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不登校の理由を聞くのはムダ⁉︎再登校を叶える【愛着と安全基地】

2021.02.02

子どもが不登校になると、理由を知りたくなりますよね。
しかし「どうして?」「なんで?」と聞いても答えがわからず、困っていませんか?

お悩みポイント

  • 子どもに不登校の理由を聞いたけれど、答えてくれない
  • どうして理由を言ってくれないの?
  • 理由がわからないと不登校は解決できない?

 

スダチを経営する小川涼太郎さん監修のもと、お伝えする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

  • 学校に行きたくない理由を答えてくれないワケ
  • 不登校の理由として考えられるもの
  • 再登校できる方法

 

お子さんが不登校の理由を言えないのは、しょうがないことです。
学校に行けない理由を聞けば聞くほど、お子さんを追い詰めます。

理由探しに時間をかけるより、できることに取り組む方ことが不登校解決の近道です。


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1. 不登校の理由を聞くのはムダ⁉︎

 

残念ですが、子どもに不登校の理由を聞くのは時間のムダです。

「なんで行きたくないの?」と聞いても、納得できる答えは返ってきません。
聞いたことがある場合、次のように言われたはずです。

 

  • 学校がイヤだから
  • わからない

 

理由を聞いているのに「『わからない』って、どういうこと?」と思いますよね。
お子さんによっては口をきいてもらえず、手の打ちようがないと感じていることでしょう。

実は不登校の理由は、子ども本人にも「わからない」のです。

 

1-1. 子ども本人も理由が「わからない」とは?

 

子ども自身、学校に行きたくない理由がはっきりしていません。
不登校は生活における様々なストレスが積み重なった結果、生じるもの。

 

「様々なストレス」には、次の要素が考えられます。

  • 学校
  • 親子関係(家庭環境)
  • 本人の体調・気質

子どもに関わるあらゆる要素が混じっているため、理由を聞いてもあいまいにしか答えられないのです。

不登校の理由は、以下の記事で詳しく解説しました。学校へ行きたくないと感じる理由となる出来事がわかります。参考にしてください。

不登校の原因と学校へ行きたくない理由の詳細がわかります!

不登校の原因14選
不登校の主な原因は14つ|原因がわからないときの対応も紹介【体験談】

子どもに不登校の原因を聞いても「わからない」と言われてしまう 原因がわからないため、親としてもどうすれば良いかわからない 不登校の原因は1つではなく、学校で経験したさまざまな事柄が複雑に絡み合っている ...

続きを見る

 


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1-1-1. 理由を聞きたいなら「What法」を試す

 

これまで「なんで学校に行きたくないの?」と聞いていたのであれば、聞き方を変えて試すのもアリです。
聞くときはWhy法ではなく、What法を試してみてください。

  • Why法=「なんで?」「どうして?」
  • What法=「なに」が?

 

「なんで?」と聞かれると、お子さんは自分の内側から答えを探すことになります。
自分が責められていると感じるため、答えはネガティブになりがちです。
「なんで?」「どうして?」のWhy法では、答えてくれないことも珍しくありません。

 

例えば、あなたの趣味に対し「なんで好きなの?」と聞かれたらどうでしょうか?

  • 「好きだから」「楽しいから」
  • 返答に困る

意外と答えるのに「難しい」と感じたはずです。
「好きだから」「楽しいから」は理由としてわかりますが、具体的とは言えませんよね。

 

 

お子さんへの質問も同じです。
子どもも「なんで行きたくないの?」と聞かれても、「イヤなものはイヤだから」としか言いようがありません。

 

反対に、What法の「『なに』がイヤにさせるのかな?」は異なります。
意識が向くのは自分ではなく、自分に対してストレスを与える物ごと。
客観的に考えられるため、ネガティブな考え方・答えになりにくいのです。

 

「なんで学校に行きたくないの?」ではなく「『なに』が学校に行きたくないって思わせるのかな?」と、聞いてみましょう。
「クラスメイトが…」「勉強が…」といった単語だけでも聞き出せれば、今後とるべき対策も見えてきます。

 

What法で「なに」が影響しているのかを確かめたあとは、Why法がおすすめ。
魔法の言葉「なんで、そう思うのかな?」で、子どもの気持ち・考え方がわかります!


※YouTubeサイトへ移動します

 

2. 不登校の理由は学校・家庭・本人の3つにある

 

不登校の理由は「わからないもの」といっても、やはりモヤモヤしますね。
ここでは文部科学省による不登校の原因をもとに、不登校の理由を見てみましょう。

文部科学省では、不登校の理由を大きく3つに分けています。

  • 学校に係るもの
  • 家庭に係るもの
  • 本人に係るもの

 

各項目の中から、1番多く不登校の理由に挙がっているものは次のとおり。

  • 学校に係るもの:友人関係
  • 家庭に係るもの:親子の関わり方
  • 本人に係るもの:無気力・不安

 

【小中高】不登校の要因:友人関係の比較

友人関係を不登校の理由として、1番多く挙げているのは中学生。

 

 

【小学生】不登校の要因:友人関係・教職員・親子の関わり方の比較

 

不登校の理由として「親子の関わり方を」もっとも挙げているのは、小学生です。
人間関係に注目すると、友人・先生との関係以上に親子の関わり方が影響している点がわかります。

大人と同じように、人間関係にストレスを抱えているのが不登校の子どもの実情です。

 

 

 

 

【小中高】不登校の要因グラフ

 

小中高すべての理由でトップの「無気力・不安」には、次の特徴があります。

  • 小中高すべてで、30%以上の子どもが感じている
  • 友人関係・親子の関わり方に比べ、理由としては「あいまい」

 

無気力・不安は気持ちの問題として片付けがちです。
しかし実際は、子どもに重くのしかかっていることを意識する必要があります。

 

 

3. 不登校の理由「無気力・不安」は親子関係でも生じる

 

「無気力・不安」は、学校生活だけで生じるとは限りません。

お子さんの「やる気」を奪っているケースは、親子関係(家庭環境)でも見られます。

ここからは、あなたとお子さんの関係を見ていきましょう。
親子の関係で抑えておきたいポイントは次の2つです。

  1. 愛着理論:親と子の信頼関係
  2. 安全基地論:子が精神的に安心できる場所があるか

 

 

3-1. 愛着理論:親と子の信頼関係

 

愛着理論とは、心理学者で精神分析学者のジョン・ボウルビィが確立した考え方。
愛着をわかりやすく言うなら、子どもと親との間で築かれる「信頼関係」です。

「子どもの心がまっすぐ成長するには、親であるあなたとの信頼関係がなにより大事」ということ。

 

信頼関係がないと、子どもは「愛されていない、必要とされていない」と感じます。
あなたは「そんなことない!大切に思っている!」と思うかもしれません。

しかし、ここで重要なのは「子どもがどう感じているか」です。

 

お子さんが以下のように言う場合は、信頼関係が歪んでいるサイン。

  • 「自分には価値がない」
  • 「もうダメだ」

 

信頼関係の歪みを正すためにできることは、あなたが行動を変えること。
手始めに「正しい親子関係」について学ぶと、問題点がわかり改善点が見えてきます。

 

下の動画で「正しい親子関係」を学べます!


※YouTubeサイトへ移動します

 

3-2. 安全基地論:子が精神的に安心できる場所があるか

 

安全基地論とは、愛着を研究していた発達心理学者メアリー・エインスワースが確立した考え方。
「親子間で適切な愛着形成があれば、子どもは親から離れても外の世界で平気でいられる」というものです。

 

お子さんのセリフに例えるなら、次のようになります。
「家に帰れば安心できるから、学校でイヤなことがあっても大丈夫。乗り越えられる!」

 

適切な愛着形成ができていない場合、子どもには心の支えがありません。
安心できる場所が一切ないため、不安や回避などの傾向が見られます。

  • 不安:自分の感情をコントロールできない
  • 回避:傷つく恐れから新しいことに挑戦できない

 

もしも、お子さんとの信頼関係が心配になっても、不安に思うことはありません。
次の章でお話しする2つのポイントさえ押さえれば、お子さんとの信頼関係は改善・強化が可能です。

信頼関係が良くなることは、再登校にもつながります。

4. 不登校の理由が不明でも大丈夫!2つのポイントで再登校可能

 

いよいよ、不登校の解決につながるポイントをお話しします。

まず「学校がイヤな理由がわからないから、不登校が解決しない」は間違い。
たとえ不登校の理由が不明でも、あなたがお子さんを支える「サポーター」になることで学校復帰は叶えられます。

 

サポーターとしてすることは、行動を変える・工夫すること。
とくに、次の2つがポイントです。

  1. 「褒める」を増やす
  2. 「しつけ」をやり直す

 

褒めることで「応援しているよ」「頑張っている姿を見ているよ」と愛情を伝えつつ、ダメなことは「ダメ」と伝えること。
親と子が「正しいかたち」で接することが大切です。

 

4-1. 「褒める」を増やす

 

愛情の伝え方の1つに「褒める」があります。

あなたも褒められたり認められると、照れくさいながらも「嬉しい」と感じますよね。
この「嬉しい」をお子さんに、たくさん感じさせてください。

褒め続けると、ネガティブだった子どもも次のような感情を抱くようになります。

  • 「自分にもできることがる」
  • 「やればできるんだ」

 

褒めはじめは否定されますが、めげずに続けてください。
あなたがお子さんの頑張りを見て褒めるほど、子どもは「やる気」を取り戻します。

 

ただし「褒める」は、やり方を間違えると不登校の悪化を招くため、注意も必要。

例えば、子どもがテストで100点を取ったとしましょう。
「頭がいいね!」と言いたくなったら、要注意です。


※YouTubeサイトへ移動します

 

4-2. 「しつけ」をやり直す

 

不登校を解決するためには「しつけ」も重要なポイント。
しつけが大切な理由は次のとおりです。

 

しつけができている=親と子の力関係が正常
しつけができていない=親と子の力関係が逆転

 

親と子の力関係が逆転しているとは、親が子どもの言いなりになっていること。
子どもは「親の言うことなんか聞かなくていい」と、無意識に思っています。

 

実は、不登校のお子さんを持つ親御さんの多くが、子どもを「甘やかしている」状態です。
私たちがサポートする現場でも、親御さんがお子さんから舐められていることは多くあります。

 

言えますか?「甘え」と「甘やかし」の違い

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5. まとめ:不登校の理由探しより親子関係の見直しを!

 

子どもに対し、学校に行きたくない理由を聞くのは時間のムダです。
あなたが聞いた次の言葉に、子どもの気持ちはすべて詰まっています。

  • 「学校に行きたくない」
  • 「学校がイヤだ」

 

もし、どうしても理由を聞くのであれば聞き方を工夫しましょう。

NG:Why法「なんで?」「どうして?」

OK:What法「『なにが』学校に行きたくないって気分にさせるのか、教えてくれる?」

 

Why法の「なんで?」「どうして?」は、子どもを質問責めにします。
「イヤだから、イヤ」のような答えしか返ってきません。

What法の「なにが〜?」は、「自分をイヤにする物ごと」に視点が向きます。
勉強・クラスメイト・先生…1つでも答えがあれば、今後の対策も取りやすくなるでしょう。

 

 

文部科学省では不登校の理由を3つに分けており、それぞれのトップは次のとおり。

  • 学校に係るもの:友人関係
  • 家庭に係るもの:親子の関わり方
  • 本人に係るもの:無気力・不安

 

小中高の不登校すべてでトップの「無気力・不安」は、親子関係(家庭環境)でも生じます。
次の2つが、お子さんとの間できちんと築けているかがポイントです。

  • 愛着:信頼関係があるか
  • 安全基地:家や家族などが子どもにとって安心安全か

 

愛着と安全基地を正しく築くためにするのは、あなたがサポーターになることです。
サポーターとしてすることは、次の2つの実践と工夫。

  • 「褒める」を増やす
  • 「しつけ」をやり直す

 

「褒める」と、お子さんは「自分もやればできるんだ」と思えるようになり、やる気を持てるようになります。
「しつけ」とは、必要な場面に応じて「ダメなことはダメ」と伝えること。
甘やかさないことで親と子の力が逆転せず、健全な関係を保てます。

 

「理由がわからないから、不登校は解決できない」ことはありません。
親子関係(家庭環境)を見直し、あなたが行動を変えることで不登校解決は叶えられます。

 

6. 追伸:本当に理由がわからなくても不登校解決できるか気になる方へ

 

「不登校の理由がわからなくても解決できます」と言われても、気になることがありますよね。

  • 理由がわからないままで、不登校が解決した事例はあるの?
  • 「褒める」「しつけ」で解決できるの?

 

私たちが展開している【平均3週間で不登校解決プログラム】では、

  • 不登校の理由は追求しない
  • 親子間コミュニケーションのみ

で不登校を解決しています。
2021年は1月〜7月までの7ヶ月の間で、すでに60人以上が学校復帰を叶えました。

 

次は、あなたのお子さんを再登校に導くため、あなたのサポートができればと思っています。

不登校は、子どもの変化を待っていても解決しません。
まずはあなたが行動することです。
あなたからのLINE相談が、解決への1歩へとつながります。

 

 

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
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