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ひきこもりとは?なりやすい子どもの特徴|現状の人数や支援を受けられる施設、脱出する方法を紹介

2023.10.11

この記事を読むのに必要な時間は約 38 分です。

「不登校が長期化していて自室にひきこもりがち。どうやって解決していけばいいの?」
「ひきこもりの状態をどうにか解決したい。親ができる対応方法や、支援先を知りたい。」

不登校が長期化して、そのまま自室にひきこもる状態となり、お子さんと顔を合わせることすら難しく悩んでいらっしゃるかもしれません。

お子さんがひきこもりの状態が続いていても、適切な支援を受けることにより、お子さんが主体的に行動を起こして解決していくことができます

 

本記事では、ひきこもりを解決する方法や、国の調査結果をもとにひきこもりのお子さんの現状などの実態を解説しています

 

平均3週間で再登校に導くサービスを提供する小川涼太郎監修のもと、お話しする内容は次のとおりです。

記事を読むとわかること

・公的データから見るひきこもりの定義や現状の実態
・ひきこもりになりやすい子どもの特徴
・ひきこもりのきっかけや子どもが抱える不安
・ひきこもりから脱出するための支援方法
・ひきこもりを相談できる専門機関

お子さんの現状を解決していきたいときに、参考にしていただけましたら幸いです。

 

スダチでは、小学生〜高校生の不登校、ひきこもりのお子さんを抱えている親御さんに支援を提供しています

自室にひきこもり顔を合わせることができなかったお子さん、家庭で暴れたり、暴力を振るっていたお子さんも平均3週間でひきこもりを脱出し、主体的に再登校を果たしてきました

 

2023年10月時点で600名以上のお子さんが再登校に成功しています。1対1で顔出し不要のオンライン無料相談も実施しております。

お子さんが今必要としている親御さんからの声かけや接し方を脳科学に基づく知見からお伝えいたしますので、一度現状のお子さんの様子をお伺いできましたら幸いです。

 

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1. ひきこもりとはどういう状態?定義や似た言葉との違い

 

1-1. ひきこもりの定義

 

厚生労働省の資料によると、ひきこもりは「原則的には6ヶ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態のこと」と定義されています。

学業や仕事も行なっておらず、社会との関わりがほとんどない状態です。また、外出していても、人と会わないようにしている場合も該当します。

 

ただし、慢性疾患などによって必然的に自宅で過ごす時間が長くなる人などについては、ひきこもりの定義から外されています。

参考:厚生労働省「ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン

 

1-2. ひきこもりと不登校、ニートの違い

 

不登校とニートの定義は次のとおりです。

  • 不登校:年間で合計して30日以上欠席した状態
  • ニート:求職活動をしていない又はすぐ仕事に就くことができない非労働力人口(家事も通学もしていない。失業者を除く。)

 

不登校は、病気や経済的な理由ではなく年間合計で30日以上欠席した状態を指します。

不登校のお子さんの中には、習い事などにも行くことができずひきこもっているお子さんも多くいらっしゃいます。

そのため、不登校が長期化してひきこもっている場合には、ひきこもりの定義に当てはまります。

 

また、ニートの方がひきこもりになっているケースも少なくありません。

 

30日以上の欠席、6ヶ月以上家庭に留まり続けると定義されてはいますが、お子さん自身が、「学校へいきたくない」「人と会いたくない」と感じ始めたとき、不登校やひきこもりになりかけていると言えます

 

お子さんがつらい気持ちを抱え続けることなく、早めに解決していけるよう、専門機関の力を借りながら前進していくことが大切です

 

参考:文部科学省「不登校の現状に関する認識
内閣府「ユースアドバイザー養成プログラム(改訂版)」

 

2. 内閣府の調査結果から見るひきこもりの実態|人数・年齢やひきこもり期間

 

ここでは、ひきこもりの方の現状の統計人数や、ひきこもりになった年齢、ひきこもり期間などの実態を紹介します。

 

2-1. ひきこもりの年齢別の統計人数

 

内閣府の調査結果によると、ひきこもりの人数は次の表の通りです。

15〜19歳 10.2%
20〜24歳 24.5%
25〜29歳 24.5%
30〜34歳 20.4%
35〜39歳 20.4%

 

◼︎40~64歳:推計数61万3千人

40〜44歳 25.5%
45〜49歳 12.8%
50〜54歳 14.9%
55〜59歳 21.3%
60〜64歳 25.5%

参考:内閣府「若者の⽣活に関する調査報告書」(2016)
内閣府「生活状況に関する調査報告書」(2019)

 

2-2. ひきこもりになった年齢やひきこもりの期間

 

15〜39歳の若者がひきこもりになった年齢、ひきこもっている期間をまとめました。

◼︎15~39歳:ひきこもりになった年齢

14歳以下 12.2%
15〜19歳 30.6%
20〜24歳 34.7%
25〜29歳 8.2%
30〜34歳 4.1%
35〜39歳 10.2%

 

◼︎15~39歳:ひきこもりの期間

6ヶ月〜1年 12.2%
1〜3年 12.2%
3〜5年 28.6%
5〜7年 12.2%
7年以上 34.7%

ひきこもりになった年齢では、15歳〜24歳までの中学校、高校、大学、社会人のときにひきこもりはじめた方が多いとわかります。

中学校は勉強が難しくなったり、部活が始まったり、先輩・後輩などの上下関係が生まれたりなど大きな変化のある時期です。また、高校では、新しく人間関係を構築しなくてはなりません。

 

さまざまな変化の中の何かが、お子さんの中でストレスとなりそのまま不登校、ひきこもりになってしまうケースが多いかもしれません。

また、ひきこもりになっている人の55.6%の人が外部機関に相談したことがないと答えています。

参考:
厚生労働省「まず知ろう!「ひきこもりNOW」!
内閣府「若者の⽣活に関する調査報告書」(2016)
内閣府「生活状況に関する調査報告書」(2019)

 

2-3. ひきこもりの子どもが抱えている不安

 

お子さん自身に今の状況を焦っていない様子があったり、ご家庭で暴言などがあったりすると、「怠けているだけなのではないか」「甘えなのではないか」と感じてしまうかもしれません。

しかし実際には本人も苦しんでおり、以下のような気持ちを抱えています。

  • 「家族に申し訳ない」
  • 「生きるのが苦しい」

内閣府の調査結果からも、このように感じている人が多いという結果がでています。

 

苦しいがゆえに改善していく気力もない状態になっており、自宅で何もできないままひきこもっているのです

お子さんが自分で行動できない状況であるからこそ、ご家族が行動を起こし現状の状態を解決する必要があります。

 

3. ひきこもりになりやすい子どもの特徴

 

3-1. 真面目で親の期待に応えようと頑張る子ども

 

真面目で親の期待に応えようとする子どもは、一生懸命に結果を出そうと頑張ります。

高い結果を求めるあまりに完璧主義になり、思うような結果が出なかった時に「自分は価値がないんだ」と感じてしまうことがあります。

 

また、何か一つのことを頑張って結果を出した後に燃え尽きて無気力になる場合もあります。

親御さんからすると一生懸命に頑張るお子さんはとても良い子に見えるため、ひきこもりになってから「どうしてうちの子が」と大きなショックを受けられたかもしれません。

 

真面目なお子さんは「親や周りに迷惑をかけたくない」と何かつらいことがあったときにも積極的に周りに相談をしない傾向が見られます。

 

真面目で一生懸命に頑張るお子さんは、お子さんの頑張っている姿や過程をたくさん褒めてあげてください。

思ったような結果が出なくても、頑張っていた姿が素晴らしく、どんな結果でも大切で大好きな存在だと伝えてあげましょう

 

3-2. 自己肯定感の低い子ども

 

自己肯定感が低いお子さんは、自分の言葉や振る舞いに自信を持つことができず、社会の中で人と接するときに悩みを抱きやすいです。

人間関係に苦手意識を持っており、寂しさや孤独感を抱えているケースもあります

 

自己肯定感が低いとちょっとした失敗があったときに、「自分は何をやってもだめだ」「自分なんかに解決できない」と大きく落ち込んでしまいます。

これ以上失敗する恐怖からすぐに諦めてしまったり、最初から諦めて行動を起こすことが難しくなったりして、社会生活に困難を抱えます。

 

失敗することは悪いことではなく、むしろ学びの機会で良いことだと教えてあげてください

また、お子さんの良いところに目を向けて、いつもたくさん褒めてあげることが大切です。

 

3-3. 内向的で感情を言葉として表現することが苦手な子ども

 

人によく気を遣う性格で、自分の感情を表現するのが苦手だと、本来の自分を受け入れてもらった感覚を得るのが難しくなります

そのため、学校でクラスメイトと話していても、自分を表現できず孤独や不満を感じることがあります。

 

誰かに悩みを話せれば良いのですが、「人を困らせてしまうのではないか」と誰にも話せず、つらい気持ちを抱えたままになってしまいます。

つらい気持ちが溜まっていくと大きなストレスとなり、学校に行く元気がなくなってしまうのです。

 

人に気を遣える性格だからこそ、自分の感情を出したとしても相手が嫌な気持ちになることはないと教えてあげてください

また、お子さんの自己肯定感を育て、どのような状況でもお子さんらしく振る舞えるようにしてあげることも大切です。

 

 

4. ひきこもりになる原因やきっかけ

 

4-1. 不登校の延長

 

不登校が長期化してしまい、受験や就職がうまくできず、ひきこもりになってしまうケースです。

 

「進学を機に環境が変われば改善するかも」と今は見守っている親御さんもいるかもしれません。

しかし、お子さんが不登校になった根本的な原因を解決しないままだと、進学先で何か問題が発生したときに不登校を繰り返してしまいます

 

お子さんは自分でどうやって解決していけばよいかわからず苦しんでいるため、見守り続けているだけでは、不登校が長期化してひきこもりになってしまいます

親御さんが積極的に行動を起こして、早めに不登校から抜け出すことが大切です。

不登校からひきこもりになってしまう人の割合や対処法については、次の記事でお話ししています。

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4-2. 受験や部活の結果などで挫折

 

受験や部活など結果を求められることに取り組み、思うような結果が出せず挫折したことでひきこもりになるケースです。

何よりも結果を出すことを大切にして頑張るからこそ、結果が出せない自分を受け入れることができず無気力になってしまいます。

 

この時のお子さんの心の中では、結果を出せるかどうかと自分の存在価値がイコールになっており、自分だけでは抜け出すのが難しい状態です。

親御さんが頑張っている様子や過程をいつも褒めてあげること、またどのような結果であっても頑張っている姿が素晴らしかったことを伝えてあげてください

 

4-3. 学校の人間関係

 

学校の人間関係でトラブルが起きて逃げるようにして、自宅にひきこもるケースです。

解決方法がわかれば動き出せるのですが、自分だけではどうしたらいいかわからず、人と接することに恐怖を抱いてしまいます

お子さんの変化に気づいたら、話を聞いてあげて解決方法を一緒に考えて、お子さんが主体的に解決できるよう導いてあげることが大切です。

 

問題を解決できればそれがお子さんの中で成功体験となります。自己肯定感が育ち、自分の力で行動できるようになっていきます。

お子さんが人間関係などでトラブルを抱えているときには、お子さんがさまざまな角度からその問題を考えて解決策を見つけられるよう親御さんがうまくフォローしてあげましょう。

 

4-4. 親子関係

 

信頼できる親がいて、安心して過ごせる家庭があることで、お子さんは元気を養い、自分の力で社会に出ていけるようになります。

良い親子関係を築いていた時でも、何かのきっかけで信頼関係が崩れてしまうと、ひきこもりになることもあるので注意が必要です

正しい親子関係は、お子さんが親御さんを信頼して親御さんの言いなりになることもなく、お子さん自身で決断して進んでいける関係性のことです。

 

お子さんは正しいことを教えてくれる親御さんを信頼します

いつもお子さんの気持ちを受け入れて認めてあげること、また正しいことはたくさん褒めて、間違いは毅然とした態度で教えてあげることで正しい親子関係を築いていきましょう。

 

4-5. デジタル依存

 

ゲームやスマホなどのデジタル機器に依存して、生活リズムが崩れて引きこもるケースです。

学校でつらいことがあった時、現実逃避するためにデジタル依存に陥るお子さんは多いです。

 

デジタル機器は脳の報酬系を刺激するように作られているので、主体的に考えなくても気分を簡単に変えられてしまいます。

デジタル機器で気分を紛らわせても、現実のつらい出来事が消えるわけではないので、現実の問題から逃げるようにデジタル機器に依存してしまうのです。

 

「元気をチャージするために好きなことをするのが大切」と言われますが、依存している状況は望ましくありません

家族みんなでデジタル機器に利用制限を設けたり、家族団欒の時間を増やしたりする工夫が大切です。

デジタル依存による健康被害や対処方法については、次の記事でもお話ししています。

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4-6. 精神疾患

 

次のような精神疾患が原因でひきこもりになるケースもあります。

  • 統合失調症
  • うつ病
  • 強迫性障害
  • パニック障害

これらの精神疾患を患うと、人と接することに対して不安や恐怖を抱きやすくなったり、外に出ることが難しくなったりします

 

精神疾患の症状が原因となりひきこもりにつながるのです。投薬が必要な症状の場合には、医学的なサポートを受けつつ抜け出すための一歩を踏み出すことが大切です

 

うつ病によるひきこもりへの対処法については、次の記事でもお話ししています。

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5. ひきこもりを脱出し学校復帰する方法は2つ

 

5-1. 適切な専門機関の支援を受ける

 

不登校やひきこもりは家族だけで解決するのが難しく、長期化するケースが多いです。専門的な機関に相談しながら、サポートを受けることが大切です

数々の不登校やひきこもりのお子さんをサポートし解決してきた機関ならば、ノウハウと知見が蓄積されているので、今のお子さんの状況に適した支援を実施してもらえます。

 

スダチでは、脳科学と心理学に基づいたアプローチ方法で、お子さんの不登校やひきこもりを根本解決しています

ひきこもりが長期化していたり、ご家庭で暴れていたりしたお子さん方も平均3週間で主体的に再登校を果たしています。

 

スダチの支援の特徴は、スタッフがお子さんと直接会わないことです。

親御さんに毎日お子さんの様子をヒアリングし、そのときのお子さんに合った声かけ、接し方をフィードバックしております。

 

第三者が介入することを嫌がるお子さんもいらっしゃいますし、何よりお子さんにとって身近な存在であり、長い時間を一緒に過ごすのは親御さんです。

日々の親御さんからの接し方、声かけが変化すると、お子さんが社会に出ていく力が引き出されていきます。

 

親御さん方がいつも意欲的に取り組んでくださるおかげで、2023年10月時点で600名以上のお子さんを再登校に導いてきました

まずは顔出しなしで参加できる無料オンライン相談で、お子さんの現状をお聞きし、すぐに実践できる具体的なアドバイスをお伝えできたら幸いです。

 

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5-2. 家族みんなで協力して行動する

 

親御さんが積極的に行動を起こして家庭での関わり方を変え、家族みんなで協力しながら解決に向けて動き出すことが大切です。

ひきこもりになっているお子さんは、自分一人で解決できない問題を抱えており、尚且つ誰にも相談できない状態にいます。

見守っていても解決しないケースがほとんどですので、親御さんから積極的に関わるようにしましょう。

 

同時に、親御さん自身も支援を受けることが大切です

ひきこもりのお子さんは精神的にデリケートであり、サポートを続けるには親御さん自身のストレス管理も必要です。

 

また、ひきこもりのお子さんはご家庭で過ごす時間がほとんどで、関わる人も家族だけになります。

だからこそ家族による適切なサポートが、ひきこもりからの脱出につながるのです

親御さんやご家族も専門機関からの支援を受け、ひきこもりのお子さんへの接し方を知っていきましょう。

 

6. ひきこもりを解決するためのご家庭での対応方法

 

6-1. 本人のつらさを受け入れる

 

ひきこもりのお子さんはつらい気持ちでいっぱいになり、動けなくなっているため、まずはお子さんの気持ちを認めて受け入れてあげましょう。

お子さん本人に、「今までつらいことがあったんだね。どんな状況でもあなたは大切な存在で、前へ進めるようサポートするからね。」と直接伝えることが大切です

 

今の気持ちを受け入れて認めてくれる親がいるとわかると、気持ちが安定していきます

 

6-2. 正しい親子関係を築き子どもの自己肯定感を育てる

 

正しい親子関係を構築してお子さんの自己肯定感を育てることも大切です。

正しい親子関係を育てるには、次のような関わり方が必要です。

  • 正しいことや行動に目を向けて褒めてあげる:頑張りを褒めると挑戦できるようになる
  • 間違いを毅然とした態度で教える:正しいことを教えると信頼関係を築ける

 

いつもたくさん褒めてくれて、正しいことダメなことをきちんと教えてくれる親御さんのことを、お子さんは信頼するようになります

親御さんから褒められることで、どんどん行動するようになると、目の前の現状が変わっていきます。

 

ひとつひとつの成功体験が「自分になら解決できるんだ」という自己肯定感につながり、ひきこもりの問題についても自分から動いてみようという意欲が生まれるでしょう。

 

6-3. 規則正しい生活リズムに整える

 

生活リズムの乱れによって社会との関わりが難しくなっている場合には、規則正しい生活リズムに導いてあげることが大切です。

毅然とした態度で「ゲーム・スマホは1日1時間まで」「22時までには寝る」などの、生活リズムを整えるためのルールを定めましょう

 

定めたルールに家族全員で取り組むと、お子さんからの反発も少なくなり、家族団欒の時間を多く取れるようになります。

家族との関係性から人と関わることに慣れたり、自己肯定感が育ったりすると、よりスムーズにひきこもりから抜け出せます。

 

6-4. 家族や親御さんも支援を受けてケアする

 

ひきこもりのお子さんを抱える親御さんやその家族も支援を受けるようにしましょう。

なかなか解決策が見つからず、毎日お子さんが家にいてリフレッシュすることもできない状況かもしれません

そのような状態が続くと、親御さん自身も追い詰められてしまいます。

 

親御さんがポジティブに元気でいられることで、お子さんを解決に向けて導くことができるため、親御さんや兄弟などのケアをしていくことも大切です。

つらいときにはカウンセリングを受けて悩みを聞いてもらったり、出掛けてリフレッシュをしましょう。

 

7. 不登校やひきこもりについて相談できる窓口

 

不登校やひきこもりについて、お子さん本人とその家族が相談できる窓口を紹介します。

 

また、不登校やひきこもり以外の子育てに関わる内容を相談できる窓口については、次の記事でお話ししています。

相談したい悩みが多い場合にはこちらも参考にしていただけると幸いです。

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7-1. スダチ

 

スダチは不登校やひきこもりのお子さんを抱える親御さんの専門相談窓口です。

お子さんとの関わり方を工夫することで、まっすぐに愛情を伝えて親子関係の改善を目指します。

 

正しい親子関係からお子さんが自己肯定感を得ることで、不登校やひきこもりが改善していきます。

実際に支援を受けた親御さんからは「不登校が改善し、家族関係も良くなった」とのお声をいただいています

お子さんへの接し方に悩まれている方や、親子関係や家族関係の改善もしていきたい方は無料オンライン相談で現状をお聞きできましたら幸いです。

 

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7-2. ひきこもり地域支援センター

 

ひきこもり地域支援センターは全国の都道府県や指定都市に設置されている施設です。

社会福祉士、精神保健福祉士などの有資格者からの支援を受けられるのが特徴で、本人とその家族のどちらでも利用可能です。

 

来所だけでなく電話でも相談でき、公的機関とも連携しているので就労支援なども受けられます。

 

7-3. 保健所

 

保健所では、こころの健康、保健、医療、福祉などひきこもりにも関連の深い分野の相談ができます

来所、電話、訪問での相談ができるので、家から出られない本人も相談しやすいでしょう。

 

保健師、医師、精神保健福祉士などの有資格者が担当してくれるのも嬉しいポイントです。

 

7-4. 児童相談所

 

児童相談所では、18歳未満のお子さんがひきこもりや不登校になっているケースの相談が可能です

本人の悩みだけでなく、子育ての悩みについても相談できるため、親御さんが支援を受けたい時にも利用を検討してみましょう。

 

8. ひきこもりについてよくある質問

 

8-1. 不登校やひきこもりは怠けですか?

 

「面倒だから」という理由で学校や会社に行かなくなってしまうケースもあるものの、この背景には不安や無気力があり、単なる怠けでは決してありません

ひきこもりはさまざまな要因が複雑に絡み合っているため、一人で抱え込むと問題が大きく感じてしまいます。

 

  • 「自分で解決できるのかな」
  • 「自分にはどうすることもできない」
  • 「何をしても無駄」

このように不安になったり無気力に陥ったりして、気持ちがいっぱいになり行動できなくなるのがひきこもりです。

 

本人だけでは気持ちの整理が難しいので、外部機関の力も借りながら親御さんや家族がサポートしていくことが大切です。

 

8-2. 不登校やひきこもりは見守っていれば解決しますか?

 

見守っていても解決しないケースがほとんどです

本人が気持ちの整理をする時間が必要なことがあるのは事実ですが、実際には自分だけで整理ができないことも多いです。

 

また、見守りは本人からすると「何もしてくれない」と感じたり親や家族から「見放された」と感じたりしていることもあります

お子さんは親や家族から受け入れてもらうことを求めており、その経験をすることで気持ちの整理がついて前に進めるようになります。

 

だからこそ、どんな状況でもお子さんが大切なことを伝えたり、お子さんが前へ進めるような声かけを行い、正しい道に導いてあげることが大切です。

次の動画では不登校やひきこもりを放置しているとどうなるのかについて解説しています。

 

8-3. ひきこもりでもこの先就職できますか?

 

現状、お子さんがひきこもりになっていても、学校に復帰をしてこの先、就職することもできます

不登校やひきこもりは、お子さんがこれから社会に出て活躍するためのひとつの通過点に過ぎません。

ひきこもりという問題を解決した経験がお子さんの自信につながり、お子さんが成長していくきっかけとなります。

 

そのためにも、専門的な知見を有する支援機関と二人三脚でお子さんをサポートしていきましょう。

また、ご家庭では、お子さんの自己肯定感を育てることを意識してみてください

  • スキンシップも取り入れながらまっすぐ愛情を伝える
  • 結果ではなく頑張りを褒めてあげる
  • 間違いを毅然とした態度で教えてあげる

 

お子さんは正しいことを教えてくれる親御さんを信頼し、信頼している親御さんから褒めてもらうことで自己肯定感がどんどんと育っていきます。

愛情をたっぷりと受け取って自己肯定感が育つと、お子さんは自分から社会に関わっていく意欲が生まれて、不登校やひきこもりの解決に向けて進み始めます

 

9. まとめ

 

不登校やひきこもりになると、社会とのつながりが希薄になり、進学や就職といったこれからにつながる行動がしづらくなっていきます。

不登校やひきこもりになるきっかけは様々ですが、根本の原因を辿っていくと親子関係や自己肯定感の低さに行き着くことが多いです。

長引くほど抜け出すのが難しくなり、将来の選択肢も狭まっていってしまうため、早めの対処が大切です。

 

自己肯定感は本人の努力だけで高めることはできず、親御さんやご家族のサポートが欠かせません。

外部機関に相談して力を借りながら、家族全員でサポートしていきましょう

 

スダチでは、不登校やひきこもりのお子さんを支える親御さんをサポートしています。

お子さんの現状をお聞きした上で、脳科学に基づく声かけ方法をお伝えしています

 

お子さんが今必要としている声かけをすることで、自己肯定感を育て、不登校やひきこもりを改善します。

2023年10月時点で600名以上のお子さんが再登校に成功しました。不登校やひきこもりの解決に向けてスダチとともに一歩を踏み出したい方は、無料オンライン相談をご活用ください。

 

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

-不登校で悩む親御さんはこちら

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