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中学生のお子さんが不登校になると、子どもが思春期あるため、親の考えのみで相談に行って良いのか悩みますよね。
この記事は、次のような悩みを持つ、中学生で不登校のお子さんを持つ親御さん向けです。
- 子どもの不登校を相談するべきか、わからない
- 不登校の相談をすることを、子どもに言うべきかわからない
- 不登校の相談を、どこにすればいいのか、わからない
【平均3週間で不登校解決プログラム】を展開する小川さん監修のもと、中学生時代に不登校だった筆者がお伝えするのは、次の4つ。
記事を読むとわかること
- 子どもの不登校は、1人で抱えずに、相談するべき!
- 不登校の相談を決めたときの、子どもへの切り出し方
- 不登校の相談先選びで押さえておきたい3つのポイント
- 各不登校の相談先のメリット・デメリット
あなたはこれまで、周囲の人のアドバイスやネット・SNSから情報を得てきたと思います。
それでも、具体的にどう動けばいいのか、本当に不登校の相談をするべきなのか、悩んできたことでしょう。
不登校は長引くほど解決が難しくなるため、早めの対応が必要不可欠です。
この記事では、不登校の相談先の良し悪しも載せています。
あなたとお子さんにとって、ベストな不登校の相談先が見つかれば幸いです。
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1. 不登校は相談すべき|親御さんだけでは解決が難しい
そもそも、不登校の問題は第三者に相談した方が良いのか、迷っている親御さんもいるでしょう。
結論を言うと、不登校の問題は第三者に相談するべきです。
家族だけ・親子だけで不登校の解決を目指すのは、私たち不登校のプロからはおすすめできません。
その理由は次の2つ。
- 中学生の不登校は複雑!原因の特定は難しい
- 中学生は思春期!すべてを親御さんには打ち明けない
あなたと同じで、不登校に慣れていない方のほとんどが、子どもが不登校になると「原因探し」を始めます。
しかし、もともと難しい不登校の原因探しを中学生にすることは、不登校問題だけでなく、親子関係をもこじらせる恐れがあります。
1-1. 中学生の不登校は複雑!原因の特定は難しい
そもそも、不登校に明確な原因・理由がある方が珍しいです。
また、学校に行きたくない原因・理由は1つに限らず、いくつもの物事が複合的に重なっているケースも珍しくありません。
思春期である中学生は、次のような悩みを抱えます。
- 人間関係
- 勉強のこと
- 将来への不安
これらが複雑に絡んでいると、子ども本人も自分が何に・どうして悩んでいるのか、わからなくなることもあります。
子どもが抱える悩み・不安、周りの環境も影響しているため、不登校の原因は複雑で特定が難しいのです。
1-2. 中学生は思春期!すべてを親御さんには打ち明けない
中学生の思春期は親から離れたい心理がはたらくため、親にすべてを打ち明けることは少ないです。
お子さんがお子さんに学校に行きたくない理由を聞いたとき、次のような答えが返ってきませんでしたか?
- ゲームが辞められないから
- 朝起きられないから
- 友達に嫌なことを言われるから
- 勉強についていけないから
これらは、不登校のきっかけだったかもしれません。
ですが、不登校の原因・理由は本人でもわからないことが多い点、思春期の時期に親に対し正直に話すかを考えると、不登校の本当の原因・理由とは言えません。
親心からあれこれ引き出したくなる気持ちはわかりますが、中学生は自立に向けた時期です。
お子さんが多くは語らないことを、覚えておきましょう。
2. 不登校の相談は子どもの意思を聞いたうえですること
原因・理由の特定が難しいこと、お子さんが多くを語らないことから、家族だけ・親子だけでの中学生の不登校の解決を図るのはおすすめしません。
私たちのような【平均3週間で不登校解決プログラム】をはじめとする、不登校支援サービスへの相談は必要不可欠です。
1日でも早く学校復帰を叶えるため、不登校の相談は早めにしてほしいところ。
しかしながら、不登校の相談を親御さんのみで進めるのはNGです。
お子さんの気持ち・考えを聞かずに相談先を決め、行動するのは、子どもからすると余計な御世話にしか見えません。
不登校の相談をする目安は、お子さんの言葉です。
- 不登校のことを、だれかに相談したい
- 学校に戻りたいから、どうにかしたい
不登校から次の1歩へ進もうとする気持ちが出てきたときが、相談のベストなタイミングです。
しかし、以下の場合はお子さんの回復を待っている余裕はありません。
早く相談先を決めて行動しないと、不登校期間だけが伸びてしまいます。
- 子どもの元気がなく、部屋に引きこもっている
- ほかの相談先から「見守りましょう」と言われた
相談をするときは、あらかじめお子さんにひと言、伝えてから行動してください。
- 「今の状態が辛そうだから、詳しい人に相談してみるね」
- 「これ以上、苦しくならないように、できることをしてみるね」
子どもの立場からすれば、勝手に自分のことを相談されるより、ひと言だけでも言葉をもらえる方が安心します。
3. 【不登校の相談先】押さえておくべき3つのポイント
不登校の相談を考えるときに「どこに相談するのがベストか」と悩む方が多いことでしょう。
各家庭のご状況によって、最適な相談先は違うと言ってしまえばそれまでですが、
相談先によって不登校を解決する力が大きく異なるのも事実です。
この章では効果的な相談先選びのために、最低でも押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
3-1.【不登校の相談先】押さえておくべきポイント1: 不登校への理解度
相談先を選ぶための決めてになるのが、中学生の不登校に対する理解度です。
次の2つに理解のある人・相談先であれば大丈夫です。
- 中学生の不登校は原因・理由が複雑
- 本人が警戒心を解かない限り、正直な気持ちを引き出すのは難しい
反対に、不登校の原因・理由にこだわるような人・相談先は、あなたにもお子さんにも良い相談先とは言えません。
今、中学生であるお子さんに残された学校生活は、これからの人生の基礎となる、とても大切な時間です。
お子さんの将来のためにも、どれだけ不登校に詳しいかを確かめたうえで、相談先を選びましょう。
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3-2.【不登校の相談先】押さえておくべきポイント2: 相談相手の統一性
これは意外と見落としがちな事実ですが、相談相手が統一されていなければ都合の悪いことがたくさん起きます。
例えば
・相談相手によって意見がまったく違う
・同じ説明(家庭状況など)を毎回しなければならない
・1.2回の相談で家庭のことを把握してもらうのは難しい
→結局当たり障りのないアドバイスしかもらえない場合が多い
このようにどれだけ不登校に詳しい人に相談しても、相談相手が毎回同じでなければ、
不登校は解決するどころか、かえって混乱を招く場合もあります。
相談先は「毎回ちゃんと同じ人に相談できるか」を知ったうえで選びましょう。
3-3. 【不登校の相談先】押さえておくべきポイント3: 相談できる頻度
相談において頻度は非常に大切な要素です。
相談の頻度が少なければ、
時間が空いて状況が変わってしまうため
相談先からしても、状況にあわせたアドバイスが難しくなります。
不登校は長引くほど解決が難しくなるため、一刻も早く現状を変える必要があります。
そのためには、最低でも週に一回は相談をしてその都度アドバイスをもらうのがベストでしょう。
4.【中学生の不登校】相談先のメリット・デメリット~不登校解決サービス編~
この章では先ほど説明した
押さえておくべき3つのポイント
・相談相手の統一性
・相談できる頻度
から不登校解決を目標とした各相談機関のおススメ度、またメリットとデメリットについて説明します。
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4-1. 不登校支援事業
おススメ度
不登校への理解度 ★★★★★
相談相手の統一性 ★★★★★
相談できる頻度 ★★★★☆
不登校支援事業とは文字通り、不登校の解決を目的とした事業です。
今から紹介する相談先の中で最もおススメする相談先です。
メリット
・最短2~3週間で不登校が解決する場合もある
・不登校解決の専門家が親御さんをサポートしてくれる
・不登校の根本を解決→不登校の再発予防にもなる
デメリット
・他の機関よりも多少のお金がかかる場合がある
「一刻も早く不登校を解決させたい」
「ほかの相談機関では解決できなかった」
という方はまず無料で相談してもらうだけでも効果は十分だと思われます。
4-2. SC(スクールカウンセラー)
おススメ度
不登校への理解度 ★★★☆☆
相談相手の統一性 ★★★★★
相談できる頻度 ★★★☆☆
SC(スクールカウンセラー)は誰にも話せない悩みを聞いてあげる、また子どもの気持ちを受け入れてあげるなど、主に心のケアを行う人たちのことです。
メリット
・教育の有識者と相談できる
・子どもの心のケアができる
・基本的に学校に一人→同じ相手に相談できる
デメリット
・SCによって質のバラツキが大きい
・心のケアが主→不登校の解決に時間がかかる
・相談可能な頻度は最大週一回と少なめ
スクールカウンセラーは学校によって、担任の先生を通じて予約するなどの手続きが必要な場合もありますので、現在通っている学校に問い合わせてみることをおススメします。
4-3. SSW(スクールソーシャルワーカー)
おススメ度
不登校への理解度 ★★★★★
相談相手の統一性 ★★★☆☆
相談できる頻度 ★☆☆☆☆
SSW(スクールソーシャルワーカー)はいじめ、不登校、引きこもり、学習、対人関係などの幅広い問題の相談を受け付けています。
メリット
・地域の子ども支援機関や、地域の活動にも必要に応じて繋げる役割がある
・多くのSSWが、社会福祉士や精神保健福祉士といった国家資格を有する
デメリット
SSWを配置している学校自体が少ない
相談できる機会自体が少ない
SSWは非常に幅広く子どもの問題に対応しているため、不登校の解決力は高いといえます。
また、SSWは地域とつなげる役割もあるので本来は人とかかわることが好きなお子さんに対しても良い効果が期待できます。
ただ、学校によってSSWが配置されていないところもあるため、その点では注意が必要です。
4-4. 児童相談所
おススメ度
不登校への理解度 ★★★☆☆
相談相手の統一性 ★★★☆☆
相談できる頻度 ★★☆☆☆
児童相談所とは、乳児~学齢児の児童(高校生)までを対象に相談や一時保護などの支援をしてくれる機関です。
メリット
色んな資格や役割を持った人たちが連携している
子どもに関する問題を広く扱っている
デメリット
業務内容が不登校解決と若干異なる
児童相談所は、特に不登校のお子さんが問題行動を伴う場合に心強い相談先です。
5.【中学生の不登校】相談先のメリット・デメリット~手軽な相談ツール~
この章ではメールや電話を使って、不登校の解決についてのアドバイスや情報が得られる手軽な相談ツールを紹介します。
この章では不登校の解決というよりは
「誰かに話を聞いてもらいたい」
「自分のやり方が客観的に間違ってないか知りたい」
という方に向けた内容になっています。
5-1. 不登校・ひきこもり無料メール相談|ココロスイッチ
ココロスイッチでは、不登校・ひきこもりの当事者やそのご家族の方を対象にボランティアでメール相談を行っています。
メリット
・無料
・スキマ時間に相談できる
デメリット
・会話のテンポが悪い場合がある
・細かいニュアンスが伝えづらいことがある
・相談員はボランティアのため、アドバイスの質には期待できない
ココロスイッチは空いた時間のメールのやり取りで、
話を聞いてもらいたい方
客観的な意見を聞きたい方
におススメです。
5-2.厚生省労働省SNS
主要SNSであるLINE、Twitter、Facebook及びウェブチャットで連絡を取り、相談内容から全国の支援機関に繋げるということをしています。
メリット
・無料
・ウェブチャットなので手軽
・相談先を紹介してもらえる
デメリット
・直接話を聞いてもらえるわけではないので、二度手間になることもある。
厚生省労働省SNSは安心できる相談先選びをサポートするツールです。
5-3. よりそいホットライン
よりそいホットラインは、どんな人の悩みに対しても一緒に解決方法を考えてくれる、24時間通話料無料の機関です。
メリット
・無料
・共感に特化したサービス
デメリット
・アクセス数が多く、電話が繋がらないこともある
よりそいホットラインは不登校を解決するというよりは、その名の通り、相談を通じて心に寄り添ってほしいという人におススメです。
6. まとめ:相談先選びこそが不登校解決のキーポイント
初めにも紹介した通り、不登校は長引くほど解決が難しくなります。
早急の解決のためには、今回紹介した
不登校への理解度
相談相手の統一性
相談できる頻度
の3つのポイントを満たす第三者に相談し、的確なアドバイスを得ることが必要不可欠です。
それを踏まえた上で、最もおススメできるのが不登校支援事業です。
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