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不登校でも大学受験は可能?当事者が経験談を語る

2021.01.22

この記事を読むのに必要な時間は約 22 分です。

お悩みポイント

  • 高校生の子どもが不登校で卒業できないかも…。それでも、大学進学するには?
  • 大学受験の対策をどうすればいいか分からない
  • 家庭で独学している子どもに、どんなサポートがサポートができるのか知りたい

 

高校生のお子さんが不登校になった場合、気になるのが「大学受験をどうするか」ですよね。
とくに、受験に関する心配ごとは尽きないかと思います。

記事を読むとわかること

  • 高校生で不登校の子どもが、大学に入るための選択肢
  • 独学を成功させる秘訣
  • 独学を頑張る子どもに対し、親ができるサポート

 

もしも、お子さんの高校卒業が遅れたとしても、大学に入る方法はあります。
また、記事内では高校生で不登校になって半年の遅れがあるも、国公立大学に現役合格した筆者だから語れる秘訣をご紹介します。

ぜひ最後まで記事を読んで、お子さんの大学受験を成功させるための方法を手に入れてくださいね。

 

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1. 手段は3つ!不登校から大学入試を受験するための方法

 

大学入試を受験するには、高校を卒業するか、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格する必要があります。

もし不登校のお子さんが、現在通っている高校を卒業できなさそうな場合は、次の3つの選択肢が考えられます。

  • 通信制高校へ転校する
  • 高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格
  • 今の高校に戻る

それぞれの選択肢について解説します。

 

1-1. 通信制高校へ転校

 

次のような理由により、毎日の通学や授業を受けるのが難しいお子さんの場合、通信制高校への転校を検討するのもよいでしょう。

  • 通学に抵抗がる・困難である
  • 教室で授業を受けることに抵抗がある
  • 朝にどうしても動けない

通信制高校の大きな特徴は、最低限の通学と自分のペースで勉強ができることです。

 

「通信制高校って?」と疑問が湧いたら、次の記事がおすすめ。
通信制高校に通う親御さんが書いているため、通信制高校のリアルがわかります。

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また、サポート校を知っていますか?
サポート校は、通信制高校に通う生徒をサポートする学校で、通学すると次のメリットがあります。

  • 課題のわからないところを聞ける
  • 同じ境遇の友人をつくれるため、モチベーションを保ちやすい
  • 親身になって相談に乗ってくれる先生に出会える

 

通信制高校に転校する場合は、必要に応じてサポート校の併用も視野に入れてみてくださいね。

 

1-2. 高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格

 

お子さんが次のタイプであれば、高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格する手段もあります。

  • 自分から勉強することに抵抗がない
  • 与えられたカリキュラムをこなすより、自分で計画を立てたい

高卒認定試験の難易度は、そこまで難しくありません。
試験範囲が中学校〜高校1年生であるため、高校の学習内容がある程度身についていれば合格圏内と言えるでしょう。

 

ただし、高卒認定試験で大学などのへの受験資格を得る場合は、今後も工夫が必要です。
センター試験などをサポートしてくれる人は、ほとんどいません。

 

高卒認定で合格を掴んだら、その先にある大学受験も自分自身で進めていくことになります。

 

1-3. 今の高校に戻る

 

通信制高校への転校・高卒認定試験の合格も、今すぐにできることではありません。
もっとも不安要素が少ないのは、今の高校に戻って受験勉強を続けることでしょう。

もし、本人や親御さんであるあなたの中に「高校に戻りたい」の意思がるのであれば、なるべく早く学校復帰に向けて行動を起こしましょう。

 

不登校の復帰には、次のサポートサビースを惜しみなく使いましょう。

  • 今、通っている高校に相談する
  • スクールカウンセラーなど、専門機関を頼る

 

私たちも『平均3週間で不登校解決プログラム』を準備しています。
「今からでもいいから、子どもを不登校から救いたい」という親御さんは、チェックしてくださいね。

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2. 受験に成功するために必要な3つのもの【合格者の実体験】

 

さて、今現在のお子さんの学習は、どれくらい進んでいますか?
不登校になると勉強に遅れが出てしまうため、お子さんも高校の学習カリキュラムに遅れをとっていることでしょう。

 

基礎部分に加え、受験の準備も必要となると、次のような疑問が湧いてくるはず。

  • どんな勉強をしたらいいのか?
  • 勉強の遅れを取り戻しながら、受験対策はできるの?

 

実は、この記事の執筆者である私は高校時代に不登校を経験しており、大学入試を受験する手段として高卒認定試験の合格を選びました。
勉強の遅れは半年ほどありましたが、同級生と同じ年にセンター試験を受験。
国公立大学に合格することができました!

 

 

そんな私が大学受験に合格するために必要だったものは、次の3つだと感じています。

  • 学習に集中できる環境
  • 疑問を解決できる環境
  • モチベーション

正直、当時の自分には足りなかった要素もあります。
これから大学受験にチャレンジしようとしているお子さんの助けになれば幸いです。

以下では高校生で不登校になったときに大学受験するための6つのロードマップをお話ししています。合わせてご確認ください。

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2-1. 学習に集中できる環境

 

まず重要なのは、学習に集中できる環境です。
どんなにモチベーションが高くても、学習に集中できる環境が整っていなければ、やる気・パフォーマンスは落ちます。

独学の場合、基本は自宅で学習を進めます。
昨今はコロナウイルスの影響により、テレワークを採用する企業も増えました。
テレワークになった人からは、「仕事に集中できず、思うように作業がはかどらなかった」の声も。

 

同じように、お子さんが家庭で学習する場合にも、それなりの整った環境が必要です。
例えば、ほかの家族・きょうだいが居て騒がしいときは、家族の協力と本人の工夫がポイント。

  • あらかじめ勉強する時間を伝えて、静かにしてもらう
  • ノイズキャンセリング機能付きのイヤフォン・ヘッドフォンを使う
  • 公共の施設・カフェなどを利用する

 

完全に独学の場合は、より一層、家の環境を整えることに気を配る必要があります。

 

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2-2. 疑問を解決できる環境

 

独学で受験に挑む場合、「わからないこと」を、どのように解決するか?がポイントです。
「わからない」をそのまま放置していても、理解できる日は訪れません。

 

筆者は親に聞くこともありましたが、正直なところ、すべてが解決できたとは言えません。
また、1つの教科に対して複数の問題集を買っていました。
同じ問題でも著者によって切り口が異なるため、比較することで理解に繋がったのです。

 

自分で疑問を解決するのは大事なことですが、あまり時間をかけすぎても受験に間に合いません。
次のような頼れる人がいれば、効率よく受験対策を進められるでしょう。

  • 家庭教師・塾の講師
  • 身近なところで、勉強を教えてくれそうな人

 

2-3. モチベーション

 

モチベーションは、非常に大切です。
極端な話どんなに環境が整っていても、モチベーションがなければ自宅で勉強なんてしません。

とくに、不登校の子どもは、もともと学習へのモチベーションが低いがために学校に通えなくなったケースもあります。
「1人で勉強しよう」と思っても、やる気を出すのは正直、難しいです。

 

しかし、逆にいえばモチベーションさえ上げられれば、お子さんの今ある可能性を、さらに引き延ばせると考えられます。

バナー:YouTube

 

筆者の場合、独学に適した完璧な環境が与えられていたわけではありません。
ですが、モチベーションだけはとても強かったのです。

高校の人間関係・雰囲気にどうしても馴染めず、出てきた思いが「東京の大学に行って、人生をやり直したい!」でした。
今思えば勉強とはまったく関係のない理由ですが、自分の内側から出てきた気持ちがあるだけで、勉強を休まずに続けられたのです。

 

お子さんの理由がなんであれ「大学に行きたい!」の熱い思いがあれば、受験に強いと思います。

 


※YouTubeサイトへ移動します

 

3. 1番大事なモチベーションを保つ!家庭でできるサポート3選

 

独学にはモチベーションが重要ですが、目に見えないものをどうやって高めたらよいのでしょうか?
実は、お子さん自身の気持ちだけでなく、親御さんのサポートがあると、モチベーションは何倍にも掛け合わされて高まります。

 

以下は、筆者が受験勉強をしていたときをふり返り、親にしてもらって嬉しかったことです。

  • 毎日の話し相手になる
  • 学習に集中できる環境をつくる
  • プレッシャーをかけずに見守る

3項目について解説します。

 

3-1. 毎日の話し相手になる

 

1人で学習していると、どうしても話し相手がいなくなります。
たった1人で部屋にこもっていると、数日の間、誰とも口をきかないこともあるかもしれません。

今の時代、SNSで色々な人と繋がれますが、生身の人間との直接的なコミュニケーションは、心身の健康を保つために必要です。

 

ぜひ、お子さんには毎日、声をかけて会話をしてください。
不登校のお子さんのなかには、親御さんとの関係がギクシャクしていることもあるでしょう。
それでも、日々の会話だけは欠かさずにトライしてみましょう。

きっと、お子さんも「自分のことを気にかけてもらっている」と、実感を持てます。
自分を思ってくれる人が1人でもいるとわかると、安心して学習に取組めるでしょう。

 

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3-2. 学習に集中できる環境をつくる

学習に適した環境づくりも、親御さんができることの1つです。

まずは、手始めに次の2つを考えると、取り組みやすいでしょう。

  • 学習の邪魔になっている要素は何か?
  • 勉強に集中できる環境とは?

 

例えば、お子さんが1人暮らしの場合。

  • 食事の用意をしてあげる
  • つくれないときは、出来合いをまとめ買いしておく

 

このように、買い物に行く手間を少しでも減らすことで、勉強にあてる時間を増やせます。

かくいう筆者も、受験勉強のときは1人暮らしをしていました。
母親が定期的に大量の栄養補助食品を買ってくれたため、コンビニ・スーパーに行く回数が減り、勉強に費やす時間が増えて感謝しています。

 

3-3. プレッシャーをかけずに見守る

 

独学で受験に臨むお子さんには、プレッシャーをかけないこと。

  • 本当に、自分の学習方法は正しいのか?
  • 本当に合格できるのか?

親御さんがサポートしていると言っても、受験に臨むのは子ども自身。
親御さんが心配するほど不安になるのは、ほかの誰でもなくお子さんです。

 

「大丈夫だろうか」と親御さんが心配するのも当たり前ですが、自分はサポーターであることを意識しましょう。
お子さんの不安を和らげる、相談相手のポジションがベストです。

また、不登校のお子さんを持つ親御さんは、自身もお子さんにかかりきりにるため、外の世界との関わりが減る傾向にあります。
不安が大きくなる受験シーズンこそ、親御さんが積極的に外の世界と関わり、話し相手を見つけましょう。

 

今はオンラインの相談サービス・カウンセリングサービスもたくさんあります。
自分自身が息が詰まりそうになったら、このようなサービスの利用もぜひ検討してみてください。

バナー:Line

 

4. まとめ

 

不登校のお子さんが大学受験に挑戦するには、3つの手段があります。

  • 通信制高校へ転校
  • 高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格
  • 今の高校に戻る

 

いずれにせよ、家で勉強を頑張るお子さんが、大学入試を突破するために必要な要素は次の3つ。

    • 学習に集中できる環境
      大人がテレワークの環境を整えるのと同様に、お子さんが集中して学習に取り組める環境を用意する
    • 疑問を解決できる環境
      受験勉強を教えてくれる相談役を探すか、適切な教材を入手する
    • モチベーション
      「そもそもどうして大学に行きたいのか」について、本人が前向きな動機を持っていることが必要

 

 

とくに重要な「モチベーション」を上げて維持するために、ご家庭で親御さんができことは、次の3つ。

    • 毎日の話し相手になる
      お子さんと生のコミュニケーションを取れるうちの1人と心得て、積極的に声をかける
    • 学習に集中できる環境を作る
      お子さんが集中できるよう、協力・工夫できそうなことがあれば試してみる
    • プレッシャーをかけずに見守る
      最もプレッシャーがかかっているのはお子さん自身なので、親御さんが辛いようなら外の世界に話し相手を見つける

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

もし、お子さんが今の高校に復帰できそうで出席日数も足りるなら、このまま今の高校で学習を続けて受験することも検討してみてください。

私たちが展開している【平均3週間で不登校解決プログラム】なら、今の学校のままで大学受験に挑戦できる可能性があります。
ぜひ、下の画像から無料のオンラインセミナーをご確認ください。

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お問合せ

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

-不登校で悩む親御さんはこちら, 高校生の不登校ブログ

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