「宮城県内で、わが子に合った通信制高校を見つけたい」
「県立と私立では何が違うの?費用面も気になる…」
「不登校をきっかけに通信制を考えているけれど、それが本当に正しい選択なのか迷っている」
このようなお悩みを抱える保護者の方は少なくありません。
お子さんの将来を考えると、学校選びは慎重になりますよね。
宮城県は東北エリアで最も通信制高校の選択肢が豊富な県として知られています。県立校1校と私立校4校が設置されているほか、仙台市内を中心に広域通信制のキャンパスやサポート校が30校以上展開されています。
本記事では、これまで1,800名を超える不登校のお子さんの支援に携わってきたスダチが、宮城県における通信制高校の情報を網羅的にお届けします。
各校の特色や授業料、スクーリングの詳細はもちろん、「通信制に決める前に押さえておくべきポイント」や「元の学校への復帰という道」についても、支援の現場で培った視点からご紹介します。
目次
宮城県の通信制高校の現状【2025年最新データ】
宮城県で認可を受けている通信制高校は、県立が1校、私立が4校の合計5校です。
さらに2025年4月から東北生活文化大学高校に通信制課程が新たに開設されました。
2024年度の統計では、県立通信制に約1,223名、私立通信制に約8,012名が在籍しています。
県内の高校生総数(62,456名)に占める通信制の割合は約14.8%にのぼり、これは全国でもトップクラスの高さです。近年は前年度比で県立が9%増、私立が8%増と、いずれも生徒数が伸びています。
宮城県内の通信制高校一覧
| 区分 | 校名 | 所在エリア |
| 県立 | 宮城県美田園高等学校 | 名取市美田園 |
| 私立 | 飛鳥未来きずな高等学校 | 登米市米山町(本校所在地) |
| 私立 | 仙台育英学園高等学校 | 仙台市宮城野区 |
| 私立 | 仙台白百合学園高等学校 | 仙台市泉区 |
| 私立 | 東陵高等学校 | 気仙沼市(2024年新設) |
仙台市内には広域通信制のキャンパスも数多く集まっており、N高等学校やクラーク記念国際高等学校など、全国展開する学校の拠点も充実しています。
参考:https://www.tsuushinsei-navi.com/search/hokkaido-tohoku/miyagi/
宮城県における不登校の実態
令和5年度の文部科学省調査によれば、宮城県内で不登校と判定された児童生徒数は以下のとおりです。
| 校種 | 不登校者数 | 千人あたりの割合 |
| 小学校 | 2,066名 | 18.5人(全国平均17.0人を上回る) |
| 中学校 | 4,122名 | 70.0人(全国平均59.8人を上回る) |
| 高等学校 | 1,552名 | 28.5人(全国平均20.4人を上回る) |
宮城県は小・中・高いずれの段階でも全国平均を超える不登校率となっています。
東日本大震災の影響が長期的に及んでいるとの指摘もあり、その分、通信制高校や支援機関の体制も手厚く整備されてきました。
参加:https://www.tsuushinsei-navi.com/search/hokkaido-tohoku/miyagi/
通信制高校を選ぶ前に知っておきたい3つのこと
通信制高校への進学を考える前に、ぜひ知っておいていただきたいポイントが3つあります。
学校選びで後悔しないためにも、まずはこの視点を持っておくことが大切です。
通信制高校は「逃げ」ではない——ただし万能でもない
通信制高校を選ぶことは、決して後ろ向きな選択ではありません。
しかし、スダチが1,800名以上のお子さんを支援してきた経験からお伝えすると、「通信制に移れば不登校の悩みがすべて解消する」というわけではないのです。
学ぶ環境が変わっても、お子さん自身が抱える根本的な課題は残り続けることがあります。
元の学校へ戻るという選択肢もある
スダチでサポートを受けたお子さんの多くは、平均22.6日という期間で元の学校への登校を再開しています。
通信制への切り替えを急ぐ前に「いまの学校に戻る」という道も視野に入れてみてください。
1,800名以上の不登校のお子さんを復学に導いてきたスダチの経験から、お子さんが復帰できるケースはかなり多いことがわかっています。
しかし復学のためには間違った知識に左右されず、正しくお子さんの生活をサポートする親御さんの姿勢が重要です。
元の学校への復学を目指すための方法は、スダチのスタッフがお伝えできます。
当記事の後半にて、宮城県の通信制高校の情報と合わせてご紹介しますのでぜひご確認ください。
学校選びよりも重要なこと
不登校の根っこにある問題は、「どの学校に通うか」ではなく「親子の関わり方」や「お子さんの自己肯定感」にある場合が大半です。
環境を変えるだけでは解決しない可能性があることを念頭に置きながら、進路を検討されることをおすすめします。
【保護者の声】2年間の悩みから抜け出せた理由
「まっ暗なトンネルから抜けられた」——小学5年生のお子さんを持つ親御さんの声
以下は、実際にスダチのサポートを受けた親御さんからいただいた声です。
2年間どうしていいか悩んでいたことが解決しました。まっ暗なトンネルの中にいましたが、トンネルから抜けられた気分です。思いきってお願いして本当に良かったです。
様々な方のアドバイスやインターネットで知識を得る日々でしたが、解決方法が見い出せずにいました。スダチさんの本を読んだとき、私が欲しかった答えがありました。見つけた時には「これだ!」と思いました。
自分1人では再登校に導けず、心折れて途中で断念していたと思います。毎日寄り添ってアドバイスをし続けてくださったこと、何より心強かったです。
こちらの小学校5年生のお子さんは学習障害に悩んでおり「勉強がわからない」という孤独のために不登校になっていました。
しかしスダチのサポートを親御さんが熱心に聞き入れ、お子さんとの接し方を全面的に見直したことで、2日で復学を実現した素晴らしい例です。
このようにスダチでは、さまざまな難しいケースでも速やかな復学を実現しています。
復学するという選択肢が現実的なものであるとお分かりいただけるのではないでしょうか。
通信制高校とは?仕組みと特徴
通信制高校は、学校教育法に基づいて設置された正式な高等学校の一形態です。
全日制や定時制と同等の卒業資格を得ることができます。
通信制高校における学習の基本は
- 「レポート提出」
- 「スクーリング(面接指導)」
- 「単位認定試験」
の3本柱です。
通信制高校に3年以上在籍し、必修を含む74単位以上を修得すれば卒業が認められます。
登校頻度は学校やコースによって異なり、年数日の集中スクーリングで済む場合から、週5日通学するスタイルまでさまざまです。
自分のライフスタイルに合わせて学び方を選べる柔軟性が、通信制高校の最大の魅力といえるでしょう。
宮城県で通信制高校を選ぶ5つのポイント
宮城県内で自分に合った通信制高校を見つけるために、以下の5つの視点でチェックしてみましょう。
- 通学頻度・学習スタイルを確認する 自宅学習メインなのか、週に数日通うのか。自分に合ったペースで続けられるかどうかが大切です。
- 県立と私立の違いを把握する 県立は学費が安い反面、サポート体制は私立ほど手厚くない傾向があります。
- 授業料と各種支援制度をチェックする 国の就学支援金に加え、宮城県独自の奨学給付金制度も活用できます。
- スクーリング会場へのアクセスを調べる 県内各地から通いやすいか、交通費や時間も含めて検討しましょう。
- 卒業後の進路サポート体制を見極める 大学進学や就職に向けたサポートがどの程度あるかも重要な判断材料です。
宮城県のおすすめ通信制高校一覧【2025年版】
2025年12月現在ご紹介できる宮城県の通信制高校の情報をまとめました。住所や特徴、学費などの参考としていただき、お子さんの転入検討の際に役立ててください。
【県立】宮城県美田園高等学校
| 項目 | 詳細 |
| 住所 | 宮城県名取市美田園2-1-4 |
| スクーリング日程 | 年間18週(日曜・月曜・水曜に実施) |
| 授業料の目安 | 年間約3.5万円(就学支援金適用で実質負担ゼロ) |
宮城県で唯一の公立通信制高校です。
大崎市内でも年6回の地域スクーリングを行っており、県北部からも通いやすい体制を整えています。
NHK高校講座の視聴をスクーリングの一部として認定する制度もあり、自宅学習を効率的に進められます。
【私立】飛鳥未来きずな高等学校(本校:登米市)
| 項目 | 詳細 |
| 本校住所 | 宮城県登米市米山町中津山字筒場埣215 |
| 仙台キャンパス | 仙台市若林区新寺2-1-6 |
| 授業料の目安 | 年間約30〜50万円 |
三幸学園グループが運営する広域通信制高校の本校が宮城県にあります。
ベーシック・スタンダード・ネットの3つのスタイルから自分に合った学び方を選択可能。
本校での3泊4日集中スクーリングでは、農業体験や震災学習など地域に根差したプログラムを体験できます。
【私立】仙台育英学園高等学校(ILC宮城)
| 項目 | 詳細 |
| 住所 | 宮城県仙台市宮城野区宮城野2-4-1 |
| 授業料の目安 | 年間約25〜40万円 |
甲子園常連校として知られる仙台育英学園が設置する通信制課程です。
全日制で培った進学指導のノウハウを活かし、大学受験を見据えたカリキュラムが充実しています。
部活動や学校行事への参加機会もあり、通信制でありながら高校生活を満喫できる環境が整っています。
【広域制】N高等学校・S高等学校(仙台キャンパス)
| 項目 | 詳細 |
| 仙台キャンパス住所 | 仙台市青葉区中央3-1-22 |
| 授業料の目安 | ネットコース:年間約25万円〜 |
生徒数2万人以上を擁する日本最大規模のネット高校です。
プログラミングや語学、大学受験対策まで幅広いオンライン授業を展開しています。
VR技術を活用した先進的な学習環境も特徴で、自宅にいながら多彩な学びにアクセスできます。
仙台キャンパスでは対面でのサポートも受けられます。
【広域制】クラーク記念国際高等学校(仙台キャンパス)
| 項目 | 詳細 |
| 仙台キャンパス住所 | 仙台市青葉区中央4-2-27 |
| 授業料の目安 | 年間約30〜60万円 |
卒業率98%を誇る実績校です。
「パーソナルティーチャー制度」により、生徒自身が担任を選べる独自の仕組みを導入。
全教職員がカウンセラー資格を持ち、学習面だけでなくメンタル面のサポートも手厚いのが特徴です。
学費比較表【2025年版】
宮城県内で通える主な通信制高校の学費を比較しました。
就学支援金を活用すれば、実際の負担額はさらに軽減されます。
適応条件やご自宅の状況にあわせて、制度の利用ができるか専門窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
| 校名 | 区分 | 年間授業料(税込目安) | 支援金適用後の実質負担 |
| 美田園高等学校 | 県立 | 約3.5万円 | 実質無料 |
| 飛鳥未来きずな高等学校 | 私立 | 約35〜50万円 | 約25〜40万円 |
| 仙台育英学園高等学校 | 私立 | 約25〜40万円 | 約15〜30万円 |
| N高等学校 | 広域制 | 約25〜60万円 | 約15〜50万円 |
| クラーク記念国際高等学校 | 広域制 | 約30〜60万円 | 約20〜50万円 |
※授業料以外に入学金・教材費・施設費などが別途かかる場合があります。詳細は各校の募集要項でご確認ください。
通信制高校のメリット・注意点
通信制高校には多くの利点がありますが、入学前に知っておくべき注意点もあります。
現在の孤高型通信制高校への転入を検討する場合、親御さんが両面をきちんと理解した上で判断することが大切です。
<メリット>
- 自分のペースで無理なく学習を進められる
- 高校卒業資格を取得でき、進学や就職に活かせる
- 転入・編入の受け入れ体制が整っている学校が多い
- 仕事やスポーツ、芸能活動などとの両立がしやすい
<注意点>
- スクーリング(登校日)は必ず出席する必要がある
- 自分で学習計画を立て、実行する自己管理能力が求められる
- 環境を変えても、不登校の根本原因が解決するとは限らない
- 学校によってサポート体制に大きな差がある
とくに重要なのは、通信制高校に通い直したからといってお子さんの孤独や根本原因が解決するとは限らないという点です。
「本当は全日制高校の復学してほしい」「元の高校に復学できればそれが一番なんだけれど......」と考えていませんか?
スダチではお子さんの復学を現実的な選択肢にするためのサポートをしています。
通信制高校に進む前に——スダチの復学支援という選択肢
通信制高校を検討されている方の中には「できれば今の学校に戻れたら…」という思いを持つご家庭も少なくありません。
スダチでは宮城県内で通信制高校に転入するのではなく、元の学校への復帰を目指すための支援を行っています。
| 項目 | 内容 |
| 支援実績 | 1,800名以上のお子さんが再登校 |
| 平均的な期間 | 約2ヶ月 |
| 支援のスタイル | 親御さんへの毎日のメール伴走 |
| 受講形態 | オンライン完結(全国どこからでも可) |
復学を先に検討すべき理由
通信制高校やフリースクールは素晴らしい受け皿ですが、その自由な環境に慣れてしまうと、元の学校への復帰がより難しくなるケースもあります。
一方で若いうちに集団生活の中で生きる軸を身につけられれば、今の高校に復学できるだけではなく、進学後や就職先でもお子さんをさせてくれます。
辛い事柄への対処を学び、自分軸で生きるための方法をお伝えするために、スダチでは認知行動療法や心理学などを用いた科学的なアドバイスを行なっています。
まず復学の可能性を探り、それでも難しい場合に通信制高校を選ぶ。
この順番で検討することで、お子さんの選択肢を最大限に広げることができると思いませんか?
無料相談のご案内
スダチでは現在、宮城県で不登校にお悩みのご家庭のためのオンライン無料相談を実施しています。
「うちの子は本当に復学できるのか?」「通信制と復学、どちらがいいのか?」といったご相談に、スダチの1,800名以上の支援実績をもとにお答えします。
顔出し不要、お子さんの同伴なしで対応できるスダチの無料相談で、不登校解決の糸口を探してみませんか。
宮城県の不登校相談窓口・支援機関
通信制高校の検討や不登校の悩みについて相談できる、宮城県内の公的窓口をご紹介します。
一人で抱え込まず、まずは専門家に話を聞いてもらうことから始めてみてください。
| 窓口名称 | 電話番号 | 対応内容 |
| 24時間子供SOSダイヤル | 0120-0-78310 | いじめ・不登校などの悩み相談(24時間対応) |
| 宮城県精神保健福祉センター | 022-265-2191 | 心の健康に関する相談全般 |
| 宮城県総合教育センター | 022-784-3541 | 教育相談・不登校支援 |
| 仙台市教育相談室 | 022-214-8780 | 仙台市在住の方向け教育相談 |
11. よくある質問(FAQ)
最後に、宮城県の通信制高校についてよく耳にする質問に、スダチが回答していきます。
Q1. 宮城県内で選べる通信制高校はどのくらいありますか?
県認可の通信制高校は5校(県立1校・私立4校)です。
これに加えて、広域通信制高校のキャンパスやサポート校を含めると30校以上の選択肢があり、東北地方ではもっとも充実しています。
Q2. 学費はどのくらいかかりますか?
県立の通信制高校の場合、就学支援金を適用すれば実質無料になります。
私立校は年間25〜50万円程度が目安ですが、世帯収入に応じた支援制度を活用できます。
Q3. 通信制高校から大学に進学できますか?
もちろん可能です。
通信制高校では卒業認定が得られるため、全日制高校を卒業した学生と同じように進学が可能です。
N高等学校は毎年東京大学をはじめとする難関大学への合格者を輩出しています。
仙台育英学園も進学サポートに力を入れており、推薦枠を持つ学校もあります。
Q4. 不登校の経験があっても入学できますか?
ほとんどの通信制高校は不登校経験者を歓迎しています。
入学選考は書類審査と面接が中心で、学力試験を課さない学校が多いのも特徴です。
まとめ
宮城県で通信制高校を選ぶ際に押さえておきたいポイントを整理します。
- 宮城県は東北エリアで最も通信制高校の選択肢が豊富(県認可5校+広域制30校以上)
- 県立の美田園高校は学費が実質無料で、大崎市での地域スクーリングも実施
- 仙台市内には大手広域通信制のキャンパスが集中し、通学の利便性が高い
- 不登校率が全国平均を上回る宮城県だからこそ、支援体制も充実
- 通信制を決める前に「復学」という選択肢も検討する価値あり
お子さんにとって最適な進路は、ご家庭の状況やお子さん自身の気持ちによって異なります。
まずは情報収集を進めながら、必要に応じて専門家への相談も活用してみてください。
復学のための第一歩を探りたいのであれば、スダチがきっと力になります。



