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YouTubeで不登校を学ぶ

兄弟の不登校が同時に解決した感動エピソードと不登校解決に向けて親ができる対応方法

2021.01.18

この記事を読むのに必要な時間は約 28 分です。

疑問&お悩み

・兄弟で不登校になってしまって、どう対処していけば良いのかわからない…。

・兄弟の片方が不登校で、それぞれにどのような対応をすれば良いのかわからない…。

兄弟のどちらかが不登校となったとき、一緒に不登校になってしまうことがあります。
また、どちらか一方が不登校のときに、「学校へ行かなくてずるい」と片方の兄弟が不満を漏らす場合も。

ご兄弟が不登校でも同時に解決できるためご安心ください。
また、兄弟で、不登校のお子さん、不登校ではないお子さんがいる場合の対応方法も解説します。

スダチが支援させていただいた兄弟の不登校が同時に解決したエピソードもご紹介するため、参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読めば、兄弟の不登校に対し、解決するための接し方がわかります。

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スダチでは、不登校になったお子さんを平均3週間で再登校に導いています。

ご兄弟で不登校になったお子さん方も学校復帰している実績がありますので、悩んでいる親御さんは、ぜひ一度ご相談ください!

 

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1. 兄弟で不登校になった子どもたちが不登校を同時に解決したエピソード【スダチが支援した実体験談】

 

スダチが支援させていただいた兄弟で不登校になった子どもたちの実体験談をご紹介します。

「兄弟で同時に不登校になってしまい、どちらも解決するのなんて難しいのではないか」
「兄弟の不登校を解決できるなんて本当にできるのだろうか」

上記の悩みがある場合は、ぜひ実体験を参考にしていただけたら幸いです。

「兄妹の不登校が同時に解決した感動エピソード」という以下YouTube動画の内容を元に、本章を作成しています。

理解を深めたいときにはぜひ合わせてご覧ください。

 

1-1. 兄弟で不登校になった家庭の家族構成

 

家族構成としては、父母と3人兄弟の子供がいる5人家族です
兄弟は、兄、弟、妹の3名でした

  • 兄:25歳・家を出て仕事をしている
  • 弟:19歳・浪人して予備校生
  • 妹:小学4年生

 

長男は25歳で仕事しているが家に全く帰ってこない状況で、関係性はよくありません
なにしてるかもよくわからない様子です

次男は19歳。浪人して予備校に行っていますが、予備校不登校になってしまいました
さらにゲーム依存で昼夜逆転しています
会話もままならない
状態です

妹は小学4年生。
今回スダチには、
小学4年生の妹さんの不登校を解決したいとご相談をいただきました。

 

1-2. 兄弟で不登校になった経緯とご相談内容

 

小学校4年生の妹さんは、元々、転校して今の学校にいる状況でした。
前の学校では普通クラスにいましたが、以下の理由から途中で特別支援学級に入るよう、先生から勧められていました

  • 勉強がちょっと苦手だった
  • 人間関係にトラブルがあった

また、こういったトラブルが原因で不登校になっている状況でした。

しかし、親としては、「可能なら普通クラスでやっていってほしい」という思いから、他の学校でやり直ことを決断し、転校したそうです。

また、元々お母さんはシングルマザーでしたが転校したと同時に再婚しています。
再婚して今は4人で住んでいる状況です。

「転校したが結局学校に行けずに不登校になった」
これはよくある話ですね。

そして、このタイミングで私達に問い合わせていただきました。ちょうど夏休み明けの時期でした。
色々話を聞かせていただくと、お母さんは「お子さん3人ともに愛情を伝えた記憶はない」話されていました。
兄と妹は仲が良かったのですが、親子関係はよくなかったのです。

 

1-3. 兄弟の不登校を解決したスダチのサポート内容

 

私達としては、まず兄と母の関係を改善することが大事だと考えました
そこで、お母さんからお兄ちゃんに対して、これまでの至らなかった点を謝るように仕向けました

「今までお母さんもダメなこといっぱいしてきたと思う。けどお母さんもこれからは変わっていきたいと思ってるから、嫌なこととかあったら遠慮なく言ってね。もっと頼って欲しいと思ってるよ。むしろ、お母さんがお兄ちゃんを頼らせてほしいと思ってる。妹のこととか色々相談させてほしいから。」

上記のことを伝え、お母さんとお兄ちゃんが正しい親子関係を構築できるよう促しています。

 

1-4. 不登校になった兄弟のその後の変化【再登校するまでのエピソード】

 

この話をしてからというもの、お母さんとお兄ちゃんとの会話も少しずつ増えていき、関係がよくなっていきました。

一方妹にも、今まで放置気味だったところ、愛情を注いだり、正しいしつけをしたりをしています。
すると妹も少しずつ明るくなっていきました。

その結果、今はお母さんと妹で毎日二人で1時間ほどお風呂に入るようになるまで親子関係が改善しています。
この時間が親子にとってとても大事な時間になっているようです

今までは、シングルマザーでお仕事も大変忙しく、子どもとの時間をあまり取ってあげることができていませんでした。
特に2人で話す時間なかったようで、今のような関係性になれるなんて今までは考えられなかったと話しています。

でもやったことはお母さんの意識を変えただけ。
仕事を辞めたわけでも
ありません

よくこの支援を受ける際に「仕事はやめたほうがいいですか?」と聞かれますが、全然そんなことはないのです。
仕事をしながらも、一生懸命子供に愛情を注げば伝わります。今回もそのケースです。

こういった親御さんの努力もあり、親子関係がよくなってきたタイミングでお兄ちゃんにお母さんからお願いをしました。

それは「お兄ちゃんから妹に対して「学校に行った方がいいんじゃない?」と言ってみてほしい」という内容。

いざお兄ちゃんからそのように伝えると、妹からお母さんに「今日お兄ちゃんに学校行けって言われたんだけど、お兄ちゃん学校いってないよね?」って言ってきたようです

それを言われたお母さんは笑ってしまったらしいです
逆に和やかな雰囲気で学校の話を
することができました。

確かにちょっと面白いですよね。

そこからもお母さんは、毎日ちゃんと褒めて、愛情を注いで、子供との時間を大切にしていきました。

結果、妹さんは転校してからまだ1回も行けていなかった学校へ初めていくことができました。

行ってみた結果妹さんは「実際いってみたら全然大したことなかった」とお母さんにいってきたようです。

今では毎日学校に行けるようになって、お兄ちゃんに対して「学校に行きなさい」といっているようです笑

実際お兄ちゃんもそこから少しずつ予備校に通えるようになりました

毎日いっているわけではないけど、今までは全く行けてなかったのですごい成長です
そもそも予備校は、毎日行かなくても大丈夫なカリキュラムの場合もありますよね

さらにゲームも全くしなくなったことは大きな成長です
結局は今まで現実逃避をするためにやっていたことが予想できます

 

1-5. 不登校になった兄弟のエピソードを紹介した理由

 

なぜこのご家族の話をしたかと言うと、昨日、担当の元に親御さんの携帯から電話がありました。
電話に出てみると、「もちもちー」という声がし、「え、これ誰だ?」となったのです

明らかにお母さんの声ではなく、女の子の声だったので「もしかして妹さん?」と思って聞いてみたらやはり妹さんでした

ただ急だったこともあり、担当者がめちゃくちゃタジタジになってしまいました

妹さんも恥ずかしがってまともに話すことはできなかったらしいです。

そもそも、なぜ妹さんが電話してきたかと言うと、親御さんが妹さんに対して「あなたが学校行けるようになったのは担当者のおかげだよ」言ってくれたらしいのです

その話を聞いた妹さんが「私から直接お礼が言いたい」と言ってくれて、今回の電話につながったようです。

正直、電話する前に連絡がほしかったようですが(準備不足でコミュ障を発揮したので)、でもめちゃくちゃうれしかったと言っていました。

実は、私達はいつも子供から全く存在を知られないまま再登校まで導いています。
それは再登校に導く過程で、親御さん自ら変わったと思われた方が、子供にとって嬉しいし、効果があると思っているからです。

やはりどうしても外部の人から親がアドバイスをもらっていたとなると、子どもは少し嫌に思う可能性もあります
なので、基本的に親御さんには私達の存在を秘密にするように伝えています。

しかし、こちらの親御さんはそれを全て伝えてしまっていたらしく笑
その結果、妹さんは担当者のことを神様のように慕っているらしく、今回の電話に繋がったようです。

でもまあ結果として、妹さんにとってはマイナスになっていないようなので良かったかなと思います。
本日は少しほっこりする内容をお話しさせていただきました。

 

2. 不登校の兄弟を持つ親御さんが解決に向けてできること

 

上記の体験談でも実施していたご兄弟で不登校になったときに、解決に向けて親御さんができる対応方法を解説いたします。

 

2-1. 子どもが自分を責めているときはつらい気持ちを受け入れる

 

不登校中のお子さんの中には、「社会になじめてない自分はダメな人間なんだ」と自分を責めてしまうお子さんも少なくありません。

もし、不登校中の自分を見て、兄弟姉妹が不登校になってしまったら、それこそ「自分のせいで家族の人生まで台無しにしてしまった」と思ってしまいます。

そんなお子さんの心の叫びを聞いたとき、自分を責めてしまっているお子さんのつらい気持ちをそのまま受け止めてあげて、認めてあげましょう。

「学校でつらい出来事があったんだよね」
「自分のせいで兄弟も不登校になったんだと自分の責任として捉えてくれているんだよね」

とお子さんのつらい気持ちを受け入れてあげてください。

そのうえで、「どんな状況でもあなたと兄弟が大切だし、親子で一緒に解決していけるから大丈夫」と伝え、お子さんが愛情で満たされ安心できるような言葉をかけましょう。

 

2-2. 兄弟で不登校になったのを親のせいだと思わない

 

兄弟で不登校になってしまったとき「私の教育が悪かったんだ」と親御さんはご自身を責めていらっしゃるかもしれません。
もし、兄弟で不登校になってしまっても、それは親御さんのせいではありません。

現状の日本では、共働きでないと暮らしていけない世帯も多く、お子さんと接する機会がどうしても少なくなってしまいます。
それにも関わらず、お子さんに伝わりやすい愛情の注ぎ方を教えてくれるような機関はありません。

親御さんは精一杯お子さんに愛情を注ぎ育児をなさっていても、時にお子さんが親御さんからの愛情をうまく受け取れておらず、愛情が行き届いていないこともあります。

それをきっかけにお子さんの自己肯定感が下がり、学校でなにか問題が発生したときに、うまく解決できず不登校となる場合もあるのです。

しかしそれは決して親御さんのせいではありません。
これから今のご家庭の状況で、今のお子さんに適した愛情の注ぎ方を知っていけば大丈夫です。

親御さんとお子さんに適した愛情の伝え方を知れば、兄弟の不登校も解決できます。

 

2-3. 子どもの自己肯定感を育てることを意識する

 

不登校になって、自分のことを責め始めてしまったお子さんは自己肯定感が著しく低くなっている場合があります。
そのようなお子さんの自己肯定感を育てるためには、次のことを意識してみてください。

 

  • お子さんと楽しく過ごすことを意識する
  • 正しいことはたくさん褒める
  • お子さんが取り組んだことは結果を見ずに過程を見てたくさん褒める

 

親御さんが兄弟と楽しそうに触れ合う様子を見て、お子さんは「親は私と過ごすことを楽しそうにしてくれている。親から必要とされているんだ。」と安心感を得られるようになります。
親が楽しそうにしてくれているだけで、自分を認めてもらえたような安心感を覚えます。

また、家庭内でお子さんが取り組んでくれたことに対し、たくさん褒めてあげてください。
その際は、結果を見ずに、行動した過程を褒めてあげましょう。

信頼できる親御さんから褒められることでお子さんの自己肯定感はどんどん育ちます。
お子さんの心の元気が回復すると、お子さんは主体的に学校へ登校できるようになります。

 

2-4. スダチなどの不登校支援の専門機関へ相談する

 

「兄弟同時に不登校を解決することはできるのだろうか」
「子どもに適した愛情の伝え方がわからない」

上記のように少し不安に思ったり、何から行動すればいいか悩んだときは、スダチなどの不登校支援の専門機関へ一度ご相談ください。

専門機関であれば、同じような兄弟の不登校の悩みを解決し再登校に導いてきた実績があります。
また、スダチでは、お子さんが不登校になった根本的な原因を紐解いて解決いたします。

お子さんの自己肯定感を育てるための接し方や声かけをご指導させていただいております。

親御さん方が支援内容に合わせて日々行動してくださっているおかげで、不登校だったお子さん方も平均3週間で再登校しています。

親御さんの気持ちを受け取って心の不安を取り除いたうえで、お子さんの不登校解決のためにサポートさせていただきます。
まずは、無料相談から現状のお子さんの様子をお聞かせください。

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3. 兄弟で不登校のときそれぞれの兄弟に合った対応方法

 

ここでは、兄弟で不登校のときそれぞれの兄弟に合った対応方法を紹介していきます。

 

3-1. 片方が復学した場合の対応方法

 

兄弟が不登校の場合、気をつけたいことは「片方が復学したとき」です。
このタイミングに注意しておきましょう。

不登校継続中の方からすると、一緒だと思っていた兄弟が楽しそうに学校に行っている様子をみて、焦ってしまうかもしれません。
また、復学できた兄弟に対して親御さんが喜んでいる姿を見ると自己否定をしてしまう場合もあります。

一方、復学した兄弟にとっても、家で兄弟の関係がぎこちなくなったり気まずくなったりしてストレスを感じることも。

片方が復学した場合、親御さんの対応の方法としては「兄弟それぞれに個別の時間をつくること」です。

そして次のことを伝えてあげてください。

 

  • 兄弟だからといって、それぞれに個性があるため同じように行動しなくて大丈夫
  • 兄弟どちらもどんな状況であってもそれぞれが大切な存在
  • 自分のペースで一緒に不登校を解決していこう

 

子どもたちが焦ったり、気まずさを感じたりすることがないよう、愛情を伝え安心させてあげてください。
また、どちらかだけに関わるのではなく、どちらにも同じくらい時間をつくってあげることをおすすめします。

 

3-2. 兄弟が対立している場合の対応方法

 

兄弟で不登校になると、家で一緒に過ごす時間が増えて、兄弟げんかが増えてしまう場合もあります。
兄弟が対立してしまった場合はどうするといいのでしょうか。

この場合も、「兄弟それぞれに個別の時間をつくる」ことを大切にしましょう。

片方にばかり手をかけていたり、褒めていたりすると「あいつばかりいい思いしやがって」と不平不満を感じさせてしまいます。
そしてそのイライラの矛先は、片方の兄弟に向かいます。

兄弟といえどそれぞれに個性があります。
どちらか一方は、やんちゃでいたずら好きだったり、どちらかは生真面目な性格だったりします。

ついつい手のかかる方を叱ってしまったり、頼りになる方にかける時間が少なかったりすることもあるでしょう。

それぞれに同等の時間をかけるため、夕飯前は弟と一緒に過ごす時間、夕飯後は兄と一緒に過ごす時間など個別の対応をプランニングしておくと良いかもしれません。

また、それぞれの個性を大切にしてあげて、良いところに目を向けてたくさん褒めてあげてください。

 

3-3. 兄弟どちらかが「学校に行かなくてズルい!」と言い出したときの対応方法

 

兄弟の片方が不登校で、その様子を見た片方のお子さんが「学校に行かなくてズルい!」と言い出すこともあります。

その場合、ズルいと言い出したその子自身も、学校生活に対して不満や問題を抱えている可能性があります。
そのため、よく話を聞いてあげるタイミングです。

もし、このタイミングを逃して、適当に対応してしまったら不登校につながる可能性もあります。
「学校で何かつらいことがあるの?」と気持ちを聞き出してあげましょう。

また、不登校の兄弟をついつい気にかけていたことから、「自分のことももっと心配してほしい」と感じている場合も多いです。
不登校ではないお子さんに対しても同じ時間をかけて愛情をたくさん伝えてあげてください。

兄弟が不登校だとしても、学校が楽しかったりなんの問題もなかったりすれば、気にせず登校しているはずです。
いい意味で兄弟の不登校は全く意識せず学校生活を送ることができます。

そのため「ズルい」と言い出したときは、お子さんからのサインだと受け止め、お子さんとの時間を作ることや触れ合うことを意識していきましょう。

 

4. 不登校の兄弟についてのよくある質問

 

ここでは、不登校の兄弟についてよくある質問を紹介します。確認しておきましょう。

 

4-1. 兄弟が不登校のときお互いが抱えている本音は?

 

片方の兄弟が不登校で、もう片方のお子さんは学校へ通っているとき、学校生活が楽しく何も不満がない場合は、不登校の兄弟に対し以下のような気持ちを抱えています。

  • 「何か学校で嫌なことがあったのかな」
  • 「早く学校に行けるといいね」

 

上記のように相手をいたわる気持ちになります。

しかし、自己肯定感が下がっていたり、学校でなにかストレスがある場合には、不登校ではないお子さんは、不登校の兄弟に対し、以下の気持ちを抱えているかもしれません。

 

  • 「学校に行かなくてズルい!」
  • 「勉強しなくてズルい!」
  • 「遊んでばかりでズルい!」

 

上記の気持ちが表れてきたときは、不登校ではないお子さんと触れ合う時間を作ってあげましょう。
また、日々の行動に目を向けて、たくさん褒めてあげてください。

また、片方が不登校のとき、不登校のお子さんは、家族に対し「自分だけ不登校でダメな存在なんだ」と自己否定していることが多いです。

兄弟だからといってそれぞれに個性があり、また人にはそれぞれに人生があるため、全く同じ道を歩むことはないと教えてあげてください。
人はそれぞれのタイミングで壁に直面したりつまづいたりすることがあります。

偶然にも今学校でつらいことがあり、人生の壁に直面しているけれど乗り越えてこれからどんどん成長できるため大丈夫だと伝えてあげましょう。
また、どんな状況であってもお子さんのことが大切なことも伝えてください。

再登校に向けてポジティブな気持ちで進んでいけるような声かけをしましょう。

 

4-2. なぜ兄弟で不登校になってしまう?

 

一番大きな原因は「学校に行かなくていい」という選択肢が身近にあるということです。

子どもたちは、毎日通学し、学校生活を送っています。

その中で大なり小なりのストレスや不満を感じながらも、なんとか学校に行っています。

 

「大変だけど頑張って行こう」「嫌なことを相談しようかな」「友達と仲直りしよう」いろいろ考えて学校に通っているのです。

ここでもし、片方の兄弟が不登校であると「つらいことがあったら学校に行かなくてもいいんだ」という選択肢が身近にあることになります。

上記の理由から片方の兄弟が不登校だと、もう片方も不登校になりやすくなってしまうのです。

 

4-3. 兄弟で不登校になりやすい家庭はどんな家庭?

 

お子さんが不登校になりやすいご家庭には次の特徴があります。

 

  • 子どもに対して過干渉だったり過保護だったりする
  • 子どものことを放置気味

 

お子さんに過干渉のとき、お子さんが失敗しないよう親が先回りして行動していることが多いです。
その場合、お子さんは自分で考えて行動した経験がないため、自分に自信を持つことができません。

自分で考えて行動しなくてはならない学校生活に大きなストレスを感じてしまいます。

また、お子さんと触れ合う時間がなく放置気味のとき、「自分は必要ない存在なのかな」とお子さんの自己肯定感は低い状態にあります。

自己肯定感が低いと、学校で何か問題が発生した際、全て自分のせいだと受け止めてしまったり、どのように解決していけばよいのかわからなくなってしまったりします。

上記から大きなストレスを抱えてしまい不登校につながることがあります。

 

4-4. 片方が不登校のとき、兄弟に与える影響は?

 

片方が不登校のとき、もう片方の兄弟に影響を与えることもあります。

「学校に行かないでズルい!自分も休む!」

「遊んでばかりでズルい!」

そのようにもう片方を羨ましく思ってしまう場合もあります。

 

しかし、これは一種のサインです。
もし学校生活に不満がなく楽しく行っていれば、そのような言葉は出てきません。

学校生活で嫌なことや不満があったとき、不登校の兄弟を羨ましく思うものです。

この言葉が出てきたときは、学校の話をよく聞いてあげたり、時間を作りお子さんの自己肯定感を育てることを意識してみてください。

 

4-5. 兄弟が不登校のとき、ストレスを抱えてしまう?

 

兄弟が不登校の場合、もう片方の兄弟にはストレスをかけてしまいます。

例えば、

「自分が勉強しているのに、ゲームをずっとしている」

「学校から疲れて帰ってきたのに、家で遊んでいる」

「朝早く起きて学校の準備をしているのに、遅くまで寝ている」

こんな状況が続けば、当然ストレスが溜まってしまいます。

「なんとかしてほしい」と親に当たったり、そんな兄弟と一緒にいたくなくて部屋に閉じこもってしまったりします。
そうならないためにも、不登校ではないお子さんにもしっかり時間を使って関わってあげましょう。

また、不登校のお子さんも家族に対し、申し訳ない気持ちを抱えていることが多いです。
自己否定に走らないよう、子どもの自己肯定感を育てる声かけを意識しましょう。

 

5. まとめ

 

兄弟が不登校になってしまうと、どのように対応していいか迷ってしまいますよね。

親御さんができることは以下の4つです。

  • 子どもが自分を責めているときはつらい気持ちを受け入れる
  • 兄弟で不登校になったのを親のせいだと思わない
  • 子どもの自己肯定感を育てることを意識する
  • スダチなどの不登校支援の専門機関へ相談する

 

不登校の兄弟に対し、どのように接していけばよいかわからないときは、スダチにご相談ください。

兄弟に対して同じように対応するのではなく、それぞれに合った対応を心がけましょう。
片方が復学した場合や兄弟が対立している場合は、それぞれの兄弟にしっかり時間を使ってあげることが大切です。

兄弟どちらかが「学校に行かなくてズルい!」と言い出したときは、学校になんかしらのストレスを抱えているときのサインです。
見逃さずによく話を聞いてあげましょう。

兄弟の不登校は、親御さんやご家庭のせいではありません。

しかし、親御さんが少し意識を変えるだけで、不登校の兄弟は大きく変わります。

  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

スダチ(旧逸高等学院) 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

業界最速で不登校を解決する「3週間で不登校解決プログラム」を展開。毎年500名以上の不登校に悩む親御さんが相談に訪れる。

再登校までの期間は平均で3週間。
当プログラムの目的は、「子ども達がこの先の人生を幸せに生きていくこと」。不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えており、できる限り短い期間で再登校することを大事にしている。

これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。

-YouTubeで不登校を学ぶ

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