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「中学生の子どもがひきこもりになってしまった…」
「中学生でひきこもりだと、高校受験はできる?将来はどうなる?」
中学生のお子さんが不登校からひきこもりになってしまったとき、お子さんの将来に不安を抱えている親御さんも多いでしょう。
中学生になると小学校よりも先生や友人との関わりが希薄になり、部活やテストといった環境の変化に慣れずに不登校やひきこもりに繋がってしまうケースがあります。
中学校生活は長いようで短いので、早めに対処をしないと高校受験や将来に影響してしまいます。そのため親御さんは、早めのサポートが重要です。
平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。
記事を読むとわかること
- 中学生のひきこもりの現状
- 中学生のお子さんがひきこもりになってしまう原因
- 中学生でひきこもりになるお子さんの特徴
- 中学生のひきこもりの将来・高校受験について
- 中学生のお子さんがひきこもりになったときのお願い
- 中学生のお子さんがひきこもりになったときに親御さんがするべきこと
- ひきこもりを解決したお子さんの体験談
中学生でひきこもりのお子さんを抱える親御さんの参考になれば幸いです。
スダチでは、小学生〜高校生のお子さんの不登校、ひきこもりに悩む親御さんへ、再登校に導く支援を提供しています。
もしも「子どもが不登校・ひきこもりだけれど、高校受験や将来はどうなるのか?」とお悩みを抱えていらっしゃるときには、一度お子さんの現状をお聞かせいただけたら幸いです。
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1. 中学生のひきこもりの現状
中学生のひきこもりは、不登校の延長でなることが多いです。不登校は学校を年間30日以上欠席している生徒のことを表現する言葉で、ひきこもりは6ヶ月以上家庭にとどまっている状態のことをいいます。
つまり、不登校で学校に行きにくくなってそのまま家にひきこもってしまう中学生が多いということです。
ひきこもりと不登校の定義は、以下の通りです。
ひきこもり
様々な要因の結果として、社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態
不登校
何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にある為に年間30日以上欠席した者の内、病気や経済的な理由による者を除いた者
1-1. 中学生のひきこもりの数は4万人|日本の70万人がひきこもり
日本のひきこもりの人数は70万人といわれる中、文部科学省から発表された「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」という調査結果によると、小・中学校における長期欠席者数 413,750 人となっており、そのうち4万人の中学生がひきこもり状態にあるようです。
ひきこもりになった原因を見てみると、以下のようなことがわかりました。
- 「無気力・不安」・・・49.7%
- 「教職員との関係をめぐる問題」・・・1.2%。
- 「いじめ」・・・0.2%
いじめや教員との問題など直接的な原因も上げられていますが、ひきこもりになった原因をみてみると、49.7%が無気力・不安となっています。
不登校やひきこもりになるお子さんは無気力であったり、不安を抱えていたりすることが多いことがわかります。
1-2. 中学生のひきこもりが復帰しにくい現状
中学生でひきこもりになってしまった場合、以下のような復帰しにくいという現状もあります。
本人が復帰したいと思っていても、復帰しにくい環境があることを親御さんは知っておいてください。
1-2-1:レールから外れたら元に戻れないと思わせる社会構造
小学校・中学校という義務教育を受けた後に、高校・大学に進学することが「当たり前」と思われている現状があります。
お子さんたちの将来はレール通りに進まなければいけないという無言のプレッシャーを感じているのです。
また、そのレールから外れたら元に戻れないのではないかと思わせてしまうため、お子さんたちは強く不安を感じてしまっています。
1-2-2:偏差値教育の間違ったプレッシャー
中学生に入るとお子さんは成績・偏差値でランキング化されます。偏差値として数値化されることで自分が集団のどのレベルなのかが明確になります。
自分の目標に対して偏差値と比較して夢が叶いそうか叶わないかを考えられるようになっています。
お子さんは「もっと良い偏差値を取らなければいけない」というプレッシャーを感じやすいですし、親御さんももっと勉強しなさい・もっと点数を取りなさいと言いやすいので親子関係が乱れやすくなってしまいます。
1-2-3:周りを気にしてしまう日本人の価値観
日本人は農地民族だったため、地域で協力して生きてきました。そのため、身勝手な行動をしている人がいないかを相互監視していた過去があるため、日本人は比較的周りを気にしてしまう価値観が根付いているのです。
そのため、ひきこもりになってしまったお子さんはクラスメイト・友人・近所の人からの目を気にして家から出られなくなってしまうことがあります。
2. 中学生のひきこもりの原因5つ
中学生がひきこもりになってしまう5つのきっかけをまとめました。お子さんはどのような事柄がきっかけとなったのかを探ることができます。
2-1. 人間関係がうまくいかない
小学生は担任の先生がお子さんに密にコミュニケーションを取ってくれていましたが、中学生になると教科ごとに担当の先生が変わるので、先生とのコミュニケーションが上手くいかないお子さんもいます。
また、部活やクラブ、委員会といったクラス外の活動も活発になるため、友人がうまく作れなかったり、クラスの雰囲気に馴染めなかったりして孤独感を覚えるお子さんもいます。
直接的ないじめがある場合はそれが原因と目に見えてわかりますが、いじめや仲間外れなどがなくてもお子さんが学校を居心地が悪いと感じることもあるのです。
2-2. 勉強や部活での失敗
勉強や部活などでの失敗が挫折の経験となってしまい、そのまま無気力になってしまうことがあります。
お子さんが頑張り屋で結果にこだわっていると、些細な失敗から不登校やひきこもりに繋がります。
2-3. ゲームやスマホなどのデジタル依存
ゲームやスマホといったデジタル依存が加速すると、夢中になって夜遅くまで起きていて、結果として朝起きられずに学校に行けなくなってしまいます。
そのまま不登校になり、自室でデジタル依存のままひきこもっているというケースは少なくありません。
2-4. 親子関係をうまく築けていない
正しい親子関係を築けていないと、お子さんはひきこもりになりやすくなります。
子どもは信頼している親から褒められることで自己肯定感を育てるものです。正しい親子関係が築けていないと自己肯定感が育たないだけでなく、親を信頼していないので何か悩みがあっても相談することができません。
- 親子の立場が逆転していて、子どもの方が立場が強い
- 子どもが親の顔色を伺っている
- 親がいつも先回りして失敗しないように行動している
このような親子関係のご家庭は、親子関係の見直しが必要です。
2-5. 精神疾患や起立性調節障害などの病気
- 双極性気分障害
- うつ病
- 強迫性障害
- パニック障害
- パーソナリティ障害
- 起立性調節障害
このような病気の場合、社会生活を行うのが非常に難しく、ひきこもりの原因となってしまいます。
起立性調節障害は中学生、高校生で起きやすい病気なので、朝起きられない・頭痛や腹痛などの症状を訴えている時には病院を受診するようにしましょう。
3. 中学生でひきこもりになる子どもの特徴
ここでは、中学生でひきこもりになりやすい子どもの特徴を紹介します。
ひきこもりになったお子さんは、決して怠けたりサボったりしているわけではありません。むしろ真面目な子ほどひきこもりになりやすいです。
3-1. 真面目で頑張り屋
真面目で頑張り屋なお子さんは些細なミスで自己肯定感が下がりやすいです。
真面目だからこそミスが許せない完璧主義であったり、いい結果のために必死に努力できる頑張り屋なお子さんだと良くない結果が出てしまった時に強いストレスを感じてしまいます。
真面目で頑張り屋な子ほど「自分は何をやってもダメだ」と無気力になりやすいです。
3-2. 自己肯定感が低い
自己肯定感が低いと、何か失敗したときに強いストレスを感じてしまいます。
ストレスから自分を追い詰めるような考え方や、もうダメだと投げ出すような思考になりやすいので、ひきこもりになりやすい特徴のひとつです。
3-3. 人目を気にする
人目を気にするお子さんもひきこもりになりやすいです。
自分がどう動くかよりも、自分がどう見られるかを気にしてしまうので、何かトラブルが起きたときに周りから見られないように隠れようと部屋にひきこもってしまうのです。
3-4. 親子関係がうまくいっていない
親子関係がうまくいっていないお子さんは、何か悩みがあったときに親御さんに相談できないため一人で抱え込んでしまいます。
また、親を避けるように自室にこもる傾向にあります。
3-5. 友人関係がうまくいっていない
友人関係がうまくいっておらず、クラスや学校に居場所がないと感じているお子さんはゲームやスマホといったデジタル依存になりやすいです。
特にSNSでは、インターネットを介した先に自分の居場所を見出そうとしてしまい、依存してしまうお子さんが多いです。
4. 中学生の将来はどうなる?高校受験はできるのか
「中学を卒業したら、うちの子はどうなるんだろう?」
「このままひきこもりで、高校生になれるのかな?」
「受験なんてできるんだろうか…」
中学生の不登校のお子さんを持つ親御さんからは、このような不安の声をいただきます。中学生のお子さんがひきこもりの時、高校受験ができるのかどうかを心配している親御さんが多いようです。
ここでは、中学生の将来・高校受験ができるかどうかについて詳しく解説します。
4-1. ひきこもりでも高校受験は可能!
平成30年文部科学省基本調査によると、中学卒業後の高校進学率は98.8%となっています。ほとんどのお子さんが高校に進学していることがわかります。
ひきこもりのお子さんにも高校に進学してほしいと考えている親御さんがほとんどだと思いますが、ひきこもりでも高校受験をして高校に進学することは可能です!
4-2. ひきこもりの中学生の高校受験の壁
ひきこもりのお子さんが高校受験を行う場合、4つの壁があります。
- 出席日数
- お子さんの学力
- 高校の情報
- 気持ち・モチベーション
この4つの壁を乗り越えることができれば、高校受験・高校進学は可能です!
4-2-1. 出席日数の壁
全日制の学校によっては、出席日数が不足すると受験できない学校があります。
例えば、公立高校ですと一般的に「1年間の欠席が30日以上」と定めているところもあります。現在お子さんがひきこもり状態ですと、この出席日数の壁に当たることがあります。
出席日数については、公立高校よりも私立高校の方が融通がききます。
定時制、通信制の高校はさらに融通をきかせてくれるので、一度調べてみましょう。
4-2-2. 子どもの学力の壁
いざ高校受験をする時に、お子さんの学力が足りないということがあります。
ひきこもりになっている中学生のお子さんで、家でしっかり勉強しているというケースは少ないため、学力の壁を感じてしまうこともあります。
4-2-3. 高校の情報の壁
ひきこもりのお子さんが高校に進学する場合、「行きたい」よりも「行けるところ」で学校を選んでしまいがちです。
結果としてその高校に通った先にお子さんがやりたいこと・なりたい目標が見つけられないことがあります。
高校の情報だけでなく、高校卒業後の情報もしっかりと集める必要があります。
4-2-4. 気持ち・モチベーションの壁
中学生でひきこもりのお子さんの多くは、高校には通いたいと思っています。
高校進学に対する気持ちはお子さんによって異なりますし、何が何でも受かってやる!という子もいれば、とりあえず高校に行きたいという子もいるでしょう。
そういったモチベーションの違いから、高校受験の合否に関わるため、お子さんの気持ちやモチベーション維持も課題になります。
4-3. 不登校・ひきこもりの子どもが向いている高校
不登校やひきこもりのお子さんの選択肢となる高校を紹介します。
4-3-1. 私立の全日制の学校
公立の全日制の学校は出席日数が厳しいため、私立の全日制の学校を選ぶ親御さん・お子さんが多いです。
私立の場合は保健室登校などにも寛大で、高校卒業に必要な単位についてもある程度融通をきかせてくれることがあります。
中学生でひきこもりでまだ通えるか不安というご家庭でも、私立の手厚いサポートを受けて高校進学にチャレンジすることもできます。
デメリットは、ある程度の学力が必要であること。しっかりとした勉強を日常的に行う必要があるでしょう。
4-3-2. 定時制の学校
定時制の高校は、単位制なので学年や年齢問わず必要な授業を受けて、テストに合格すれば3年間で高校卒業することができます。
学校に通う時間も一般的な全日制の学校よりも短く、クラスという概念があまりないので人付き合いが苦手な人でも通いやすいです。
4-3-3. 通信制の高校
通信制の高校は、決まった日だけ登校すればよいというほぼ自宅学習で高校卒業の資格を得ることができるものです。
ひきこもりのお子さんは家から出るのを嫌がるので、通信制の高校は通いやすいでしょう。
ただし、自宅学習がメインなので自分で勉強しなければいけない、自分で生活を管理しなければいけないのでお子さんによってはほとんど学力がつかないまま高校を卒業することになります。
4-3-4. 高等専修学校
中学を卒業したお子さんが通える専門学校です。高校ではありませんが、卒業後に高卒認定を得られるところがほとんど。
工業、農業、医療、衛生、教育・社会福祉、商業実務、服飾・家政、文化・教養の8分野について学び、就職につながる職業教育を受けることができます。
自分の将来の夢がはっきりしているお子さんなら、高校ではなく高等専修学校に通うのもメリットのひとつです。
4-3-5. フリースクール
フリースクールは、学校に行けない子どもたちが学校の代わりに過ごす学校です。ボランティア団体が運営していることが多く、子どもたちはフリースクールで自由に勉強したり、本を読んだりして過ごすケースが多いです。
ただしフリースクールは登校時間などが決まってなく、好きなときに通えて好きなことをして過ごせてしまいます。
一般的な学校と大きく仕様の異なる生活に慣れてしまうと、お子さんにとって通常クラスへの復帰が難しくなるケースもあるのです。
お子さんにとって学校復帰へのハードルが増えてしまうため、スダチではフリースクールへ通うことはおすすめしておりません。
4-4. 再登校が高校進学の近道
「高校に進学させても、子どもが通いきれるか不安」
「全日制の高校じゃなくても高校に通わせるべきなの?」
というご質問を親御さんからよくいただきます。
何のために高校に進学させるのかと、一度立ち止まって考えていただきたいです。
お子さんの将来のため、ひいてはお子さんの社会復帰のためです。
やみくもにお子さんが通える高校を探すのではなく、高校進学のために「今通っている中学校への再登校」を成功させることが、なによりの近道なのです。
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スダチの支援では、2023年11月時点で700名以上のお子さんの不登校ひきこもりを解決し、平均3週間で再登校に導いてきました。お子さんが抱える問題、親御さんが抱える不安をご家族だけで抱えるのではなく、専門機関に相談することで解決に導くことができます。
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5. 中学生の子どもがひきこもりになったとき親御さんにお願いしたいこと
ここでは、中学生のお子さんがひきこもりになってしまったときに、親御さんにお願いしたいことをまとめました。
ぜひ一度、目を通していただけたらと思います。
5-1. ひきこもりになったことを責めない
ひきこもりになったお子さんを、どうか責めないであげてください。
不登校やひきこもりになったお子さんを何人も見てきましたが、「ひきこもりになりたくてなった」という子は一人もいません。
お子さんたちは自分がひきこもりであることを申し訳ないと思っていますし、何とかしたいと考えている子がほとんどです。ひきこもりになるきっかけは誰にでも訪れます。たまたまお子さんにそのきっかけが訪れてしまっただけです。
お子さんの立ち上がる一歩のサポートをしてあげてください。
5-2. 子どもが安心できる空間をつくる
ひきこもりのお子さんは、学校で自分自身では解決できない問題にあたっていたり、何か耐えがたい辛いこと、ストレスが溜まることがあった可能性があります。
まだその理由を親御さんに話していなくても、お子さんの辛い気持ちに寄り添って、お子さんが安心できる空間づくりを心がけてあげてください。
親御さんもお子さんも、何とかしなければと焦る気持ち、不安な気持ちがたくさんあると思いますが、お子さんにとって家だけは安心できる場所であると、次の一歩を踏み出せるようになります。
5-3. 子どもを一人の人間として尊重する
お子さんの考えや行動を頭ごなしに否定しないであげることも大切です。
中学生はまだ子どもですから、親御さんからすれば知識も経験も浅く正しい道へ導きたくなるかもしれません。
しかし、お子さんなりに考えて行動しています。頭ごなしに否定するのではなく、お子さんの考えや意見を受け入れたうえで、間違いについては教えてあげることが大切です。
家族以外の大人と接するときと同様に、一人の人間として尊重してあげましょう。
5-4. 子どもと親御さんだけで悩まない
ひきこもりのお子さんのことを、どうかお子さんと親御さんだけで悩まないでください。
具体的に「いつ、なにをすればいいか」というのはお子さんの状況によって違います。親御さんもお子さんも不安や悩みが尽きないはずです。
そういった時に、スダチのような専門機関に相談することで、親子ではたどり着けなかった答えに辿り着くことができますし、お子さんの次の一歩に繋がることもあります。
ひきこもりは恥ずかしいことではありません。ぜひ抱え込まずに相談してください。
5-5. ひきこもりは「無駄な時間」ではない
高校受験を控える中学生にとって、ひきこもりの時間は無駄に感じるかもしれません。
このひきこもりをしている時間はお子さんにとって必要な時間であり、お子さんが人生を歩む上で貴重な時間です。
無駄な時間だと思わずに、お子さんと一緒に乗り越えていきましょう。
6. 中学生のひきこもりを解決するために親御さんができる対応・対処法
ここでは、中学生のお子さんがひきこもりになってしまった時に、親御さんができる対応・対処法についてまとめました。
6-1. スダチなどの専門機関に相談
お子さんがひきこもりの場合、お子さんと親御さんだけで悩まずに、スダチのような不登校・ひきこもりへの支援を行う専門機関に相談しましょう。
スダチには、不登校の根本原因を解決し、再登校に導いてきたノウハウがあるため、お子さんの現状・親御さんの状態を確認し、適切なアドバイスを提供いたします。
スダチの支援の特徴は、お子さんへ直接提供せず親御さんを介して実施するという点です。
親御さんから毎日お子さんの様子をヒアリングさせていただき、そのときのお子さんに合わせた接し方・声かけ方法をフィードバックしております。
最も身近な存在である親御さんから、毎日そして長時間に渡り支援を受けることで、お子さんの様子が日々変化していきます。
実際に、2023年11月時点で700名以上のお子さんの不登校ひきこもりを解決し、平均3週間で再登校に導いてきました。
ひきこもりでも高校受験を諦める必要はありません。行きたい高校に通う為に、親子でひきこもりを乗り越えましょう。スダチは、そのサポートをさせていただきます。
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6-2. 正しい親子関係を築く
正しい親子関係を築くことで、お子さんは親御さんに自分の中で抱えていた問題を話すことができます。
また、お子さんの自己肯定感は、信頼している親御さんから褒められることで育むことができます。
ひきこもり改善には正しい親子関係を築くことはとても重要と言えるでしょう。
- お子さん自身を認めて、受け入れる
- 正しいことは褒める、ダメなことはダメと毅然な態度で教える
- 否定したり、言い合いしたりするのではなく、会話をする
この3点を意識して、お子さんと正しい親子関係を築きましょう。
6-3. 親子の会話で問題解決へ導く
お子さん自身も現状を変えたいと思っています。しかし、お子さん自身がかかる問題の解決策を見出せていない状態なのです。
親御さんと正しい親子関係を築いたら、お子さんとたくさん話をしてください。
親子の会話を繰り返して、お子さんがどんなことで悩んでいるのかを知り、お子さん自身が考えて乗り越えられるように導いてあげましょう。
答えを教えるのではなく、自分で乗り越えることが大切なので、あくまで親御さんはサポート役として会話を導くようにしましょう。
6-4. 生活習慣・ゲーム依存などの改善
ひきこもりのお子さんは生活習慣が乱れやすく、昼夜逆転しているお子さんも少なくありません。
高校受験や高校進学、中学への再登校などを目指すときに、どうしても昼夜逆転は不利に働いてしまいます。
ひきこもりであっても、学校に登校する時間には起きて、夜眠るような生活にしてあげましょう。
また、ゲームやスマホなどのデジタル依存についても、親子で話し合いをしてお子さんと一緒にルールを決めて改善していきましょう。
6-5. 高校受験や将来について話をする
お子さんが前向きなことを考えられるようになったら、中学を卒業した後のことを話し合ってみましょう。
どの高校に行きたいか、ではなく将来なにをしたいか、どんなことをしたいかなど、お子さんが将来について考えるきっかけを作ってあげましょう。
そして、目標ができたらそのために何をしなければいけないか、親子で話し合ってくださいね。
6-5. 体調不良の場合は病院に連れて行く
ひきこもりのお子さんは、見えない体調不良の場合があります。
頭痛・腹痛・朝起きられないなどで、明らかに投薬が必要な症状があるときには病院の受診も検討しましょう。
7. 中学生のひきこもりが終わる時|ひきこもりを脱却した中学生のエピソード
中学校でひきこもりになってしまったお子さんのエピソードです。
無気力で日々を過ごし、学校からもらった進路希望の用紙も白紙のまま。
ある日、親御さんから将来の夢とそのための高校進学について話をされ、具体的なイメージを得ることができました。
「自分は将来こういうことがしたいから、この道を進みたい」と自分で決めて、自分から勉強するようになったのです。
無事高校受験は合格。高校は全日制の学校に通い、高校は不登校にもならず通いきり、目標だった大学にも無事に合格しました。
具体的なエピソードはこちらの記事で紹介しています。
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中学生の3年間不登校だとどうなる?卒業後の進学や進路をチェック!
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8. 中学生のひきこもりについてよくある質問
ここでは、中学生のひきこもりについてよくある質問に回答しました。
8-1. 不登校になりやすい母親の特徴は?
お子さんが不登校になりやすい母親の特徴は、以下の通りです。
- 過保護・過干渉
- 教育熱心
- 叱らない
- 外面がいい
- 無関心
- 感情的
母親が過干渉であったり、逆に無関心であったりすると、お子さんは親御さんを信頼しなくなってしまいます。
また、子どもの言いなりになってしまう親子関係が逆転しているようなご家庭のお子さんは、自己肯定感が育たないため、不登校やひきこもりになりやすい傾向にあります。
8-2. 子どもがひきこもりになる理由は何ですか?
子どもがひきこもりになる理由・原因は、以下の通りです。
- 人間関係がうまくいかない
- 勉強や部活での失敗
- ゲームやスマホなどのデジタル依存
- 親子関係がうまく築けていない
- 精神疾患や起立性調節障害などの病気
人間関係がうまくいかないと学校に居場所がないと思ってしまいがちです。
また、勉強などの些細なミスでもう人に会いたくないと思って引きこもってしまうパターンもあります。
どれもお子さんの自己肯定感が下がっているから起きることですので、正しい親子関係を築くことは非常に重要です。
8-3. ひきこもりの母親の特徴は?
お子さんがひきこもりになってしまう母親の特徴としては、親子関係がうまく築けていないことにあります。
親子関係がうまく築けていないと、お子さんは親を信頼しないため、何かあっても相談しません。
そのため、お子さんは大きな問題にあたったときに自分で解決しなければと部屋にこもってしまうのです。
過干渉であったり、無関心であったり、親子関係が逆転しているケースが多いです。
8-4. ひきこもりになりやすい子の特徴は?
ひきこもりになりやすい子どもの特徴は、以下の通りです。
- まじめ
- 頑張り屋
- 自己肯定感が低い
- 内気でおとなしい
- 他人の目を気にする
- 不満を外に出さない
真面目な子や頑張り屋な子は、些細なミスで自己肯定感が下がりやすいです。
不満を口にしない子も同様で、何かあったときに親に相談できずに部屋にひきこもってしまうのです。
まとめ
中学生のひきこもりに対しては、親御さんがしっかりと会話を通して問題解決させる必要があります。
高校受験は高校を選ばなければひきこもりの子でもできます。しかし、本当にお子さんの事を考えるのであれば、お子さんが行きたい高校に行けるように中学の段階からサポートしてあげましょう。
不登校やひきこもりは親子の問題です。ぜひ、一緒に解決させてください!
スダチでは小学生〜高校生のお子さんを対象に、平均3週間で再登校に導くサービスを提供しています。
親御さんの相談に乗る形でお子さんを間接的にサポートするのが特徴です。
親御さん自身がお子さんの良い相談相手になることで、日常的に自然な形でサポートしていけるのが魅力です。
2023年11月には700名以上のお子さんが再登校に成功しています。
もし、お子さんがひきこもりがちでお悩みの場合には、一度、無料オンライン相談にて現状をお聞きできれば幸いです。
無料相談は1対1で顔出しも不要ですので、お気軽にご活用ください。
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