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スダチ(旧逸高等学院)の元木です。
楽しいことがない・・・
何をするにもやる気が出ない・・・
中高生のみなさんの中には、こんな風に悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
高校時代の私はまさにこんな感じでした😞
何となく授業を受けて、
何となく部活をして・・・
中にはこのまま学生生活を終えていいのかな?
なんて思っている学生もいるかもしれません。
この記事ではそんなみなさんに、
今この瞬間から人生を楽しくする方法をお伝えします!!
人が楽しいと思う瞬間とは?
そもそも、人が楽しいと思う瞬間はいつだと思いますか?
あまりそんなこと意識しないですよね・・・
せっかくの機会なので、
一度一緒に考えてみませんか?
まず、下の表にこれまでのみなさんの人生で、楽しかったことと楽しくなかったことを、当てはめてみてください。
縦軸は楽しさ、横軸は年齢を表します。思い付くことはどんな些細なことでも構いません!!
いかがでしょうか?
いざ考えるとなると、意外と埋まらない方も多いのではないでしょうか?
実際、これまで多くの学生にも埋めてもらう作業をしてもらいましたが、
なかなか埋まらない子がほとんどでした。
そんな方へ参考になればと思い、恥ずかしいですが私のこれまでの人生を簡単に振り返ってみます。
私の表を参考にしていただき、
イメージが湧いた方はもう一度ご自身で表を埋めてみてください。
そして、埋まった方は楽しかったことと楽しくなかったことの共通点を探してみてください。
楽しかったことを突き詰めることは非常に大切です。
著名人の中にも不登校やひきこもりを経験している人がいますが、自分の好きなこと・夢を諦めなかったからこそ良い結果を出しています。
こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
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以下ではその共通点と今後の人生の楽しみ方を、私が埋めた表を基にご紹介します。
楽しいことと、楽しくないこと
早速ですが、答えを発表します!!
人が楽しいと思う瞬間は、ずばり・・・
その物事に対し、主体的に取り組めている時!!
です。ここでは主体性を以下のように定義させていただきます。
- 自分の意志で何かに取り組んでいること
- やらされていない状況
逆に、人が楽しいと思うことができない瞬間は、
主体的に取り組めていない状況です。
そう言いきる理由を私の経験をもとに説明します。
ここから少し、私の話が中心になってしまいますが、「興味ない!」などと言わずお付き合いください笑
まず、私は幼稚園のころ給食が大嫌いでした。
20年以上前で、尚且つ厳しい幼稚園だったこともあり、
給食を残すということが許されませんでした。(キツすぎませんか...?笑)
私はマヨネーズが苦手で、マヨネーズが出る日はどうしても給食を完食できません。
そんな給食を完食できない私を含む数名に対し、幼稚園は午後の授業に参加させず、
完食するまで(放課後まで)給食と向き合わされました。
カボチャが嫌いな友達は、カボチャをベランダから投げ捨てたりしていました...笑
ただ、小学校に上がると無理して給食を完食する必要がなかったため、給食の時間が好きになりました。
また、私が小学3年生~中学3年生まで続けた野球でも同じことが言えます。
小さい頃から4歳年上の兄がしていた野球に興味を持った私は、小学3年生になってすぐ野球を始めました。
もう20年近く前の話にはなりますが、
初めてグローブを買ってもらった時の嬉しさや野球の楽しさは今でも覚えており、
嬉しさがあまりグローブを買ったお店の店員の名前が、山中さんだったということまで覚えています。
しかし、楽しかった野球も束の間で...
父親の指導が日を追うごとに厳しくなり、
小学4年生になった頃には1日2時間以上の素振りを強いられていました...笑
主体性を奪われた私は野球を楽しむことができず、
それ以降は、大好きだったはずの野球をすることが苦しくてたまりません。
そして、3年間毎日2時間もの素振りを続けた私は、
気持ちとは裏腹にどんどん野球が上手くなってしまいました。笑
結果、周囲の私に対する期待は一層膨らみ、中学でも野球部に入ることに...笑
ただ、中学の野球部は監督が無駄に厳しく、ここでも主体性は全く抱けませんでした。
ここまでの話を聞いて共感できる部分がある中高生もいるのではないでしょうか?
親に勉強や部活を強いられたり、部活の顧問が厳しかったり・・・
キツいですよね・・・
そんな私も、高校では"野球はしない"と決めていました。
しかし、必ず部活に入らなければならないというルールが私の高校にはあったため、
野球しかしたことがない私は、それほどキツくなさそうなソフトボール部に入部しました。
(野球しかしたことが無く、他のスポーツをする勇気はありませんでした...)
これまでの野球とは違い練習は厳しくなく、部員同士も仲が良かったため、
小学生や中学生時代の野球よりかは楽しむことができました。
ただ、とても楽しかったか?と聞かれると正直なところ微妙です。(私の表を参照)
理由としては、進学校だったこともあり勉強を重視していたことと、
絶対に部活に入らなければならないという条件がある時点で
主体性が奪われていたからではないか?と思っています。
そんな私にも同じ高校時代にとても楽しかった経験がありました。
それは、年に1度あるクラス対抗のソフトボール大会です。(球技大会)
この話を聞いて、「ん?何かおかしくない?」と思った方もいるのではないでしょうか?
そうです。同じソフトボールなのに、部活と球技大会では楽しいと感じるかどうかが全く違ったということです。
上でも記した通り、部活はそれほどキツくもなく、
試合にも中心メンバーとして出場していました。(小学生時代の素振りが効いたのかもしれません。)
一方、球技大会に関しては3年連続初戦負けでしたし、
好きだった女の子に応援してもらった訳でもありません。(クラスメイトより部活のメンバーの方が圧倒的に仲も良かったです。)
つまり、球技大会のソフトボールが部活のソフトボールより楽しくなる要因は特にないのです。
ただ、1つだけ決定的に違う点がありました。
それは、球技大会のソフトボールにはとても主体的に臨めていたということです。
3年間、男子が9人しかいないような圧倒的に不利だったクラスでしたが、
こんなクラスが勝ち上がっていけば!!と毎年とてもワクワクしました。
この頃から私は
"主体性さえ見出せれば、何でも楽しめるのではないか?"ということに気付きました。
それに気付いた私は、徐々にではありますが
何をするにしても楽しむことができるようになりました。
大学時代のアルバイトやサラリーマン時代の仕事など...
周囲を見ると疲弊している方や不満ばかり言っている方がほとんどでしたが、私は違いました。
それは常に主体性を見出そうと意識していたからです。
ただ、仮にそうだとしても
「どうすれば主体性って見出せるんだよ?」って思いますよね。
そんな方のために以下では具体的な対策を、
中高生が最も悩んでいると思われる勉強で例え、説明したいと思います。
主体性の見出し方(例:勉強)
前提として、現状を少しでも楽しくしたい(より楽しくしたい)と思っている方向けの提案なため、
現状のままで良いと思っている方には伝わらないかもしれません。。。
ここからは4パターンに分けて提案させていただきます。
①勉強が楽しく、目標も定まっている人
→すぐこのブログを閉じてください。笑 素晴らしすぎます!!
②勉強は楽しいが目標がない人
→既に楽しめているかとは思いますが、より有意義な時間に昇華するため夢や目標を掲げてみてください。
夢や目標が見つかることで勉強への主体性が上がり、より勉強に打ち込めるかと思います。
【夢が見つからない中高生へ】君の夢は2秒で見つかる!
③目標や夢はあるが、勉強が嫌いな人 or 勉強に集中できない人
→こちらに当てはまる方には2つの提案があります。
1つめは、仲のいい友達と勉強にゲーム性を持たせてみて、
少しでも楽しくなるような工夫を考えてみるということです。
例えば、
- 次のテストで点数が低かった方が、高かった方の言う事を1つ聞く...
- 毎朝学校が始まる1時間前くらいに友人達とどこかへ集合し勉強する。
(3回遅刻したら片足だけすね毛を剃る)
といったような、ゲーム性がでてギリギリ楽しくなるようなルールを決めてみてはいかがでしょうか?
ちなみに私はサラリーマン時代、私の先輩と後輩の3人で
営業成績が1番悪かった1人が、"鶉(うずら)を卵から孵化させ飼育する"というルールで戦っていました。
結果、ハンデや経験値を考慮しすぎたこともあり先輩が負けてしまいました。(今も飼っているそうです...笑)
このように日常の生活にもゲーム性をもたらすだけで、
楽しめていない人がほとんどだった仕事でも、私たちはとても楽しく取り組むことができました。
(楽しみながら仕事をしていたので、言うまでもなく結果もついてきました。)
もう一つの方法は、学校や塾の先生のことを好きになるということです。
こちらは、理由をブログでも解説していますので興味があれば覗いてみてください。
【勉強が嫌いな中高生へ】一生使えるとっておきの攻略法!
④目標もないし、勉強も嫌いな人
4つ目は勉強する目標もないし、そもそも勉強が嫌いだ!!と言う人向けです。
こちらに当てはまる方は、②と③で紹介した策を実施してみてください。
どれか1つでもご自身に合うものがあれば、少しは勉強に対し主体性を見出すことができるかと思います。
毎日を楽しくするもう1つの方法
これまでは主体性の有無が、楽しさを決めるという話をしてきました。
ですが、実はもう1つ毎日を楽しくする別の方法があると思っています。
それは、周囲の人を好きになるということです。
全然楽しみでないことも、メンバーが良ければ楽しく感じた経験がみなさんもありますよね?
私の感覚値だと、楽しさを決める割合は その物事への主体性:周りのメンバー=6:4 といったところです。
よって、主体性と同じくらい、みなさんの周りを好きな人で固めるということも大切かと思います!!
(今回は主体性を中心に説明しています。周囲の人を好きになる必要性については以下のブログを見てください)
【人間関係に悩む中高生へ】たった1つの心掛けで人生を攻略!
さいごに
最後に、この考え方で"みなさんの周りにいる方を、
みなさんが救えるかもしれない"という話をして終わりたいと思います。
これまでの提案で自分に合うものが無かった方も、
あなた次第で周りの方を救うことができますので、ぜひ最後まで読んでください。
唐突ですが、みなさんの周りに毎日がとても辛そうな人っていませんか?
- 今にも心を病んでしまうのではないだろうか...
- 不登校になってしまうのではないか...
親御さんに嫌々勉強をやらされたり、部活が厳しすぎたり・・・
色々理由はあるかと思いますが、共通して上記のような人に言えることは、
みんな主体性が欠けているということです。
私もサラリーマン時代に、同じ部署の後輩が心を病んでしまうという経験をしました。
その後輩は入社当時からとても前向きに頑張っていましたが、
上司からはなかなか評価してもらえず、一方的に指示を出され仕事をこなすだけの生活が続いていました。
それでも最初は頑張っていた後輩ですが、だんだんと仕事を楽しめなくなってしまいました。
私たちも後輩がそこまで追い詰められているということにはすぐには気付けませんでした。
ただ、今思うとその後輩は、仕事に対し主体性が全く見出せていなかった訳で、
毎日が楽しいはずもなく心を病んでしまっても不思議でない状況だったなと思います。
ですが、もし私がその後輩を鶉(うずら)の勝負に誘ってあげたり、
上司に対して、「主体性奪いすぎですよ。それだと全く楽しくないはずなので、病んでしまうかもしれないですよ。」などと言えていれば、後輩を救ってあげられたかもしれない、と後悔してしまいます。
みなさんの周りにも主体性を見出せず、今にも心を病んでしまいそうな友人がいるかもしれません。
もしそうかもしれないと思う人や、主体性を見出せていない人がいれば
一緒に目標を見つけたり、ゲーム性のある勝負に誘ってあげても良いのではないでしょうか?
この考えを持つだけであなたは自分の人生も、周りの人の人生も幸せにすることができます。
今は理解できなくても、当記事が伝えようとしていることが分かる日が必ず来るかと思いますので、
その際はこの考えを参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また、次の記事では違う視点から学校がつまらない原因とその解決方法をお話ししていますので、
こちらもご覧いただけると幸いです。
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