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中学生の不登校ブログ

反抗期と中学不登校はいつまで続く? 今すぐできる解決法をご紹介!

2020.12.05

この記事を読むのに必要な時間は約 42 分です。

 

 

この記事を選んでいただき、

そして大切なお時間を使っていただき本当にありがとうございます。

 

中学3年間不登校のわが子と一緒に、様々な方法でトライアンドエラーを繰り返し、色んなことを日々学んでいる母親です。

 

今、あなたは

 

「子どもが反抗期だと思ったら学校へ行かなくなった」

「家の中ではやりたい放題」

「学校へ行く気配すらない」

 

学校へ行くどころが、暴言を吐いたり口答えするのは当たり前。

意味もなくキレたり、物にあたったり。

 

たくさんの出来事が重なって、「今」本当に大変で、辛い日々を過ごしておられることと思います。

そして、毎日、本当にお疲れさまです。

 

この記事では、反抗期と中学不登校の時に大切にしなくてはいけない

 

親の接し方

 

をお伝えしていきます。

 

「具体的には何をやればいいの?」

「みんな言っていることが違う」

 

などなど、いろんな悩みがあると思います。

子どもの反抗期の事を相談する相手がいなかったり、不登校の親が周りにいないとおおぴっらに相談できないのでイメージが湧きませんよね?

 

では

 

反抗期や不登校は何をどうすればいいのか?

 

これが明確に理解できなければ、解決することはおろか、始めることすらできないはずです。

ただ、根本的な問題はとてもシンプルです。

記事を読んでいただければ分かると思いますが、反抗期と不登校は原因が分かればやることはとてもシンプルなんです。

 

原因を理解する→対応する

 

難しいことを考えなくても、突き詰めていけばこれだけで解決できます。

私は、中学生になり不登校になった子どもに対し、様々な書籍を読み、セミナーに参加したりして、様々な方法を毎日試してきました。

 

もうすでに知っている方法があるかも知れませんが、

 

全く効果がないからやめた・・・

 

という場合は、どこかでやり方が間違っている場合がほとんどです。

様々な悩みがあると思いますが、逆に言えばその悩みをこの記事で一緒に解決していけば、必ず良い結果となります。

あなたの悩みは必ずと言っていいほど、「原因を理解する→対応する」のどちらかのステップに入ってきます。

では、2つのステップを反抗期と不登校、それぞれ個別に紹介していきますね。

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1. 中学生の反抗期はいつまで続く?

 

 

まずはじめに、あなたが一番気になっている問題。

「中学の反抗期はどのくらい続くのか」というデータを紹介していきます。

 

このままずっとこの状態が続くのか…

 

と思ってしまうと気分が滅入ってしまいますよね。

 

でも、ずっと暗いトンネルのような毎日を過ごすなら、反抗期が終わるゴールがどこなのか分かったほうが絶対にいいですよね?

 

ということで、はじめに「不登校はいつ始まったのか」そして「不登校がいつ終わったのか」保護者が感じた年齢別のデータを紹介します。

データはCMなどで有名な明光義塾が、保護者673件のデータをまとめた回答紹介するので参考になされてください。

 

1-1. 反抗期が始まった時期はいつ?

では、はじめにあなたのお子さんの状況と比べていただくために「反抗期がいつから始まったのか」というデータを紹介していきますね。

 


引用元

 

不登校の開始時期は女の子が早い傾向にありますが、小学校高学年から中学生にかけて反抗期が起こったと感じている保護者が多いことが分かります。

では、続いては不登校がいつ終わったのかについて、調査したデータを紹介していきます。

1-2. 反抗期が終わった時期はいつ?

先ほどと同じく、「不登校が終わった時期はいつなのか?」というアンケートを、明光義塾が保護者673件取った結果を紹介していきます。

引用元

データを観ると、2年以上かかったと感じている保護者の方が一番多く、3ヶ月が一番短いことから、反抗期は2年以上かかってから終わる場合が多いということが分かりますね。

 

あー、こんなに長く続くのかー。

 

ガッカリするかもしれませんが、反抗期は子ども成長にとても大切なことなんです。

では、反抗期とはそもそも何なのか?そしてどうして反抗期は大切なのか?

次の項目で紹介していきますね。

 

2. 反抗期って何?子どもに必要なことなの?

 

 

では、反抗期についてお話していきますが、反抗期が何なのかを知らないまま、お子さんに接すると失敗することが多いです。

同じ時間を使うのに、原因を知ってからと知らないのでは雲泥の差が出てしまいます。

そんなのもったいないですよね。

なので、まずは「反抗期」とは何なのかについてお話させていただきます。

 

さて。

おそらく、あなたも反抗期があったのではないでしょうか?

 

私は、中学2年生のころが一番ひどかったです。

期間は約3年間ぐらいでしょうか?

今となっては、本当に親に対して申し訳なかったなと思いますが、反抗期の中学生の私は、あの頃はどうしていいか分からないから親に当たってしまうことが多くありまりました。

 

どうして、反抗期は起きてしまうのでしょう?

 

反抗期は、親離れをはじめ、自分の居場所を見つける途中の時期で、心の成長にはとても大切なこと。

でも、子どもも初めてのことなので、孤独や不安、不満や矛盾など、このやり場のない感情が反抗的態度に表れて出てきてしまう。

 

なので、暴言だったり、物にあたったり、部屋に閉じこもるという行動を、お子さんはとってしまいます。

そして、反抗期のお子さんは自分の居場所を見つける途中の時期。

つまり、あなたのお子さんは「思春期」の時期で、大人になりたい!でも、まだ子供でいたい!と自分の中で葛藤している時期でもあるんです。

 

さて、

反抗期とは、思春期の親離れのための不安から反抗してしまうことなんだな~。

ということがお分かりいただけましたか?

 

 

そして、もう一点。

お子さんはこの時期、成長ホルモンがたくさん出ている状態ということも知っておいていただきたいことです。

 

私たちの身近なホルモンの話だと女性の更年期も、心が不安定になるという話を聞いたことがないでしょうか?

例えば、心が落ち着かない・将来が不安・孤独感・人生このままでいいのかと落ち込むetc...

この心が不安定な状態に、家庭の問題や親の介護、子育てが終わった喪失感など様々なストレスにさらされ、イライラしたり怒りっぽくなったりしてしまいます。

 

私の母は、子どもの私から観ても、とてもお茶目な性格です。

しかし、自宅で祖母の介護する時期と更年期が重なり、いつもイライラして、時には怒りを爆発させることもありました。

母の誕生日をみんなで祝っていた時に、父のちょっとした一言で母の怒りが爆発し、ものすごい形相で怒鳴り散らし、一同呆然。

そのまま、部屋に閉じこもって出てこないということがありました。

 

なんだか、反抗期に似ていますよね?

 

では、

反抗期は、「身体と心のバランスが取れない時期なんだな~」

ということも、まずは頭に入れて、お子さんの状況を知ることから始めてみましょう。

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3. 反抗期と思春期の意外な関係性!

 

 

反抗期と思春期は必ずしもイコールの関係ではありませんが、思春期になると反抗的な態度をとってしまうお子さんは多いですよね。

まず、思春期とは何か?そして、子供の中でどんなことが起こっているのか?この2点をお伝えしていきます。

 

3-1. 思春期とは?

思春期とは、厚生労働省ではこのように定義しています。

思春期は周囲の影響を受けながら一人の大人として自分を確立する時期です。

 

そして、周囲の影響というのが下記の図になります。


 引用元

社会・学校・友達・家族、そして自分の身体の発達と、あなたのお子さんは、こんなにたくさんの周囲の影響を受けながら、思春期を過ごしています。

 

すごくたくさんの影響を受けていますよね?

 

さて、

子どもも意外と色んな事を考えているんだな~

というのが、分かっていただけたかと思います。

 

では、次に進みますね。

 

さらに、思春期の子どもは、仲間・友達との関係性から、安心感を得ようとします。

どういうことかというと。

思春期のお子さんは、親離れしたいという思いがありますが、親から離れることに不安になってしまいます。

その時に、仲間と一緒に行動することで安心感が得られるんです。

 

あなたも、初めて行く場所や初めて経験する時に、誰かと一緒だと安心したことがありますよね。

それと一緒で、お子さんも仲間と一緒に行動することで、安心できる居場所を作っているんです。

 

あなたやあなたのお子さんにも経験があるのではないでしょうか?

「あんな友達と一緒に遊ぶんじゃない!」と言われて、

「友達は悪くない」と怒ってしまったこと。

 

それは、そうですよね。

友達を批判するということは、安心できる居場所を奪われてしまうのと同じことなので、それは必死に反抗するわけです。

 

では、

思春期の子どもにとって、友達はとても大切なんだな~

ということは、分かっていただけましたよね。

 

お子さんが友達関係で悩んでいる場合は、こちらの記事で【不登校の当事者】の思いが語られています。

友達関係のことをもっと詳しく知りたい!という場合は、とても参考になるので、ぜひご覧になってみてください。

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では、次に進みますね。

 

さて、安心できる仲間と一緒にいることはとても大事ですが、仲間や友達とトラブルが起こってしまうと、一体どうなってしまうのか?

次の項目でお話していきたいと思います。

3-2. 仲間や友達とのトラブルが不登校の原因1位!

ここで、文部科学省が平成30年に児童生徒の問題行動と不登校に関してアンケートを実施した結果を紹介していきます。


引用元

データは不登校になってしまったお子さんの人間関係の理由を数字で表したものです。

観ていただくといじめを除く友人関係をめぐる問題」が、15,727人と一番多いことが分かります。

お子さんが、どんなに仲間や友達をとても大切にしているか。

そして、思春期の不安定な状態で、仲間や友達のちょっとした一言でも、傷ついてしまうということがデータを観ると分かりますよね。

 

ただ、お子さんが不登校の場合、思春期になり親離れへの不安があるのに、仲間や友達という安心できる居場所がない、または少ないですよね。

そうなると、不登校が長引いてしまったり、家庭内暴力へと発展していってしまいます。

不登校になったお子さんが家庭内で暴力を振るってしまう理由や、親ができる対策方法については以下の記事を参考にしてみてください。

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文部科学省が不登校の調査をした結果が下記になっていて、不登校の長期化が進んでいることが分かります。


引用元

また、法務省・犯罪白書の、家庭内暴力の件数を年代別に表したデータが下記になっています。


引用元

長期の不登校、また家庭内暴力も中学生が一番多くなっています。

また、不登校は長期化が進んでいるのが分かりますよね。

 

では、不登校や反抗期の家庭内暴力はなぜ起こってしまうのでしょうか?

 

3-3. 不登校や家庭内暴力には共通点がある?

不登校や家庭内暴力を振るってしまう子に悩む親御さんが、口をそろえて言うのは「とても素直で良い子だったのに…」です。

たくさんの不登校や反抗期の事例を調べてきましたが、みなさん同じように語っています。

 

あなたのお子さんも、そうではないでしょうか?

「あの子は、昔は素直で聞き分けのいい子だった」

 

それはもっともな話で、素直で優しい子は「受容性と共感性」がとても高いんです。

受容性は、物事を受け入れること

共感性は、他者の喜怒哀楽の感情を共有する才能

 

受容性と共感性の意味を観ると、まるでわが子のことを言っていると思ってしまいますよね。

 

ただ、思春期の過程で、素直で優しすぎるために、周囲の影響を受けやすく、傷ついたり、悩んだり、苦しんだりしてしまいます。

 

そして、日本には「空気読み」の文化ってありますよね。

雰囲気に合わせて、空気を察して周りに合わせるのが、暗黙の了解みたいな。

こうして、素直で優しい子は学校や家でも「空気を読み」、プレッシャーを感じてしまい、どんどんストレスをためてしまう。

 

そうすると、こんなことが起こります。

  1. 傷つきたくないから、今の状況から遠ざかる
  2. 学校が原因なら不登校になる
  3. 親から「学校へ行きなさい!」と怒られる
  4. 自室に引きこもる・親に暴力をふるう

これが、不登校や反抗期の原因となっているところで、長い時間、上記が続くと事態はどんどん悪化していくことになります。

 

もし、ここまで読んでみて「わが子の行動は理解できない」と思った場合。

このまま反抗期や引きこもり、不登校が続いてしまうこと。

そして、最悪の事態がおこってしまう可能性もゼロではありません。

「どう考えても、我が家の明るい未来が見えない」という場合は、一度専門家に相談することをおすすめします。

 

何か行動を起こすことで、物事は急激に変化します。

今が絶望なら、後は良い方向へ進むだけです。

ただ、初めての相談となるとどのようにしたらいいか分かりませんよね?

こちらの記事では、【相談先選びのポイント】を詳しく解説しています

どこに相談したらいいんだろう?という場合は、ぜひご覧になってみてください。

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さて、

素直で優しい子は、周りの影響を受けやすいから傷つきやすいんだな~

というのがお分かりいただけたでしょうか?

 

少し長くなりましたが、ここまでの内容を一度まとめておきます。

  • 反抗期とは、思春期の親離れのための不安から反抗してしまうんだな~。
  • 反抗期は、「身体と心のバランスが取れない時期なんだな~」
  • 社会・学校・友達・家族など子どもも意外と色んな事を考えているんだな~
  • 思春期の子どもにとって、友達は安全基地のように、とても大切なんだな~
  • 素直で優しい子は、周りの影響を受けやすいから傷つきやすいんだな~

以上が、反抗期と不登校の原因となります。

反抗期も不登校も思春期も、ここまで読んでいただいたあなたならお分かりだと思いますが、すべて繋がっていますよね?

どれか1つだけ分かってもダメで、色んな要素が重なって起こっているんだということを覚えていただければと思います。

 

それでは、次のステップ【対応する】のステップに進んでいきましょう。

 

4. 反抗期と中学不登校の子どもに今すぐできる!お悩み解決法とは?

 

 

反抗期や中学不登校の原因が分かったら、次は親はどのように対応したらいいのか親の接し方】について紹介していきます。

 

まず、はじめに下記の質問で当てはまるものを選んでみてください。

 

 

    1. 子どもが頑張ったらご褒美をあげる
    2. 子どもの失敗は親の責任
    3. 子どものことは何でも知っておく必要がある
    4. 子どもからうざい・ほっといてと言われた
    5. 子どもの友達関係に口を出す
    6. 子どもの機嫌が気になる
    7. 子どもに自分の意見を言わない
    8. 子どもには干渉しないほうがいいと思う
    9. 子どもは放っておいた方がのびのび育つ
    10. 子どもの問題行動が目立つ

 

1~5が多かった場合は→「距離が近すぎ」タイプ!

6~10が多かった場合は→「距離が遠すぎ」タイプ!

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4-1. 距離が近すぎタイプ

 

まず、あなたと、あなたのお子さんがハリネズミだと思ってください。

距離が近すぎるとどうなるでしょう?

お互いの針が刺さって痛いですよね。

 

子どものためなら、どんなことでもできる!

つい心配で子どもに声をかけてしまう...

 

大事なお子さんのためなので、そう思うのは当然です。

しかし、先ほど紹介した思春期は、お子さんが「親離れ」しようとしている時期になります。

小さいころは、お子さんの針も弱かったですが、思春期になると針はどんどん強くなります。

だから、お母さんの針が刺さると、お子さんも針を差し返してくる(反抗する)状態です。

このまま、ずっと針を刺し合っていては、両方が傷つき、つらい思いをしなければいけないですよね?

 

では、距離が近すぎる時はどうすればいいのか?

 

4-1-1. その問題は誰の問題か考える

 

まず1つ目は、「その問題は誰の問題か考える」ことをやってみてください。

 

例えば、

勉強をしないで最終的に困るのは誰か?

進路を決めないで最終的に困るのは誰か?

どちらも、困るのはお子さんで、親である私たちではないですよね?

 

なので、つい口を出してしまいそうになったら、

 

この出来事で最終的に困るのは誰か?

について一瞬でもいいので考えてみてください。

 

そして、子どもの問題なら口を出さない。親の問題ならしっかりと伝える。

最初はついつい口出しをしてしまいそうになりますが、グッと抑えてしばらく様子を見てみてくださいね。

 

ただ、お子さんが話をしたそうな時は、きちんと接してあげてください。

そして、真剣に話を聞いて、否定はせずに「そうなんだね!」と共感してあげると、お子さんも心を開いてくれますし、反抗期や不登校のヒントが隠れている時もあるんです。

なので、グッと抑えて「話を聴く」ことに意識をおいてみてください。

 

4-1-2. エネルギーを自分に向ける

 

そして、2つ目は「エネルギーを自分に向ける」ことです。

今まで、あなたはこれ以上無い愛情をお子さんに向けてきました。

でも、お子さんは、将来のためにハリネズミのように針をどんどん強くしている時です。

もう、一人でも大丈夫だよ!とメッセージを送っています。

 

なので、あなたはここから子どものためではなく、

 

あなた自身のためにエネルギーを使ってください。

 

新しく仕事を見つける、趣味に熱中する、ボランティアに参加する、新しい資格を取ってみるetc...

こうすることで、あなたが充実した時間を過ごしている姿は、思春期のお子さんのお手本となることができます。

※【番外編】として、さらにステップアップした方法を後ほど紹介しています。

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4-2. 距離が遠すぎタイプ

 

今、あなたはとても大きな愛情でお子さんを見守っている。

そして、子どもには、自分の好きな道を歩んでいってほしい!

そう思ってお子さんに接してきたかと思います。

 

ただ、お子さんはあなたの愛情を勘違いして受け取っているかもしれません。

 

どういうことかというと。

お子さんは、中学生で思春期という時期の中にいます。

思春期は大海原を地図もなしに一人で進むほどの大変な旅です。

でも、「自由にしていいんだよ」と言われてしまうと、不安になってしまいますよね。

 

では、距離が遠すぎる場合はどうすればいいのかというと。

 

4-2-1. 言葉で愛情を伝える

 

まず1つ目は、「言葉で愛情を伝える」ことです。

あなたはお子さんが大好きですが、ドラマではないので、いくら大好きでも見つめているだけでは伝わりませんよね。

そんな時は、あなたが思っている愛情を言葉で伝えてあげるといいです。

 

ただ、照れくさいですよね?

いきなり、言葉で愛情を伝えると言われても...

 

なので、最初はお子さんが話をしたそうだったら、聞き役にまわり、子どもの気が済むまで話を聞いてあげる。

慣れてきて、子どもと一緒に買物に行ったり、一緒に過ごす時間をなるべく増やすようにしてみる。

 

そうしたら、

「あなたは私にとって必要な人間なの!」

「大好きだよ!」

何でもいいです。

 

お子さんに伝えたい愛情を思いきって伝えてみてください。

誰かに告白するくらいドキドキしますが、あなたの本音を聞くことでお子さんも本音で話をしてくれるようになるので、ぜひチャレンジしてください。

 

4-2-2. スキンシップを増やす

2つ目は、「スキンシップを増やす」です。

こちらも、先ほど同様、

 

照れくさくて出来ないよ...

 

そう思ってしまいますが、スキンシップの力はすごいのです!

スキンシップをすると、子どもは不安な気持ちが減り情緒を安定させる効果やストレスを軽減させる効果が現れます。 スキンシップには、信頼や愛情を深める作用に繋がっています。

 

スキンシップってすごいですよね!

 

手をつないだり、お風呂に一緒に入ったり、夜は一緒に寝たり、お子さんが望んだことはやってあげてください。

 

また、先ほどの言葉で伝えるのが難しい場合も、スキンシップの方が効果的なので、ぜひやってほしいことがあります。

 

それは、お子さんをギュッと抱きしめることです。

 

抱きしめてあげることで、あなたの気持ちがストレートに伝わります。

 

抱きしめるとどうなるかというと。

お子さんはとても落ち着きますし、あなたもとてもリラックスした状態になります。

親子の関係を良くするためにも、ぜひスキンシップとハグに挑戦してください。

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4-2-3. 【番外編】子どもに絶対的な信頼をおく(距離が近すぎタイプ・距離が遠すぎタイプ共通)

 

今すぐできる接し方として、

 

【距離が近すぎタイプ】は

  • その問題は誰の問題かを考える
  • 自分にエネルギーを向ける

【距離が遠すぎタイプ】は

  • 言葉で愛情を伝える
  • スキンシップをとる

 

2つづつお伝えしました。

 

この2つを実践していただき、最後にやってほしいこととして【番外編】の「子どもに絶対的信頼をおく」を紹介したいと思います。

 

あなたは、お子さんを信頼していると思います。

大事なお子さんなので、もちろん信頼していますよね。

 

でも、その「信頼」が「信用」になってしまっていませんか?

 

「信用」は、何か条件がついた時に信じることです。

成績がいいわが子、よく言うことを聞くわが子。

こう育ってほしい!と思えば思うほど、条件は増えていってしまいます。

また、反抗期や不登校でその信用も薄れてきている状態かもしれません。

 

このままでは、お子さんはますます追いやられてしまいます。

 

では、「信頼」するとはどういうことでしょう?

 

「信頼」は、条件なしに信じることです。

反抗期で荒れているわが子、不登校で学校へ行っていないわが子、そのままのわが子をまるごと信じる。

これが、「信頼」するということです。

 

最初は戸惑ってしまうし、とても難しいです。

 

というのも、私も「こんな事できない!」と思っていた一人だからです。

 

ただ、信頼することでしか、子どもは心を開いてはくれません。

でも、人間の気持ちなんてそんなに簡単に変えられるわけがない!

 

葛藤に葛藤を重ねて、「あること」をやってみたら、だんだん出来るようになってきたんです。

その「あること」を、ここであなたにだけコッソリお伝えしますね。

 

その方法は、

  • とにかく何か起きたら「ありがとう」と心で思ってみる
  • 何かあったらメモに書いて最後に「ありがとう」と書いてみる

です。

 

例えば、

子どもが起きてきました。

その時に、心でありがとうと言ってみます。

 

子どもが起きたから、ありがとうって意味が分かりませんよね?

 

でも、だんだん「あー、子どもがちゃんと起きてきてよかったなー。ちゃんと生きている!」と思うようになるんです。

ご飯を食べた、お風呂に入った、ちゃんと眠っている、普段の生活のことでいいので、「ありがとう」と結び合わせてみてください。

不思議なことに、少しずつですが本当に「ありがたいな~」と思ってくるんです。

 

これで、私は「どんなわが子でも受け入れる覚悟」ができ、わが子を「信頼」することができました。

 

ちょっと難しい場合は、子どもが赤ちゃんの時を思い出すといいかと思います。

赤ちゃんの時は、赤ちゃんのわが子は何もしていませんでしたが、寝顔を観て「なんてカワイイの!」と思いましたよね。

そして、「生まれてきてくれて、ありがとう」と誰もが思ったことがあるはずです。

この感覚こそ、信用ではなく「信頼」です。

 

 

もしかしたら、

 

「信頼」?そんなキレイ事が通用するか!

こんなに大変なのに、何を言っているの?

 

ひどい反抗期や、いつ学校に行くかも分からないわが子を観て、そう思ってしまうかもしれません。

今は、そんな事は考えられない状況にいるあなたに、いきなり「信頼」してください!と言っても無理があるのは当然で。

なので、最初に【距離が近すぎタイプ】と【距離が遠すぎタイプ】、それぞれ2つづつ、今すぐできる接し方を紹介しました。

 

何事にも流れがあります。

急に料理が上手くならないのも一緒で、何度もやってみてやっと成功する。

これが流れです。

なので、ぜひ「流れ」を意識して、あなたとお子さんのために、順番に進めていってほしいと思っています。

 

【番外編】子どもに絶対的な信頼をおくをまとめると。

  • お子さんを信用ではなく、「信頼」する。
  • 何かが起きたら「ありがとう」と言ってみる
  • 「生まれてきてありがとう」という気持ちを思い出してみる

この3つをぜひやってみてくださいね。

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5. まとめ

 

 

では、今回の「反抗期と中学不登校はいつまで続く? 今すぐできるお悩み解決法を紹介!」をまとめていきます。

 

はじめに、反抗期と中学不登校の原因について

  • 反抗期とは、思春期の親離れのための不安から反抗してしまうんだな~。
  • 反抗期は、「身体と心のバランスが取れない時期なんだな~」
  • 社会・学校・友達・家族など子どもも意外と色んな事を考えているんだな~
  • 思春期の子どもにとって、友達は安全基地のように、とても大切なんだな~
  • 素直で優しい子は、周りの影響を受けやすいから傷つきやすいんだな~

こちらの5つを紹介しました。

原因を知ることで、お子さんが「今」どんな状況にいるのかが手に取るよう分かるかと思います。

 

そして、反抗期と中学不登校の対処法として

【距離が近すぎタイプ】は

  • その問題は誰の問題かを考える
  • 自分にエネルギーを向ける

【距離が遠すぎタイプ】は

  • 言葉で愛情を伝える
  • スキンシップをとる

【距離が近すぎタイプと距離が遠すぎタイプ共通】

  • 子どもを絶対的に信頼する

3つのことをお伝えしました。

 

今回、原因を理解する→対応するとお伝えしましたが、やらない人はやりません。

そして、世の中の大多数はやらない選択をします。

もしかしたら、子どもといい関係を築けるかもしれないのに、様々なできない理由を持ち出して、現状維持を続けます。

 

それに比べて、ここまでお付き合い頂いているあなたは、必ず明るいお子さんとの未来を歩んでいく要素をお持ちです。

そして、この長文にお付き合いくださっているあなたは、私にとって本当に明るい未来を歩んでいただきたい方です。

 

決して、悲観的にならず、明るい未来を想像してください。

これは、ビジネスやスポーツで利用することの多い方法で、「成功したらどうしたいかを具体的に想像」することで、近道を作ることができるんです。

 

ここまで、読んでいただいたあなたには、ぜひお伝えしたい内容なのでもう少しお付き合いくださいね。

 

まず、お子さんの反抗期が終わったら、お子さんが不登校から復帰したら何をしたいか想像してみてください。

 

例えば、

一緒に温泉に行って、豪華な料理を食べて、隣の布団で一緒に寝る。

そして、朝に起きたら温泉に入って、美味しい朝ごはんを食べて。

温泉宿を出たら、博物館に行ったり、お土産を探して一緒に観光する。

どこの温泉に行って、どんな場所に行きたいのか、どのくらいの金額がかかるのか、具体的にすればするほど、あなたの問題解決の時間は短くなります。

ディズニーランドでも、海外旅行でもどんなことでもいいです。

具体的にやればやるほど、解決への近道が近づくので、ぜひやってみてくださいね。

 

そして最後に。

どうしても今回紹介した方法だと時間がかかってしまいます。

時間があればゆっくりお子さんと一緒に解決していけますが、もし、あなたが「早期に解決したい」と思っているのであれば、この方法は有効ではありません。

 

あなたに無駄に時間を過ごしてもらいたくない。

そう考えると、やはり専門家に頼るということが一番の早期解決方法になってきます。

他の人の意見を聞くことで、新しい視界が開け、あなたもお子さんも新しい見方ができるようになるのです。

 

はじめは緊張しますが、専門家はたくさんの保護者の方と反抗期や不登校を解決してきたプロです。

しっかり者のあなたなので、誰かに頼ることは最初は抵抗があるかもしれませんが、一度自分の中の思いをぶつけてみてください。

プロはそれをしっかりと受け止めてくれる、だからプロなのです。

 

あなたの悩みも、明るい未来もドーンと受け止めてくれるので、早く解決したい」という場合は、今すぐ下記の画像をクリックして、相談の申込みをしてくださいね。

あなたの最初の一歩をお手伝い! /

https://sudachi.support/lp/blog/

https://sudachi.support/lp/blog/#seminar/

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

あなたとあなたのお子さんに、明るい未来が訪れるよう、心から願っております!

 

【その他、中学生の不登校で悩まれている親御さんがいれば、こちらの記事も参考にしてみてください!】

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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年2,000名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

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