中学生の不登校で悩む親の対応ガイド、原因・解決法・学校との連携まで解説

この記事の結論
中学生の不登校は、環境変化・友人関係・学業ストレスが複合的に絡み合っています。親御さんが正しい対応方法を学び、学校とも連携しながらサポートすることで再登校の道が開けます。スダチでは平均22.6日での再登校を実現しています。
本記事では、中学生の不登校で悩む親御さんに向けて、原因・解決法・学校との連携を、平均22.6日での再登校実績をもつスダチのコンサルタントが監修のもと解説します。
この記事を読んでわかること
- 中学生の不登校の原因と具体例
- 中学生の不登校時に親御さんがやるべき対応
- お子さんが不登校になってしまった時に相談する場所と注意点
自分のお子さんが不登校になってしまった時、親御さんとしてどう対応すればいいのか分からず、間違った対応で悪化させてしまわないか不安になる方も多いです。
結論からお伝えすると、お子さんのことを急に無理やり変えることはできないため、まずは親御さん自身が意識を変えることが必要です。
お子さんも一人の人間であり、思考のすべてが親御さんと同じわけではないため、変えようと命令したり感情をぶつけたりすると「親は何も話を聞いてくれない」「親は何も分かっていない」と拒絶され、負のスパイラルに陥ってしまいます。
そこから、お子さんと一緒に原因を探り適切な対応をしていくことで、安心できる存在だと分かってもらうことが解決への近道となります。
目次
1. 不登校が増え続けている?原因と具体例をご紹介!
環境変化(小中学校間の移行)・人間関係の複雑化・学習量の増加・スマートフォン・SNSの影響などが複合的に絡み合っています。また、「無気力・不安」を訴える中学生が増えており、早期のサポートがないと不登校が長期化するリスクがあります。
急に自分のお子さんが不登校になってしまった。
不登校と一言に言っても、原因も様々で自分のお子さんがどこに当てはまるのか分からない場合が多いかと思います。
なので、最初に原因や事例を知るために不登校に関するデータを紹介していきます。
まず、現在不登校になっている中学生はどのくらいいるのでしょう?
文科省統計データ(令和6年度)によると、令和6年度では
- 中学生徒数 3,186,476人のうち、不登校生徒数 216,266人
割合としては6.8%の生徒が不登校という結果になっていて、だいたい15人に1人は不登校ということになります。
また、小学生の不登校の割合は2.3%となっているので中学生になるとぐんと数が増えているのです。
中学生になると不登校が増える原因としては、小学校とは違う部分が多くなることが原因と言われています。
- 生徒数やクラスが増える
- 先輩・後輩の上下関係
- 教科ごとに先生が変わる
- 授業時間の増加や内容が難しくなる
さらに学年別に見てみると
- 中学1年生の不登校→75,837人
- 中学2年生の不登校→98,774人
- 中学3年生の不登校→101,694人
中学2年生になると約2万3千人増えていること、そして学年が上がるにつれて人数が増えていることが分かります。
我慢していてもついに限界が来る。
そうして、不登校になってしまったり、心身の病気として現れて不登校になってしまうことがあるのです。
ただし、これらの文科省統計はあくまで「学校が把握したきっかけ」の分類であり、同じきっかけがあっても不登校になる子とならない子がいるのはなぜかまでは説明していません。
スダチが実施した独自調査(無料相談時のヒアリングデータの分析)でも、学年が上がるほど「人間関係のトラブル」が主要因になっていく傾向が確認されており、中学生・高校生ではいずれも人間関係のトラブルが最多のきっかけという結果が出ています(出典:スダチ独自調査データより)。
また、家庭ごとに寄り添ったサポートを行った場合の再登校成功率は、中学生で84.8%という結果も出ており、きっかけが何であれ、対応を変えることで再登校につながる可能性は十分にあることがわかります。
続いては、具体的にどのようなことがきっかけで中学生が不登校になってしまうのか詳しく見ていきましょう。
1-1. 中学生が不登校になってしまった原因やきっかけ
さて、では中学生が不登校となってしまった原因やきっかけはどのようなものが多いのでしょう。
ここではスダチが実施した独自調査(無料相談時のヒアリングデータの分析)をもとに紹介していきます。
中学生・高校生ではいずれも「人間関係のトラブル」が最も多いという結果が出ています。
先生とのトラブルを挙げる割合は中学生で11.5%と小学生(16.8%)より低めですが、学年が上がるにつれて友人関係の比重が大きくなる傾向が見えており、中学生特有の対人関係の複雑さがうかがえます(出典:スダチ独自調査データより)。
さらに、それぞれ学年別で不登校になる原因を紹介していきます。
1-1-1. 中学1年生で不登校になる原因
中学1年生になると小学校とはガラッと変わることが多く、夏休み明けに不登校になることが多くなります。
夏休み中の宿題や塾の夏期講習などをきちんとこなさなければと思ってしまったり、長期の休みが明けてまた緊張状態に戻ることにストレスを感じることが原因になります。
「環境の変化」が要因で不登校になることが多くなっています。
1-1-2. 中学2年生で不登校になる原因
中学2年生は、3年生の卒業や1年生が入ってくるため、人間関係の変化が大きくなり人間関係でうまく対応出来ないことが原因になります。
また、勉強面で授業についていけない、学力に限界を感じてしまったり、自分では力が無いのではと不安を感じることも原因です。
「人間関係」「勉強面」で不登校になることが多くなっています。
1-1-3. 中学3年生で不登校になる原因
中学3年生で不登校になる大きな原因は、高校受験や将来への不安になります。
学校などでの進路指導やオープンキャンパスなど、様々な情報が発信されているので何となくは分かると思います。
ただ、本人の中では自分がどの高校が合っているのか、高校に合格できるのだろうかとストレスを抱えながら生活しなくてはいけなくなります。
「高校受験」「将来への不安」で不登校になることが多くなっています。
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1-2. 学校に行きたくない・行けない理由
ここでもスダチの独自調査(無料相談時のヒアリングデータ)から見えてきた傾向を紹介します。
学年が上がるにつれて、「分からない」という漠然とした理由から具体的な理由へと、お子さん自身が答えられる内容が変化していく傾向が見られます。
また、デジタル依存を挙げる割合も増加しており、低学年ではわずか数%だったものが高学年に近づくにつれて2割近くまで上昇しています。
中学生ではこの傾向がさらに進み、人間関係のトラブルやデジタル依存が、体調不良や学業不振と並んで「行きたくない・行けない」理由の中心になっていると考えられます(出典:スダチ独自調査データより)。
では、お子さんが中学校へ行けない原因に対して親御さんはどのように対応すればいいのでしょうか?
2. 不登校の対応や解決方法をパターン別にご紹介!
不登校と言ってもそれぞれのパターン別に対応が異なるので、一概にどれがいいとは言えません。
ただし、ここで紹介する学業不振・体調不良・友人関係といった要因は、あくまで不登校の"きっかけ"にすぎません。
スダチでは、その奥にあるお子さんの自己肯定感の低下こそが根本原因だと捉えており、きっかけへの対処と並行して自己肯定感を育て直す関わりが欠かせないと考えています。
そこで、それぞれの症状や原因についての対応と解決方法を紹介していきます。
2-1. 学業不振の場合
学業不振で悩んでしまっている場合は、突然勉強が分からなくなるのではなく、徐々に分からなくなってくる場合がほとんどです。
ただし、学業不振はあくまで不登校の"きっかけ"のひとつであり、根本的な原因ではありません。
良い点を取れないと自分には価値がないと感じてしまう自己肯定感の低さこそが、学校へ向かう気力を奪っている本当の課題です。
そのため、結果に関わらず日々の努力や小さな変化を認める関わりを優先しつつ、学校での補習や個別指導、家庭教師の活用も並行して検討していくことが大切です。
具体的には、テストの点数について話すときに「100点ですごいね」で終わらせず、「もし10点や20点だったとしても、絶対に否定しない」と結果に関わらない安心感を伝えることが、自己肯定感を育て直す第一歩になります。
スダチメソッドの「年齢に応じた褒めのマスター」でも、結果ではなくプロセスや存在そのものを認める褒め方の重要性が語られています。
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2-2. 体調不良の場合
体調不良のため不登校になってしまった場合、まず実際に病気かどうかを調べる必要があります。
ただし、緊急性がない場合はいきなり大きな病院へ駆け込むのではなく、まずはお子さんの症状や様子をよく観察することが大切です。
頭痛や倦怠感の背景に起立性調節障害が隠れているケースも多く、対症療法だけを繰り返していると発見が遅れ、通院そのものがお子さんの負担になってしまうこともあります。
体調不良も学業不振と同じく不登校の"きっかけ"であり、体調の波に一喜一憂する親御さんの不安がお子さんに伝わり、さらに緊張を強めてしまう悪循環に陥っていないか確認することも重要です。
具体的には、起床時間を固定してカーテンを開け朝日を浴びるなど、生活リズムを整えてセロトニンの分泌を促すことが、体調の波そのものを穏やかにしていく助けになります。
スダチメソッドの「セロトニンの充足」でも、朝の過ごし方が心身の安定に直結するとされています。
なお、起立性調節障害や朝起きられない症状が不登校の原因になっている場合には、次の記事もお読みいただけると幸いです。
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2-3. 理由が分からないけど学校へ行けない場合
理由が分からないけど学校へ行けない場合は、どのように対応すればいいのでしょう。
まず、親御さんから無理やり学校へ連れて行くのは逆効果になるということは覚えておいてほしいポイントです。
そして、まずはお子さんが学校へ行きたくないという思いを親御さんがしっかり理解することが大切になります。
根気のいることですが、信頼関係を築くことも必要となるので、親御さんとしてどっしりと構えて受け止める準備をしておくといいです。
具体的には、頭ごなしに否定したりすぐにアドバイスをしたりするのではなく、気持ちを受け止める、お子さんの言葉を繰り返して確認する聴き方を意識するだけで、「分かってもらえた」という安心感は大きく変わります。
スダチメソッドの「遮らない徹底的な傾聴」でも、話を最後まで聞き切ることが安全基地作りの第一歩とされています。
お子さん自身が学校へ行けない理由がわからない時は、理由を言葉にできないほど心のエネルギーが減っている状態であり、気持ちの整理がうまくできていないことが多いです。
次の記事では、中学生が抱えやすいストレスとその解消方法を紹介しています。
小学生や高校生のお子さんにとっても役立つ内容となっているため、お子さんがストレスを抱えている様子が見られる時は参考にしていただけると幸いです。
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2-4. 学校生活(友人・教師・上下関係含む)の場合
学校生活での人間関係に問題があり不登校になってしまっている場合は
- 過度に周りに合わせる
- 期待に答えようと頑張りすぎる
- 上下関係で過度な要求をされる
このようなことが原因になってしまっていることが多いです。
また、自分が悪いと思っているお子さんが多く、自分から原因を話したがらないかもしれません。
こうした自分を責める思考自体が、自己肯定感が下がっているサインでもあります。
原因を言うことは、大人にとってはそんなことかと思うようなことでも、お子さんにとって非常に勇気のいる決断になります。
なので、原因を無理に聞き出すのではなく、親である私たちは味方であることを伝え続けます。
具体的には、「何があってもあなたの味方だから」と言葉で伝えつつ、生活リズムやデジタルルールなど家庭内の当たり前は変えずに保つことで、守られながらも自立を促されていると感じられるようになります。
スダチメソッドの「無条件の愛情の伝達」でも、こうした言葉かけの大切さが語られています。
家庭だけで安心感が得られれば学校へ行けるようになることもありますし、学校と協力して本人が納得できる解決策を探していく対応が必要となる場合もあります。
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2-5. 不安感がある場合
不安感があり不登校になる場合は、そんなことで?と思うようなことでも不安が大きくなり学校へ行けなくなることがあります。
最初は一つだった不安が、どんどん積み重なっていき大きな不安になってしまう場合が多く、原因が分からないことも多いです。
自己肯定感という土台がしっかりしていれば多少の不安は乗り越えられますが、土台が弱いと積み重なった不安に押しつぶされてしまいます。
なので、不安感がある場合は親御さんはコミュニケーションをとって信頼関係を築き、不安を打ち明けられるような環境になってきます。
具体的には、「今日できたこと」を1つでも見つけて言葉にして伝えるなど、小さな安心の積み重ねが自己肯定感という土台を強くしていきます。
スダチメソッドの「微細な変化の発見と承認」でも、日常の小さな変化に気づいて認めることの大切さが語られています。
夏休み明けは学校復帰しやすく、逆に不登校になりやすいタイミングです。
こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひチェックしてみてください。
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本章で紹介した対応の詳細は、スダチメソッド公式解説ページ「4. 安全基地の構築」でも解説しています。
3. 不登校になってしまったら親御さんが最初にやるべきこと
不登校になってしまった時、親御さんが最初にやるべきことは次の3つです。焦って無理に登校させることで状況が悪化するケースがあるため、まず安心させることを優先しましょう。
①「なぜ行けないの?」と問い詰めるのをやめる
②まずお子さんの気持ちを受け止め安心させる(安全基地になる)
③学校や外部機関に任せきりにせず、親御さん自身が「対応を変える」覚悟を決める
まず親御さん自身が落ち着き、お子さんを責めない環境をつくることが最優先です。
「なぜ行けないの?」の追及よりも「どうしたい?」とやさしく耳を傾ける方が効果的で、その土台として親御さん自身が関わり方を変える覚悟を決めることが欠かせません。
3-1. 「なぜ行けないの?」と問い詰めるのをやめる
お子さんが学校へ行けなくなると、つい理由を知りたくて「なぜ行けないの?」と聞いてしまいがちです。
ただ、多くの場合お子さん自身も理由がはっきり分かっておらず、問い詰められることで「責められている」と感じて心を閉ざしてしまうケースがほとんどです。
理由を急いで聞き出すよりも、まずはお子さんが話したくなるまで待つ姿勢を大切にしましょう。焦らず見守ることが、結果的に一番の近道になります。
3-2. まずお子さんの気持ちを受け止め安心させる(安全基地になる)
「学校へ行きたくない」という気持ちを否定せずそのまま受け止めることが、再登校への近道です。
否定せずに受け止めてもらえる場所があると、お子さんは少しずつ安心感を取り戻していきます。
具体的には、「行きたくないんだね」とお子さんの気持ちをそのまま繰り返して確認するだけでも、「分かってもらえた」という安心感につながります。
こうした関わりの土台を、スダチでは「安全基地」と呼んでいます。
さて、ここまで不登校になってしまった中学生のお子さんの原因・具体例・対応を紹介してきました。
しかし、色んな方法を試したけど上手くいかなかったり、状態が変わらない場合もあるかと思います。
それは、原因にばかり目を向けてしまっている時に起こります。
では、何をすればいいのか?
親である私たちの意識を変える!はじめにやることはこれだけです。
3-3. ○○しなければならないを辞める
中学生のお子さんが不登校になってしまった…。何とか学校へ行かせなければ。
どんな親御さんでもはじめはそう思うと思います。
でも、学校へ行かせなければならないと思う裏側にはこんな気持が隠れています。
- 学校へ行かせなければ→学校へ行くのは当たり前
- 不登校なんて失敗だ→失敗があってはならない・普通じゃない
- 不登校になって今後の人生どうなるの→学校が全てで人生を決める
不登校に真剣に向き合えば向き合うほど、上記のような考えが毎日、毎日、頭の中をグルグルと回り続けてしまう。
これは、非常に苦しい状態だし、とても辛い状態。さらには親御さんがどんどん疲弊していく姿を見ているお子さんも同じように辛い状態になってしまいます。
3-3-1. この苦しさはどこから来るのか
この状態は「学校へ行かせなければならない」=「○○しなければならない」と思ってしまっているから、起こってしまっているんです。
言い換えると、「○○しなければならない」と考える時って、自分の軸ではなく他人の軸で考えてしまっている時に起こるんです。
他人軸で考えて進んでしまうと、いくら考えてもお子さんと平行線なので、問題が解決しません。
あくまでも学校へ行くのはお子さんで、親である私たちでは無いからです。
このことをよく表しているのが、イギリスのことわざです。
馬を水飲み場に連れて行くことはできても、馬に水を飲ませることはできない
というものがあります。馬を水飲み場まで連れて行く、つまり環境を整えることはできても、実際に水を飲むかどうかは馬自身にしか決められない、という意味です。
不登校の対応も同じで、親ができるのは安心して一歩を踏み出せる環境を整えることまでで、実際に動くかどうかを決めるのはお子さん自身なのです。
3-3-2. 「自分軸」に切り替えることが解決の第一歩
なので、「○○しなければならない」を辞めて、親である私たちは自分自身の軸で考える。
この意識を変えることが、大きな一歩に繋がります。
こうして、お子さんが安心感を抱ける環境を作るようにするのが親である私たちの出来ることになります。
早く学校へ行ってほしい気持ちは痛いほど分かりますが、親である私たちは決して焦らず、我が子が「学校へ行くために出来ることは何か」に焦点を当てるところからスタートすることが大切になってきます。
3-4. 親御さんが自分を大切にすることがポイント
さて、先ほど親である私たちが出来るのは「学校へ行くためには何が出来るか」に焦点を当てて、お子さんに安心感を持ってもらうといいですよ!とお話しました。
ただ、そんな中でも親である私たちがストレスを抱えていると、お子さんにとって安心出来る環境を作るのは難しくなってしまいます。
では、親である私たちはどうすればいいのか?
それは自分自身を大切にすることです。
3-4-1. なぜ親御さんが「ポジティブ」でいることが大切なのか
どうして自分を大切にしたり、好きになったりしないといけないのかというと。
例えば、とても困ったことがあって相談しようと思うと、2人の人が居たとします。
Aさんは、失敗したらどうしよう…、自分は何てダメなんだ…と常に考えています。
Bさんは、失敗しても何とかなる!自分にやれることはまだある!といつも考えています。
困ったことがあったら、どっちに相談したいですか?
問題を本気で解決したいなら、ポジティブに考えてる人に相談したいですよね。
ポジティブな人というのは、自分のことを大切にしていて、周りと比べずに自分が何をしたいかを考えて行動するので、自分のことが好きになり自信を持っているんです。
そんな、自分のことを大切にしている親御さんが家に居ると、ポジティブな人に相談したい時のように、安心できるようになります。
3-4-2. 今日からできる「自分を大切にする」実践
ネガティブな言葉は使わず、自分を褒め、運が悪いことはチャンスだと思う。
生活の中でちょっとした事を取り入れるだけで、どんどん考え方が変わってくるので、ぜひ自分を大切にする方法を見つけてみてくださいね。
4. 不登校になってしまったら親御さんができるたった3つの対応とは?
不登校になってしまった時、親御さんができる対応は次の3つです。スダチでは親御さんの接し方改善で約90%のお子さんが平均22.6日で再登校を実現しています。
①お子さんを否定せず受け止める(安全基地になる)
②生活リズムを整える手助けをする
③家庭だけで抱え込まずスダチのような不登校の専門家に早めに相談する
さて、先ほど「○○しなければならない」を辞め、自分のことを大切にすることがポイントですよというお話をしました。ここまでで、お子さんの気持ちを受け止める準備ができた状態です。では、ここからそれぞれを詳しく見ていきましょう。
4-1. お子さんの気持ちを否定せず受け止める(安全基地になる)
「学校へ行きたくない」というお子さんの気持ちを、まずは否定せずに受け止めることが最優先です。頭ごなしに否定したりすぐにアドバイスをしたりせず、気持ちをそのまま受け止める関わりを続けることで、お子さんは少しずつ安心感を取り戻していきます。
具体的には、次で紹介する「観る」「聴く」という2つの関わり方を意識することが役立ちます。
4-2. 生活リズムを整える手助けをする
不登校が続くと、昼夜逆転やスマートフォン・ゲームへの依存など、生活リズムが崩れやすくなります。生活リズムの乱れは自律神経のバランスを崩し、余計に朝起きられない・気力が出ないという悪循環につながります。
具体的には、起床時間を固定してカーテンを開け朝日を浴びる、就寝時間を大きく崩さないようにするなど、無理のない範囲で整えていくことが大切です。頭ごなしに「早く寝なさい」と押し付けるのではなく、少しずつ一緒に整えていく姿勢が安心感につながります。
4-3. 家庭だけで抱え込まず専門家に相談する
学校の先生に相談することも大切な選択肢ですが、家庭内の関わり方そのものを変えるところまでは踏み込めないケースがほとんどです。
色々試したけど上手くいかない、家庭だけで抱え込むのはもう限界だと感じたら、スダチのような不登校の専門家に早めに相談することをおすすめします。
まずはスダチのような復学支援の専門家に無料相談で話してみることをおすすめします。
4-4. お子さんを観る
お子さんを観るっていつも見てるよ!と思ったかもしれませんが、本当の気持ちを理解できるので、ぜひやってほしい方法になります。
まず、「見る」と「観る」は意味が違います。
見る→目に入ってくるもの
観る→意識して視野に入れること
4-5. 「観る」ことで何が変わるのか
では、「見る」と「観る」でどんなことが変わってくるのか?
例えば、お子さんが朝起きなかったとします。
朝起きないお子さんを「見る」と、また起きない!どうして起きないの!イライライラ…という気持ちになりますよね。
でも、朝起きないお子さんを「観る」と、どうして起きないんだろう?という視点で考えることができ、体調・心配ごとなど様々な原因を探ることができるのです。
そして、「観る」ことで、どうしてなんだろうと考えることができるので、「こうなったらこうしよう!」という対処方法も考えることができるようになりますよね。
お子さんを意識して「観る」、これだけで、お子さんの様子や嫌なことが分かったり、対処方法を考えることもできるんです。
そして、「観る」ことを続けていくと、お子さんに対しての言葉のかけ方や対応も変わってきて、お子さんが安心感をより持てるようになってきます。
4-6. お子さんの話を「聴く」
お子さんの話を聴くのも、先ほどの「観る」と同じで、「聞く」と「聴く」では同じ「きく」でも違った意味を持っています。
聞く→耳から聞こえてくること
聴く→自分から理解しようとして聴く
では、お子さんの話を「聴く」ことでどんなことが分かるのでしょうか?
例えば、学校へ行きたくないと言われた時
ただ、話を「聞いただけ」だと、「何言ってるの!学校へ行きなさい!」となって、そこで終わってしまいます。
でも、話を「聴こう」と意識して聴くと、先生や友達とうまくいかなかったり、勉強が分からないからだったりと、色々な理由を考えることができますよね。
ただ、お子さんの言葉を「聴く」ことで、この人は自分の気持を理解してくれると思ってくれるのも事実です。
「聴く」ことは口で言うほど簡単ではなく、最初からうまくできる親御さんはほとんどいません。
ですが、求められていないのにアドバイスをしたり、話を最後まで聞かずに意見を言う接し方を見直し、まずは受け止めることに徹するだけで、お子さんの「分かってもらえた」という安心感は大きく変わります。
お子さんの話を「聴く」ことで、私たち親はお子さんの気持ちを理解し、寄り添うことができるようになります。
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4-7. 親御さんも休んで発散する
我が子が不登校になり「何とかしないと」と思っていると、ずっと気持ちが緊張している状態になってしまいます。
緊張状態が続くのは、不安や疲れ、ストレスも溜まってしまい、決していいことではありませんよね。
そこで、親である私たちもしっかりと休む、そして発散することは絶対に必要になってきます。
いきなりストレス発散と言われてもどうすればいいの?と思うかもしれませんが、ちょっとしたことを普段の生活に取り入れるだけで大丈夫です。
大好物を作ったり、好きなモノをや香りを周りに置くなど、好きなものに囲まれると、これだけでグッと気持ちが楽になりますし。
散歩をするだけでセロトニンが出てきます。
トイレットペーパーに、嫌だったことや心のモヤモヤを全部書きだして、トイレに流すだけでスッキリしたり。
今日、出来た簡単なこと(朝寝坊しなかった、5分だけ掃除した、など当たり前のことでOK)を書き出すだけで、今日も一歩進めた!と自信に繋がります。
将来がとにかく不安な時は、簡単に1年後はどうなっているかな?3年後は?5年後は?最後はどんな風になるのかな?と考えるだけで不安は無くなります。
親御さんとなってからは、飲み会やカラオケなどでストレスを!というのは難しいと思いますが、上記に紹介した方法ならいつでもできる方法になります。
4-8. お子さんと一緒に実践できること
また、おひさまを浴びながら散歩をしたり、料理を作ったり、簡単な掃除などはお子さんと一緒にできて、ストレスも無くなり一石二鳥なのでおすすめです。
ここで紹介したのは一例になるので、これはいいな!という方法があったら実践して、ぜひお子さんと一緒にやってほしいと思います。
また、不登校という難しい問題だと気軽に相談はしにくいですよね?
一人で溜め込まないで「誰かに話しを聞いてもらう」というものとても重要です。
お子さんが不登校のとき、親御さんがやっていいことと、やってはいけないことは以下の記事でもお話ししています。
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5. 不登校への学校の対応や相談するときの注意点と解決法は?
- 学校への相談は出席や学習面の状況共有が中心で、相談自体が不登校の解決にはならない
- 「登校刺激」の有無など、学校の方針を事前に確認することが重要
ここまでは、親である私たちができることを紹介してきました。
学校や担任の先生、スクールカウンセラーとは、出席の取り扱いや学習面のフォローなど、学校生活を送る上で連絡を取り合う場面が出てきます。
ただし、学校や先生ができるのはあくまで学校生活面でのサポートが中心で、不登校の根本原因である自己肯定感の低下や家庭内の関わり方そのものを変えることはできません。
では、学校ではどのように対応してくれるのか、また相談する上での注意点について紹介していきます。
5-1. 中学校の不登校に対する学校の対応は?
不登校の場合、学校での問題なので家庭だけではどうしても解決することが難しくなってきます。
では、学校の対応はどのようなものなのか、文部科学省では以前「学校へ登校する」という結果が目的でしたが、現在は「社会的に自立すること」を目指す方針に変わっています。
詳しくは文部科学省のHPの学校における取組についてを御覧ください。
学校ごとに文部科学省の意向に沿って対応は行われているのが現状で、登校できた日に様々な先生が声がけをしてくれたり、学校の様子を教えてくれたり、補習を申し出てくれたりと、学校全体でカバーしてくれるケースも多くあります。ただし、これらはあくまで学校生活面でのサポートであり、不登校そのものの根本原因にアプローチするものではありません。
5-2. 学校や先生に相談するときの注意点
学校や先生に相談する際は、次のような点を押さえておくと話がスムーズに進みます。
まず、「登校刺激」の有無など学校の方針を事前に確認しておくことです。無理に登校を促す方針の学校もあれば、見守る方針の学校もあるため、事前に把握しておくと対応のズレを防げます。
また、担任・学年主任・スクールカウンセラーは役割が異なるため、出席や学習面の相談は担任へ、お子さんの気持ちの整理はスクールカウンセラーへというように、内容に応じて窓口を選ぶとスムーズです。
そして、先生や学校を敵だと思ってしまうと話し合いが平行線になりやすいので、あくまで学校生活面の連携先として付き合っていく意識を持つとよいでしょう。
ただし、こうした相談はあくまで学校生活面のサポートが中心で、それだけで不登校が解決するわけではありません。学校や先生ができるのは学校生活面のフォローが中心で、不登校の根本原因である家庭内の関わり方を変えるところまでは踏み込めないためです。
5-3. 学校との連携と家庭の対応、両方が揃って初めて解決に近づく
不登校の解決には、学校との連携と家庭での関わり方の変化、両方が欠かせません。
学校には出席の取り扱いや学習面のフォローを任せつつ、根本原因である自己肯定感の低下や家庭内の関わり方そのものは、親御さん自身が変えていく必要があります。
この家庭側の変化を専門的にサポートするのが、次の章で紹介するスダチのような不登校の専門家です。
6. 不登校時に親御さんが相談できるところはどこ?
学校との連携は大切な一歩ですが、物事が進んでいくうちに、このままでいいのだろうか、もっと別の方法があるのではと色んな疑問が浮かんでくることもあるかと思います。
親である私たちがどこに相談すればいいのか、大きく分けると「学校の先生」と「スダチのような不登校の専門家」の2つの選択肢がありますが、それぞれ担える役割は大きく異なります。
6-1. 学校の先生(担任・スクールカウンセラー)
学校の先生やスクールカウンセラーへの相談自体は大切な一歩です(相談のコツは5章もご参照ください)。
ただし、相談したことそのもので不登校が解決するわけではありません。先生やスクールカウンセラーは学校生活面のサポートや心のケアはしてくれても、不登校の根本原因である家庭内の関わり方を変えるところまでは踏み込めないためです。
実際、学校や先生に相談を続けても状況が変わらないというケースは少なくありません。
6-2. スダチのような不登校の専門家
不登校が増えてきた今、家庭での関わり方そのものを変えることで根本解決を目指す、スダチのような復学支援サービスも選択肢のひとつです。
学校の先生への相談だけでは変えられなかった家庭内での接し方を、専門家と一緒に見直していくアプローチです。
スダチのような復学支援サービスは、親御さんの接し方を変えることで自己肯定感を育て直し、根本解決を目指す点が特徴です。
色々試したけどやっぱり上手くいかない場合は、まずスダチの無料相談で今の状況を相談してみることをおすすめします。
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7. スダチで再登校を実現したお子さんの事例
スダチでは、親御さんの接し方を変えるサポートを通じて、平均22.6日という短期間で再登校を実現しています。実際にスダチを利用して再登校を果たしたお子さんたちの事例をご紹介します。
7-1. 事例①:中学1年生・女の子(毎朝自ら「今日も頑張ろう!」と登校)
お子さんの変化を家族全員で実感。親御さん自身のマインドセットが変わったことで、「今日も頑張ろう!」と言いながら登校できるようになりました。
スダチご利用者の声
「子どもがなかなか変わらない中でも、毎日具体的なアドバイスをもらえたことで確実に変わっていくことを家族で感じました。コンサルタントさんの関わりで私自身のマインドセットも変わり、子どもは毎朝「今日も頑張ろう!」と言いながら登校できるようになりました。」
中学1年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
7-2. 事例②:中学2年生・女の子(2年以上解決せず→スダチで再登校)
心療内科・スクールカウンセラーなど複数の支援機関を利用しても2年以上解決しなかったケース。スダチでの支援により親御さんの接し方が変わり、お子さん自身が前を向けるようになりました。
スダチご利用者の声
「中2から不登校になり心療内科・スクールカウンセラーなど様々な支援を受けましたが2年以上解決の糸口が見えませんでした。スダチで私の接し方が変わったことで、子ども自身も前を向けるようになりました。スダチを利用して、本当に良かったです。」
中学2年生・女の子の保護者 ▶ 直筆アンケートを見る
8. よくある質問
ここまで解説してきた内容について、保護者からよく寄せられる疑問にお答えします。
中学生の不登校は原因も対応も一人ひとり異なりますが、判断に迷ったときの参考にしてください。
特に相談先の選び方については誤解が多いポイントなので、詳しく解説します。
8-1. 不登校の中学生に親御さんはどう接すればいいですか?
安心できる家庭環境(安全基地)をつくることが最優先です。
「なぜ行けないの?」の追及をやめ、自己肯定感を育て直す関わりを続けることが、遠回りに見えて再登校への一番の近道です。
8-2. 不登校はどれくらいで解決しますか?
スダチの支援では平均22.6日で再登校を実現しています。ただし、適切な対応と環境づくりが重要で、一人ひとりの状況によって異なります。
8-3. 不登校のお子さんに学校へ行かせるべきですか?
無理な登校強制は逆効果です。
お子さんの気持ちを受け止める「応答性」と、生活リズムなど最低限のルールを保つ「要求性」の両方を意識しながら、「行きたい」と思えるサポートをすることが大切です。
8-4. スダチの無料相談ではどんなことが聞けますか?
お子さんの現状をお伺いしながら、家庭での関わり方をどう見直せるか、最適なサポートが可能かを丁寧にお答えします。
オンライン45分・無料で、お子さんへの直接アプローチはせず親御さんだけで参加できます。
早く対応を変えたい方は、まずスダチの無料相談で今の状況を話してみてください。
9. 中学生の不登校への親御さんの対応まとめ
中学生の不登校への正しい対応のポイントをまとめます。
- 中学生不登校の主因:環境変化・人間関係・無気力不安は"きっかけ"にすぎず、根本には自己肯定感の低下がある
- 最初の対応は「責めない・受け止める・親御さん自身が対応を変える覚悟を決める」の3ステップ
- 親御さんができる3つの対応:安全基地になる・生活リズム整備・スダチのような専門家に相談する
- 相談先に迷ったら「学校の先生」か「スダチのような専門家」かの2択で考える
- スダチでは約90%のお子さんが平均22.6日で再登校を実現
今回は、不登校の中学生への親御さんの対応や解決法、また学校へ相談する場合の注意点も紹介してきました。
学業不振や体調不良、友人関係といった要因はあくまで"きっかけ"にすぎず、根本には自己肯定感の低下があるという視点を持つことが大切です。
そのために親御さんがまず意識を変え、お子さんの気持ちに寄り添いながら安心できる環境(安全基地)を作ることは、私たち親にしかできません。
中学校の先生との連携も大切な選択肢ですが、家庭内の関わり方を変えるところまでは踏み込めないという限界も知っておく必要があります。
どんなに色々な方法を試しても解決しない場合は、自己肯定感を育て直すスダチのような専門家に相談することが、解決への近道です。
スダチでは平均22.6日での再登校を実現しています。まずは無料相談で、今の状況を話してみませんか。
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この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)
不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長
「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,900名以上のお子さんを再登校に導いてきた。
「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。
ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。
そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。
【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルール(PHP研究所)
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