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不登校解決事例

【不登校解決事例】1年以上の不登校から3週間で再登校!親の「過保護」改善による奇跡の体験談

2025.09.26

はじめに

こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!

本記事では、実際に不登校を克服したご家庭のインタビューをもとにその過程や親御さんの生の声をご紹介していきます。

 

▼概要

概要

  • 年齢、学年、兄弟構成: 高校1年生の男子(一人息子)
  • 不登校期間: 1年2ヶ月(中学2年夏休み明け~高校1年7月)
  • 解決期間: 21日間(サポート開始から再登校まで)
  • 主な症状: 頭痛・発熱・吐き気・デジタル依存・思考停止状態

この記事では、1年以上の不登校から短期間で復学を果たした実際の体験談を詳しくご紹介します。

同じように悩んでいる親御さんにとって、きっと希望の光となるはずです。

不登校になるまでの経緯〜突然始まった頭痛と発熱

中学2年夏休み明けから始まった異変

「まさに親としては晴天の霹靂というか、まさかうちの息子が...」お母さんはそう振り返ります。

中学2年生の夏休み明け、9月からお子さんは学校に行けなくなりました。

最初の兆候は、夏休み中に塾を3日ほど休んだことでした。

理由は「頭痛がするから行けない」というもの。その頃から頭痛がひどいという日が何日かあり、頭痛がひどくて学校に行けないという状況が9月になって急に現れました。

頭痛がする時は大体微熱も一緒にしていて、暑い時期でしたので最初は熱中症かなと思ったそうです。

発熱しているので、とりあえず病院に連れて行きましたが、まだコロナも厳しい時期だったため、発熱外来などに連れて行くことになりました。

医療機関での検査〜原因不明の頭痛

最初の検査でコロナは陰性でしたが、それでも次の日も次の日も37度台の熱が出続けました。

近所の小児科に連れて行ったり、風邪を引いているのかなと思いながらも、連続して何日も休んでいる状態が続きました。

心配になった親御さんは、頭の病気を疑って大きな病院でCT検査を受けることにしました。

しかし、CTの結果も何も異常がなく、原因がわからないまま発熱自体は1週間ぐらいで収まりました。

ところが、頭痛がひどくて学校に行けない状態は続きました。今度は小児神経科に連れて行ったり、別の脳神経外科でMRI検査を受けたりしましたが、MRI検査でも異常は見つかりませんでした。

最終的に小児科に戻され、「ちょっと精神的なものがあるかもしれない」ということで、子供も飲める抗不安薬的なものを初めて処方されました。

その頃にはもう9月の終わりぐらいになっていたため、学校の先生にも相談し、スクールカウンセラーさんにも相談を同時進行で行っていました。

様々な専門機関への相談

スクールカウンセラーさんは、わざわざ家にまで来てくれたりもしました。

学校の先生からは、「少年を見てくれるメンタルクリニックはなかなかないし、予約ができたとしてもすごく先になる」と言われていましたが、その日のうちに見てもらえる地方の大学病院を紹介してもらいました。

そこは子供を見てくれるようになって半年ぐらいしか経っておらず、まだそれほど知られていませんでした。

元々通っていた小児科の先生に紹介状を書いてもらって、その大学病院のメンタルクリニックを受診することになりました。

その時には、頭痛に加えてうつっぽくなってきており、頭痛もひどいから動けなくて、朝からずっと寝たきりのような状態でした。

ただし昼夜転倒にはなっていませんでしたが、ひたすら朝から晩まで YouTubeを見る生活になっていました。

大学病院では別の抗不安薬を処方され、結局2種類の薬を飲んでいましたが、うつ病ではないので全く効果がありませんでした。

そこのメンタルクリニックでストレスマネジメントというものを受けましたが、それも月に1回の頻度で、通院も月に1回になってしまいました。

ストレスマネジメントは6クールでワンセットになっており、それは全て受け切りました。

「見守り」だけでは解決しなかった半年間

完全不登校状態への移行

学校の先生にもスクールカウンセラーの先生にも、専門家の皆さんが言われるのは「見守りましょう。時間をかけましょう」ということでした。

最初の頃、お母さんはすごく焦って何かしなきゃいけないと思い、お子さんにもいろんなことを言っていました。

どうにかして学校に行かせたいという気持ちがあったのですが、専門家の方々にそう言われて、「見守りを貫くしかない」と思うようになりました。

それでも何かできることはないかと思い、フリースクールの見学に行こうと考えました。

そこに連絡を取ったところ、「フリースクールに来てもいいけれども、ここに来るともう絶対復学はできません」と言われてしまいました。

専門家からの「見守り」アドバイス

フリースクールの方から「復学を目指しているのであれば、ここじゃなくてまた別のところに相談した方がいい」と言われ、市の教育センターを紹介されました。

実は学校から市の教育センターのパンフレットのようなものがお子さんの鞄の中に入ったことはあったのですが、お子さんはそうなるとは思っていなかったので、いつも捨ててしまっていたそうです。

フリースクールの方が一緒に教育センターについてきてくれて、お母さんとその方、そして教育センターの教育委員会の方の3人で面談をしました。

お子さんが行ってもいいということであれば、お話を聞かせてくださいということで、月に1回か2回ぐらい教育センターにお子さんが行けるようになりました。

本当に寝たきり状態になったのは3ヶ月ぐらいで、12月の終わりぐらいまでは本当に全然元気もありませんでした。

今お子さんに聞いても、「あの時のこと思い出せない」と言っているそうです。

これは不登校のお子さんによくある現象で、思考停止状態になってしまうことが多いのです。

フリースクールでの衝撃的な言葉

年を越す頃にようやく元気が出てきて、よく言われる「エネルギーが溜まるまで待ちましょう」という状態がそうかと思ったそうです。

その時は成功したかもしれないと感じました。

その後の3ヶ月は見守りつつ、本人が学校に戻りたいという意思がだんだん芽生えてきました。

最初は全く戻る意思がなく、本人もどうしていいかわからない、考えられない思考停止状態でしたが、年が明けてからようやく考えるようになったのかもしれません。

3年生から学校に行って普通の受験をしたいということをちょっと口にし始めました。

週に1回教育センターに行って、そこで勉強をしたりもしていました。

その間塾はお休みしていましたが、また個別指導の塾を再開することにしました。

お子さんさんが外に出る時間帯を考慮して、例えば夕方になると同級生と出会ってしまうかもしれないということで、お子さんとしては誰とも出会わない午後2時ぐらいがいいと言いました。

その塾はやっていない時間でしたが、塾の先生が特別に開けてくれて、お子さんの勉強を少し見てくれるようになりました。

中学3年生以降の一時的な回復と高校受験

年明けからの変化

3年生になって再登校できた時に、少しの勉強の遅れがないようにということで、多少勉強は塾でできるようになりました。

家では全く半年間は勉強していませんでしたが、勉強のことは言わないでそっとしておいたという状態でした。

国立教育政策研究所の調査によると、不登校生徒の約7割が「学習の遅れ」を心配しており(国立教育政策研究所「不登校に関する実態調査」)、この事例のように段階的な学習支援が重要であることがわかります。

段階的な登校再開

市の教育センターは適応指導教室のような勉強をする場所でしたが、お子さんにはちょっと合わないのではないかということで、個人面談的な形で50分取ってくれました。

担当者さんが決まっていて、毎回その担当者さんと2人で、最初は本当にただおしゃべりするだけから始まりました。

その後はカードゲームをしたりして、3年生ぐらいになったところで学校の課題的なものを1ページだけやりました。

その1ページやるのも、本当だったらそんなに時間がかからないものでしたが、脳が動いていない、半年間動いていないわけですから、自分も頭を使わない状態だったのですごく時間がかかったそうです。

元々行けなくなった原因が勉強に対する疲れからだったのではないかと、お母さんは振り返っています。

本人は今でもよく分かっていないところもあると思いますが、最初は勉強の疲れから一生懸命頑張ったけれども結果が出ない、2年生の1学期の通知表に全然結果が現れないという感じで、ちょっと疲れ切ってしまったのではないかということです。

高校受験への挑戦

3年生になって、お子さんは学校に行けるようになりましたが、それでも完全ではありませんでした。

最初は朝のホームルームだけ出席して帰ってくるということもありました。

本当に1時間ずつ1時間ずつ増やしていく、1週間かけて1時間ずつ増やしていくという感じでやっていました。

部活もほとんどできませんでしたが、休みの日だけソフトボールの練習に参加したりしていました。

その頃には家では元気になっていました。

3月ぐらいからちょっと元気になり始めたきっかけが良かったのか悪かったのかちょっと分からないのですが、中学の友達とオンラインゲームを始めたのです。

うつっぽかった時はゲームもできない状態で、ただYouTubeをひたすら見ているという感じでしたが、ゲームができるようになって楽しそうにやっている姿を見て、お母さんは「良かった」と思ったそうです。

朝が本当に調子悪くて、夕方にはもう元気なので、夜またオンラインでゲームを始めるという感じで元気になって、友達に恵まれていたので少しずつまた元気になってきました。

中学3年生の6月の終わりぐらいには6時間目ぐらいまで出席できるようになって、部活もちょこっとできるようになったりして、「これはもう大丈夫だ」とお母さんは思ったそうです。

夏休み明けてもいけるんじゃないか、ずっと、という感じでした。

夏休みの間も友人がうちに来て毎日一緒に勉強してくれるような感じで、半年間全く勉強していない、中学3年の1学期もさみだれ登校なので、もう全然勉強が追いつかない状態でした。

塾には行っていましたが、塾の先生もすごく必死にやってくれて、夏休みはすごく頑張っていました。ただしゲームもすごくしていました。

文部科学省の「令和4年度高等学校等への進学状況等について」によると、中学校卒業者の高等学校等進学率は98.8%となっており、不登校経験者においても多くの生徒が高校進学を希望していることがわかります。

中3の夏休みが明けて最初の3日間ぐらいは調子良く行っていましたが、頭痛がひどくなって1学期の初めの頃の状態に戻ってしまいました。

そこからまたオンライン授業をしたり、また徐々に徐々に時間を伸ばす形になっていました。

2学期になると色々テストがあるので、受験のテスト、勉強のために勉強しているようなもので、オンラインにしている間も受験勉強をしているような感じでした。

本人が全日制高校に行きたいと言った時も、「今この状態で全日制高校本当に行けるかな」という疑問がありました。

それを本人に言うと、「行けないのは今の中学だけであって、他の学校に行けば絶対行ける」とその時は言っていました。

結局、公立高校は30日未満の欠席であれば考慮してくださるということで、なんとか受験することができました。

本人はもう意地でも朝の会だけでも行って帰ってくるという感じで、とにかく欠席は少なくしようということで、意地でも行くという形でした。

とりあえず受験だけはしたいということだったので、そこは頑張っていたのかなと思います。

高校入学後の再不登校〜根本解決への転機

高校生活のスタート

人数の少ない学校で、1学年に240人、2クラスしかありません。

同じ中学校から受験した子が2人しかいなくて、もう1人の子は幼馴染みの女の子でしたが、思春期が入って中学ぐらいから喋らなくなるということがありました。

存在自体は安心には安心だったと思いますが、友達は誰1人いない中で、人数も少ないので友達ができるかなというところが心配でした。

テニス部に入って、友達はいないけれども部活の仲間はいるという形で、なんとか4月の終わりぐらい、ゴールデンウィークに入る前ぐらいまでは頑張っていました。

ゴールデンウィーク明けの再発

ある日突然、頭痛がひどいということがゴールデンウィーク前にちょっとありました。

それでも行ってはいたのですが、ゴールデンウィーク明けの途端に吐き気がして、もう行くのが厳しいという形になりました。

休んだり行っても1時間で帰ってきてしまったり、最初は頑張って4時間とかでしたが、逆に今度は少なくなっていました。

それが5月の中旬ぐらいになって、学校が変わってもやはり違う根本的なところがあって、違う理由が出てきたのではないかなと思いました。

高校生になるとすぐに単位の話になるので、もうすぐに先生から単位の話をされました。

実際、高校では単位制のため、出席日数が足りないと進級や卒業ができなくなってしまいます。

インターネットでの情報収集

その時にYouTubeやネットで色々調べまくっていて、それまでお母さんは専門的なサポートサービスに出会わなかったそうです。

中学3年の間はさみだれ登校で行けていたので、実際すごく調べていたのは完全不登校の半年間でした。

中学3年の1年間はお子さんのサポートに回り切ってしまって、とりあえず行けているから大丈夫かなという形で、高校で行けなくなった時にまたインターネットで調べて、その時に専門サポートサービスを知ることができました。

「3週間で再登校」という謳い文句を見て、その時にすぐお子さんに相談してくださいました。

「こういうのがあるよ」と話すと、お父さんもネットで見たという感じで、「どうかな」と言ったそうです。

その時に民間の支援サポートというのを初めて知り、実際のところ費用がどのぐらいかかるかなというところもありました。

大体いくらぐらいだなというのを分かった時に、費用のこととかも考えると悩みました。

専門サポートとの出会い:3週間で奇跡の変化

サポート決断までの葛藤

実際2週間か3週間悩みました。

お子さんさんとの関係性は決して悪くなくて、親子関係がすごく反抗的というところもなかったのでお子さんに相談していました。

高校に入って学校にちょっと行きづらくなった時に迎えに行ったりとかしていました。

「民間のサポート、実は○○さんってあるんだけれど、何やるかって言うとデジタルを断つんだよ。そういうのがあるんだけれど、どう思う?」と聞いたところ、「いくらかかるの?」と息子さんが聞きました。「このぐらいかな」と言ったら、「詐欺に決まってんじゃん」と言われてしまいました。

お母さんは少しの間また悩みましたが、結局どんどん行ける時間がどんどん減っていったので、「もうこれは待ってられない」と思って、もう悩んで悩んだ末に、6月に無料相談を申し込みました。

でもその時にはサポートの本も読んでいて、YouTubeも見まくって、「サポート絶対受けよう」と思って無料面談に挑みました。

サポート開始と「ルール発表」

無料相談の時にサポーターさんに、「実はお子さんはあなたのこと知っているんです」と話したところ、「今までで親御さん自身が存在を明かした親御さんはほとんどいません。そのサポートをする上で子供に知られるというのはタブー」ということを、その時知らなかったそうです。

「この話は息子には絶対しないので、サポートを受けたいです」という感じで最初の無料相談をしてくださいました。

その後有料相談の日も決めて、有料相談は奥様と主人、そして祖父母と一緒に4対1でさせていただきました。

7月1日からサポートをしていただくことになりました。実際にルール発表した時は、そのルールの紙を丸める、破る、捨てるなど、「なんだこれ、バカなの?」という反応でした。

もうバレちゃってると分かった時点で、お子さんは無料相談だけでやってきやがった、こいつみたいな感じだったと思います。

お子さん的には親はお金払ってまでやらないだろうという気持ちでいたと思いますが、無料相談だけ受けて急にルール発表してきやがったみたいな、「絶対やんない」みたいな感じで最初はこんなの無駄だ、やる意味がない、バカなのか、という5連発でした。

泣く、わめく、叫ぶ。元々サポーターさんにこういう風に想定して挑んでくださいと言われていましたが、斜め上の反応が来て、あまり反抗的になることもなかったのですが、それまで今までで一番大きい反抗でした。

元々デジタル依存になっていたので、「じゃあ何日間か様子見て、それでもダメだったらこのルールで行こう」という形になって、1週間結局様子を見ましたが、結局行けませんでした。

2時間とか3時間行くのがやっとで、それでもう1回同じルール発表をして、また同じように泣くわめく怒る。もう1度やって、本人納得はいかないままでしたが、スタートをするという形になりました。

驚異的な効果〜サポート2日目で再登校

1日目、期末テストの当日でした。

3時間という短い時間でしたので、1時間目から3時間、学校にいることができるというのが4日間できました。

「もうできたんですか?1日目テストでいきなり4日間、朝から放課後まで行ったんですか?」という質問に、「そうなんです」と答えています。

あっさりすぎて、7ヶ月行けてる時もあったと思いますが、いきなり朝から放課後まで行けたことは中学の時は調子がいい時は行けた時もありましたが、連続というのはなかなかなかったということです。

結局連続登校できなければデジタル制限解除しないよというルールだったので、「いつまで連続登校すればいいの?」という形でしたが、そこは最初言わない方がいいんじゃないかということで、金曜日まで連続登校できたらルールをもうちょっと緩めましょうということにしました。

ノーデジタルにしていたので、最初の月曜日から金曜日まで、金曜日は普通に1時間目から6時間目まであったのですが、それも行くことができました。

金曜日に「週末からはどうしましょうか?」ということでまた話し合いになって、学校に行けた日は携帯2時間、ゲームは1時間というルールに決めました。

7月は1回だけ早退してきました。

早退してきた日は出席していてもちろん使えません。

朝から放課後まで行けるようになりましたが、最初はやっぱり頭痛が治るわけではありませんでした。

普通はあるけれども行かなきゃいけない、デジタルも使えないしという形で、7月中は継続登校して1回だけ早退してきた日はデジタルなしにしました。

もちろんその間にサポーターさんから受けたサポートで「こういう風にしましょう」ということを教えていただいたことを実行していくことで、それも効果があったと思います。

ただデジタルデトックスだけではなくて、そういう形で夏休みにまた突入しました。

国立精神・神経医療研究センターの研究によると、デジタルデバイスの過度な使用は睡眠障害や注意力の低下を引き起こし、学校生活に支障をきたすことが報告されています(国立精神・神経医療研究センター「青少年のインターネット利用に関する調査」)。

この事例のように、デジタルデトックスが劇的な効果を示すケースも少なくありません。

親の「過保護・過干渉」からの脱却

従来の子育ての問題点

今までやってきたこと全てがダメだったということに気づかされて、「失敗させてください」と言われたので、考え方が180度変わりました。

無料相談、有料相談、再登校相談をしていた時から、もう自分の過干渉、過保護、先回り、今までやってきたこと全てがダメだったということにその時気づかされました。

それまで全く気づかなくて、とにかくお子さんが困らないように、失敗しないようにずっとやってきてしまったということでした。

「過干渉、先回りはやめてくださいよね」と言われた時に、「いや、私はそんなことしてません」と思わなかったのか聞かれると、「全部やってましたみたいな感じで」と答えています。

「こういうこと、例えばこういうことやってますか?」と聞かれて全部やっていたということでした。

だからもうとにかく「失敗させてください」と言われたのです。

具体的な改善ポイント

具体的には、例えば忘れ物をして困っても、課題をやってなくても、前でしたら全部チェックしていました。

「何テストあるかな」とか「テストの範囲どこからどこまで」とかも、受験の時もそうでしたが、「ここもっと勉強した方がいいんじゃない」という形で全部口出ししていて、本当に口うるさい母ちゃんでした。

全く口出ししない、自分でしなきゃいけないことは自分でやるということを徹底しました。

自分のことは自分でやる、学校も送迎が当たり前だったのですが、自分で自転車で行って帰ってくるということが当たり前だから、考え方が本当に180度変わりました。

呼び方についても、サポーターさんに「パパママ呼びはやめてください」という形で言われました。

それまで自分のことを「ママはさ」とか「ママはね」みたいな感じで言っていましたが、「私はこう思うよ」という風に変わりました。

主人の方は未だにちょっと自分のことを「パパね」とか言ってしまうのですが、なかなか直せないところは私ができるところかなという形で、高校生になってもまあまあちょっと恥ずかしいと思うよみたいな感じでは、タイミングを見てちょっと言ってはいます。

お子さんの呼び方も、それまで「○○ちゃん」とか呼んでいましたが、今は呼び捨てにしています。

中学3年生までは一緒に寝ていたり、お風呂は高校生になってからはさすがに入っていませんでしたが、中学生ぐらいまで普通に入ってきていました。高校生になってからはもう完全に一人で部屋で寝るようになっていました。

「自立」を最優先とした考え方

その頃に関して言うと、お子さんを選んだのが「自立」の先の再登校だなというところかなと思いました。

留年が決まってしまっても、結局本人が自立できなければこのままだと引きこもりになってしまうんじゃないかというのが一番の心配でした。

YouTubeを見たり書籍を読んだりして、やっぱり自立できれば再登校できるというところで、再登校はもちろん目指していましたが、一番は自立してもらうところを目指してやってきました。

その時はまさかそんな1日目で再登校するとは思ってなかったので、とりあえずできることは全てやろうという気持ちで申し込んだので、とにかくお子さんを自立させなければという考えでやりました。

結局自立できていないとどこに行っても同じだと思うのです。

例えば通信制高校から大学に行けなかったとしても、自立していれば働けるじゃないですか。

それならそれでいいって思いましたし、通信制でもその後専門学校に行ったとしても、自立してなければやりたいこともきっと見つからないだろうし、専門学校をとりあえず選んでも絶対続かないだろうって思ったのです。

なので「とにかく自立して欲しい」ということで、今でも言っているのですが、「本当に好きなようにデジタルやりたかったら今すぐ家を出ててくれてもいいよ」ぐらいな勢いでは言っています。

自分のお金を稼いでデジタルのお金を払ってやればいいです。

「バイトして働いて自分の好きな生活すればいいんだからさ」って興奮して言っちゃう時もあります。

そしたらお子さんは「すぐには無理じゃん」みたいな、「学校はちゃんと行けるんだから、結局信じてないんでしょ」とか言ってくるので、「学校にもちろん行けるって信じてるし、だからこそこういう提案をしてるんだよ」みたいな形でいつも話はしています。とにかく「あなたのことは信じてるから大丈夫だよ」っていう話はよくします。

厚生労働省の「令和4年版厚生労働白書」によると、18歳から39歳のひきこもり状態にある人は全国で推計61.3万人おり、その多くが適切な自立支援を受けていないことが課題となっています。

この事例のように、早期の自立支援が重要であることがわかります。

継続登校への道のり〜現在の状況

夏休み明けの挑戦

夏休み明けはどうだったかという質問に対して、結局夏休み中にもまた夏休みルールを決めました。

部活がある日は必ず部活に行く、部活がない日もなるべく自分で練習をする、勉強もなるべく塾の自習室で勉強する。

夏休みがもう毎回ダメなので、なんとか家にいる時間を減らそうと思いました。

そんな形で夏休みを過ごして、すごく部活も頑張っていて塾も行っていましたし、本当に頑張ってできました。

サポーターさんが言われていたのは、「こういう女の子が働いていても、行けないこともあるかもしれないですけど、それも前もってこういう対策を教えていただいてたので、その対策通りに実行をしました」ということです。

朝頭痛がひどくて学校に、なんとか自転車で行くのですが、5分ぐらい経つと電話がかかってきて「やっぱり行けない」みたいな感じでした。

でも「行く行かないは自分で決めなさい。帰ってもいいし行くのも決めて自分でやりなさい」と言ったら、「じゃあとりあえず行く」って言って、その時も行ったのです。

その頃には毅然とした態度を取れるようになっていたので、お子さんも本当に変わったと思いますが、その家族がその頃にはもうだいぶ変わってきたのかなと思うので、課題の分離がだいぶできてたのかなと思うところがあります。

本当にもうちょっと厳しく言ったのですけれど、「これは私の問題ではなくて、あなたの問題だから、本当に自分で考えて、自分で行動してください」みたいな感じで突き離したのです。

それで自分で決めて、その時学校に行ったので、結局早退してきてしまったのですが、その日はもちろんデジタル回収にはなります。

最初のうちは本当にデジタル回収した日はやっぱり反発があったのですが、だんだんデジタル使用時間も少なくなってくるので、自分から渡してきたりするのです。

成績向上と自信の回復

夏休み明けの早退もありつつ、また毅然とした態度でその早退した日はデジタルなしにしました。

早退した日はいろんな話が逆にできるのです。

夏休み中も一緒に犬の散歩とかに行っていたので、いっぱい会話ができました。

早退した日は早退した日ですごくたくさん話ができるので、それはそれで良かったかなと思います。

普通に学校に行けてる時も前より本当に話がよくできるようになりました。

9月だけがちょっと不安定だったのですが、10月に入った頃にはこう安定してきて、部活までやってくるという形でした。

もうそれほど心配することもなく、継続登校を続行していました。

体調不良とか頭痛みたいな話は今はどうかという質問に対して、確かに体調不良があったり頭痛もあったりするのですけれども、それに対して自分で対処したりしていますので、頭痛があっても行かなきゃいけないっていうのを分かっているのです。

なので朝頭痛があっても行って、学校にいるうちに良くなっていく。

前だったら絶対ないんですけれど、悪くなる一方だったのが、強くなっていったのかもしれません。

1学期のその行けてなかった頃はもう本当に保健室の常連だから、1回頭が痛くなるとひどくなって帰るまで良くならないという形だったけれど、朝頭痛があってもやり過ごせるようになりました。

もちろん頭痛がない日も多いです。

友達の件については、友達は相変わらずいないのですが、それでも行けているのがすごいということです。だから本当に自分の中で色々考える時間が増えたと思います。デジタルから離れて。

部活は友達ではなくて仲間なのです。

連絡を取り合ったりしないのです。話しかけられれば多分普通に話したりすると思いますが、友達だったら普通にLINEしたりするじゃないですか、遊びに行ったりね。

そういうことは全くなく、ただ馴染めてはいました。

クラスの中にもそのテニスの子たちがいるので、安心できてるっていうところはあるかなと思います。

不登校で悩む親御さんへのメッセージ

お母さんの今回の実体験を通じて、同じような状況で悩んでいる親御さんに向けたアドバイスをお聞きしました。

今、不登校で悩んでいる親御さんたちに、最も伝えたいことは何でしょうか?
たくさん悩んでらっしゃる方がいらっしゃると思うんですけども、自分一人で悩まずに、とにかく第三者の目で見てもらって、とにかく何か行動を起こして欲しいなって思うんですね。それが何でもいいと思うんですけど、私の場合はスダチさんだったんですけども、悩んでるだけだと本当にそこで終わってしまう。で、それが正しいかどうかっていうのが本当に分からないんですね。
お母さん
お母さん

なぜ「行動を起こす」ことがそれほど重要だと感じるのでしょうか?
悩んでいるだけでは解決しないんです。自分がやってることが正しいかどうかが本当に分からない状況で、一人で抱え込んでいても答えは見つからないんですね。第三者の目で客観的に見てもらうことで、自分では気づけなかった問題点が見えてくるんです。結局、今までやってきたことが正しくなかったっていうことに気づけましたし。
お母さん
お母さん

専門的な支援を受けることに躊躇している親御さんも多いと思います。そのような方々にはどのようなアドバイスがありますか?
私も最初は躊躇しました。でも、無料相談から始めて全然怖いことはないので、そこを一歩踏み出せば閉じてた扉が開くんじゃないかなと思うんです。別に騙されるわけでもなんでもないので。チャットにいるだけでも一歩前進だと思うんですよ。で、悩んでられる方っていうのは、そこにいるだけでも本当に1歩進んでると思うので、もう1歩前進して何か行動を起こせればまた違う世界が見えてくるんじゃないかなと思います。
お母さん
お母さん

専門的支援を受けて、具体的にどのような気づきがありましたか?
自己流では気づけない問題点がたくさんありました。今まで全くそれに気づかなくて、過干渉・過保護をしていたことを指摘されて、『こういうこと、例えばこういうことやってますか?』と聞かれて、全部やってましたみたいな感じで。客観的な視点がなければ、絶対に気づけなかったと思います。
お母さん
お母さん

費用面での心配を抱える方も多いと思いますが、いかがでしょうか?
長い人生を考えると決して高すぎるとは思いません。子どもの将来への投資として考えると、一時的な費用よりも長期的な効果の方がはるかに重要です。息子の自立ができて、継続登校もできている今を思うと、本当に価値のある投資だったと感じています。
お母さん
お母さん

「再登校」と「自立」について、どちらを重視すべきでしょうか?
断然、自立です。再登校よりも自立が優先だと思います。自立していれば、たとえ通信制から大学に行けなくても働けるじゃないですか。でも自立してなければ、やりたいこともきっと見つからないだろうし、専門学校を選んでも絶対続かないだろうって思ったんです。自立さえできていれば、どんな道でも息子なりに歩んでいけると信じています。
お母さん
お母さん

最後に、今まさに悩んでいる親御さんたちに向けて、メッセージをお願いします
私のように悩んでも、気持ちが前向きになりますので、一歩踏み出して欲しいと思っております。チャットで色々お話しされて悩みも減ったり気分も楽になる気持ちもすごく分かるんですけれども、何か行動して欲しいなと思いますし、スダチさんの無料相談も視野に入れていただければなっていう気持ちでいつもオープンチャットの方を拝見させていただいております。一歩踏み出す勇気を持って、ぜひ行動を起こしてみてください。
お母さん
お母さん

 

まとめ

この記事でご紹介した事例の親御さんも、1年以上もの間、同じような不安と迷いの中にいました。

「何をやっても変わらない」「この先どうなってしまうのだろう」そんな絶望的な気持ちを抱えながらも、最後まで諦めませんでした。

そして今、その親御さんはこう言っています。

「息子の不登校がなかったら、きっと親子関係は破綻していたかもしれません。この経験も良かったと思えるほど、マインドセットできるようになりました」

不登校は決して恥ずべきことではありません。それは、お子さんがより良い人生を歩むための重要なターニングポイントなのかもしれません。

お子さんの将来を真剣に考え、様々な支援を求めているあなたの愛情は、必ずお子さんに伝わっています。その愛情こそが、お子さんにとって最も大きな支えとなっているのです。

完璧な親である必要はありません。

共に学び、共に成長していけばいいのです。

この事例が示すように、親が変われば子どもも変わります。

そして、諦めずに行動し続けることで、必ず道は開けます。

今日から、新しい一歩を踏み出してください。

一人で悩まず、スダチなどの専門家の力を借りながら、お子さんの自立と成長を信じて歩み続けてください。

きっと数ヶ月後、あなたはお子さんと一緒に笑顔で「あの時は大変だったね」と話せる日が来るでしょう。

その日を信じて、今できることから始めてみましょう。

あなたとお子さんの明るい未来を、心から応援しています。

 

この記事についてのインタビュー動画は下記よりチェック!

-前編

-後編

 


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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

【メディア露出実績】
不登校解決TV
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