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スダチ(旧逸高等学院)校長の元木です。
いま親御さんとの関係に悩んでいる中高生も多いのではないでしょうか?
勉強するよう口うるさく言われたり...
ちょっとしたことで怒られたり...
当記事では、親御さんとの関係に悩んでいる、中高生に覚えていて欲しい考え方を1つ紹介します。
それは、皆さんのファン第1号は親だということです。
この言葉は、私が高校時代に同級生から教えてもらった考え方です。
私も学生の頃は親とよく喧嘩していました。
ちょっとしたことで怒られたり、時には会話することが嫌なこともありました。
学生時代は、年齢を重ねるにつれて徐々に会話をする機会も減った気がします...
そんな私には、親ととても仲がいい同級生がいました。
いつも親に対し優しく接することができるその同級生の姿に、敬意すら覚えていました。
そんな友人に対して私は
「どうしてそんなに親と仲が良いの?」と質問したことがあります。(今思うと変な質問だったなと思います...笑)
その友人の答えは「親は俺らにとってのファン第1号だから!」というものでした。
その言葉を聞いた時、私は衝撃を受けました。
当時高校2年生だった私は、「同級生なのに、どうしてそんなカッコいい考え方ができるんだろう!?」と心からその友人を尊敬しました。
その言葉を聞いてからは、その友人へ一目を置くようになりました。
皆さんも、高校生でそのような考えを持つ私の同級生を凄いと思いませんか...?
確かに、親は自分のことを最も長く意識してくれている人です。
そんな親からすると、私たちに色々口出ししたくなる気持ちも少し分かる気がしました。
その友達も親のことを鬱陶しいと思うこともあるようですが、
「ファンサービスだと思い日々接している」とを私に教えてくれました。 (カッコ良すぎます...笑)
熱狂的なプロ野球ファンであればあるほど、その応援するチームが負けた時に文句を言いますよね?(もちろん口出しせずに見守る熱狂的なファンもたくさんいると思います。)
このように考えると、親が口うるさく注意してくる気持ちも少し分かる気がしませんか?
もしかすると、皆さんの親御さんも口出ししてくるファンタイプなのかもしれません。
しかし、いつも怒ってばかりの熱狂的なプロ野球ファンも、
選手から直接「いつも応援ありがとうございます!」などと言われたら、凄く喜ぶと思いませんか?
親も同じで、たまに感謝の気持ちやプレゼントをあげると、凄く喜んでくれるはずです。
もし皆さんが両親に感謝の気持ちをあまり伝えられてないのであれば、
ファンサービスだと思い、優しい言葉やプレゼントをあげてみてはいかがでしょうか?
先日、その言葉を教えてくれた同級生と話す機会がありました。
その際、以前教えてもらった「"親は俺らにとってのファン第1号"という言葉を今でも大事にしている」と伝えました。
すると、その同級生は私にこう言いました。
「え、そんなこと言ったっけ?」
・・・・・・・・・・・・
唖然としました。
開いた口がふさがらないとはこのことかと思いました。
しかし、事実としてこの考え方のおかげで、私は親に感謝できる人間になれたと思っています。
誕生日や父の日、母の日にはプレゼントを贈るようにもなりました。
もしこの記事を読んでくださった中高生で、親との関係性に悩んでいる人がいれば
"君のファン第1号は親だ"ということを意識してみてください。
今すぐなのか少し先なのか、いつになるかは分かりませんが、
親御さんとの接し方が少し変わるかもしれません。