「鳥取県で子どもに合った通信制高校を見つけたい」
「県内に通信制高校が少ないけれど、どんな選択肢があるのかわからない」
「東部・中部・西部、どのエリアからでも通える学校を探したい」
鳥取県は、日本でもっとも人口が少ない県でありながら、豊かな自然と独自の文化を持つ山陰地方の県です。
日本最大級の砂丘「鳥取砂丘」をはじめ、世界ジオパークに認定された山陰海岸、中国地方最高峰の大山(だいせん)など、自然環境に恵まれた土地柄です。
そんな鳥取県では、通信制高校は公立2校・私立1校の計3校が本校として設置されています。
公立通信制に約300名、私立通信制に約90名が学んでいます(2024年度)。
広域通信制高校のキャンパスを含めると、鳥取市・米子市を中心に学習拠点があります。
本記事では、1,800名以上の不登校のお子さんの再登校を支援してきたスダチが、鳥取県の通信制高校について徹底解説いたします。
目次
「鳥取砂丘と大山」に象徴される鳥取県の特徴と不登校事情
鳥取県は、中国地方の北東部に位置し、東西約120kmに細長く伸びる県です。
人口は約54万人で全国最少ですが、東部の鳥取市、中部の倉吉市、西部の米子市という3つのエリアでバランスよく発展しています。
なぜ鳥取県は「自然と共生する県」と呼ばれるのか
鳥取県が自然と共生する県として知られる理由は、その地理的・環境的な特徴と深く関わっています。
鳥取砂丘は南北2.4km、東西16kmに及ぶ日本最大級の砂丘で、10万年以上の歳月をかけて形成されました。
大山(だいせん)は標高1,729mの中国地方最高峰で、「伯耆富士」とも呼ばれる秀麗な山容を誇ります。
山陰海岸ジオパークは2010年に世界ジオパークに認定され、地質遺産としての価値が国際的に認められています。
こうした豊かな自然環境の中で、子どもたちがのびのびと育つ環境が整っています。
教育面では、鳥取県は全国に先駆けて少人数学級を導入するなど、きめ細やかな教育を推進してきた県です。
県独自の「あした、また学校で」という不登校支援資料を作成し、県内すべての学校の教職員に配布するなど、不登校対策にも力を入れています。
不登校データに見る鳥取県の課題
自然豊かな鳥取県ですが、不登校の状況には注目すべき特徴があります。
令和5年度の文部科学省調査を見てみましょう。
| 校種 | 不登校者数 | 千人あたり | 全国平均 | 全国順位 |
| 小学校 | 634名 | 22.7人 | 17.0人 | 11位(多い) |
| 中学校 | 1,022名 | 71.9人 | 59.8人 | 13位(多い) |
| 高等学校 | 279名 | 20.2人 | 20.4人 | 32位(平均的) |
参照:文部科学省「令和5年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」
鳥取県は小学校・中学校において不登校率が全国平均を大きく上回っているという状況にあります。
特に小学校では全国11位、中学校では全国13位と上位に位置しています。
鳥取県では、こうした不登校の問題に対応するため、「あした、また学校で」という資料を作成し、県内の小・中・高等学校・特別支援学校の教職員に配布しています。
一方で、通信制高校の生徒数は2024年度に382名となっており、多様な学びの場としての通信制高校への注目が高まっています。
スダチからの提案——通信制を決める前に考えてほしいこと
通信制高校の情報収集を本格的に始める前に、ぜひ一度立ち止まって考えていただきたいことがあります。
不登校支援の現場で1,800名以上のお子さんと向き合ってきた経験から、お伝えしたい内容です。
提案1:通信制は正当な選択肢——ただし過度な期待は禁物
通信制高校を選ぶことは、まったく後ろ向きな決断ではありません。
お子さんの状況によっては、自分のペースで学べる環境が最適な場合もあります。
しかし、「通信制に移れば不登校の悩みがすべて解決する」という期待は現実的ではありません。
学ぶ場所が変わっても、お子さんが内面に抱えている課題はそのまま残ることが多いのです。
鳥取県は東京から飛行機で約1時間10分、大阪から高速バスで約3時間という距離にあります。
将来の進学や就職を見据えたとき、集団生活への適応力やコミュニケーション能力を身につける機会の重要性は高いと言えるでしょう。
提案2:今の学校に戻る道は、まだ閉ざされていない
「もう絶対に今の学校には戻れない」——そう感じているご家庭でも、適切なアプローチによって状況が好転する事例は少なくありません。
スダチの支援を受けたお子さんの多くは、平均22.6日で元の学校への登校を再開しています。
通信制への切り替えを急ぐ前に、復学という選択肢を検討してみてください。
提案3:学校選びより大切な「根本」に目を向ける
不登校の本当の原因は、「どの学校を選ぶか」ではないことがほとんどです。
親子の関係性やお子さん自身の自己肯定感など、より本質的な部分に課題があることが多いのです。
環境を変えるだけでは、同じパターンが繰り返される可能性があります。
この視点を持ちながら、進路について考えていただければと思います。
【体験談】スダチ利用者の声
以下は、スダチ公式サイト「親御さんの直筆アンケート」に掲載されているご家庭の声です。
「小学校に入って、頭が痛い、お腹が痛いと週1〜2回休むことがありましたが、3年生になって、担任の先生との相性や友達関係、勉強の嫌さなどから5月より不登校になりました。市の相談窓口やカウンセリングにも行きましたが、状況はかわらないまま、子どもの話を聞くこと、見守ることと言われ、時がすぎていきました。」
「学校を休み始めて辛く悲しかったのですが、このアンケートを書いている今、私はスダチさんに出会えたことを本当に嬉しく思っています。不登校になったからこそ、私は子どもに対して親として向き合えるようになったと感じています。」
引用元:スダチ公式 親御さん直筆アンケート「小3男子/担任との相性や勉強嫌いで不登校」
※その他の体験談はスダチ公式サイト 直筆アンケート一覧(https://sudachi.support/questionnaire)でご覧いただけます。
鳥取県の通信制高校一覧——2026年最新情報
ここからは、鳥取県内で学べる通信制高校の詳細情報をお伝えします。
県立校から私立校まで、それぞれの特徴を把握して学校選びの参考にしてください。
県東部の公立通信制——鳥取県立鳥取緑風高等学校(通信制課程)
鳥取市湖山町に位置する県立通信制高校で、定時制課程と併設されています。
平成16年(2004年)に鳥取県立鳥取湖陵高等学校の定時制課程、鳥取県立鳥取西高等学校の定時制・通信制課程の再編成により開校しました。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 鳥取県鳥取市湖山町南3丁目848 |
| 連絡先 | 0857-37-3100 |
| 登校頻度 | 週1回(日曜または火曜) |
| 年間授業料 | 約3〜4万円(就学支援金適用で実質無料) |
| ホームページ | https://www.torikyo.ed.jp/ryokufu-h/ |
「自主・創造・共生」を教育目標とし、生徒の自主性を尊重した教育を行っています。2学期制・単位制で、卒業に必要な条件を満たせば3年間で卒業可能です。
定時制課程と通信制課程が併設されているため、一部の授業を相互に受けることも可能です。働きながら学ぶ社会人にも門戸が開かれています。
こんな方に向いています
- 鳥取市・県東部にお住まいの方
- 費用を最優先で抑えたい方
- 自分のペースで高卒資格を取得したい方
県西部の公立通信制——鳥取県立米子白鳳高等学校(通信制課程)
米子市淀江町に位置する県立通信制高校で、定時制課程と併設されています。
廃校になった学校の跡地を再利用する形で開校しました。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 鳥取県米子市淀江町福岡24 |
| 連絡先 | 0859-37-4021 |
| 登校頻度 | 週1回(水曜または日曜) |
| 年間授業料 | 約3〜4万円(就学支援金適用で実質無料) |
| ホームページ | https://www.torikyo.ed.jp/hakuhou-h/ |
2学期制・単位制で、毎週1回の面接指導(スクーリング)と自宅学習によるレポートの作成・提出で学習を進めます。
スクーリング設定日は水曜日と日曜日の2回設定されており、仕事や家庭の事情に応じて選択できます。
学校公式サイトでは「自学自習が求められるため、強い意志と学力向上に対する意欲や自己管理能力がないと、入学しても大変です」と明記されており、自律的な学習姿勢が求められます。
こんな方に向いています
- 米子市・県西部にお住まいの方
- 費用を最優先で抑えたい方
- 自律的に学習を進められる方
県内唯一の私立通信制——湯梨浜学園高等学校(通信制課程)
東伯郡湯梨浜町にある県内唯一の私立通信制高校で、全日制課程と併設されています。
| 項目 | 詳細 |
| 所在地 | 鳥取県東伯郡湯梨浜町田畑32-1 |
| 連絡先 | 0858-48-6810 |
| 登校頻度 | 月1〜2回(日曜日午後) |
| 年間授業料 | 約20〜40万円 |
| ホームページ | https://www.yurihamagakuen.ac.jp/ |
月に1〜2回、日曜日の午後に登校してスクーリングに出席し、レポート提出で学習を進めます。
自分のペースでじっくりと学習できるシステムが特徴です。
オンラインコースも用意されており、土曜コース併用または夏期・冬期集中スクーリングで対応することも可能です。
こんな方に向いています
- 県中部にお住まいの方
- 月1〜2回の登校でゆったり学びたい方
- オンラインでの学習を希望する方
費用の目安と活用できる支援制度
学費は学校選びの重要な要素です。
鳥取県内の通信制高校の費用を比較してみましょう。
| 学校名 | 区分 | 年間授業料(目安) | 就学支援金適用後 |
| 県立鳥取緑風高等学校 | 県立 | 約3〜4万円 | 実質無料 |
| 県立米子白鳳高等学校 | 県立 | 約3〜4万円 | 実質無料 |
| 湯梨浜学園高等学校 | 私立 | 約20〜40万円 | 約10〜30万円 |
普通科の高校と同様に、通信制高校の場合も、公立高校と私立高校では学費に開きがあります。
県立2校は就学支援金を活用すれば実質無料で通えます。
一方、私立は学費が高い分、少人数制や個別サポートといった付加価値があります。
家庭の環境やお子さんのためのカリキュラムを検討してお好みの学校を選ぶようにしてください。
鳥取県独自の支援制度
鳥取県では、国の「高等学校等就学支援金」「高校生等奨学給付金」に加え、県独自の支援制度も用意されています。
- 鳥取県高等学校定時制課程及び通信制課程修学奨励金:県内の高等学校の定時制または通信制課程に在籍し、経済的理由により修学が困難であり、経済的収入を得る職業に就いている生徒に対して貸与。本人が定時制課程または通信制課程を卒業すれば返還は免除されます。
- 県立高等学校授業料減免制度:経済的な理由などにより授業料の納付が困難な家庭について、授業料の全額または半額を免除する制度です。火災等の非常災害、保護者の疾病、生活保護を受けている世帯などが対象です。
- 高校生等奨学給付金(私立通信制):生活保護受給世帯は年額52,600円、それ以外の非課税世帯は年額38,100円が支給されます。
※入学金・教材費・施設費などは別途必要です。詳細は各校の募集要項でご確認ください。
スダチの復学支援——通信制を選ぶ前にご検討ください
「もう通信制しか道がない」と思い込んでいませんか?
実は、いまの学校に戻る可能性が残されているケースは少なくありません。
スダチでは、親御さんへの毎日のメール伴走を通じて、お子さんの自発的な再登校を支援しています。
| 項目 | 内容 |
| 支援実績 | 1,800名以上のお子さんが再登校を実現 |
| 平均期間 | 22.6日 |
| サポート方法 |
|
| 受講形態 | オンライン完結(鳥取県からも参加可能) |
通信制高校やフリースクールは素晴らしい選択肢ですが、一度その自由な環境に慣れてしまうと、元の学校への復帰がより困難になることがあります。
鳥取県は東西に細長い地形で、移動には時間がかかることもありますが、鳥取空港からは東京まで約1時間10分、米子空港からも東京・名古屋へのアクセスが可能です。
将来の進学・就職を考えると、今のうちに集団生活への適応力を身につけておくことの重要性は高いと言えるでしょう。
まずは復学の可能性を探り、それでも難しければ通信制を選ぶ。
この順番で考えることで、お子さんの選択肢を最大限に残すことができます。
「うちの子でも復学できるのか?」
「通信制と復学、どちらが良いのか?」
こうした疑問に、スダチの専門スタッフが丁寧にお答えします。
鳥取県内の不登校相談窓口一覧
一人で抱え込まず、まずは専門家に話を聞いてもらうことから始めてみてください。
鳥取県内で利用可能な主な相談窓口をご紹介します。
| 窓口名 | 電話番号 | 対応内容 |
| 24時間子供SOSダイヤル | 0120-0-78310 | いじめ・不登校などの悩み全般(24時間対応) |
| 鳥取県教育センター | 0857-28-2321 | 教育相談・不登校支援 |
| 鳥取県精神保健福祉センター | 0857-21-3031 | 心の健康に関する相談 |
これらの窓口では、学校や進路に関する相談だけでなく、お子さんの心の状態についても相談できます。
まずは気軽に電話してみてください。
鳥取県で通信制高校を検討する際のポイント
鳥取県は日本で最も人口が少ない県ですが、豊かな自然と独自の文化を持つ山陰地方の県です。
鳥取砂丘、大山、山陰海岸ジオパークなど、自然環境に恵まれた土地柄で、子どもたちがのびのびと育つ環境が整っています。
通信制高校については、公立2校・私立1校の計3校と選択肢は限られていますが、県の東部(鳥取市)・中部(湯梨浜町)・西部(米子市)にそれぞれ学校があり、どのエリアからでもアクセスしやすい環境が整っています。
注目すべきは、鳥取県の小中学校において不登校率が全国平均を大きく上回っている点です。
特に小学校では全国11位、中学校では全国13位と上位に位置しています。
県では「あした、また学校で3」という資料を作成し対策を進めていますが、多様な学びの選択肢として通信制高校への需要は高まり続けています。
通信制は柔軟な学び方を提供してくれますが、環境を変えるだけでは根本的な課題が解決しないケースも少なくありません。
スダチでは、平均22.6日で1,800名以上のお子さんが元の学校への再登校を実現しています。
鳥取県は全国に先駆けて少人数学級を導入するなど、きめ細やかな教育を推進してきた県です。
豊かな自然の中で、お子さんが自分らしく成長できる道を、ぜひ一緒に探していきましょう。
通信制を決める前に、まずは「復学」という選択肢も検討してみてください。



