と感じてしまう場合もあります。
家庭や学校以外の場所で人とコミュニケーションを取り、居場所を実感することにより、安心して前へ進むきっかけにもなるでしょう。
5-5. 家族も支援を受けられる
家族だけで不登校の問題を抱え込んでしまうと、親御さんに負担がかかりすぎ、気分が落ち込んでしまうこともあるかと存じます。
お子さんを再登校に向けてサポートするためには、親御さんの心が健康であることも大切なことです。
一人で抱え込まず、現状の悩みや、抱えている不安を相談しながら、支援機関と二人三脚で前へ進みましょう。
6. 不登校の中学生の支援を受けるデメリット
6-1. 個人情報の共有が必要になる
支援を受ける際には、お子さんの生い立ちや今までの出来事、学校での様子など個人情報を共有する必要があります。
支援者との関係性や、打ち明ける内容によっては、抵抗を感じるかもしれない点はデメリットです。
6-2. 専門家に依存してしまうことがある
「専門家に任せておけば大丈夫」という心構えで支援を受けると、依存することになってしまいます。
お子さんが最も身近に感じていて、頼れる存在であるのは親御さんだけです。
そのため、専門家に頼り切るのではなく、積極的に専門家の方に家庭で必要な支援についても確認していくことが大切です。
スダチでは、良い親子関係を築き、家族一丸となって不登校解決に向けて協力することを大切にしています。
再登校しただけでなく、「前よりも家族で過ごす時間が楽しくなった」「親子の絆が深まった」といったお言葉もいただいております。
6-3. 他の子と違うという意識が強くなる
不登校の支援を受けることで、お子さんの「支援が必要な問題を抱えている自分」という意識が強くなることがあります。
さらに気持ちが落ち込んでしまわないように、
- 前に進むために支援を受けていること
- 不登校は問題ではなく将来社会で幸せに生きるための通過点に過ぎないこと
これらを伝え続けてあげて、決してお子さんは問題のある子どもではないことを教えてあげてください。
6-4. 効果を得るには時間がかかることもある
1回の支援で全てが解決するとは限らず、多くのケースでは時間がかかります。
焦ってしまうとお子さんにプレッシャーを与えてしまうので、じっくりお子さんの気持ちに寄り添うことが大切です。
6-5. 費用がかかるサービスもある
公的機関のサポートなどは無料で受けられるものもありますが、学習塾など有料のサービスもあります。
家計の負担が増えてはしまうものの、不登校は長引くとより解決が難しくなるため、可能な範囲で積極的にアプローチしていくことが大切です。
7. 中学生が不登校になるきっかけの原因|きっかけは学年ごとに違う傾向がある
中学生の学年ごとに不登校のきっかけとなりやすい事柄を紹介します。現在のお子さんの心境を探る際に参考になりましたら幸いです。
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7-1. 中学1年生が不登校になるきっかけ
次のような、小学校から中学校への環境の変化についていけないことがきっかけとなり、不登校になることがあります。
- 他の小学校の子との交流
- 校則の厳しさ
- 部活動や委員会等での上下関係
- テストや授業の難易度が上がる
7-2. 中学2年生が不登校になるきっかけ
人間関係が複雑になったり、授業が難しくなったりして学校に行けなくなってしまうお子さんもいます。
2年生では次のような環境の変化があります。
- クラス替えで関わる人が変わる
- 部活動等で後輩ができて先輩との間に挟まれる
- 思春期に入る子どもが多い時期で、周りと自分を比較する機会が増える
- 授業がだんだん難しく、スピードが速くなっていく
7-3. 中学3年生が不登校になるきっかけ
進路について考えることが多くなり、以下のような将来への不安から不登校になることもあります。
- やりたいことが見つからない
- 学力に自信がない
- 受験に大きな不安がある
8. 中学生の不登校を解決するために親御さんができる支援
8-1. スダチなどの専門機関に相談する
不登校を解決したい場合には、再登校に向けて支援する専門機関へ相談しましょう。
これまでさまざまな不登校のお子さんを支援した実績のある機関ならば、知見が蓄積されているため、お子さんに合わせた適切な支援を受けることができます。
スダチでは、2023年6月時点で500名以上のお子さんを再登校に導いており、不登校が長期化しご家庭で暴れていたり、昼夜逆転し自室に閉じこもっていたりしたお子さんも再登校を果たしています。
ご家庭で必要な声かけや接し方の支援を知りたいときには、ぜひ一度スダチにお子さんの現状をご相談いただけましたら幸いです。
8-2. 一人の大人として接する
中学生は思春期で大人へと成長する時期でもあるため、親御さんからお子さんを一人の大人として認めてあげることが大切です。
- 反発することが増えた
- 無視されることがある
このようにお子さんが言うことを聞かない場合には、お子さんへの対応を変えていく必要があるサインです。
もちろん、中学生はまだまだ未熟なところもあるため、親御さんのサポートも欠かせません。
- 意思決定に必要な情報を提供してあげる
- 相談相手になって間違った方向に行きそうなら助言する
一人の大人としてお子さんに接しつつ、お子さん自身が意思決定できるようにしてあげましょう。
厳しくしたり甘やかしたりするのではなく、お子さんのサポート役に徹することで、主体性を引き出し自立を促します。
お子さんが「一人の大人として認めてもらえている」と感じる親子関係になれば、反発や無視も減っていきます。
8-3. 努力を褒め間違いは毅然とした態度で教える
お子さんの努力に目を向けてたくさん褒め、間違ったことは毅然とした態度で教えて正しい道に導いてあげることが大切です。
何が正しいのかを理解して、正しい判断を自分でできるようになってこそ、お子さんは一人の大人として自立できます。
お子さんは、正しいことを教えてくれる親御さんを信頼し、親御さんの言葉に耳を傾け、愛情を素直に受け取れるようになります。
信頼している親御さんからの愛情でお子さんの自己肯定感が育ち、学校生活を主体的に楽しむ余裕ができます。
8-4. 健康的な生活リズムに導く
学校に通えるように、夜しっかりと眠って朝に起きる生活リズムを意識させましょう。
お子さんの心と体の調子を整える成長ホルモンは夜に分泌されます。思春期である中学生にとっては、特に成長ホルモンが大切です。
夜しっかり眠ることで気持ちが安定して、昼間にしっかり勉強に集中したり、意欲的に行動したりする力が湧いてきます。
自己肯定感が育ち、生活リズムが整うことで「今日は学校に行ってみようかな」と思うタイミングが自然と訪れます。
9. 中学生の不登校支援についてよくある質問
9-1. 中学生は不登校でも高校進学できる?
中学校は不登校であっても卒業や高校進学は可能です。
ただし、出席日数や内申書が評価対象になることが多い公立高校を受験する場合、不利になることがあります。
公立高校の受験を目指すなら、再登校をして出席日数を確保しておくことが大切です。
それでも、自宅学習に取り組み、学力を身につけておけば入れる学校が多くなるため、学習面での支援も検討してみましょう。
不登校における高校受験や進路については、次の記事でもお話ししています。
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9-2. 中学生が不登校になったらどうすればいい?何をさせる?
まずはお子さんが抱えるつらい気持ちを受け止め認めてあげて、落ち着きを取り戻してもらうことが大切です。
ただ、全て肯定するのではなくて、デジタル依存でゲームなどに没頭している状態のときには、ダメなことはダメと伝えていくことも大切です。
お子さんが元気を取り戻したら、次のような取り組みをしてもらうのがおすすめです。
- 家事を手伝ってもらい社会的な役割を与えてあげる
- 家族とのコミュニケーションの時間を作る
9-3. 不登校になる子の親の特徴はありますか?
次の特徴がある親御さんは、お子さんが不登校になりやすい場合があります。
- 厳しすぎる:子どもの気持ちや意見を尊重できていない
- 甘やかしすぎる:子どもの言いなりになってしまう
- 関わる時間が少ない:関係性を築けない
親子の立場が逆転していなく、子どもも親のいいなりではなく、主体的に考えて行動できる環境を構築していくことが大切です。
詳しくは以下の記事でも解説しておりますので、あわせてご確認いただけましたら幸いです。
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9-4. 不登校の子が学校に行けるようになったきっかけは?
不登校のお子さんが学校に行けるようになるきっかけとして、以下が挙げられます。
- 勉強が理解できて自信がついた
- 朝気分よく起きられた
- 学校や家庭以外の居場所ができリラックスできた
- 家事などで人の役に立てる実感を得られた
何かをきっかけに自己肯定感が育つことで、学校へいく意欲が沸くケースが多いです。
9-5. 不登校でも中学校が出席扱いになる方法は?
不登校のまま出席扱いにしてもらう方法として、以下が挙げられます。
- 教育支援センター
- フリースクール
- 通信制教育
- 家庭教師
- 学習塾
出席扱いにしてもらうためには、学校長の認可が必要になるため、担任の先生を通して事前に相談しましょう。
また、学校には行くことになりますが、保健室登校が出席扱いになるケースもあるようです。
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10. まとめ
中学生が受けられる不登校の支援は複数あるため、お子さんの状態に合わせて選ぶことが大切です。
親御さんが受けられるサポートもうまく活用しながら、ご家庭でもお子さんを支えてあげましょう。
スダチでは、親御さんの心理的サポートを行いながら、お子さんへの接し方についてアドバイスしています。
意欲的に取り組んでくださる親御さんのおかげで、2023年6月時点で500名以上のお子さんが復学に成功しました。
自己肯定感を育てる支援を行うため、お子さんは学校生活を主体的に楽しめるようになります。
「自分から楽しそうに学校に通う姿を見届けたい」という方は、無料オンライン相談でお話しできたら幸いです。
お子さんの不登校、実はご家庭のタイプによって対応方法が変わるってご存じですか?
スダチでは、これまで 1,000名以上の親御さんとお子さんをサポートする中で、不登校に陥りやすいご家庭の特徴を分析し、4つのタイプに分類する診断を作成しました!
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