「子どもが不登校になってしまった…長崎県ではどこに相談すればいいの?」
「長崎県で不登校の子どもを支援してくれるフリースクールを知りたい」
「一人で悩まずに、専門家や同じ境遇の人に相談したい」
本記事では、1,500名以上を復学に導いた不登校の専門家であるスダチが、長崎県で不登校に関する相談ができる窓口や支援機関、フリースクールを網羅的にご紹介します。
公的な相談窓口から民間のフリースクール、復学支援サービスまで、それぞれの特徴や利用方法について詳しく解説していますので、長崎県で不登校でお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
長崎県の不登校状況
長崎県は、九州の西端に位置し、複雑な海岸線と多くの離島を有する独特の地形を持つ県です。
「西海国」とも呼ばれ、出島に象徴される国際交流の歴史、原爆被爆地としての平和教育、隠れキリシタンの歴史など、重層的な文化と歴史を持つ地域です。
県内の不登校児童生徒数は深刻な増加傾向にあり、令和4年度の調査では、小学校で977人(1.5%)、中学校で2,038人(6.2%)、高校で437人(1.9%)と、いずれも直近3年間で毎年増加を続けています。
特に中学校での不登校率6.2%は深刻な状況で、約16人に1人が不登校という計算になります。
不登校の要因としては、「無気力、不安」「生活リズムの乱れ、あそび、非行」「いじめを除く友人関係をめぐる問題」などが多くを占めており、複雑な要因が絡み合っていることがうかがえます。
長崎県の不登校の特徴として、長崎市・佐世保市などの都市部と、離島・半島部で状況が大きく異なることが挙げられます。
対馬、壱岐、五島列島などの離島部では、限られた進学先や就職先、閉鎖的な人間関係が背景となるケースが見られます。
一方、都市部では競争的な教育環境や複雑な人間関係がストレスとなっています。
こうした状況を受けて、長崎県教育委員会は令和4年度に「不登校支援協議会」を設置し、「大切にしたい10の視点」を提言。
これを基に「長崎県不登校支援コンセプト」を作成し、個々の児童生徒に寄り添った支援の実践力向上を図っています。
長崎県内のフリースクールは数が限られていますが、オルタナティブ教育を実践する施設、家族支援に力を入れる施設、課外授業を重視する施設など、それぞれが特色ある運営を行っています。
グラバー園での歴史学習、平和公園での平和教育、軍艦島見学など、長崎ならではの体験プログラムも特徴的です。
参考:長崎県「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」、長崎県教育委員会「長崎県不登校支援コンセプト基本編 令和5年3月」
長崎県のフリースクール選び方 3つのポイント
フリースクールは、何らかの理由で通常の学校に通えないお子様のための民間教育施設です。
文部科学省による公的認定制度はなく、独自の運営方針に基づいて活動しています。
お子様の状況や個性に応じた柔軟な学習環境を提供し、安全で安心できる居場所として機能します。
運営主体の多様性と長崎県の現状
長崎県内のフリースクールは数が限られており、選択肢が少ないのが現状です。主な運営形態は以下のとおりです。
- オルタナティブスクール(新しい教育理念)
- NPO法人運営(家族支援重視)
- 個人運営型(少人数制)
- 自宅訪問型(ひきこもり支援)
- 共同生活型(寮生活)
- 専門スキル取得型(IT・芸能など)
長崎県では、都市部に施設が集中しており、離島や半島部では選択肢がほとんどありません。
長崎市、佐世保市、長与町などに限定されているため、地域によっては通学が困難な場合もあります。
主な支援アプローチ(8つのタイプ)
長崎県のフリースクールは主に以下の8つのタイプに分類されます。
- 学校復帰支援タイプ:規則正しい生活習慣と学習の両立を支援(ただし学校との生活には大きなギャップあり
- 子どもの意思尊重タイプ:興味関心を優先し、自由な学びを提供
- 完全個別指導タイプ:学習塾形式で一人で集中して学習
- 非日常体験タイプ:キャンプ、農業体験などの体験活動重視
- 専門家サポートタイプ:臨床心理士等による専門的支援
- 自宅訪問タイプ:外出困難な子どもへの訪問支援
- 共同生活タイプ:寮生活を通じた協調性・自主性育成
- 専門スキル取得タイプ:プログラミング、芸能活動などの専門教育
注意すべき点
フリースクールには法的な設置基準が存在せず、開設に際して教員免許などの特別な資格も不要です。
長崎県では月額費用が全国平均(33,000円)程度ですが、県からの補助金制度はまだ整備されていません。
施設数が少ないため、選択の余地が限られ、遠方から通学せざるを得ない場合もあります。
特に注意すべきは、長崎県内のフリースクールが非常に少ないことです。坂の多い地形や離島・半島部の地理的制約により、通学可能な施設が限られる地域が多く存在します。
施設を選ぶ際は、通学の現実性、活動内容、サポート体制などを慎重に確認することが不可欠です。
復学支援とは?
復学支援とは、お子さんの意思での復学(再登校)を目指す支援のことを指します。
支援方法としては、お子さんに直接アプローチする支援もあれば、親御さんへ接し方をアドバイスする間接的な支援があります。
カウセリングは来談者中心療法に基づき、お子さんへ傾聴・共感をすることで、気持ちの整理を支援します。
一方復学支援では、段階に基づいてカウンセリング的アプローチもとりつつ、認知行動療法に基づき、お子さんの思考のクセや生活週間を改善していくことで、復学を目指していきます。
| 復学支援 | カウンセリング | |
| 目的 | お子さんの意思での復学(再登校)を目指す | お子さんの気持ちを整理する |
| 手段 | コーチング&カウンセリング | カウンセリング |
| 科学的根拠 | 認知行動療法 | 来談者中心療法 |
相談・カウンセリングを受けたい方へ、長崎県でおすすめの相談・支援先
1. 長崎県教育センター
対象者:幼児、児童生徒、保護者、教職員
電話相談:月~金 9:00~17:00
来所相談:月~金 9:00~17:00(要予約)
24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(24時間365日)
電話番号:0957-53-1131(教育相談専用)
詳細情報:長崎県教育センター
2. 長崎こども・女性・障害者支援センター
対象者:18歳未満の子どもとその家族
電話相談:月~金 9:00~17:45
来所相談:月~金 9:00~17:45(要予約)
電話番号:095-844-6166
詳細情報:長崎こども・女性・障害者支援センター
3. 長崎県ひきこもり地域支援センター
対象者:ひきこもり状態にある本人とその家族
電話相談:月~金 9:00~17:00
来所相談:月~金 9:00~17:00(要予約)
電話番号:095-846-5115
詳細情報:長崎県ひきこもり地域支援センター
長崎県おすすめフリースクール3選【2025年版】
オルタナティブスクール おうち楽幸
【こんな方におすすめ】
- 長与町・長崎市北部にお住まいの方
- 工作やお菓子作りに興味があるお子さん
- 大人との関わりを重視する方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 小学生・中学生・高校生 |
| 教育方針 | 長崎県初のオルタナティブスクールとして個性に合わせた学習を提供 |
| 費用 | 入学金:毎日コース50,000円/チケット制30,000円 授業料:毎日コース35,000円/月、チケット制25,000円/8日分 |
| 所在地 | 〒851-2128 長崎県西彼杵郡長与町嬉里郷463番地 中村ビル201 |
| ウェブサイト | https://ouchigakkou.com/index.html |
オルタナティブスクール おうち楽幸の特徴
長崎県初のオルタナティブスクールとして、不登校の子どもたちや学校以外の居場所を求める子どもたちに、心地よく過ごせる環境を提供。
一人ひとりの個性に合わせた学習と自主性を育む教育を実践しています。
課外授業やゲストティーチャーによる特別授業に力を入れ、工作、お菓子作り、陶芸、絵画など、多彩な創作活動を展開。
地元の職人や専門家を招いた体験学習により、大人と関わりながら楽しく学べる環境を整えています。
長崎市内の観光地を活用した学習プログラムも充実。
グラバー園での歴史学習、出島での国際交流の歴史体験、平和公園での平和教育、眼鏡橋での建築学習など、長崎の歴史と文化を活かした体験活動を実施しています。
フリースペースふきのとう
【こんな方におすすめ】
- 佐世保市周辺にお住まいの方
- 家族全体への支援を求める方
- 在籍校での出席扱いを希望する方
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 20歳未満 |
| 教育理念 | 学校・家以外の第三の居場所として安心できる環境を提供 |
| 費用 | 要問い合わせ |
| 所在地 | 〒857-0874 長崎県佐世保市京坪町8-1 |
| ウェブサイト | http://fsfukinotou.ec-net.jp/ |
フリースペースふきのとうの特徴
不登校・ひきこもりの子どもとその家族を総合的に支援。
「ぽこ・あ・ぽこ」という居場所を運営し、ふれあいと学習サポートを中心とした活動を展開。
通所により、小中学生は在籍校での出席扱いになる可能性があります。
家族の会では、ひきこもりで悩む方々の心に寄り添い、家族同士が経験を共有しながら交流を深める場を提供。
適切な対応策を共に考え、必要に応じて専門家の助言を得ながら学んでいけます。
ハウステンボスでの国際理解教育、九十九島での自然観察、佐世保港での海洋学習、西海橋での科学実験など、佐世保の地域資源を活用した体験プログラムも実施。
米海軍基地の存在を活かした異文化交流の機会も提供しています。
<番外編>スダチ - 学校復帰専門支援サービス
【こんな方におすすめ】
- 不登校の根本原因を解決したい
- 現在通っている学校への復帰を目指している
- できるだけ早く不登校状態を改善したい
最短期間での再登校を目指す専門的な不登校支援サービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 小学生・中学生・高校生 |
| 特徴 | 不登校の根本要因へアプローチする専門プログラム |
| 料金 | 無料オンライン相談実施中 |
| 形態 | オンライン完結型 |
| 公式サイト | https://sudachi.support/ |
スダチの特色
スダチは、お子様が現在在籍している学校への復帰を専門とする支援サービスで、平均20日間で再登校した実績が多くあります。
お子様への直接的な介入ではなく、保護者の方を通じた間接的なアプローチを採用しています。
これにより不登校の本質的な原因に働きかけ、解決を図ります。
支援過程でお子様の自己肯定感が自然に高まり、自発的に再登校を決意する点がスダチの最大の強みです。
無料相談では、お子様の現状を丁寧にヒアリングした上で、再登校に向けた具体的な方法論を提案してもらえます。
「フリースクールへの通学を検討しているが、本当にそれがベストなのか?」といった悩みにも、お子様の状況と将来的な社会復帰を見据えた適切なアドバイスが得られます。
長崎県のフリースクールを利用するメリット
1. 家や学校以外の居場所ができる
不登校になると学校が居場所ではなくなり、家だけが自分の居られる場所になります。
社会の中に居場所がないことは予想以上に息苦しいものです。
フリースクールに通うことで、親以外の先生やスタッフ、同じような境遇の友人と話す機会が生まれ、新たな「居場所」と感じられるようになります。
すぐに居場所と感じることができるかは分かりませんが、お子さんに合ったフリースクールを見つけて通い続けることで、徐々に慣れ、自分の居場所となっていきます。
特に長崎県では施設数が少ないため、通えるフリースクールがあること自体が貴重です。
グラバー園、出島、平和公園など、歴史的な場所での課外活動を通じて、社会とのつながりを感じることもできます。
2. 一日の過ごし方・授業内容を自由に決められる
フリースクールでは、決まったカリキュラムがあっても参加は自由だったり、生徒自身が自分でカリキュラムを作成できたりすることが多いです。
他人が決めたカリキュラムに従ったり、興味のないことに集中したりするのが苦手なお子さんでも、無理なく通い続けられます。
長崎県のフリースクールでは、工作、お菓子作り、陶芸などの創作活動、ゲストティーチャーによる特別授業、平和学習、国際理解教育など、多彩なプログラムから選択できます。
坂の町での体力づくりや、海洋資源を活かした活動など、長崎ならではの体験も可能です。
3. 家族全体へのサポート体制
長崎県のフリースクールの特徴として、家族の会や保護者向けサポートが充実していることが挙げられます。
不登校は子どもだけでなく、家族全体の問題として捉え、家族同士が経験を共有しながら交流を深める場を提供しています。
専門家の助言を得ながら適切な対応策を学べるため、家庭での接し方も改善されます。
孤立しがちな家族を支え、共に問題解決に向かう仲間ができることは大きな支えとなります。
相談・支援先を選ぶ際の注意点
1. 将来の選択肢が狭まる可能性
フリースクールは一般的な学校生活とは大きく異なり、好きな時に行って好きなことをして過ごせる自由度の高い環境です。
決められた時間に決められたことをこなす一般的な学校や社会とは大きく異なります。
また、フリースクールに通う子どもは同じような境遇の仲間と過ごすため、コミュニケーションは取りやすいかもしれませんが、多様な性格・性質の人と適切な関係を築く経験が不足します。
一度フリースクールの生活に慣れてしまうと、学校や社会へ戻れなくなる可能性が高く、将来の選択肢が大きく狭まってしまいます。
2. 進学への影響と内申点問題
フリースクールでの活動が在籍校で出席として認められても、授業やテストを受けていないため内申点は基本的に0点となります。
長崎県の公立高校入試では内申点も重要な評価要素となるため、進学先の選択肢が大幅に狭まります。
実際に、不登校YouTuberのゆたぼんさんは、オンラインフリースクールで出席日数を確保しても公立高校入試で不合格となった事例があります。
全日制高校への進学や将来の就職を希望する場合、フリースクールだけに依存せず、学校復帰を目指すことが重要です。
3. 継続的な経済負担
長崎県のフリースクールの月額費用は全国平均(33,000円)程度ですが、県からの補助金制度はまだ整備されていません。
年間で40万円以上の負担となり、入学金や教材費を含めるとさらに増加します。
一度フリースクールに通い始めると学校復帰が困難になるため、この費用負担が長期化し、将来的に親が負担する金額は非常に大きなものとなります。
不登校を根本解決する支援を利用し、学校復帰を果たした方が、長期的な費用負担は少なくなります。
4. 施設数の少なさと地理的制約
長崎県内のフリースクールは非常に数が少なく、選択肢が限られています。
特に離島(対馬、壱岐、五島列島など)や半島部では、フリースクール自体が存在しない地域も多く、都市部まで通学する必要があります。
坂の多い地形により通学の物理的負担も大きく、遠方から通う場合は子どもにとって大きな負担となります。
体力や精神力が低下している不登校の子どもにとって、通学自体がハードルとなる可能性があります。
5. HSPや集団生活に馴染めない子どもへの対応
HSPの気質を持つ子どもや、過去に集団生活に馴染めなかった子どもの場合、どこまで個別対応が可能かを事前に確認することが重要です。
長崎県では施設数が少ないため、個別対応の充実度にもばらつきがあります。
よくある質問(FAQ)
長崎県の不登校相談は本当に無料でできますか?
はい。長崎県教育センター、長崎こども・女性・障害者支援センター、各市町の教育研究所などの公的機関では無料で相談できます。
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)は24時間365日対応しており、夜間や休日でも相談可能です。
ただし、民間のフリースクールや復学支援サービスは有料の場合が多いです。
長崎県のフリースクールに通っても学校の出席扱いになりますか?
フリースクールへの登校が在籍校で出席として認められるかどうかは、最終的に在籍校の校長の判断によります。
長崎県では、一部のフリースクール(フリースペースふきのとうなど)で、小中学生の通所が在籍校での出席扱いになる可能性があると明記されていますが、事前に在籍校との協議が必要です。
子どもが相談を嫌がる場合はどうすればいいですか?
まずは保護者だけでも相談することができます。長崎県のフリースクールでは家族の会や保護者向けサポートが充実しており、家庭での対応方法についてアドバイスを受けられます。
最も大切なのはお子さんの意志です。無理にフリースクールに通わせると、かえって状況が悪化する可能性があります。
どのくらいの期間で改善が見られますか?
お子さんの状況により大きく異なります。
復学支援サービス「スダチ」では平均20日間での改善を実現していますが、フリースクールの場合は居場所の提供を重視しているため、明確な期間は設定されていません。
フリースクールにはどんな子どもが通いますか?
主に不登校の児童生徒、ひきこもりの子ども、発達障害など何らかの困難を抱える子どもたちが、学校の代わりとして通っています。
基本的に入学試験などはなく、誰でも入れます。
長崎県でフリースクールが少ないのはなぜですか?
長崎県は人口規模に対してフリースクールの数が少ない状況です。
これは、地理的な制約(離島・半島が多い)、人口の分散、運営資金の確保困難などが要因と考えられます。
離島に住んでいる場合はどうすればいいですか?
対馬、壱岐、五島列島などの離島部では、フリースクール自体がほとんど存在しません。
オンライン型の支援サービス(スダチなど)の利用や、長期休暇中の本土でのプログラム参加などが選択肢となります。
まとめ
長崎県には不登校でお悩みの方向けの相談窓口や支援機関がありますが、フリースクールの数は限られているのが現状です。
大切なのは適切な順序で支援を検討することです。
もしお子さんに「学校に戻りたい」という気持ちが少しでもあるなら、まず復学支援サービスの利用を強くおすすめします。
フリースクールは魅力的な居場所ですが、その自由な環境に慣れてしまうと、元の学校への復帰がより困難になるケースが多いからです。
復学支援サービス「スダチ」では、不登校の根本原因を解決し、平均20日間で自発的な再登校を実現しています。
まずは無料相談で、お子さんの現状に応じた具体的なアプローチを確認してみてください。
それでも復学が難しい場合に、初めてフリースクールという選択肢を検討することで、お子さんの可能性を最大限に広げることができます。
長崎の豊かな歴史と文化、国際都市としての特性は、お子さんに新たな視点と生きる力を与えてくれるでしょう。
焦らず、でも適切な順序で、お子さんにとってベストな道を見つけていきましょう。



