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サポーターのホンネ日記

スダチ 不登校サポーターのホンネ日記 #3 第二章  夏休み中のルールとの向き合い方

2025.02.11

こんにちは、スダチの不登校支援サポーターです!

今回は、前回の「第一章  デジタル依存・昼夜逆転からの脱却」の続きからお話ししていきます。

【前回までのあらすじ】

中学1年生の3学期から不登校になったりくくん。

勉強への不安や学校での自分の居場所に悩み、デジタルに依存した生活を送っていました。

親御さんとともに、スダチのサポートがスタート。最初のステップは、「ルールの設定」と親御さんの毅然とした姿勢を築くことでした。

夏休みを利用して、パソコンやスマホの使用を勉強時間と結びつけるルールを導入。

しかし、りくくんはルールに反発し、暴言や軽い暴力を伴う行動を取る場面もありました。

お母さんは毅然とした態度を保ち、対応の仕方を見直しながらも「反省を促す姿勢」を意識し始めます。

りくくんは生活にメリハリをつけ、ルールを守れるようになるのか。

今回は、夏休み後半「ルール徹底への挑戦」についてお話していきます。

▼家族構成

家族構成

・母

専業主婦として日々子どもたちと接している。心配性な性格である。

子供には学校に行ってほしいと思っている。小学生の頃にも無理やり行かせたことがある。

小学校受験は選択肢の一つとして、母の希望で受験を勧めた。

お子さんへの期待も高くなってしまう。

・父

朝早くから夜遅くまで仕事をされているが、時間が取れるときは子どもたちと接している。

単身赴任で、長男(20)と都内で同居している。ただ、2週間に1回は自宅に帰ってくる。

お父さんと本人の仲も良く、帰ってくるのを楽しみにしている。

ポジティブで明るい性格。両親の仲も良い。

・長女

高2。通信制高校に通っている。

・長男

都内の大学に通っており、お母さん、長女、りくくんとは離れて暮らす。

・次男:りくくん

▼サポート開始時のお子さん

サポート開始時のお子さん

・中学2年生

・中学入学後に勉強が難しくなり、テストを嫌がるようになってしまった。

・中学1年の3学期から不登校になった。

宿題が追い付かなくて、個別指導してくれる学校の自習室があって参加したことをきっかけに、担任と話して1週間だけ行けたが継続にはならなかった。

・行ってみようかなとは行っているが、口だけという感じ。

・高校進学についても「いざとなれば通信があるから、それでいい」と努力することから気持ちが離れている。

・自分の居場所をゲームの世界に見つけ、常にゲームをやっている生活になっていく。デジタル依存。

・外への外出はでき、犬の散歩などもしてくれる。

・いけない理由として、本人は、小学生の頃は陽キャだったが、中学の今の自分は陰キャになってしまったこと、受験して入学したが、自分のキャラ設定にも迷っていると話していた。

・中学の前に来ると、目の前が暗黒になると感じている。

▼サポート開始直後の親御さんの様子

サポート開始直後の親御さんの様子

心の避難所としてひろきくんにゲームを好きにやらせていたら、いつの間にか制限できなくなってしまった。

・一時的にデジタルの制限もしたが、今は解除している。

・不登校の要因として、ひろきくんのデジタル依存が課題であることがわかっている。

不登校になったきっかけは、勉強が大きいのでは?と思っている。

・親御さん自身が課題を認識しているものの、どうしていいか分からない状況。

・無料相談前は、本やネットで不登校について調べていた。スクールカウンセラーにも親御さんのみだが相談していた。

・スダチはお父さんから話を聞いて興味を持ってくださった。

・待っているだけでなく、親が変われば状況も変わるという考えに共感して、参加。

注意

※実際のサポートを元にしていますが、人物名など個人を特定できる情報は仮で設定しております。

※記載している内容はあくまでもサポートの一部でございます。

※今回の記事は、親御さんのご要望によりメール画像は控えさせていただきます。

第二章:夏休み中のルールと葛藤

期待をしないことの重要さ

再登校を目指す上で、とても重要なポイントは、りくくんに対して「○○してくれるだろう」という期待をしないことです。

このことは、2ヶ月のサポート期間を通じて何度も何度もお伝えしました。

普段のさりげない会話からも、親御さんの意識を変えていく必要があります。

そんなサポート5日目、お母さんからこんなメールがありました。

「夏休みも祖父母宅に行く前は6時30分に起きていたのに、家に帰ると、起床が遅くなってしまった。黙っていたら起きてこなさそうなので、7時30分少し前にペットのワンちゃんを寝室に投入すると、一緒に起きてきた」

高橋家のルールでは、平日は6時半に起きる、夏休みは7時半でも可、となっていました。

りくくんは、しっかりルールを守ってくれていたんです!

ここは褒めポイントですね。

ですがお母さんは、夏休みに入っても6時半に起きて犬の散歩などしてくれていたりくくんに、早起きを続けてくれるだろうと期待してしまっていました。

小さなことのようですが、こうして期待をしてしまうと褒めポイントを見逃してしまい、親御さんの雰囲気を察したりくくんの自己肯定感は下がってしまいます。

上記のことからも、お子さんに期待しないことは、登校する局面で非常に大切になってきます。

なので、ルールの徹底には毅然と対応しつつ、小さなことでもできたことがあれば褒めてあげてくださいとアドバイスをさせていただきました。

高橋家のサポートは夏休み直前からだったのですが、家庭内で夏休み中にデジタルをめぐる問題がたくさん発生していました。

原因は、夏休みルールの運用が曖昧になっていたことです。

ルールが曖昧なうちは、本質的なコミュニケーションにたどりつけません。

言った言わない、そんなルールは知らない等、本質から外れた議論で親子関係が悪くなってしまいます。

りくくんは、2時間勉強すればゲームが使えると思っていました。

けれどもルール上は、起床時間と就寝時間を守らなければゲームは使用できないのですが、ここがしっかり伝わっていませんでした。

伝えたはずですが、本気のルールとして伝わっていなかったということです。

ですので、りくくんは就寝時間を守れずデジタルを使用できない日でも、勝手にパソコンを使い始めます。

それを見て、すかさずお母さんは wi-fi のパスワードを変更します。

子「ゲームの制限解いてくれ」

母「解かないよ。今日はできない日だから」

りくくんが、平手打ちでお母さんのほっぺを叩きました。

生まれて初めて音がする程叩かれ、それも可愛がってきた息子さんにこんな仕打ちをされ、お母さんの目からは涙が溢れたそうです。

2階まで追いかけてきて叩くので、お母さんは外に出ます。

子「今日は2時間勉強したのになぜ解いてくれないんだ、理不尽だ。他の事は頑張って来たのに、昨日の夜寝るのが30分遅くなっただけで、次の日Wi-Fiを切るなんて、お母さんはおかしい」

お母さんも叩かれて動揺してしまい、毅然とした態度を貫くことができませんでした。

デジタル制限が直接的な原因のように見えるかもしれませんが、実際にはそれだけではありません。

これまで自由にできていたことが制限されると、りくくんはその変化に戸惑いを感じることがあります。

また、成長の過程でりくくんは自分自身の意思を確立しようとし、親御さんとの関係性に挑戦することがあります。

これは、親からの独立を目指す自然な流れの一部であり、誰にでも訪れる「反抗期」として表れることが一般的です。

このような反抗期は、親御さんが子どもと真剣に向き合い、適切な距離感を模索した結果ともいえるでしょう。

りくくんが自立への第一歩を踏み出す大切な時期と捉えることで、関係性をさらに深めるきっかけにすることができます。

とはいえ、学校に行かなければいけないという意識はあるりくくん。

そこで、ゲームをしたいという思いをバネに、2学期の初日に自分から学校に挑戦しました!

ですがやはり、行くことはできませんでした。

ただ、ここはサポーターとしては想定内でした。

まだ正しい親子関係が築けておらず、自己肯定感も上がりきっておらず、デジタルへの執着も抜けていない状態なので仕方ないと感じています。

なのでここからが本番だと思ってます!

学校まで送ってもらったりくくんは、車から降りられず、「帰って」とお母さんに頼みました。

それでも「週に3回くらい学校行こうかな」と言ったりくくんに対して、

「基本、朝から放課後まで毎日だよ」と切り返してしまったお母さん。

りくくんは急に泣き出し、「もうなんなんだよ。もう行く気なくなった」と言ったそうです。

ここは前向きな発言を、まっさきに褒めてあげるべき場面でした。

正論を言うべきではなかったと、お母さんも気づいていました。

泣き出したりくくんからは、葛藤している様子が伝わってきます。

午後にもう一度挑戦し、ベルト、ネクタイ、靴、時間をかけて一つずつ支度をしたそうですが、先生に声をかけられても、この日は行けませんでした。

ですが、私はここでお母さんの大きな変化を感じました。

先生に声をかけられ、動けず考え込んでいるりくくんに「せっかくここまで来たから行けば?」などの、プレッシャーをかける声がけをしなかったのです。

このことは事前にアドバイスさせていただいていますが、実践するのは本当に難しいです。

結果的にりくくんは、自分で「今日は行けない」と判断することができました。

これは大きな前進です!

お母さんが変わってくださったことで、りくくんが前に進むきっかけをつかめたと、嬉しく感じた日でした。

りくくんは夏休み明けの再登校の壁を乗り越えることができるのか・・・?

次回は第三章夏休み明け、再登校への道をお届けします。(次回2025年2月14日(金)の21:00に公開予定です)

※サポーター日記は、毎週火曜日/金曜日に更新しています!(場合によって、内容の変更もあります)


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  • この記事を監修した人
小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

小川 涼太郎(おがわ りょうたろう)

不登校支援サポート スダチ 代表
株式会社スダチ 代表取締役社長

「学校へ行こうかな」を自然と引き出すサポートを展開するスダチの代表。これまでで1,000名以上のお子さんを再登校に導いてきた。

「誰もが巣立ちゆける世界を」をミッションとし、不登校の解決はそのための通過点に過ぎないと考えている。
これまで不登校の子ども達に向けたボランティア活動を通し、多くの不登校の子どもたち、保護者様と関わる。

ボランティア活動を通して、子ども達や親御さんとお話しする中で、「本当は学校に行きたい、だけど行けない。自分でも行けない理由が分からない」子ども達が多くいることを知る。

そのように苦しんでいる子ども達や親御さんを見て、「不登校で苦しむ子供たちを一人でも多く救いたい」との思いを持つようになり、不登校支援事業を立ち上げるに至る。


【著書】
不登校の9割は親が解決できる 3週間で再登校に導く5つのルールPHP研究所

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